「Blog」カテゴリーアーカイブ

個人用DNA検査キット、全米の薬局チェーンで販売へ

ADN

by Dani Vázquez(画像:Creative Commons)




個人用DNA検査キット、全米の薬局チェーンで販売へ

(2010/5/13、AFPBB)

米バイオ技術関連企業パスウェイ・ゲノミクス(Pathway Genomics)は11日、特定の病気の発症リスクを検査することが可能な個人用DNA検査キットを、大手薬局チェーンのウォルグリーン(Walgreens)で今週末から販売すると発表した。

州法の関係で販売が難しいニューヨーク(New York)州を除く、全米の約7500のウォルグリーン店舗で、販売されることになっており、価格は20~30ドル(約1800~2800円)。

個人用DNA検査キットが、全米の薬局チェーンで販売されるようになるそうです。

パスウェイ・ゲノミクスは、利用者のDNAを分析し、乳がんや前立腺がん、心臓疾患、糖尿病、関節リウマチなど約70種類の病気にかかるリスクを検査する。

<中略>

キット利用者は簡単な説明に従って唾液を採取し、カリフォルニア(California)州にある研究所に送る。

その後、同社のウェブサイトにアクセスしてアカウントを取得し、あらかじめ用意されている3つのセットから検査したいものを選択する。

費用は最大249ドル(約2万3000円)。

DNAを検査することによって、自分が将来的にどんな病気になりやすい、そして、どのようなことに気をつけたらいいのかわかるようになるということですね。

【関連記事】







【関連記事】

オーガニック食品、特段の健康増進効果みられず=調査




Farmer's market, Jul 2009 - 07

by Ed Yourdon(画像:Creative Commons)

オーガニック食品、特段の健康増進効果みられず=調査

(2010/5/26、ロイター)

健康増進に役立つとの考えから「オーガニック」をうたった食品を選ぶ消費者が多い中、そうした有機栽培の食品に健康を増進する栄養学的効能は特に認められないとする研究結果が発表された。

英国のロンドン大学衛生熱帯医学大学院の研究チームによれば、有機・オーガニックの食品に健康増進効果は認められないとする研究結果が発表されたそうです。

英国のロンドン大学衛生熱帯医学大学院の研究チームが検証を行い、米国臨床栄養学ジャーナルでレビューを発表した。調査は、過去50年間に科学文献に掲載された計162の論文を検証する方法で実施された。

それによると、有機栽培の食品が通常栽培の食品よりも優れた健康増進効果があるかどうかを適切に調べた研究の数は「失望するほど少数」だった。

また、研究の多くは体内で抗酸化を活性する機能など、オーガニック食品の短期的な有効性に焦点を絞っており、長期的な健康増進効果を見たものではなかったという。

オーガニック食品に対しては、健康増進効果を求めているのではなく、安全性を求めていると思います。

調査するとすれば、有機栽培の食品とそうでない食品を食べてきた人を比較するという調査の方が興味深いですね。







【追記(2016/5/27)】

栄養学的視点から見れば、有機(オーガニック)で作ることに意味がないとしても、微生物(腸内細菌)の視点から見れば、意味があるのではないかと思いますが、どうでしょうか?

減量要求され退職、元ウエートレスが「フーターズ」訴え

Hooters Girls at BMS

by Bristol Motor Speedway(画像:Creative Commons)




減量要求され退職、元ウエートレスが「フーターズ」訴え

(2010/5/25、ロイター)

露出の多いウエートレスの衣装で有名な米レストランチェーン「フーターズ」の元従業員が、減量を要求され仕事を失ったとして同チェーンを訴えた。

減量を要求され、退職を余儀なくされたとして元ウェートレスがレストランチェーンを訴えたそうです。

ただ、双方の意見には食い違いが見られます。

●女性側

デトロイト郊外の店舗に勤めていたこの女性(20)は24日、裁判所に提出した訴状で、30日間の「体重審査」期間を課せられ、会社側から「容姿を改善」して規定の衣装が合うようにジム通いを勧められたと説明。

●フーターズ側

フーターズ・オブ・アメリカは声明で、ミシガン州内でいかなる従業員にも体重制限を強いた事実はないと反論

この記事の中で気になったのがこの部分。

体重による差別を禁じたミシガン州の法律に違反すると訴えた。

ミシガン州独自の法律の中に、体重による差別を禁じた法律があるそうです。

果たしてどのような結果となるのでしょうか。







徳島の医療観光(メディカルツーリズム)スタート 上海から第1弾

Medizinisches Großgerät - Tomotherapy Hi Art

by digital cat(画像:Creative Commons)




徳島の医療観光スタート 上海から第1弾

(2010/5/23、朝日新聞)

医療観光は、県が糖尿病死亡率全国ワースト1位を逆手に取り、中国で増えつつある糖尿病患者や予備軍を呼び込むことで新たな対策を考えようと企画。

3月の体験ツアーに参加した上海市内の旅行会社が採用し、今回初めて商品化された。

徳島県による医療観光が注目を集めているようですが、今後海外向けの医療観光ビジネスが人気になる予感がします。

【関連記事】

中国からの健診受け入れを決定-千葉でも取り上げましたが、千葉県の病院でも、中国からの健診希望者を受け入れるようになったそうです。

もしかしたら、日本の切り札的ビジネスになるのではないかと、密かに期待しています。







中国、「子供用栄養強化牛乳」市場が急成長!3億人の子供人口が背景

milk

by Wes Schaeffer(画像:Creative Commons)




「子供用栄養強化牛乳」市場が260%の急拡大!3億人の子供人口が背景―中国

(2010/5/10、Record China)

2010年5月6日、世界最大のリサーチ会社・ACニールセンの調査によると、中国の乳製品業界で、牛乳に子供の成長に必要とされる栄養素などを添加した「子供用栄養強化牛乳」市場が急速に伸びている。

09年の売上高は前年比260%増となっており、今後さらなる成長が見込まれている。

中国新聞社が伝えた。

中国の乳製品業界では、「子供用栄養強化牛乳」市場が急速に伸びているそうです。

子供用栄養強化牛乳とは、

子供の成長に必要ながら日常的な食生活では不足しがちな栄養素、例えばビタミンA、ビタミンD、カルシウム、鉄などを牛乳に添加した乳飲料。

なのだそうです。

やはり一人っ子政策で子供を大事にするという気持ちから「子供用栄養強化牛乳」に人気が出ているのでしょうか。

中国国家統計局のデータによると、中国の14歳以下の子供は約3億人存在し、3億人が毎日2パックずつ栄養強化牛乳を飲むと仮定すれば、年間の消費量は約2000億パックに上り、6000億元(約8兆1000億円)もの巨大市場となる。

子供人口の1%だけが飲用したとしても、60億元(約810億円)だ。

中国の14歳以下の子供は約3億人いるそうです。

日本の人口の2倍以上いるんですね!

それはすごい市場です。

しかし一方で、子供用牛乳市場に現在参入しているのは、中国乳飲料産業の3大企業「蒙牛」「伊利」「光明」の3社のみ。

業界関係者はこの要因について、「中国には1000社以上の乳製品メーカーがあるが、大部分の企業は液体牛乳に固体の栄養素を添加する技術をもっていない。

また、消費者が子供用栄養強化牛乳を選択する際に、ブランドを重視する点も無視できない」と話す。

記事によれば、3社でこの市場を独占しているそうです。

液体牛乳に固体の栄養素を添加する技術がないことと消費者がブランドを重視していることが3社以外の参入障壁となっているようです。

日本など外国企業は参入できないのでしょうか。

気になります。