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【ガッテン】善玉コレステロールの吸う力をアップする方法!EPAを含む青魚(サバ缶)!ナッツ&緑茶!ウォーキング!

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2018年11月28日放送のNHK「ガッテン」のテーマは「コレステロールの救世主!血管を掃除する秘策SP」でした。




【目次】

■コレステロールの基本知識

悪玉コレステロールはコレステロールの運搬役で、体にとって重要な働きがありますが、食生活の乱れなどで血管内に悪玉コレステロールが増えすぎると、プラークができて、脳梗塞や心筋梗塞の原因になる恐れがあります。

善玉コレステロールは余分なコレステロールを回収する役目があります。

■最新!コレステロール対策 善玉の”質”アップ!吸う善玉コレステロールと吸わない善玉コレステロール

国立循環器病センター研究所小倉正恒室長は、現在脳梗塞の患者から24年前の「血漿(けっしょう:血液から白血球や赤血球などの血球を取り除いた)」を検査してみたところ、善玉コレステロールの量(多い・少ない)では脳梗塞のリスクは変わらないことがわかったそうです。

このことにより、HDL(善玉)コレステロールが高いことがいいのか悪いのかわからなくなり、量を上げてもあまり意味がないかもしれないと考えたそうです。

小倉正恒ら 第50回日本動脈硬化学会(2018年7月13日)によれば、脳梗塞の罹患率(%)は「吸わない善玉コレステロール」グループと比べると「吸う善玉コレステロール」グループは約60%減少していることが発表されています。

【参考リンク】

■吸わない善玉コレステロールがどうして生まれるのか?

現在のところ、特別な研究機関以外では善玉コレステロールの数値からを測ることはできないということで、神戸大学(神戸大学医学部立証検査医学分野 杜隆嗣 准教授)では自動で測れる方法を開発中なのだそうです。

【参考リンク】

  • コレステロールを運び動脈硬化を防ぐHDL ―臨床で実用可能な機能測定法を世界で初めて開発(2017/6/27、神戸大学)によれば、「HDLがコレステロールを取り込む能力」を、悪玉や善玉コレステロールとは別の新たなHDL機能指標として、『コレステロール“取り込み”能』と名付け、シスメックス中央研究所の原田周主任研究員と神戸大学医学研究科立証検査医学分野の杜隆嗣(とうりゅうじ)特命准教授らは、同医学研究科循環器内科学分野の平田健一教授らの研究グループと共同で、コレステロールを運ぶ高比重リポ蛋白(HDL)の機能を簡便に評価できる新たな測定系を開発しています。
  • Amane Harada, Ryuji Toh, Katsuhiro Murakami, Maria Kiriyama, Keiko Yoshikawa, Keiko Miwa, Takuya Kubo, Yasuhiro Irino, Kenta Mori, Nobuaki Tanaka, Kunihiro Nishimura, Tatsuro Ishida, Ken-ichi Hirata Cholesterol Uptake Capacity: A New Measure of HDL Functionality for Coronary Risk Assessment The Journal of Applied Laboratory Medicine May 2017, jalm.2016.022913; DOI: 10.1373/jalm.2016.022913

神戸大学研究グループの判断基準はHDLが細胞に過剰に蓄積したコレステロールを引き抜く能力(コレステロール引き抜き能)0.3以上を吸う善玉コレステロール、0.3未満を吸わない善玉コレステロールとしています。

番組が行った実験によれば、50人中19人が基準値未満でOUT!

神戸大学循環器内科の資料によれば、青魚を食べない人に比べて青魚をよく食べる人のほうが血中EPAの濃度が高く、善玉の吸う力が高くなる関係になっています。




■2週間毎日1食必ず青魚をメニューに加える実験で善玉コレステロールの吸う力はどうなった?

そこで番組では、2週間毎日1食必ず青魚をメニューに加える実験を行ないました。

すると、5人中4人の人が善玉コレステロールの吸う力がアップしました!

■なぜ青魚にEPAがたくさん含まれているの?

善玉コレステロールをパワーアップさせるEPAですが、なぜ青魚にEPAがたくさん含まれているのでしょうか?

それは、青魚のほとんどが寒い海を回遊しているのですが、この冷たい海の流れには植物プランクトンが豊富に漂っており、この植物プランクトンをマイワシのような青魚が食べることにより、植物プランクトン由来の油をゲットしているそうです。

→ EPAの効果・効能 について詳しくはこちら

■善玉コレステロールの吸う力=善玉引き抜き能が重要!

善玉コレステロールの吸う力=善玉引き抜き能

悪玉コレステロールを約40mg/dl下げても動脈硬化疾患の予防効果は20~30%程度ということがわかっています。

【参考リンク(論文・エビデンス)】

また、悪玉コレステロールの治療をしている患者に善玉コレステロールの量を上げる薬を使っても動脈硬化の改善効果がないという研究結果もあるそうです。

【参考リンク(論文・エビデンス)】

そこで研究者が考えたことは「善玉コレステロールは量ではなく、機能が重要なのでは?」という視点です。

善玉コレステロールの能力が低い→脳梗塞になりやすい

善玉コレステロールの能力が高い→脳梗塞になりやすい




■EPAを摂るおススメの方法

●サバ缶

サバ缶(国産サバの味噌煮)
サバ缶(国産サバの味噌煮)

サバ缶はEPAを手軽に摂りやすい!

※今回番組が行った2週間の実験でもサバ缶なら1日1/4缶食べることをおすすめしていたそうです。

ただ国立循環器病センター研究所小倉正恒室長によれば、EPAは加熱によって酸化されやすいので、生魚のほうがよりいいとアドバイスしていました。

カルパッチョにかけるオリーブオイルはEPAの酸化を防ぐ働きがあると考えられ、理にかなっているそうです。

サバ味噌煮缶と新玉ねぎのえごま蕎麦の作り方

トマトサバ缶のえごま蕎麦の作り方【ASMR】

■まとめ

●悪玉(LDL)コレステロールの数値が高い人は要注意!

肉を魚に置き換えることで悪玉コレステロールを減らす効果も期待できる。

●ナッツ&緑茶&ウォーキング

  • ナッツ1日25g
  • 緑茶1杯
  • 一日30分のウォーキング

ナッツ1日25gと緑茶1杯を摂る2週間の実験を番組で行なったところ、5人中5人が善玉の機能がアップ!

また、一日30分のウォーキングを行なう2週間の実験でも、4人中3人が善玉の機能がアップ!

善玉コレステロールの機能低下の原因には喫煙や飲酒、高血圧、肥満による血管の酸化や炎症が原因と考えられますが、ナッツと緑茶、ウォーキングは酸化や炎症を防ぐことが期待されます。

生活習慣を改善して善玉コレステロールの吸う力をアップしましょう!

→ HDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やす・吸う力をアップする方法・基準値

ナッツのはちみつ漬け(ハニーナッツ)
3種類のナッツ(アーモンド、カシューナッツ、クルミ)をハンガリー産アカシアはちみつに漬け込みました。

ナッツのはちみつ漬け(ハニーナッツ)(190g) 1091円(税込)

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ウイスキー樽に使用されたナラで燻製することで殻を剝く手が止まらなくなるファンの多いナッツです。ほんのりと甘い香りが漂います。

スモークピスタチオ5袋セット 2,415円(税込)







【EPA 関連記事】
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血糖値を下げるグルット4活性術で糖尿病対策|#たけしの家庭の医学

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【目次】

■血糖値を下げるグルット4活性術で糖尿病対策

2011年8月16日放送のたけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学では、血糖値を簡単に下げる新たな方法を紹介しました。

  • 一生で6トンの糖を消費する。
  • 体内に取り込まれた糖分は血液で全身に運ばれ、身体の栄養源として使われる。
  • 血液中の糖分濃度を血糖値とよぶ。
  • 健康な人の場合、空腹時血糖値100以下。126以上の場合は糖尿病
  • 増えてしまった血糖値を減らすには?
    インスリンを使わずに「グルット4」で糖を取り込む。
  • 血糖値を下げる方法
    1.食事制限
    2.有酸素運動

■グルット4とは

真田樹義教授(立命館大学)

  • 身体で糖を蓄える場所は3つある。
    1.肝臓 2.血液 3.筋肉(骨格筋)
  • 身体の糖の約8割は筋肉で蓄える。
  • 成長期の20代まで筋肉は増え、筋肉量は一旦維持されるが、30代後半辺りから加齢と共に減っていく。
  • 筋肉量が減ると、糖の保管場所が減る⇒血液に流れ込み、血糖値が上がる

小田原雅人教授(東京医科大学)

グルット4(GLUT4)は糖の保管に関わっている。

グルット4は筋肉の中にあるたんぱく質で、筋肉内に血液中の糖を取り込むという作用を持つ。

グルット4を活性化させるには、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンが必要。

有酸素運動や筋トレといった筋肉の収縮を伴う運動をすることによって、インスリンなしで直接グルット4が活性化される。

※筋トレは短時間で効く!また、インスリンを節約することができる。

グルット4が糖を取り込み血糖値が下がる。




●筋トレの効果

1.筋肉の刺激によって直接グルット4が活性化する

2.筋肉量が増えることでグルット4も増加する

つまり、筋トレは血糖値を下げるには一石二鳥!

●グルット4を活性化する筋トレの方法

  1. 壁などを使い、背中・肩をつけて立つ
  2. 肘を直角に曲げ、両腕をあげる。(=基本姿勢)
  3. その姿勢から自分があげられるところまで両腕をあげる。
  4. そして、元の位置まで戻す。

※食後1時間以内に5分間行う。

※普段使わない筋肉を刺激し、グルット4が活性化する。

■筋トレをせずに筋肉量を維持する方法をピンク・レディー未唯mieさんから学ぶ

  • できるだけ食事における脂肪の量は少なめで、炭水化物・たんぱく質をバランスよく取ることが重要
    鶏肉や赤身肉にはたんぱく質が豊富で、しかも脂肪が少ないためカロリーも抑えられる。
  • 歩幅を広げて早く歩く
    歩幅を広げることで筋肉がたくさん使われ筋肉量が維持できる。
    同時に筋肉に刺激を与えるので、グルット4が活性化する
  • 日頃から意識して姿勢を良くする
    腰や背骨を支える筋肉は姿勢を意識すれば鍛えられる。

→ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら

→ 糖尿病の運動療法 について詳しくはこちら







【関連記事】
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9カ月ベジタリアン(菜食生活)を続けると、体にどんな異変が起こるのか?




【目次】

■9カ月ベジタリアン(菜食生活)を続けると、体にどんな異変が起こるのか?

2011 07 16 Farmers Market

by Gemma Billings(画像:Creative Commons)

9カ月菜食生活を続けて体に起きた異変|Yahoo!映像トピックス

カランの西田さんは2年前に、野菜しか食べないので健康にいいと期待して、肉を食べない「ベジタリアン」の食生活を送っていたそうですが、実践してみると体に異変が起きたそうです。

●代謝が落ちて太りだす

たんぱく質を摂っていないために、筋肉が落ちて代謝が落ちてしまい、太りやすくなる。

●おならが臭くなる

腸で野菜が発酵してしまい、ガスが発生する

中谷美紀さんはベジタリアン生活でめまいや突発性難聴になった!?その理由とは?

2015年11月5日放送の「ザ!世界仰天ニュース」に出演した中谷美紀さんは、ベジタリアンが多いインドを旅行したことがきっかけで、お肉を6年間食べなかった生活を告白しました。

その生活の中で、めまいや突発性難聴になるといった身体の不調が起きたそうです。

めまいとは|めまいが起こる仕組み・めまいが起こる病気によれば、姿勢や動きに関する情報を、目(視覚)、内耳(耳の奥の三半規管)、足の裏の感覚などを通じて、脳で情報を統合し、目(眼球)、首、手足を動かし、バランスをとっていますが、この仕組みのどこかで異常があるとめまいが起こるそうです。

ベジタリアン生活によって、めまいが起きたと安易に考えるのはよくありませんが、今回は栄養不足によって起きたと仮定して考えてみたいと思います。

仮説1.貧血

めまいの原因には様々なものがあるので、はっきりとはいえませんが、可能性の一つとしては、鉄分不足による貧血が考えられます。

女性に貧血が多いのは、月経での出血・無理なダイエットや偏食が原因です。

なぜ夏場に若い女性の「隠れ貧血」が増えるの?|隠れ貧血対策によれば、隠れ貧血(『潜在性鉄欠乏症』と呼ばれる状態で、『貧血の基準にはあてはまらないけれど、このままだと貧血になるかもしれない』という状態)が特に最近の若い女性に多いのは、日々の食生活が偏向していることや、睡眠不足が慢性化していること、朝食をとらないこと、ダイエットによる食事制限などによる部分が大きいと考えられます。

鉄分|鉄分の多い食品について詳しくはこちら

仮説2.コレステロール不足

更年期障害の場合は、エストロゲン(女性ホルモン)が減少によって、脳の視床下部が混乱し、自律神経が乱れてしまい、めまい・耳鳴り・ふらつきの症状を起こしていると考えられています。

→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら

コレステロールと聞くと、「悪い」というイメージを持っている人が多いと思いますが、乳がんは女性ホルモンが原因?女性ホルモンのもとはコレステロール|#仰天ニュースによれば、コレステロールは女性ホルモンのもととなる大切な材料なのです。

女性ホルモン(エストロゲン)の材料となるのは、コレステロールなのですが、ベジタリアン生活をすることで、お肉を食べなくなったことで、コレステロールが不足し、ホルモンバランスが崩れ、自律神経が乱れてしまい、めまいを起こしたのもしれません。

サンプラザ中野くん、菜食生活が原因で血管年齢・骨年齢で異常値

サンプラザ中野くんは、1日1食をすでに20年続け、さらに、動物性食品を一切摂らない食生活を10年続けている徹底した菜食主義者なのだそうです。

2015年11月30日放送の「私の何がイケないの?」でサンプラザ中野くんがアンチエイジングドックを受けたところ、現在55歳の中野くんの血管年齢が59歳、大腿骨の骨年齢に至っては70代後半という「異常値」が出てしまいました。

なぜ、動物性食品を一切摂らない食生活をすると、血管年齢と骨年齢で異常値が出たのでしょうか。

●血管年齢が高い原因

人間の体は、筋肉や内臓だけでなく、肌や髪も骨さえも、たんぱく質が主成分であり、そのたんぱく質をつくり上げているのが、20種類のアミノ酸なのです。

体をつくるために必要なアミノ酸は20種類あり、なかでも、必須アミノ酸と呼ばれる9種類は体内でつくり出すことができないため、毎日、食品から補給しなければなりません。

そのためには、肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などの、たんぱく質を多く含む食品をとることが有効となるのですが、たんぱく質を摂取しないことによって、血管年齢が高くなったと考えられます。

●骨年齢が高い原因

【みんなの家庭の医学】骨粗しょう症予防にゴマ(カルシウム・マグネシウム・亜鉛)|10月20日によれば、骨を健康に保つには6つの栄養素が重要です。

その6つの栄養素は、次の通り。

  1. カルシウム
  2. タンパク質
  3. ビタミンD
  4. ビタミンK
  5. マグネシウム
  6. 亜鉛

サンプラザ中野くんは、このうちのビタミンDが不足しているため、骨年齢が高くなっているようです。

また、アルブミンを上げる食事|肉を食べてアルブミンを上げたグループは死亡リスクが低い!?によれば、アルブミンとヘモグロビンが不足すると、身体中に栄養と酸素が行き届かず、細胞が脆くなり、その結果、脳卒中心筋梗塞といった血管の病を引き起こしやすくなるのです。




肉も魚も卵も食べない「ヴィーガン」生活を経験した女性に起きた身体の異変とは?

ヴィーガン生活を続けているうちに、体に異変が起き、体力が落ちて、疲労感が現れ、唇は青くなり、髪が抜けたり、顔にシミが出たり、月経が来なくなったそうです。

ビーガン(vegan)とは、いわゆるベジタリアン(菜食主義者)が卵や乳製品を食べるのに対し、ビーガンはそれらも一切口にせず、動物性の素材を用いた靴・衣服も身につけない、完全菜食主義者のことです。

●疲労感の原因→たんぱく質を摂取しないことでアミノ酸不足で肝臓が働きにくくなったから

肝臓には代謝機能や解毒機能があるのですが、肝臓の働きを高めるたんぱく質に含まれるアミノ酸を摂取していないことで、疲れやすくなっていると考えられます。

【関連記事】

●脱毛・シミの原因→たんぱく質を摂取しないことで、身体を作るために必要なアミノ酸が不足したから

ヴィーガンの食生活では、タンパク質を摂取しないことによって、たんぱく質に含まれるアミノ酸が不足しています。

人間の体は、筋肉や内臓だけでなく、肌や髪も骨さえも、たんぱく質が主成分であり、そのたんぱく質をつくり上げているのが、20種類のアミノ酸なのです。

体をつくるために必要なアミノ酸は20種類あり、なかでも、必須アミノ酸と呼ばれる9種類は体内でつくり出すことができないため、毎日、食品から補給しなければなりません。

そのためには、肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などの、たんぱく質を多く含む食品をとることが有効となるのですが、たんぱく質を摂取しないことによって、髪が抜けたり、肌のターンオーバーの働きが機能しなくなったと考えられます。

●生理不順(月経不順)の原因→鉄分不足

生理不順(月経不順)によれば、偏った食生活によるミネラル・ビタミンの不足が、冷え低体温生理不順貧血などを引き起こす重要な原因になっています。

ナタリー・ポートマンがビーガンダイエットをやめるきっかけとなったのは、妊娠でした。

「私は妊娠をしてからベジタリアンな生活に戻しているの、それはただ私が自分の体が欲しているものは食べた方が良いと感じたからなの。

もし卵が食べられなかったら普通のパン屋さんに行ってもパンやクッキーが食べられないのよ」

<中略>

私が思うにビーガンダイエットをしていると鉄分が不十分である可能性があるから、サプリメントを取るなどして自分の健康状態に気をつける必要があると思うの

若い女性の中には貧血が原因で生理不順になっている場合も多いです。

→ 貧血に良い食べ物・食事 について詳しくはこちら

ナタリー・ポートマンさんが指摘によれば、ヴィーガンの食生活だと鉄分が不足することによって鉄欠乏性貧血となり、月経不順になっていると考えられます。

→ 鉄分|鉄分の多い食品・鉄分不足からくる症状 についてはこちら

●月経不順の原因→コレステロール不足による女性ホルモンの分泌が減少

女性ホルモン(エストロゲン)の原材料はお肉などに含まれるコレステロールなのですが、ヴィーガンの食生活ではたんぱく質を摂取しないので、そのことも月経不順にかかわっているものと思われます。

■たんぱく質を摂取することの重要性

今回の記事からわかることは、たんぱく質を摂取することの重要性です。

健康的にやせるには「たんぱく質」が欠かせない!によれば、たんぱく質が不足すると、以下のようなことが起こることが考えられます。

  • 筋肉のもととなるたんぱく質が不足することで、筋肉量が減少し、代謝が落ち、太りやすい体になる。
  • たんぱく質が不足することで、体の熱のもととなる筋肉量が減少すると、冷えやすい体になる。(低体温冷え性
  • アミノ酸が多い良質のタンパク質は肝臓などの内臓の再生・修復に役立っているのですが、そうした体を作るもととなるたんぱく質が不足すると、肌荒れなどを起こす原因となる。

低栄養の原因はアルブミン不足|ためしてガッテン(NHK) 4月28日によれば、たんぱく質が不足すると次のようなことが起こります。

  • 赤血球の材料が少ない→「貧血」
  • 血管を作る材料が少ない→「脳出血」
  • 免疫細胞を作る材料が少ない→「肺炎」「結核」
  • 筋肉を作る材料が少ない→「転倒」→「骨折」

ベジタリアンとはいかないまでも、若い女性の中では、たんぱく質が不足している食生活をしている人がいます。

ぜひたんぱく質を忘れないように摂取するようにしてください。

→ 血管年齢を若くする方法|血管年齢を下げるために効果的な食べ物・運動 について詳しくはこちら







【たんぱく質関連記事】
続きを読む 9カ月ベジタリアン(菜食生活)を続けると、体にどんな異変が起こるのか?

サンプラザ中野くん、菜食生活が原因で血管年齢・骨年齢で異常値

動物性食品を摂取しない菜食生活をしている人の健康はどのような状態なのか気になりますよね。

「サンプラザ中野くん」の検査に関するニュースをもとに動物性食品を摂取しない菜食生活の健康への影響についてまとめてみました。




【目次】

■サンプラザ中野くん、菜食生活が原因で血管年齢・骨年齢で異常値

Oatmeal, Part 2

by Rachel Hathaway(画像:Creative Commons)

サンプラザ中野くん 極端な菜食生活によって血管年齢などで異常値

(2015/12/1、トピックニュース)

中野くんは、1日1食をすでに20年続け、さらに、動物性食品を一切摂らない食生活を10年続けている徹底した菜食主義者だ。

<中略>

検査の結果、現在55歳の中野くんの血管年齢が59歳、大腿骨の骨年齢に至っては70代後半という「異常値」が出てしまったのだ。

2015年11月30日放送の「私の何がイケないの?」でサンプラザ中野くんがアンチエイジングドックを受けたところ、血管年齢と骨年齢で異常値が出たそうです。

※サンプラザ中野くんは、ベジタリアンだったのですが、現在はヴィーガンなのだそうです。

なぜ、動物性食品を一切摂らない食生活をすると、血管年齢と骨年齢で異常値が出たのでしょうか?

■血管年齢が高い原因

血管年齢が実年齢より4歳高かった原因として考えられるのは、極端な菜食主義のようだ。血管を作る働きのあるタンパク質を、ほとんど摂取できていないのだ。

人間の体は、筋肉や内臓だけでなく、肌や髪も骨さえも、たんぱく質が主成分であり、そのたんぱく質をつくり上げているのが、20種類のアミノ酸なのです。

体をつくるために必要なアミノ酸は20種類あり、なかでも、必須アミノ酸と呼ばれる9種類は体内でつくり出すことができないため、毎日食品から補給しなければなりません。

そのためには、肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などのたんぱく質を多く含む食品をとることが有効となるのですが、動物性のたんぱく質を摂取しないことによって、必須アミノ酸が不足して、血管年齢が高くなった可能性があると考えられます。

肉も魚も卵も食べない「ヴィーガン」生活を経験した女性に起きた身体の異変とは?によれば、ビーガン(vegan)は卵や乳製品を一切口にしない完全菜食主義者の女性が、ヴィーガン生活を続けているうちに、体に異変が起き、体力が落ちて、疲労感が現れ、唇は青くなり、髪が抜けたり、顔にシミが出たり、月経が来なくなったそうです。

また、アルブミンを上げる食事|肉を食べてアルブミンを上げたグループは死亡リスクが低い!?によれば、アルブミンとヘモグロビンが不足すると、身体中に栄養と酸素が行き届かず、細胞が脆くなり、その結果、脳卒中心筋梗塞といった血管の病を引き起こしやすくなるのです。

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■骨年齢が高い原因

大腿骨の骨年齢が20歳も高かった原因は、骨の形成に必要なビタミンDが極端に不足していることのよう。

【みんなの家庭の医学】骨粗しょう症予防にゴマ(カルシウム・マグネシウム・亜鉛)|10月20日によれば、骨を健康に保つには6つの栄養素が重要です。

その6つの栄養素は、次の通り。

  1. カルシウム
  2. タンパク質
  3. ビタミンD
  4. ビタミンK
  5. マグネシウム
  6. 亜鉛

サンプラザ中野くんは、このうちのビタミンDが不足しているため、骨年齢が高くなっているようです。

■まとめ

今回の記事からわかることは、たんぱく質を摂取することの重要性です。

健康的にやせるには「たんぱく質」が欠かせない!によれば、たんぱく質が不足すると、以下のようなことが起こることが考えられます。

  • 筋肉のもととなるたんぱく質が不足することで、筋肉量が減少し、代謝が落ち、太りやすい体になる。
  • たんぱく質が不足することで、体の熱のもととなる筋肉量が減少すると、冷えやすい体になる。(低体温冷え性
  • アミノ酸が多い良質のタンパク質は肝臓などの内臓の再生・修復に役立っているのですが、そうした体を作るもととなるたんぱく質が不足すると、肌荒れなどを起こす原因となる。

低栄養の原因はアルブミン不足|ためしてガッテン(NHK)によれば、たんぱく質が不足すると次のようなことが起こります。

  • 赤血球の材料が少ない→「貧血」
  • 血管を作る材料が少ない→「脳出血」
  • 免疫細胞を作る材料が少ない→「肺炎」「結核」
  • 筋肉を作る材料が少ない→「転倒」→「骨折」

ヴィ―ガンとはいかないまでも、若い女性の中では、たんぱく質が不足している食生活をしている人がいます。

ぜひたんぱく質を忘れないように摂取するようにしてください。

たんぱく質には動物性タンパク質と植物性タンパク質があり、動物性たんぱく質には必須アミノ酸が含まれていますが、植物性たんぱく質だけではすべての必須アミノ酸を補うことは難しいので、バランスよく摂取してほしいです!

ただ、食品たんぱく質の栄養価としての「アミノ酸スコア」(2005/12、日本食品分析センター)で紹介されている主な食品のアミノ酸スコアを参考にすると、動物性の食品はアミノ酸スコアが高く、植物性の食品はアミノ酸スコアが低いものの、大豆のアミノ酸スコアは100となっており、食品の組み合わせによっては植物性タンパク質だけでもたんぱく質を補給できる食生活が可能なのかもしれません。

【主な食品のアミノ酸スコア】

  • 牛肉・豚肉・鶏肉 100
  • 魚類 100
  • 卵 100
  • 牛乳 100
  • プロセスチーズ 91
  • 大豆 100
  • 精白米 65
  • ジャガイモ 68
  • 里イモ 84
  • みかん 50
  • トマト 48

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全身がだるく、疲れやすい(倦怠感)|なぜ糖尿病になると体が疲れやすくなるのか?その原因

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糖尿病とは血糖値が高くなる病気で、わかりやすくいうと、上手くブドウ糖を取り入れられない病気です。

糖尿病は自分には関係ないと考えている方もいると思いますが、糖尿病一歩前の状態である「糖尿病予備群」は多く、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によれば、糖尿病と予備群含めると、約2000万人いると推計されています。




【目次】

■糖尿病の症状

糖尿病の症状としては、以下のような特徴的な症状がみられることがあります。

糖尿病の症状・初期症状の一つに、「全身がだるく、疲れやすい」があります。

なぜ糖尿病になると、全身がだるく、疲れやすくなるのでしょうか?

■全身がだるく、疲れやすい|糖尿病の症状

全身がだるく、疲れやすい(倦怠感)|なぜ糖尿病になると体が疲れやすくなるのか?その原因
全身がだるく、疲れやすい(倦怠感)|なぜ糖尿病になると体が疲れやすくなるのか?その原因

unsplash-logoBen White

インスリンは、体の中で唯一血糖を下げるホルモンで、食後に血糖が上がらないように、調節する働きがあります。

また、血液中のブドウ糖を体の細胞に送り込んで、エネルギーに変えたり、脂肪やグリコーゲンに変えて、エネルギーとして蓄えておくようにする働きがあります。

ブドウ糖をコントロールしているインスリンが不足したりうまく作用しないと、ブドウ糖が細胞に取り込まれなくなり、血液中のブドウ糖が使えなくなってしまいます。

そのため、血糖値が上がってしまい、そして、筋肉や内臓にエネルギーが運ばれないため、全身のエネルギーが足りなくなってしまいます。

つまり、全身がだるく、疲れやすくなるのは、インスリンの作用不足でブドウ糖を利用できず、活動エネルギーが足りないためです。




■糖尿病の予防

亜鉛

糖尿病の人はインスリンの作用が十分でないため、細胞が十分な量のブドウ糖を血液中から取り込むことができません。

その結果、体のエネルギーが不足し、疲れやすくなります。

すい臓でインスリンを作る際には、亜鉛が欠かせません。

亜鉛にはインスリンの働きを持続させる働きもあります。

→ 亜鉛を含む食品 についてはこちら

【関連記事】

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タウリン

タウリンには、すい臓機能を高め、インスリンの分泌を良くする働きがあると言われ、糖尿病の予防に良いとされています。

マグネシウムとタウリンを多く摂取している人は、高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満が少ないそうです。

タウリンを含む食品 についてはこちら

【関連記事】

タウリンサプリ通販

■まとめ

「全身がだるく、疲れやすい」という方は、糖尿病のサインかもしれません。

糖尿病のその他の症状に当てはまるかどうかをチェックし、気になる人は病院で診てもらいましょう。

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら

気になる方は一度病院で診てもらうことをおすすめします。

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【糖尿病の症状】
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