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「交際相手いる20代未婚」男性22%で女性の半分

"Sadder than destitution, sadder than a beggar is the man who eats alone in public..."

by Guian Bolisay(画像:Creative Commons)




「交際相手いる20代未婚」男性わずか22%…女性の半分 明治安田が調査、男性の消極さ浮き彫り

(2014/7/10、msn産経)

明治安田生活福祉研究所が10日発表した「20~40代の恋愛と結婚調査」によると、「交際相手がいる20代未婚」は、男性が22・1%とほぼ5人に1人だったのに対し、女性は41・9%とほぼ2倍だった。

ここで多くの人が疑問に思うのが、男性よりも女性のほうが2倍交際相手がいると答えていること。

ここで考えられる理由は、2つ。

  • 女性は20代男性以外の年齢層や既婚男性と付き合っているから。
  • 20代未婚男性はその他の年齢層と付き合わないから。

この2つの理由を見た時にこちらの記事を思い出しました。

20代女子と付き合う悪いおじさんと年上好きな誠実男性/Barbossa林さんインタビュー

林:僕は、それで経済が回っているし、どちらもお互い得しているからいいと思うんですけど、女の子がそういうことしていたら幸せになれないよっていつも思うんですけどね。

―なんでですか?

林:1万円のお寿司とかに慣れてしまうと、同い年くらいの経験値が低い男性と付き合ったときにつまらなくなっちゃって。

ついつい面白い方に手を出してしまって、戻って来れくなるという。

―面白いですね。前借りみたいなものですね。

林:前借りはいい言葉ですね。その男性たちもやっぱり権力とかお金とか色んな物を手に入れたら、若くてかわいい女の子で自分の権力を確認したいんですよね。

純粋に恋愛したい人たちもいるんですけどね。けっこう取り返す人たちも多いんです。

そういう人たちって受験戦争とか色々やっていたから20代とかあんまり遊んでいなくて、後から取り返そうと思っているのかもしれないですね。

お金がある既婚男性と20代女性の恋愛は、「青春を取り返したい」おじさんと「前借り」したい女性がつながっているだけということでしょうか。

「前借り」女子はお金も経験もない同年代の男性と同じ目線で一緒にいろんなことを経験していくことができるという楽しみよりもいますぐ手に入れたいという気持ち・欲望が強い。

「青春を取り返したい」おじさんは、遊ぶことなく勉強を一生懸命頑張って一流と言われる大学に入り、そして一流と言われる企業に入った後、青春を取り返したいと思って20代の女性と遊んでいる。

そうしたことから、20代未婚男性だけが恋愛市場から離れてしまっている結果となっているとも考えられます。

もちろん、そもそも恋愛自体に興味が無い人達がいたり、あまりにも仕事に追われていて恋愛をする余裕が無かったりなど様々な理由があると思いますが、もしかすると、20代未婚男性は恋愛市場においてはミスマッチが起きているのかもしれません。







【関連記事】

妊娠をコントロールする避妊チップの開発に成功ービル・ゲイツ財団出資の企業

El poder de los 32 bits en un dedo

by de Fatto(画像:Creative Commons)




ビル・ゲイツ財団出資の企業が遠隔操作で16年使用可能な避妊チップを開発

(2014/7/8、GIGAZINE)

ビル&メリンダ・ゲイツ財団は世界最大の慈善基金団体であり、これまでにも次世代コンドームや装着補助器具の開発などに資金援助してきました。そのゲイツ財団が資金援助した企業の1つ「MicroCHIPS」は、ユーザーがリモートコントロールすることで最大16年間使用できる避妊チップの開発に成功しました。

ビル・ゲイツ財団は次世代コンドームの研究費用を資金援助するなど避妊に積極的に取り組んできましたが、今回取り上げた記事によれば、体内に埋め込んで、最大16年間使用でき、妊娠をコントロールする遠隔操作型避妊チップの開発に成功したそうです。

【関連記事】

生体工学で健康管理|緑内障を調べるスマ―ト・コンタクトレンズでは、生体工学を活用した埋込み型、貼り付け型で健康管理に役立つものがいろいろと開発が進んでいるようです。

デバイスを皮下に埋め込むという避妊方法は日本ではあまり聞き慣れませんが、海外では腕の内側などにホルモン剤を含んだ細長いプラスチック製の容器を埋め込む「避妊インプラント」が広く普及しており、デバイスを皮下に埋め込むことに抵抗はなさそうです。

これからは健康のためにいろんなセンサーが付いたものをインプラントしていくようになっていくのかもしれません。







【参考記事】

【アドヒアランス関連記事】

感情は伝染する?|感情が移行する「情動感染」

Grace - Mirror

by Philip Dean(画像:Creative Commons)




相手の気持ちが移ってくる「情動感染」とは?―より伝わりやすいのは負の感情

(2014/4/21、マイナビウーマン)

情動感染を利用する場合、注意しなければならないのが「負の感情の方が伝染しやすい」ということです。不安感やネガティブな気持ちは、より感染力が高いのです。

情動感染に関する記事ですが、今回の記事と以前取り上げた記事とは全く違うことが書かれています。

あなたがネット(LINE・FACEBOOK・TWITTER)に書いた感情が伝染して世界を変えてしまうかもしれない!?

前向きなメッセージは後ろ向きなメッセージより、ネット上の他人の感情に影響をもたらす傾向がずっと高いことも分かった。

両方の記事に共通するのは、感情は伝染していくということですが、片方の記事ではネガティブな感情が感染しやすいと書かれていて、もう一方の記事では、ポジティブな感情が感染しやすいと書かれています。

果たして、どちらの感情のほうが伝染しやすいのでしょうか。

ちなみに、

感情の伝染を引き起こしているのは、脳内のミラーニューロンと呼ばれるもの

だそうです。

神経細胞の一つで、他人のまねをするよう自分の行動に働きかけているものだと考えられています。

自分の周りの人を幸せにすること=自分が幸せになる方法でも紹介しましたが、人の幸福は、その人の友達の友達の友達まで拡がっていくそうです。

つまりは、幸せな人の周りにいれば、幸せの影響を受けるというわけですね。

せっかくだったら、周りの人々に幸せな感情を与えられる人になりたいものですね。







【関連記事】

Facebook、無断で行なった情動感染実験について謝罪・釈明

Texting

by Jhaymesisviphotography(画像:Creative Commons)




Facebook、無断で行った情動感染実験について謝罪・釈明

(2014/6/30、ITmediaニュース)

米Facebookで約70万人のユーザーのニュースフィードを操作して実施した実験論文が物議を醸したことを受け、この論文の著者で同社のデータサイエンティスト、アダム・クレイマー氏が6月29日(現地時間)、自身のFacebookで“公式な説明”を行った。

クレイマー氏はまず、この実験を行ったのはFacebookがユーザーに与える感情的な影響について気に掛けているからだと強調した。「ポジティブなコンテンツ(いわゆるリア充なコンテンツを含む)を見ると人はネガティブに感じたり、仲間はずれにされた気がするという懸念について調査する必要があると考えた」という。

以前、あなたがネット(LINE・FACEBOOK・TWITTER)に書いた感情が伝染して世界を変えてしまうかもしれない!?という記事で、ネット上で表わされた感情は人から人へと伝染する可能性があることが分かり、また、前向きなメッセージは後ろ向きなメッセージより、ネット上の他人の感情に影響をもたらす傾向がずっと高いということを紹介しました。

Facebookはこうした感情の伝染に対する影響がどれほどのものかを研究したいと思い、実験を行ったようですが、一部の人々からユーザーに無断でこのような実験を行なったことに対して批判があったようです。

たしかに、無断でこのような心理実験をされたと思ったユーザーの中には気分を悪くする人もいるでしょう。

しかし、おそらくFacebookとしては無意識での影響を知りたかったはずであり、こうした実験を公開の上で行なったとしたら本当の意味での実験結果は得られないと思います。

今後はこうした実験を行なうことは難しくなっていくことでしょう。







【関連記事】

将来的にチョコレートは手に入らなくなる!?|カカオ豆生産者が天然ゴム栽培へ移行する理由とは?

Chocolat de Bonnat tasting

by Everjean(画像:Creative Commons)




食品:ハム、チョコ値上げへ…内容量減で「据え置き」も

(2014/6/18、毎日新聞)

背景には、中国やインドなど新興国の経済成長に伴うチョコ需要の高まりで、原材料のカカオの価格が上昇していることがある。国際ココア機関によると、カカオ豆の価格はこの1年余りで4割程度上昇した。

<中略>

さらに、今夏はエルニーニョ現象の影響で、インドネシアなど主要生産国で天候不順に陥り、供給量が減るとの懸念も台頭している。

健康によいと言われているチョコレートですが、そのチョコレートの原材料であるカカオ豆の価格が上昇しているそうです。

その理由としては、記事の中では2つ紹介されています。

1.中国やインドなど新興国の経済成長に伴うチョコ需要の高まり

2.主要生産国で天候不順に陥り、供給量が減るとの懸念

ただ、その他の記事を調べてみると、カカオ豆の価格が上昇しているのには他にも事情があるようです。

Fèves de cacao

by Rog01(画像:Creative Commons)

チョコレートが7月から値上げ 「他の作物つくるほうが儲かる」カカオ生産者

(2014/6/17、ハフィントン・ポスト)

カカオ豆高騰の背景には、コートジボアールなどカカオ豆の生産地で、カカオ豆の生産をやめて天然ゴムといった収益性の高い農産物へ移行する生産者が増えていることがある。

カカオ豆不足、続く見通し-天然ゴム栽培への移行で

(2014/5/29、Bloomberg)

カカオ豆不足が2020年まで続くとの見方が広がっている。西アフリカの生産国で農場の経営不振が続いており、天然ゴムといった収益性の高い農産物への移行が進んでいるためだ。

西アフリカの生産国では、カカオ豆から天然ゴムへと収益性の高い農作物の移行が進んでいるそうです。

チョコレート産業の裏側、なぜカカオ農家は豊かになれないのか

(2014/2/28、CNN)

チョコレート産業は、全世界1100億ドル規模の産業であるにもかかわらず、カカオ農家の多くは貧困状態にある。

正確な数字を測るのは難しいが、西アフリカに位置するコートジボワール共和国では、およそ80万人にも及ぶ児童が、カカオ産業に従事していると言われ、要因はすべて貧困によるものだ。

<中略>

今日においては、チョコレートバーの収入のおよそ70%が製造元へと渡り、マーケティングや調査、開発などに使用されている。

チョコレート産業の市場規模は大きいものの、そのチョコレートの原材料であるカカオ豆から得られる農家の収入は少ないようです。

カカオ豆不足、続く見通し-天然ゴム栽培への移行で

(2014/5/29、Bloomberg)

世界のカカオ豆需要が拡大する一方、コートジボワールとガーナでは、農家の収入を押し上げカカオ豆農場の単収を増やす方策が検討されている。2年連続で供給が不足しているにもかかわらず、多くの農家にカカオ豆栽培を継続するよう促すほど十分な価格上昇に至っていない。他の農産物を栽培する方が収入が高くなっている。

トーゴのエコバンク・グループのソフトコモディティ調査責任者、エドワード・ジョージ氏は「農家はカカオ豆のバリューチェーンに加わることが不利であることに気付きつつある」と指摘。

カカオ豆への需要が増え供給が不足しているにもかかわらず、カカオ豆の生産を維持したくなるほどの価格上昇が見込めないため、カカオ豆を生産するよりも天然ゴムといった他の収益性の高い農産物に切り替えていこうとするのは自然な流れだと思います。

この状況を改善していくのは、3つ。

1.カカオ豆価格の上昇

2.カカオ豆生産量を大きく増やす技術

3.チョコレートにおけるカカオ豆の価値を上げること

状況が改善されなければ、将来的にチョコレートは手に入らない食べ物になっていくかもしれません。







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