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毎日運動している人としていない人との間には体力に大きな差がある!?|2014年度体力・運動能力調査




■毎日運動している人としていない人との間には体力に大きな差がある!?|2014年度体力・運動能力調査

Athenas Urban Scene

by Victor(画像:Creative Commons)

<体力・運動能力調査>体格の差は体力・運動と相関浮き彫り

(2015/10/11、毎日新聞)

同庁は高齢者(65~79歳)の運動の頻度と体力の関連も調査した。「休まずに1時間以上歩ける」と答えた人の割合は、運動を「ほとんど毎日」している男性の74%、女性の61%だった。運動を「しない」という男性では44%、女性は31%で、男女ともに30ポイントの差があった。

スポーツ庁の2014年度体力・運動能力調査によれば、高齢者(65~79歳)で、ほとんど毎日運動している人と運動をしない人では、体力に大きな差があることがわかりました。

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)は、運動器の障害のために要介護となる危険の高い状態のことを言いますが(ロコモティブシンドロームとは)、その原因には加齢による筋力やバランス能力の低下が考えられています。

ロコモティブシンドロームにならないためには、筋力を鍛えることが重要になります。




■ロコモティブシンドロームの予防に取り組む目安の五項目

日本整形外科学会は、予防に取り組む目安として五項目を紹介している。

片脚立ちで靴下がはけない
▽階段を上るのに手すりが必要
▽横断歩道を青信号で渡りきれない
▽十五分くらい続けて歩けない
▽家の中でつまずいたり滑ったりする-。

この5項目のうち、一つでも当てはまる人は、ロコモティブシンドロームを予防するロコモーショントレーニングを薦めているそうです。

効率よく筋力強化ができるのが目を開けての「片脚立ち」。

松井医長によると、片脚立ちは両脚立ちに比べ二・七五倍の負荷がかかり、一日三回、左右一分間の片脚立ちは、約五十三分間の歩行に相当するという。

支えが必要なら、机に手をついて行ってもよい。

「スクワット」はお尻を低く下ろせばより筋力が鍛えられるが、継続するには浅い角度の方が安全だ。

脚はかかとから三〇度くらい外側に開き、体重が脚の裏の中央にかかるように意識する。

片脚立ちやスクワットをすることで効率よく筋力強化ができるそうです。







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「痩せ過ぎ」モデルに健康的な体重を保証する医師の証明書の提出を義務付け|仏

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by Jorge Mejía peralta(画像:Creative Commons)




「痩せ過ぎ」モデルに健康的な体重証明義務付け、仏の新法

(2015/12/19、CNN)

フランスで「痩せ過ぎ」のファッションモデルに対しショー出演などで健康的な体重維持を保証する医師の証明書提出を義務付ける新たな法律が19日までに成立した。

拒食症対策のため「痩せ過ぎモデル」に罰則を与える新規制―仏議会(2015/4/4)によれば、フランス議会は痩せ過ぎているモデルを採用した事務所に罰則を科す法案を可決しましたが、今度は健康的な体重を保証する医師の証明書の提出を義務付ける法律が成立したそうです。







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Apple、米大手2社の診療記録サービス会社とHealthKitで提携し、患者データの一元管理を目指す!?

iPhone 5 with Health

by Health Gauge(画像:Creative Commons)




アップル、米の大手2社の診療記録サービス会社とHealthKitで提携

(2014/9/22、iphone mania)

アメリカで診療記録データサービスを行っている大手2社のAthenahealthとCernerが、アップルのiOS8上の健康関連のフレームワークであるHealthKitとデータを統合するアプリ開発し展開を行うようです。

<中略>

AthenahealthはHealthKitを利用し慢性的な病状の患者の診療に対応しようとしているようですが、一方のCernerは医療チームが患者の身体全体の治療が可能となるように患者の一般的な医療記録にアクセスできるようにしたいと考えているようです。

診療記録データサービス2社は、Healthkitとデータを統合し、医師が遠隔地にいる患者のモニタリング、診断や治療を行えるようにと考えているようです。

目指すところは患者データの一元管理なのでしょうが、こうしたサービスはできるだけ多くの人が活用してこそ役立つものだと思いますが、個人の健康情報というのは特別な個人情報であるため、受け入れない人も出てくるかと思います。

こうした仕組みがいかに安全で医療の役に立つかというアピールが重要になってきそうです。

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アメリカ、健康志向の高まりで牛乳から豆乳へ

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by Zac Zellers(画像:Creative Commons)




米国の豆乳志向 乳業大手脅かす

(2014/7/20、WSJ)

消費者の健康志向の高まりで牛乳への需要が減退するなか、米最大の乳業会社ディーン・フーズと元子会社の豆乳メーカー、ホワイトウエーブ・フーズの業績が明暗を分けている。

消費者の健康志向の高まりによって、消費者が牛乳から豆乳、アーモンド、ココナッツ由来の植物性ミルクに変えたことによって、豆乳メーカーの業績が伸び、乳業大手は業績が下がっているようです。

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飽和脂肪酸悪玉論の真相とは?|飽和脂肪酸は心臓疾患の原因にはならない?でも取り上げましたが、飽和脂肪酸の摂り過ぎは体に良くなく、脂の多い肉やバター・チーズは避けたほうがいいと言われているため、その情報を受けて、牛乳から豆乳などの植物性ミルクにアメリカの消費者は変えているのではないでしょうか。

ただ、最近「健康志向の高まり」という言葉に引っかかります。

世界的にタンパク質需要が高まっている!?によれば、豊かになった新興国の消費者が肉や乳製品の摂取を増やしていることや健康志向の高まりで炭水化物を減らし動物性タンパク質を増やしているようです。

アメリカでは、「健康志向の高まり」から動物性タンパク質は避けるようになっている一方、新興国では、「健康志向の高まり」から動物性タンパク質を増やしているそうです。

実は、同じように健康志向が高まっていても、アメリカと新興国では全く反対の行動をしているのです。

同じように健康になろうと思っているにもかかわらず、全く違った行動をしているというのは、その国によって国民の健康事情は段階が違っているからなのかもしれません。

ただ、情報を提供された側は、その情報をうのみにすることなく、自分でしっかりと判断をしなければいけないということですね。

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P.S.

いつから「牛乳」は健康によいというイメージから良くないというイメージに変わったのでしょうか。

これは日本だけで起きているのではなく、アメリカでも起きていることなので、日本独自の広告の影響ではなく、また別の何かが影響を与えているようです。

ターニングポイントが何だったのかを調べてみると、何が消費者に影響を与えていたのかがわかるかもしれません。

アメリカ人の食生活が1日3食からスナック(軽食)を頻繁に食べる食習慣に移行している!?

Snacking on Chips

by Michael Bentley(画像:Creative Commons)




■アメリカ人の食生活が1日3食からスナック(軽食)を頻繁に食べる食習慣に移行している!?

軽食で済ます米国人が増加―隅に追いやられる従来型の食事

(2014/7/2、WSJ)

米国人は常習的なスナック(軽食)族になりつつある。30年以上前により頻繁な軽食として始まったこの習慣が否応なしの消費パターンに変わり、1日3回という米国人の食習慣を揺るがしている。

アメリカ人の食生活が1日3食という食習慣からスナック(軽食)を頻繁に食べる食習慣へと移行しつつあるそうです。

スナック――数枚のクッキーやひとつかみのポテトチップスなど――は、かつて「嗜好(しこう)品」だと考えられていたが、現在は少量なら何でもスナックとみなされるようで、栄養があり持ち運びできるものがどんどん増え、食事を補完したり食事の代わりになったりしている。

スナックへの考え方が変わってきていて、少量のものであれば何でもスナックであり、今では栄養があり持ち運びができるものが出てきて、食事の代わりにする人が増えているようです。

食品会社も時代の変化に対応して「持ち歩きできる」軽食用の食品を売り出すようになってきているようです。




■なぜスナック(軽食)を頻繁に食べる食習慣へと移行しているのか?

Homemade Fibre Bars

by Sarah R(画像:Creative Commons)

昨今のスナック革命は、人口動態の急激な変化によってもたらされている。単身世帯、子供が独立したベビーブーマー世代、それに慌ただしい生活の共働き世帯が増えている。子供たちも忙しくなっており、リトルリーグ(少年野球)が家族での夕食より優先されることもしばしばだ。こうした全てによって、食事の計画や買い物、料理の時間はもとより、食事をする時間さえ確保することが困難になっている。

ミシェル・オバマ大統領夫人が推奨する「ダイエット・プロジェクト」とはでも紹介したミシェル夫人のシカゴ時代のエピソードが印象的です。

「弁護士の仕事を持つ母親として、会議と子供たちのサッカーやバレー教室と駆け回った日の夜には、簡単で安いファーストフードのドライブスルーや、電子レンジで温めるだけの栄養バランスのとれていない食事を子供たちに出していた」--。

健康について関心がある人は、新鮮な魚や野菜を買って、料理を作った方が良いということはわかっていると思います。

しかし、仕事・家事をして疲れてしまうという生活をしていると、調理する時間や家計のことを考えてしまい、ファストフードやスナック、冷凍食品を選んでしまうのではないでしょうか。

 

■1日3食食べる食習慣は本当に健康的な食習慣か?

1日に3回食事する習慣は、古代ギリシャの文献に出てくる。ただし、古代ギリシャ人たちは、なぜ3回に落ち着いたのかは書き残さなかったという。食品の歴史に関する幾つかの書籍の著者で、「The Oxford Encyclopedia of Food and Drink in America」の編者でもあるアンドリュー・F・スミス氏が明らかにした。

1日に3回食事する習慣は古代ギリシャの時代から始まっていたというのは驚きですが、なぜ3回になったのかということについては書き残されていなかったそうです。

栄養士が加盟する米国栄養・食事療法学会(AND)によると、1日に3回しっかりと食事を取るのと、頻繁にスナックを取るのとで、どちらがより健康的かについては科学的なコンセンサスはないという。

ここ最近では1日5食ダイエットが注目されましたが、本当に一日3食食べるのが良いのかということが考えられています。

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一日に何度も食事をすればひどい空腹感に悩まされることが無いというメリットがあります。

おなかが減らなくなる方法とは?|ためしてガッテン 1月5日で紹介していましたが、お腹がすぐ減ってしまうと感じるのは、血糖値が急降下しているからなのだそうで、一回の食事の量を減らすことで、血糖値の値の動きが緩やかになることで、空腹感を感じにくくなるそうです。

ただ、記事にもあるように、「スナック」でこうした食事方法をすることには危険があります。

スナックを取ることは自制が必要なため、危険をはらんでいる。登録栄養士で同学会の広報担当者のマリサ・ムーア氏は、「この点で人々は誤った方向に進みがちだ」と述べ、1回のスナックは200キロカロリー未満に抑えるべきだと続けた。

自分自身ときちんとコントロールできればいいのですが、ながら食べに陥ったり、カロリーを摂り過ぎたりする恐れがあります。

現在は健康的なスナックを頻繁に食べる食習慣に移りつつあるようですが、今後この食習慣が根付いていくのか、注目したいと思います。







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