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毎日手料理を食べている人は糖尿病のリスクが13%低い|米ハーバード大

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■毎日手料理を食べている人は糖尿病のリスクが13%低い|米ハーバード大

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by ajari(画像:Creative Commons)

さあこれからだ

(2016/2/10、毎日新聞)

米国のハーバード大は15年11月、手料理で糖尿病のリスクが下がるという研究を発表した。米国の男女約10万人を調べた結果、毎日自宅で手作りの食事を食べている人は、そうでない人に比べて、糖尿病になるリスクが13%も低かった。

ハーバード大学は、毎日自宅で手料理を食べている人は、そうでない人に比べて、糖尿病のリスクが13%低いということを発表したそうです。

ハーバード大学公衆衛生大学院の調査によると、より多くの自宅で手作りの食事を食べた人は果物、野菜、全粒粉を食べ、ソーダはそれほど消費していないことから、健康的な食事をする傾向にあるようです。

外食は味付けが濃く、栄養バランスが偏りがちになることが糖尿病のリスクを高めると考えられる。

日本の外食はヘルシー志向のお客さんも多いことから味付けや栄養バランスに関しても努力していることだろうと思います。

ただ、選ぶ側の立場からすれば、好きなものを頼んでしまいがちで、そのことで栄養バランスが偏りがちになってしまうとも考えられます。

→ 糖尿病の症状(初期症状)チェック について詳しくはこちら

→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら







【参考リンク】
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男性ホルモン(テストステロン)が高いことが長生きの秘訣!?




■男性ホルモン(テストステロン)が高いことが長生きの秘訣!?

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by Kent Wang(画像:Creative Commons)

ホルモンを知る【2】男性ホルモンが高い人ほど長生き

(2015/9/29、毎日新聞「医療プレミア」)

テストステロンの分泌量が多いほど長生きします。具体的には、テストステロンは内臓脂肪がつくのを抑え、造血作用や動脈硬化を防ぐ作用、抗酸化作用を持ちます。さらには、判断力や記憶力など認知機能にも関係するのです。

テストステロンの健康効果についてまとめてみます。

  • テストステロンの分泌量が多いほど長生き
  • 内臓脂肪がつくのを抑える
  • 造血作用
  • 動脈硬化を防ぐ作用
  • 抗酸化作用
  • 判断力や記憶力など認知機能にも関係する

つまり、テストステロンの分泌量が減少すると、内臓脂肪がつきやすくなってメタボになりやすくなったり、動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞になるリスクが高くなり、判断力や記憶力などの認知機能が下がるということです。

男性更年期障害(LOH症候群)のサインによれば、次のような症状が現れます。

  • うつ
  • しばしば疲れを感じる
  • 関節や筋肉が痛む
  • 筋力の低下
  • メタボリック・シンドローム
  • 太る
  • ED
  • 尿が近い
  • 心臓がバクバクする
  • 体のほてり
  • のぼせからくる集中力低下
■まとめ

男性ホルモンを維持することが男性は健康で長生きする秘訣といえそうですね。

→ 男性更年期障害 について詳しくはこちら

→ 更年期障害の症状・チェック について詳しくはこちら







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本格芋焼酎に血糖値の上昇を抑制する効果があることを臨床実験で確認|鹿児島大

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■本格芋焼酎に血糖値の上昇を抑制する効果があることを臨床実験で確認|鹿児島大

芋焼酎 赤神

by Jun OHWADA (画像:Creative Commons)

芋焼酎に血糖値抑制効果 鹿児島大、臨床実験で確認

(2016/7/20、西日本新聞)

食事後1時間と2時間、12時間の3回採血し、血糖値を下げるホルモンであるインスリンと、アルコール濃度を測定した。その結果、6人の平均値で芋焼酎の濃度がいずれも低く、1時間後の血糖値では水が約50%上昇したのに対し、芋焼酎は約15%にとどまったという。

鹿児島大大学院医歯学総合研究科の乾明夫教授らの研究グループが行った臨床実験によれば、本格芋焼酎に血糖値の上昇を抑制する効果があるがわかったそうです。

血糖値抑制のメカニズムはまだはっきりとはしていないが、乾教授は「芋焼酎のこうじ成分が筋肉への糖の取り込みを促進するのかもしれない」とみている。

今後メカニズムの解明に注目したいと思います。

→ 血糖値とは|空腹時血糖値を下げる食べ物・食事|血糖値が高い原因 について詳しくはこちら







糖尿病関連ワード

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心房細動患者の脳梗塞リスクを計算する方法

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■心房細動患者の脳梗塞リスクを計算する方法

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by Danilo Vidovic(画像:Creative Commons)

脳梗塞の原因として増えているのが、不整脈の一種である『心房細動』による脳梗塞です。

通常心臓は一定のリズムで一分間に60から100回拍動しますが、心房細動になると、心臓は不規則に300回以上拍動します。

心房細動が起きると、心臓の中の血がよどんで血のかたまり(血栓)ができやすくなり、それが血流にのって、脳の血管に詰まると脳梗塞を引き起こします。

高齢化で急増、脳梗塞を引き起こす「心房細動」

(2015/2/2、日本経済新聞)

危険因子 点数 例.75歳で高血圧・糖尿病がある場合
高血圧 1点 1点
年齢が75歳以上 1点 1点
糖尿病 1点 1点
心不全 1点 0点
脳梗塞にかかったことがある 2点 2点
合計 計0~6点 計3点

この表はCHADS2(チャッズ・ツー)スコアと呼ばれ、心房細動患者が脳梗塞を発症する危険度を知るための指標として使われており(Gage BF, et al.JAMA. 2001; 285:2864-2870.)、心房細動患者の脳梗塞リスクを算出する方法によれば、点数が大きいほど脳梗塞のリスクが高いそうです。

合計点の約2倍の値が、一年間に脳梗塞を発症する頻度の目安となり、例として、75歳で高血圧・糖尿病がある人の場合は、合計3点となり、この2倍の値は6点となり、一年間に6%の割合で脳梗塞を発症する恐れがあるということになるそうです。

脳梗塞リスク因子は、加齢・高血圧糖尿病・心不全ということですので、しっかりと生活習慣を見直していきましょう。

→ 脳梗塞とは|脳梗塞の症状・原因・予防 について詳しくはこちら







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「隠れメタボ」914万人|男性380万人、女性534万人|厚生労働省研究班

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【目次】




■隠れメタボ914万人

Tokyo

by Teo Ruiz(画像:Creative Commons)

「隠れメタボ」914万人…肥満者同様にリスク

(2016/3/7、読売新聞)

男性の10・9%、女性の13・6%が、体格指数(BMI)25未満で腹囲もメタボの基準未満なのに、高血圧、高血糖、脂質異常のうち二つ以上の異常を持つことがわかった。この数字をもとに、全国で男性380万人、女性534万人の隠れメタボ患者がいると推計した。

厚生労働省研究班(代表=下方浩史・名古屋学芸大教授)によれば、肥満ではない(BMI25未満で腹囲もメタボの基準未満)のにもかかわらず、高血圧・高血糖・脂質異常のうち2つ以上の異常を持つ「隠れメタボリックシンドローム」の患者は全国で914万人に上るとする推計されるそうです。

隠れメタボ 全国で360万人(2012/1/2)によれば、研究班で40歳以上の男女2400人を無作為に選び調査したところ、胴回りが基準より細く、肥満ではないのに血圧や血糖値など2つ以上の項目で基準を超えている人がおよそ5%いたそうで、この数字を日本全体に当てはまると、360万人になるという計算でしたが、今回の数字はこれを大きく上回る結果となりました。

→ メタボリックシンドローム について詳しくはこちら

メタボ健診、非肥満でも危険大 厚労省研究班が大規模調査(2009/4/16)によれば、厚生労働省研究班が全国の40~69歳の男女約3万人を対象に実施した大規模調査で、肥満でなくても血圧や血糖値など血液検査値に異常があれば、死亡の危険性が高まることが明らかになっています。

細身の体型なのに、内臓脂肪が多い?内臓脂肪を減らすには?日本人は欧米人より内臓脂肪がたまりやすい?によれば、日本人は欧米人に比べて内臓脂肪がつきやすい性質があるようです。

日本人はヤセ型でも糖尿病になりやすいといわれていますが、糖尿病“やせ”の人こそ要注意によれば、日本人は、欧米人に比べて血糖値を下げるインスリン分泌能力が低いため、太っていなくても糖尿病になりやすいため、たとえやせていたとしても糖尿病になる可能性があるそうです。




メタボリックシンドロームの診断基準

メタボリック症候群の診断基準はウエストが男性85cm以上、女性90cm以上(内臓脂肪の面積が100平方センチ以上になっている目安)またはBMI(25以上)が基準以上で、それに加えて

1.中性脂肪(トリグリセライド)150mg/dl以上かつ/またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)40mg/dl未満、

2.収縮期血圧(上の血圧)130mmHg以上かつ/または拡張期血圧(下の血圧)85mmHg以上

3.空腹時血糖110mg/dl以上

の脂質代謝、血圧、血糖の3項目のうち、2つ以上あてはまればメタボリック症候群だということになっています。

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■隠れ○○

今回は「隠れメタボ」でしたが、他にも隠れ○○について取り上げてきました。

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