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新型コロナウイルスについて考えたこと|症状・予防法・重症化を防ぐには?




新型コロナウイルスについて考えたこと|症状・予防法・重症化を防ぐには?
新型コロナウイルスについて考えたこと|症状・予防法・重症化を防ぐには?

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■新型コロナウイルスの重症化を防ぐには

■新型コロナウイルスのことをネットワークの視点で考える

■新型コロナウイルスの症状

ほとんどの人が軽症・無症候だからこそ質の悪い感染症ともいえます。

■COVID-19とインフルの違い

■新型コロナウィルスに混乱する人々

■備忘録

■新型コロナウイルスの予防法

■スペイン風邪に学ぶ

■新型コロナ以降の生活の変化

■世界はどんなふうになっていく?

■まとめ

今は誰が感染してるのかしてないのかがわからない状態。(2020/2/27現在)

感染していても発症してないだけかもしれない。

検査をしていないからわからないし、検査で100%発見できるわけでもない。

#新型コロナウイルス などの感染症の恐怖の原因は「得体のしれないもの」に対する不安。

不安はマスクや消毒液の買い占めに現れている。

初期段階での封じ込めはできなかったため、パンデミックを防ぐ次の手段として行なったのが、多くの人が集まるイベント・行事の中止の要請と時差通勤・通学。

私たちができる新型肺炎対策は、他の感染症対策と同じで、手洗いをすることと栄養のある食事・睡眠。

つまりは、体の中に病原体を入れないようにすることと、回復力を高めること。







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Googleが発表した新型コロナ以降検索数が急増したワードから予想される未来とは?




Cloud Solutions - Creative Commons

by NEC Corporation of America(画像:Creative Commons)

グーグルが発表!新型コロナウイルスで検索数が爆増した意外な単語とは(2020/4/1、ビジネスインサイダージャパン)で紹介されているグーグルで検索が急増したワードの傾向は5つ。

1) 2月27日に「新型 コロナウイルス」が検索ピーク

2)政府による休校要請が出された2月28日以降に内食に関するワードの検索の急増

ネットスーパー、レシピ、テイクアウト、持ち帰り(外食チェーン店との組み合わせ)、「お持ち帰り 近くの店」

チキンのトマト煮レシピ・作り方(チーズをかけて)【ばあちゃんの料理教室】

3)休校中の子供の過ごし方に関する検索ワード

学童、オンライン学習、YouTubeでの教育・クイズチャンネル

4)リモートワーク・在宅勤務による運動不足の解消に関する検索ワード

バランスボール、ビリーズブートキャンプ(YouTube)

5)新型コロナウイルス終息後の期待に関する検索ワード

旅行、キャンプ

■まとめ

「アフターコロナ」「ポストコロナ」「ウィズコロナ」など様々な言い方をされますが、新型コロナウイルスの影響は長期に及ぶといわれているので、新型コロナ以降はライフスタイルに変化がみられると思います。

人と人との距離を適切にとることが重視されることから、オフライン(リアルの場)よりオンラインに、シェアから所有に、外食から内食にといった傾向が増えていくことでしょう。

そのため人にできる限り会うことなく家の中でできること、例えば「家での自炊(レシピ、ネットスーパー)」、「テイクアウト・お持ち帰り」、「オンライン学習」、「自宅トレーニング(オンラインレッスン)」といった価値が高まっていくことでしょう。

もちろん急増した検索ワードにもあるように、その反動で終息後に外に出かけたい、人に会いたいという欲求が増えるとも考えられます。

自粛による経済の影響はほとんどの人に影響を及ぼすと思いますが、「家での自炊(レシピ、ネットスーパー)」、「テイクアウト・お持ち帰り」、「オンライン学習」、「自宅トレーニング(オンラインレッスン)」に注目していくことが暗い中のひと筋の光のようなチャンスが生まれるかもしれません。







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公開日時: 2020年4月2日 @ 18:10

ポビドンヨードのうがい薬で新型コロナの重症化抑制と大阪府が発表




isodine

参考画像:イソジンうがい薬|スクリーンショット

少しでも新型コロナウイルスになりたくない私たちにとって気になるニュースであることは間違いありません。

ただ大事なのはポビドンヨードを含むうがい薬でできるのは唾液中のウイルスが減るということであり、なぜ重症化抑制効果があるのかはわかりませんが、一つ可能性があるとしたら、アンジオテンシン変換酵素(ACE)2という受容体は呼吸器や鼻腔、口腔、腸管など全身の臓器の細胞に存在しており、ウイルスが細胞の受容体とぴったり合うと侵入・増殖し、炎症が起きると、嗅覚や味覚の異常、血管の内皮細胞に血栓ができて脳梗塞が起きるケースが考えられるといわれています。

つまり、口腔内をポビドンヨードを含むうがい薬でうがいをすることで、ウイルスと細胞の受容体が合うことを予防することにつながるのではないか、という仮説が立てられるわけです。

また、以前YouTubeで公開されて現在は削除されている「日本感染症学会学術講演会 COVID-19シンポジウム」(2020/4/18)のスライドによれば、唾液が感染源の可能性があり、上気道のウイルス排出量は重症度ではなく年齢に依存(高年齢ほどウイルス量は多い)、症状が出る2日ほど前から直後にかけて、感染者の上気道で増殖するウイルス量が最も多くなるということから、唾液に何らかの予防をすることによって、感染拡大予防ができるのではないかという推測もできます。







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一定の濃度以上の次亜塩素酸水が新型コロナウイルスの消毒に対して有効であることを確認




新型コロナウイルス対策 「次亜塩素酸水」を使ってモノのウイルス対策をする場合の注意事項
新型コロナウイルス対策 「次亜塩素酸水」を使ってモノのウイルス対策をする場合の注意事項

参考画像:新型コロナウイルス対策 「次亜塩素酸水」を使ってモノのウイルス対策をする場合の注意事項|スクリーンショット

新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について最終報告をとりまとめました。~物品への消毒に活用できます~(2020/6/26、NITE)によれば、一定の濃度以上の次亜塩素酸水(有効塩素濃度35ppm以上)が、新型コロナウイルスの消毒に対して有効であることが確認されました。

また、モノのウイルス対策をする場合の注意事項として、アルコール消毒と違い、汚れ(有機物:手垢、油脂等)をあらかじめ除去した後、十分な量の次亜塩素酸水で表面をヒタヒタに濡らし、20秒ほど置いた後きれいな布やペーパーでふき取る必要があります。







ニコチン依存症治療アプリ「CureApp 禁煙」の日本初の「アプリの治験」の結果有効性が確認|CureApp(キュア・アップ)




■ニコチン依存症治療アプリ「CureApp 禁煙」の日本初の「アプリの治験」の開始を発表|CureApp(キュア・アップ)

ニコチン依存症治療アプリ「CureApp 禁煙」の日本初の「アプリの治験」の開始を発表|CureApp(キュア・アップ)
ニコチン依存症治療アプリ「CureApp 禁煙」の日本初の「アプリの治験」の開始を発表|CureApp(キュア・アップ)

参考画像:日本初の「アプリの治験」開始へ:ニコチン依存症治療アプリ「CureApp禁煙」の治験開始を発表(2017/10/3、キュア・アップ PR Times)|スクリーンショット

日本初の「アプリの治験」開始へ:ニコチン依存症治療アプリ「CureApp禁煙」の治験開始を発表

(2017/10/3、キュア・アップ PR Times)

ニコチン依存症治療アプリ「CureApp禁煙」は、スマートフォンを通じて個々の患者様の治療状況や体調の変化に応じてカスタマイズされたサポートを行い、正しい知識の習得や心理的依存を克服する為の支援を強化します。加えて、常に患者様の身近にあることができるスマートフォン・アプリの特性を最大限に活かし、在宅や勤務中などの現行医療制度における「治療空白」期間においても医学的なサポートを届けることで治療介入の頻度を増やし、よりきめ細やかにサポートすることを可能にします。

医学的エビデンス+人工知能による脂肪肝・NASH治療アプリが開発される!?|東大病院(2016/10/5)では、東京大学医学部附属病院 消化器内科とキュア・アップが共同開発したNASH(非アルコール性脂肪肝炎)の治療アプリの臨床研究を開始したというニュースを以前取り上げましたが、キュア・アップは医学的エビデンスに基づいた病気を治療するアプリの開発に取り組んでいるそうです。

CureApp(キュア・アップ)は、ニコチン依存症治療アプリ「CureApp 禁煙」について、日本初となる「アプリの治験」を開始すると発表しました。

■背景

喫煙によるニコチン依存症は、薬物依存症(精神疾患)の一種であり、「身体的依存」と「心理的依存」の2種類の依存があると言われています。そのうち「身体的依存」に対しては医薬品(禁煙補助薬)が有効である一方、「心理的依存」は長年の喫煙習慣によって身についたタバコを欲する習慣や癖からの離脱ができない心理状態が原因のため医薬品が効果を持たず、その克服に対しては医学的サポートが不足していると言われています。

また、禁煙外来での治療では3ヶ月のうち5回の診療の時にしか、医師・看護師による医学的サポートが受けられず、診療時以外の在宅や勤務中など多くの時間は自分一人での孤独な闘いとなってしまい、その間に生じる離脱症状の苦しさなどから断念してしまうことが多くあります。

禁煙治療においては、「身体的依存」に対する医薬品(禁煙補助薬)と「心理的依存」に対する習慣や癖から抜け出すためのサポートが必要になると考えられますが、禁煙外来における治療では、医学的サポートが受けられずに禁煙治療をあきらめてしまうということが起きているそうです。

そこで、治療ができない期間中に、ニコチン依存症治療アプリ「CureApp禁煙」による医学的サポートを行なうことで、治療継続に対するモチベーションの維持を行なっていくというのがこのアプリのポイントだと考えられます。

【参考リンク】

■治験の結果、アプリの有効性が確認

<日本初の「アプリの治験」結果を米国胸部学会議2019 で公表> 国内第Ⅲ相臨床試験で禁煙外来におけるニコチン依存症治療用アプリの有効性を確認(2019/5/30、キュア・アップ)によれば、慶應義塾大学医学部内科学(呼吸器)教室とキュア・アップで共同開発を行ったニコチン依存症治療用アプリの治験を行った結果、アプリの有効性が確認できたそうです。

2018 年12 ⽉に国内第Ⅲ相臨床試験が完了しており、先⽇⽶国ダラスで開催された⽶国胸部学会(ATS)2019 の Late Breaking Clinical Trials Session において、慶應義塾⼤学医学部内科学(呼吸器)教室の舘野博喜医師が本治験結果の発表を⾏いました。
禁煙治療における治療⽤アプリの有効性を検証するための主要評価項⽬として設定した9-24 週における継続禁煙率*は、対照群と⽐べ、治療⽤アプリを使⽤した治験治療群で統計学的有意に⾼く、ニコチン依存症治療⽤アプリが禁煙の継続に寄与したことが⽰されました。

■>禁煙治療用アプリ 医療機器として国内初承認の見通し

■まとめ

オンライン診療と対面治療の組み合わせによる禁煙治療の治療継続効果は1.5倍にで取り上げたメドレーの川田裕美医師と自治医科大学 地域医療学センターの小谷和彦氏によって論文化が進められている臨床研究によれば、オンライン診療と対面診療を組み合わせた禁煙プログラムは、対面診療のみの治療と比べると治療継続効果が高いという結果が得られているそうです。

また、食道がんの予防や逆流性食道炎、胃食道逆流症の治療に禁煙が効果的といわれていますので、今回の治験の結果によっては、単なる禁煙治療だけではなく、病気の予防のためのサポートアプリとしての活用にもつながる可能性があります。

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治療空白期間中にこうしたアプリを活用して、治療継続へのモチベーションを維持させる仕組みはこれからのトレンドになっていくかもしれません。