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#ドラゴンクエストウォーク(#ドラクエGO)のような位置情報ゲームには健康と社会的インパクトという2つの効果が期待される!




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■#ドラゴンクエストウォーク(#ドラクエGO)のような位置情報ゲームには健康と社会的インパクトという2つの効果が期待される!

ドラゴンクエストウォーク
ドラゴンクエストウォーク|YouTubeスクリーンショット

「ドラゴンクエストウォーク」発表PV

「ドラゴンクエストウォーク」が発表されました。

スマートフォン向け『ドラゴンクエスト』新作発表会

Twitter上では「ドラクエGO」と呼ばれていますが、堀井雄二さんもツイートしているようにすでにDQ9の時、ゲーム機を持って街に出かけ、「すれ違うこと」を遊びの要素としていましたよね。

「ドラゴンクエストウォーク」も同じように町に出たからこそ面白いゲームになっているはずです!

位置情報ゲームには2つのポジティブな可能性があります。

ひとつは、健康面。

#ポケモンGO(#POKEMONGO)でゲームを楽しんでいる間に健康的にダイエットできるようになるかもしれない!?によれば、ポケモンGOリリース後運動量が急増しているというデータがありました。

ダイエットを目的とするのではなく、ゲームを楽しむことを目的とすることで、結果健康的になるというというのが理想的な流れです。

#ポケモンGO(#POKEMONGO)はうつ病の改善につながる可能性がある!?|ポケモンGOはプレイヤーの心理的ストレス反応を減少するで紹介した心理学者のジョン・M・グロールによれば、ポケモンGOが鬱症状を改善する可能性を指摘したそうで、ニューズウィークではTwitterに寄せられた鬱の改善を報告したツイートを紹介しています。

<自宅で長時間は危険>スマホの使用時間と位置情報の分析でうつ病診断ができる可能性がある!?で紹介した、米ノースウェスタン大の研究グループによれば、うつ病になると自宅に引きこもってスマートフォンを長時間使用する傾向があるそうです。

ポケモンGOをプレイすることによって、スマホの使用時間は増えてしまうかもしれませんが、外に出かける機会が増えることで、うつの改善につながるのかもしれません。

また、不眠は「うつ」のサイン?|睡眠不足が続く人は「鬱」状態になる率が高くなるによれば、睡眠不足が続く人は「うつ」状態になる率が高くなることが明らかになっています。

ポケモンGOをプレイすること=外に出かけることによって、太陽の光を浴びて、体を動かすことができ、良い睡眠につながり、うつの改善が期待できるのかもしれません。

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もう一つは、社会的インパクト。

NIANTICのINGRESSやPOKEMONGOのような「物理的に人が動く」ゲームを通じて、人々が外に出て街のコミュニティに参加するようになり、ポジティブな社会的インパクトを起こすようになる!?によれば、物理的に人が動くゲームを通じて、見守り活動をしたり、集団献血を行うイベントをしたり、清掃イベントが行われています。

引きこもり対策で締め付けを行うよりも、好きなゲームタイトルの位置情報ゲームで遊ぶために外に出て、社会復帰につながるということも可能性としてあるのではないでしょうか?

また、位置情報ゲームでは都道府県の各地でイベントが行われており、そのイベントに行く観光客数の増加による経済効果も期待されています。

位置情報ゲームには健康面と社会的インパクトという2つの期待があるんですね。

■まとめ

最近では「歩く」というような健康増進活動を増やすと保険料が安くなるという保険が出てきています。

つまり、健康的な生活習慣な人ほど得をするような時代になってきているんですね。

ただ、健康になるために生活習慣を変えるというのは難しいもの。

そこで、「ドラゴンクエストウォーク」のように歩くことによってゲームを進めるものと保険商品を組み合わせることで、ゲームで遊ぶことを通じて運動する機会が増え、健康になり、保険料がお得になるという仕組みになれば、すごい相乗効果を生むのではないでしょうか?







ストレスが高尿酸血症を促進するメカニズムを解明|高尿酸血症の治療によって糖尿病や血栓症の予防ができる可能性も|名大




【目次】

■ストレスが高尿酸血症を促進するメカニズムを解明|高尿酸血症の治療によって糖尿病や血栓症の予防ができる可能性も|名大

参考画像:ストレスが高尿酸血症の発症に関与するメカニズムを解明(2017/4/28、名古屋大学プレスリリース)

ストレスが高尿酸血症の発症に関与するメカニズムを解明

(2017/4/28、名古屋大学プレスリリース)

〇これまで、マウス拘束ストレスモデルの解析で、ストレスは内臓脂肪に慢性炎症を引き起こし、インスリン抵抗性、血栓症の原因となることを示してきました。

〇マウス拘束ストレスモデルの解析を行なったところ、ストレスはxanthine oxidoreductase(XOR)という、尿酸と活性酸素を産生させる酵素を、内臓脂肪、肝臓、小腸で活性化させることがわかりました。XORの活性が上昇した結果、血中尿酸値の増加、酸化ストレスの増加を認めました。

〇尿酸代謝改善治療薬・febuxostatはこの酵素を抑制し、ストレスによって増加していた尿酸値を低下させました。さらに、ストレスによって増悪していた内臓脂肪炎症、インスリン感受性、血栓傾向を改善しました。

名古屋大学医学部附属病院竹下享典講師、名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学室原豊明教授、メメット・イスリー大学院生、名古屋大学医学部附属病院検査 松下正教授、修文大学 丹羽利充学長らの研究グループの研究によれば、ストレスが高尿酸血症を促進するメカニズムを解明しました。

今回の研究を参考にすれば、現代人はストレスの多い生活をしていますので、高尿酸血症を治療することによって、糖尿病や血栓症の予防ができる可能性が期待されます。




■高尿酸血症とは?

高尿酸血症は、尿酸の産生の亢進あるいは排泄の低下のため血中の尿酸値が上昇する病態で、30歳以上の男性では30%が罹患しているとされます。濃度の上昇のため体内で結晶化した尿酸は、関節や腎臓などで蓄積し、炎症の原因となり、関節において痛風発作を腎臓において尿路結石や腎機能障害を引き起こします。

【痛風・高尿酸血症】発症年齢が若年化 食生活に注意 血液中の尿酸値をコントロールによれば、高尿酸血症は、腎臓病高血圧、心臓病、脳卒中などのリスク因子と指摘されています。

つまり、高尿酸血症になっているということは、高血圧や糖尿病動脈硬化などの生活習慣病、腎臓病、脳血管障害になるリスクが高くなっているといえます。

痛風の目安となる尿酸値の数値

痛風とは、血液中の尿酸が過剰になり、結晶化して関節にたまり炎症を起こす病気のことを言います。

尿酸値6mg後半/dl → 症状がなくても食事に気を付ける段階

尿酸値7mg超/dl → 「高尿酸血症(こうにょうさんけつしょう)」(痛風予備軍)

尿酸値9mg超/dl → 5年以内に痛風の発作を起こすと考えられるので、尿酸値を下げる薬での治療を受けた方がいい段階

→ 痛風の症状・原因・発作・食事・予防 について詳しくはこちら

【関連記事】

■まとめ

今回の研究では、ストレスが高尿酸血症を促進するメカニズムが解明されました。

最近は酸化ストレスと病気の発症の関係について研究が進んでいる印象です。

ところで、キラーストレスが胃・十二指腸の病気や突然死をもたらすメカニズム解明|北大では、慢性ストレスによって脳内に生じた微小な炎症が新たな神経回路を活性化することで、胃や十二指腸、心臓といった臓器の機能を低下させるということがわかったことを紹介しました。

この北海道大学のプレスリリースには、世界初!「病は気から」の分子メカニズムの解明ーキラーストレスはどのようにして消化管疾患や突然死をもたらすのかー (2017/8/16、北海道大学ニュースリリース) とあるように、「病は気から」のメカニズムの解明とありますが、名古屋大学の研究のプレスリリースの今後の展開にも「病は気から」のメカニズムを解明していくとあり、「病は気から」のメカニズムにはいろいろなメカニズムがある可能性があるということなのでしょうか?

気になるところです。







【参考リンク】
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唾液に含まれるにおい成分から口腔がんを診断する技術を世界で初めて確立|北九州市立大・九州歯科大

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by Liz Poage(画像:Creative Commons)

世界初、唾液のにおいで口腔がん診断 北九州市立大と九州歯科大開発(2018/12/11、西日本新聞)で紹介された北九州市立大と九州歯科大の研究グループによれば、唾液のにおいから舌癌などの口腔がんを判別する技術を開発し、唾液の採取は身体の負担も小さいことからスクリーニング検査に向いているため、今後は息を吹きかけるだけでがんの診断が計測できる機器の開発が期待されます。

【参考リンク】

これまでにもニオイで病気を計測する機器について紹介してきました。

パナソニック、息に含まれる肺がん特有の臭い成分から肺がんを診断する製品の開発を進めているによれば、息に含まれる肺がん特有の臭い成分から肺がんを診断する製品の開発を進めているそうです。

人の息のにおいでがんや糖尿病などの病気を診断できる高精度センサーを開発|NIMS
によれば、物質・材料研究機構が人の息のにおいでがんや糖尿病などの病気を診断できる高精度センサーを開発し、2022年にも実用化される見通しとなっているそうです。

吐く息で糖尿病診断=高性能センサー開発-スイス大研究者によれば、体内でインスリンの分泌が低下すると大量に放出されるアセトンと呼ばれる物質の濃度を測定し、糖尿病を診断することができるそうです。

食道がん患者の呼気には特定の物質(2ーブタノン、酢酸、アセトン、アセトニトリル)が多く含まれることが判明|順天堂大で紹介した順天堂大上部消化管外科と生体分子研究室の研究によれば、食道がん患者の吐く息の中に特定の物質が多く含まれることがわかったそうです。

息から肺がんの早期発見をする分析装置の研究が進んでいる|英国によれば、英国では、息に含まれるがん細胞が作り出す揮発性有機化合物(VOCs)を分析することで、早期の肺がんを検知する呼気分析装置の臨床試験が進んでいるそうです。

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このように病気の時に特徴的な呼気の成分がわかっていれば簡単な診断ができ、それに当てはまる人はさらに詳しい検査を受けるようにすれば、患者の肉体的負担・経済的負担が軽くなることにつながり、さらには医療費の削減にもつながるのではないでしょうか?







少量の大豆イソフラボン(AglyMax)が除神経に伴う筋萎縮を軽減|サルコペニア(加齢性筋減弱症)を軽減する食品素材として注目!|東工大【論文・エビデンス】




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■少量の大豆イソフラボン(AglyMax)が除神経に伴う筋萎縮を軽減|加齢性筋減弱症(サルコペニア)を軽減する食品素材として注目!|東工大

図 1 除神経筋における大豆イソフラボン (AglyMax)摂取の萎縮軽減効果。2 週 間の除神経を施した条件において、c の通常餌群の筋細胞よりも d の AglyMax 餌群の筋細胞が大きい。
図 1 除神経筋における大豆イソフラボン (AglyMax)摂取の萎縮軽減効果。2 週
間の除神経を施した条件において、c の通常餌群の筋細胞よりも d の AglyMax
餌群の筋細胞が大きい。

参考画像:少量の大豆イソフラボン摂取で筋萎縮をストップ-高齢化社会で増える筋減弱症の軽減に期待- (2018/1/11、東京工業大学プレスリリース)|スクリーンショット

少量の大豆イソフラボン摂取で筋萎縮をストップ-高齢化社会で増える筋減弱症の軽減に期待-

(2018/1/11、東京工業大学プレスリリース)

佐久間教授らがマウスを用いて実験した結果、除神経により起こった筋細胞の萎縮程度は大豆イソフラボンを摂取した群で有意に小さいことが分かった。除神経を施した骨格筋細胞内ではアポトーシスが起こり、筋細胞数が減ることで筋萎縮につながる。大豆イソフラボンの摂取は細胞内のアポトーシスの割合を有意に減少させた。したがって大豆イソフラボンの摂取はアポトーシスを抑制し、除神経による筋細胞数の減少を食い止めることで筋萎縮を軽減したと考えられる。

東京工業大学リベラルアーツ研究教育院の佐久間邦弘教授、ニチモウバイオティックスの天海智博社長、豊橋技術科学大学環境・生命工学系の田畑慎平院生らの共同研究グループが行なったマウスの実験によれば、少量(食事の0.6%)の大豆イソフラボン(AglyMax:遺伝子組み換えをしていない良質な大豆胚芽を原料に、独自の麹菌発酵技術でアグリコン化し、体内への吸収性をアップさせた大豆イソフラボン)をマウスに摂取させることで、除神経(神経の切除)に伴う筋萎縮を軽減することに成功しました。

大豆イソフラボンの摂取はアポトーシス(個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺)を軽減し、除神経による筋細胞数の減少を食い止めることで筋萎縮を抑制したと考えられるそうです。

ロコモティブシンドロームの一つである加齢性筋減弱症(サルコペニア)を軽減する食品素材として大豆イソフラボン(AglyMax)に注目が集まりそうです。

■サルコペニアとは?

サルコペニアの定義とは、筋肉量(骨格筋量)の減少に加えて、筋力の低下(握力など)または身体(運動)機能の低下のいずれかが当てはまる場合、サルコペニアと診断するというものです。

「メタボウォッチ」|早稲田大学、RESEARCHKITでメタボリックシンドロームになりやすい生活習慣をチェックするアプリを開発によれば、加齢とともに骨格筋が減少し、筋力が大幅に低下するサルコペニア(加齢性筋肉減弱現象)は身体活動量の減少と密接に関係しており、また不適切な食事習慣と合わさることで、内臓脂肪や皮下脂肪の蓄積によるメタボリックシンドロームの発症を招いているそうです。

米国ルイスビル大学の疫学者バウムガルトナー(Baumgartner)によれば、サルコペニアやメタボリックシンドロームが健康寿命に深く関連しているといいます。

また、高齢者の筋内脂肪の蓄積はサルコペニアと運動機能低下に関係する|名古屋大学によれば、高齢者の筋肉内に霜降り上に蓄積する脂肪(筋肉脂肪)が、加齢に伴う筋力の減少(サルコペニア)や運動機能低下と関係していることがわかっています。

■まとめ

今回の研究によれば、大豆イソフラボン(AglyMax)を摂取することで加齢性筋減弱症(サルコペニア)を軽減することができるようになるかもしれませんので、期待しましょう。







【参考リンク(論文・エビデンス)】
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【給食のない夏休みの危機!】低所得者層の子供はたんぱく質や鉄の摂取量が少ないなどの栄養面の格差がある|栄養格差は給食のない週末に生まれている!?




■低所得者層の子供はたんぱく質や鉄の摂取量が少ないなどの栄養面の格差がある|栄養格差は給食のない週末に生まれている!?

168/365: Birthday cake.

by David Mulder(画像:Creative Commons)

子どもの栄養格差解消、給食頼み

(2017/7/30、共同通信)

低所得層の子どもはそうでない子に比べ、成長に欠かせないタンパク質や鉄の摂取量が少ないなど栄養面の格差があることが、研究者による子どもの食事調査で30日までに分かった。差は主に給食のない週末に生まれ、栄養格差解消は給食頼みであることが示された。

新潟県立大の村山伸子教授らが、小学5年生を対象に実施した食事調査によれば、栄養面の格差は給食のない週末に生まれており、低所得者層の子供はそうでない子供に比べて、たんぱく質や鉄の摂取量が少ないなどの栄養面の格差があることがわかったそうです。

【参考リンク】




■どのような対策が考えられるか?

●食品に栄養素添加を義務付ける

鉄分を強化した小麦粉で鉄欠乏症・貧血を予防している国がある!【#みんなの家庭の医学】によれば、アメリカでは鉄欠乏症を予防するためにも、鉄分を加えた強化小麦粉を義務付けており、アメリカのシリアルの中にはFDA(アメリカ食品医薬品局)が推奨する一日の鉄分摂取量を100%満たすものがあるなど、ほとんどのシリアルに鉄分が豊富に含まれているそうです。

また、そのほかのパスタや小麦粉、ベーグル、クッキー、ココア、ライ麦パンなど、アメリカの食品は鉄分豊富です。

「所得」「地域」「雇用形態」「家族構成」の4つが「#健康格差」の要因|#NHKスペシャルによれば、イギリスでは脳卒中や虚血性心疾患の死亡者数を8年間で4割減らすことに成功したそうですが、その理由としては、イギリス食品基準庁が塩分を減らすように食品の塩分量の目標値を設定したことにあるそうです。

NHKスペシャルの低所得者の疾病リスクに迫った「健康格差特集」に反響の声

(2016/9/21、マイナビニュース)

2006年に85品目の食品に塩分量の目標値を設定し、メーカーに自主的達成を求めた。その理由は、主食であるパンが国民の最大の塩分摂取源となっていたためだが、メーカー側は売れ行き減を懸念。見かねた医学や栄養学などを専門とする科学者団体「CASH(塩と健康国民運動)」がメーカー側に徐々に塩分を下げるように提言した。

この提言に大手パンメーカーによる業界団体も納得し、7年でパンを20%も減塩。こういった取り組みの結果、国民1人当たりの塩分摂取量を15%減らすことにつながり、年間で2,000億円の医療費削減につながったと考えられている。

このように国民の栄養状態を個人の責任だけに任せるのではなく、社会として栄養状態の改善を行なう取り組みを行なっていくことが必要なのではないでしょうか?

●完全栄養食を提供する

食事が不要になる完全栄養食「ソイレント」とは?では、飲むだけで1日に必要な栄養を全て摂取できるという「Soylent(ソイレント)」を紹介しました。

また、『WIRED』日本版VOL.17に掲載された「飲む完全食」ソイレントの記事をきっかけに、「BASE PASTA(ベース・パスタ)」という厚生労働省が定めた基準に従い、1食に必要とされる31種類の栄養素をすべて含むパスタを開発したBASE FOOD(ベースフード)という日本のスタートアップがあるそうです。

ソイレントは面白いアイデアですが、食習慣を変えるというのは大変であり、今までの食習慣を活かしながら、栄養バランスの改善を行なうことは重要だと思います。

【参考リンク】

デザインとアイデアでカンボジアの人を鉄分不足・貧血から救った鉄製の魚「LUCKY IRON FISH」によれば、カンボジアでは鉄分不足による貧血によって極度の倦怠感やめまいで悩まされている人が多かったのですが、カンボジアの食生活は魚と米から成り立っていて、鉄分の摂取が不足していたそうです。

そこで、「Lucky Iron Fish」という鉄の塊を鍋に入れることにより、摂取する鉄分を増やすことができたそうです。

大事なことは、カンボジアの食習慣を活かしながら、改善したというところです。

【追記】

先ほどお子さんを持つお母さんにこの件についてインタビューをしました。

給食というのは、一人一人に差をつけることなく食事の栄養バランスを補うことができる良い仕組みです。

弁当だと家庭の事情によっては作れない/作らないといったことにより、必要な栄養を摂れないということが起こりえますが、給食はみんなが同じように食べることで栄養を摂取してもらうといったメッセージを包むことができます。

※ただ、給食にも個人個人のアレルギーの問題があり、アレルギーのために食べれないものがある場合は、その食品を取り除くために栄養不足になるといった問題もあるそうです。

夏休みに起こりうる子供の栄養危機を乗り越えるアイデアとして、このインタビューの中で生まれたのは、夏休みの宿題の中に1食完全栄養食を摂りいれて体調を観察するというものです。

大事なポイントは、誰かが特別にそうした食事を食べるのではなくて、みんなが同じようにすること。

子育ての負担をかけずに、社会で子供を守る仕組みを作るために、よいアイデアが生まれるといいですね。

■まとめ

現在民間の団体が「こども食堂」の取り組みで食の支援を行なっていますが、その仕組みに頼ることができない子供もいることでしょう。

だからこそ、栄養素を添加した食品に対して抵抗感を示す人ももちろんいるかとは思うのですが、アメリカでの取り組みのように、子供たちの栄養状態を守るために、食品メーカーに働きかけて、栄養を補給した食品を提供してもらうようにするというのも一つのアイデアだと思うのです。

健康格差の根本的な原因が、教育格差にあるのか、経済・社会的格差にあるのか、それとも全く違うところに原因があるのか、わかりません。

ただ、今回の調査研究によれば、たんぱく質や鉄の摂取量が少ない子供がいることは事実であり、原因究明と同時に、対策もおこなっていく必要があります。







【関連記事】
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