「Health」カテゴリーアーカイブ

あまり運動ができない高齢者がお腹や腰回りの筋力を維持するには○○をするといい!




今日はばあちゃん(母)は定期検診で腰のMRI検査を受けました。

検査結果は圧迫骨折(過去のもの)があり、神経にあたっていたもののひどい状態ではなく安心しました。

ただ注意してほしいのが腰回りの筋力が全然ないということでした。

筋力がなくなると猫背や側弯になるので、注意が必要です。

→ なぜばあちゃん(母)は座っているときに左に傾き、立っているときは背中が丸くなる(円背)のか?その原因を調べてみた!

そこで先生からのアドバイスは腹式呼吸や姿勢を良くするなど対策をしましょうというものでした。

体に負担なく腹筋や腰回りの筋肉を鍛えるためには「ドローイン」が良さそうですね。

ドローインで体幹・インナーマッスルを鍛えてダイエット!その方法・コツとは?によれば、「ドローイン」とは、「腹式呼吸でお腹を最大限にへこませた状態」のこと。

ドローインのやり方のコツは、まずは仰向けになって寝た状態になり、両ひざを閉じた状態で立たせて、鼻から大きく息を吸いながら、お腹を思い切り膨らませ、最大限まで膨らませたら、お尻を締め、口から息を吐きながら、お腹をへこませます。

ちゃんとできているかをチェックするには、両手をへその上に軽くのせて、お腹の動きを確認すること。

その中でも気になったのが「バランス能力の低下」です。

筋肉が弱くなると姿勢を保持する力も弱くなり、結果としてバランス能力も低下していくと考えられます。

大事になってくるのは、首・胸・腰・骨盤・太もも・足首といった体を支える「姿勢保持筋」を鍛えること。

毎日の腹式呼吸で少しでも筋力を鍛えて姿勢を維持する支えをできるようにしていきたいですね。

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不摂生をするとニオイがくさくなるの?/“男性の体臭が苦手すぎる”が物議を起こした原因は「アンドロステノン」かも!?




“男性の体臭が苦手すぎる”物議フリーアナ「異性の名誉毀損」事務所との契約解消「大変反省しております」(2024/8/11、スポニチアネックス)によれば、「ご事情あるなら本当にごめんなさいなんだけど、夏場の男性の匂いや不摂生してる方特有の体臭が苦手すぎる」と投稿したことが物議になっていました。

この投稿について賛否は別にして気になったのは不摂生しているとニオイが悪くなるのかという点です。

■汗はなぜにおうの?

【皮膚ガス研究】なぜ汗は臭うの?加齢臭を抑制してモテ臭を出す方法(食べ物)とは?によれば、汗はほとんど無臭なのですが、かいた汗をそのまま放っておくと、皮膚表面の常在菌が分解し、納豆のようなにおいのガス「イソ吉草酸」が出ます。

これが汗臭(あせしゅう)と呼ばれるもの。

一般的に気になるといわれる体臭の多くは、汗や皮脂をもとに作られる、表面反応由来の皮膚ガスが原因です。

●加齢臭とは?

加齢に伴って、皮脂が酸化しやすくなり『2-ノネナール』が発生して、枯草や古本のようなにおい、いわゆる『加齢臭』が出ます。

加齢臭の対策方法|ニオイの原因や特徴についても解説によれば、皮脂腺に脂肪が増えてしまうとノネナールの発生量も増えてしまうそうで、不摂生も皮脂腺の脂肪を増やすため、ノネナールが増える原因となってしまいます。

このことを考えると、不摂生によって、皮脂腺の脂肪が増えてしまい、ノネナール=加齢臭が増えてしまうため、体の内側・外側からのケア、具体的には身体を清潔に保つ(ノネナールはお湯だけでは落としにくい物質なのだそうで、石鹸を使って洗う)、脂っぽい食事や喫煙を避け、ストレスケアをする、抗酸化物質を含む抗酸化食品を摂ることが大事なんですね。

今回調べてみたことで新たな発見は体臭の原因物質「アンドロステノン」です。

加齢臭の対策方法|ニオイの原因や特徴についても解説によれば、「アンドロステノン」は男性の体臭に含まれる物質で、女性には不快なのに男性には認識しにくいニオイを持ち、汗と混ざるとほかのニオイも強くしてしまうことがわかっているそうです。

もしかすると今回の一連の騒動の原因はこのニオイに対する男女のギャップがあるために起きているのではないでしょうか?

そう考えると、「アンドロステノン」は汗と混ざると他のニオイを強くしてしまう性質があるので、先ほど紹介した体の内側・外側のケアに加えて、汗をかいたらふき取る習慣を持つことでかなり変わってくるのではないでしょうか?

■ミドル脂臭や加齢臭を抑え、モテ臭を増やす方法

【皮膚ガス研究】なぜ汗は臭うの?加齢臭を抑制してモテ臭を出す方法(食べ物)とは?によれば、によれば、「2-ノネナール」を減らす食べ物はカシス(アントシアニン)や梅などのポリフェノールを多く含んだ食べ物が良いそうです。

カシスを1週間(1日6g)摂取する実験によれば、「2-ノネナール」が47%減少したそうです。

パッシブ・フラックス・サンプラー法によるヒト皮膚ガス測定に関する研究

ブラックカラント(カシス)には抗酸化物質が含まれており、摂取によって 2-ノネナールの生成を抑えることが期待される。

カシスに含まれる抗酸化物質を摂取することにより、不飽和脂肪酸の体内の酸化が抑制され、2-ノネナールの生成を抑える、つまり加齢臭を抑えることができるそうです。

腸内 γ-ラクトンの生成機序は不明であるが、乳酸菌や酵母等は不飽和脂肪酸を用いて γ-ラクトンを生成する報告がある 7)。NZBC には食物繊維が含まれている為、NZBC 摂取により乳酸菌が増殖し、γ-ラクトンの生成が促進された可能性が考えられる。

γ-ラクトンは腸内環境の影響を受けるため、腸内環境を整えるのによい、食物繊維やビフィズス菌(乳酸菌)を多く含む食べ物を摂取することにより、γ‐ラクトンの生成が促進されると、いわゆる「モテ臭」が出て、加齢臭の抑制につながることが期待されます。

ニオイが気になる方は抗酸化物質を含むカシスブルーベリー、梅(梅ジュース)を積極的に摂りましょう!

→ 抗酸化物質・抗酸化食品 について詳しくはこちら

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実は寒暖差アレルギーはアレルギーではない!って知ってた?/寒暖差アレルギーを予防する方法(食材)とは?




■実は寒暖差アレルギーはアレルギーではない!って知ってた?

寒暖差によって鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの症状が現れる「寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)」を目にする機会が増えていますが、実は「寒暖差アレルギーはアレルギーではない!」って知ってましたか?

これはお医者さんから聞いたんですけど、アレルギーとはアレルゲンとなるたんぱく質に対する免疫反応であって、たんぱく質がないものはアレルギーではない、つまり、寒暖差はアレルギーではないというお話。

つまり、寒暖差アレルギーは一般的なアレルギー症状と似ているものの、そのメカニズムは全く違うということなんです。

■寒暖差アレルギーを予防する方法

寒暖差アレルギーを予防・対策する方法は、気温の急激な変化に対応するために、気温に合わせた着衣にすること。

花粉症でも風邪でもない!?寒暖差アレルギーとは?によれば、加藤士郎 筑波大学付属病院臨床教授によれば、寒暖差アレルギータイプの人は、食物アレルギーや花粉症などのアレルギー疾患を持っていて、寒暖差アレルギーを併発しやすく、またやせ型で冷え性の人が多いそうで、血流が悪いため自律神経の働きが上手くいっていないために寒暖差アレルギーが起きているようです。

つまり、もともとアレルギー体質の人は寒暖差アレルギーを起こしやすいので注意が必要で、またやせ型や冷え性の人は自律神経のバランスが乱れやすいので注意が必要なんですね。

そのため、加藤士郎 筑波大学付属病院臨床教授によれば、寒暖差アレルギーの改善には、冷え性や月経不順、更年期障害といった症状に使われる、体を温め、血流を良くする働きのある当帰芍薬散や桂枝茯苓丸を使ったり、猪苓などの生薬でできた五苓散(水分の循環がよくなると血液循環がよくなり、さらに余分な水分が代謝されて冷えも改善される)を併用することを勧めていました。

2024年10月22日放送の「カズレーザーと学ぶ。」では日本医科大学大学院教授の大久保公裕さんによれば、筋肉や血流を増やすのに役立つたんぱく質(大豆・ささみ)、たんぱく質をエネルギーに変えるビタミンB群(カツオやマグロの赤身)、体を温め血流をよくする香辛料(唐辛子、生姜)を寒暖差アレルギー予防食材として紹介していました。

ちなみに、痩せる脂肪!褐色脂肪組織BAT(褐色脂肪細胞・ベージュ脂肪細胞)を活性化させる方法・食べ物【美と若さの新常識~カラダのヒミツ~】【たけしの家庭の医学】によれば、皮膚表面にある温度センサー「トリップチャネル(Transient Receptor Potential(TRP))」が温度に反応すると、その信号が脳に伝えられ、褐色脂肪を活性化させるのですが、このトリップチャネルは口の中や胃、腸管にも存在し、食べ物によってトリップチャネルを刺激することができるそうで、そのトリップV1(TRPV1)を刺激する食品の中に唐辛子や生姜が含まれていたことから、このあたりに共通するヒントが隠れているのかもしれませんね。

●トリップV1(TRPV1)を刺激する食品

  • 唐辛子(カプサイシン)
  • 黒コショウ
  • 生姜
  • 青魚(DHA・EPA
  • 緑茶(カテキン)

■まとめ

寒暖差に弱い人は、もともとアレルギー体質の可能性が高く、またやせ型や冷え性の人(自律神経の乱れのサインがある?)も多いので、体を温めることや血流をよくすること、自律神経を整えることを意識して、1)食事(たんぱく質・ビタミンB群・香辛料)、2)運動(早歩き、ウォーキング)、3)入浴(半身浴)をするといいのではないでしょうか?

→ 冷え性改善方法|冷え症の症状・原因・末端冷え性(手足の冷え) について詳しくはこちら







【ベジファーストの誤解】糖尿病診療ガイドライン2024や食事摂取基準から削除された!?ベジファーストは本当に意味がないの?




【追記(2024年10月17日)】ベジファーストの誤解とは?

ベジファーストは“悪魔変換”された? 「見出ししか見てない」から誤解する?「野菜を先に食べる効能」を専門家解説(2024年10月17日、ABEMA TIMES)では糖尿病内科医の大坂貴史さんがベジファーストについていくつか指摘をしています。

今回のポイントは、こちら。

ベジファーストは『野菜だけを食べて10分休んで米だけを食べる』が『米だけを食べて10分休んでから野菜だけを食べること』よりも血糖値が低くなる、というもの。これがなぜか『野菜を先に食べることが良い』と単純化されて広まっている。

ベジファーストは血糖値だが、気がついたら“ダイエットに効果がある”という話になっていた。ここには全くエビデンスがない

元々ベジファーストは『野菜だけを食べて10分休んで米だけを食べる』が『米だけを食べて10分休んでから野菜だけを食べること』よりも血糖値が低くなるということだったのですが、その中から野菜を先に食べることが血糖値の上昇を抑えるということだけが抜き出されてしまい独り歩きしてしまったんですね。

お米より先に魚や肉などを食べると血糖値が抑制される!?|関西電力医学研究所【論文・エビデンス】で紹介した関西電力医学研究所によれば、お米よりも前に魚や肉を食べると、血糖値の急上昇が抑制されるそうです。

関西電力医学研究所の研究グループは、、お米よりも前に魚や肉を食べるという「食べる順番」により、胃の動きがゆるやかになり、食後の血糖上昇が抑制することを明らかにしました。

また、食べる順番により糖尿病の予防や治療で注目されているインクレチン(GLP-1、GIP)の分泌を促進し、その結果、胃の運動が緩やかになるため、胃で分解された米飯が小腸に移動して吸収されるまでの時間(胃排出時間)が 2 倍以上延長することもわかりました。

またベジファーストは血糖値の上昇を抑制することだったのが、ダイエットに効果があるという話になっている点も問題です。

ベジファーストの情報では、1)炭水化物を食べる前に野菜や肉を先に食べると血糖値の上昇を抑制する、2)野菜を食べるきっかけになる、この2点を大事にしたいですね。

【関連記事】

ベジファーストが糖尿病診療ガイドライン2024や食事摂取基準から削除されたことが誤ったメッセージにならないか心配!

Xで興味深い投稿を見つけました。

それは「ベジファースト」が糖尿病診療ガイドライン2024から消えたというもの。

【参考リンク】

投稿と記事を参考にすると、「ベジファーストが糖尿病診療ガイドライン2024や食事摂取基準から削除されたのは間違っているから」ではなく、ほかの項目からすると優先すべき内容ではないというのが正確なのではないでしょうか?(あまりにも基準・ガイドラインが膨大すぎる?)

ただ人によってはエビデンス不足や間違っていたからベジファーストは削除されたのだと思ってしまうでしょう。

ここでは健康的な食生活において、野菜自体を否定しているのか、それとも野菜を先に食べることが血糖値上昇抑制効果があるのかを分けて考えることが大事です。

野菜を食べることを否定する人はほとんどいないでしょうから、今回のポイントは野菜を先に食べることが血糖値上昇抑制効果があるのかははっきりとはわからないけど、野菜を食べることは健康的な食生活において大事なことだよというメッセージを伝えることです。

「ベジファースト」は実はもう一つ大事なメッセージが隠されています。

それはベジファーストを語る際にすでに食卓に野菜を使った料理が並んでいるという前提です。

「野菜を食べましょう」という時にはその食卓には野菜が並んでいない可能性がありますが、「ベジファースト」は野菜はある前提でその食べる順番にフォーカスが当たっていますから、野菜が食卓に並んでいるのは当然という状態が作られています。

「バランスの良い食事にしましょう」は最も正しいメッセージであり、最も伝わりづらいメッセージ?でも書きましたが、「バランスの良い食事にしましょう」は実はわかりづらいメッセージなのです。

テレビなどで「○○」を食べましょうというと、SNSでは「一つの食品で健康になるとは言いすぎだ」というような反対意見があります。

これは、一面では正しくて、一面では大きく間違っています。

国立がん研究センターの多目的コホート研究によれば、食事バランスガイドの遵守得点が高いほど総死亡のリスクが低下し、遵守得点が10点増加するごとに総死亡リスクが7%減少するという結果が出ているそうです。

食事バランスガイドとは、一日に何をどれだけ食べたら健康に良いかをコマをイメージにして、食事の望ましい組み合わせとおおよその量をイラストでわかりやすく示したものです。

食事バランスガイド|農林水産省
食事バランスガイド|農林水産省

参考画像:食事バランスガイド|農林水産省|スクリーンショット

【関連記事】

この研究を参考にすれば、バランス良い食事をすることで健康になれるということなのですが、「バランスの良い食事」とは具体的に個人としてどんな食事をしたらいいのか、わからないのです。

何を増やして、何を減らしたらいいのかさっぱりわかりません。

『スイッチ!「変われない」を変える方法』(著:チップ・ハース&ダン・ハース)によれば、「もっと健康的な食生活を送る」といった総括的な目標は、不明瞭であり、その曖昧さが感情に言い逃れの余地を与え、失敗を正当化しやすくしてしまうそうです。

つまり、「健康のためにはバランスの良い食事をしましょう」というメッセージは、正しいものの、受け取る側としてはわかりづらいもので、結果どうしたらよいかわからず、今まで通りの生活をしてしまうことになってしまいます。

『スイッチ!「変われない」を変える方法』では、「もっと健康的に行動しよう」は解釈の仕方がいくらでもあるので、「次にスーパーの乳製品コーナーに立ち寄ったら、ホールミルクではなく低脂肪乳に手を伸ばしなさい」というように飲食行動を変えるのではなく、購入行動を変える提案をしています。

よくテレビで紹介されているような、○○の不足が病気や太るなどの原因となる恐れがあるので、△△を食べましょうというのは、見ている人に伝わりやすく、行動(購入行動)を変えやすいということなんですね。(これがいいか悪いかは別の話です)

■シンプルで効果的なワン・メッセージがカンボジアの人を貧血から救った!

一つ変えたことで地域の人たちの健康向上に大きく貢献した取り組みを紹介します。

それが、デザインとアイデアでカンボジアの人を貧血から救った鉄製の魚「LUCKY IRON FISH」です。

カンボジアでは鉄分不足による貧血によって極度の倦怠感やめまいで悩まされている人が多かったそうです。

その原因は食生活にありました。

カンボジアの食生活は魚と米から成り立っていて、鉄分の摂取が不足していたそうです。

そこで役立ったのがデザインの力です。

「魚は幸運の印である」という地元の俗説を利用して、普段の食事の調理中にカントロップという魚の形に成形した鉄の塊(Lucky Iron Fish)を入れるだけで、この地域では鉄欠乏性貧血が50%減少したそうです。

メッセージは1つのほうが相手は受け取ってくれます。

紙をいくつか丸めて相手に投げてみることをイメージしてみてください。

丸めた紙がいくつもあると、相手は受け取れず、落としてしまいます。

そう、その丸めた紙こそが「メッセージ」なのです。

つまり、「バランスの良い食事にしましょう」というのは最も正しいメッセージですが、最も伝わりづらいメッセージでもあるので、もっとシンプルで効果的なワン・メッセージを考えていく必要があるのでないでしょうか?

その意味でいえば、「ベジファースト」は実にいいメッセージだったと思います。

今回「ベジファースト」が削除されたことで野菜を食べる必要がないという誤った情報が広がらないことを望みます。







【関連記事】

グラドルで起業家のくりえみさん、飛行機内で出血!感染が広がり身体の一部を切除!気圧で傷口が広がることがあるの?手術後に傷口が開く3つの原因




投稿者: @hakuraidou
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飛行機内で出血…グラドルで起業家のくりえみがリアルタイムで報告「やっと意識失える(手術受けられる)」(2024年10月21日、livedoor)によれば、グラビアアイドルで起業家のくりえみさんが、約1ヶ月前に身体のしこりを取る手術をして、飛行機に乗ったところ、飛行機の中で傷口が急に痛み、気圧で傷口が広がってしまい、上半身の感染が広がってしまい、身体の一部を切除したと報告しています。

気になったのは「気圧で傷口が広がることがあるのか?」という点です。

検索していると、よく理由として挙げられているのが、雨の日に古傷が痛む理論として、気圧の変化により炎症物質「ヒスタミン」が分泌されて痛みが発生するという説。

しかし、このことに関する論文は見つからず、また日本医事新報の記事によれば、明らかなエビデンスが示されていないことから、気圧で傷口が開くとは言い切れません。

そこで、改めて、手術後に傷口が開く原因について調べてみると、3つの原因が考えられます。

1)感染:傷口が汚れていたり、異物や壊死した皮膚組織が付着したりすると、細菌が感染して炎症を起こし、傷口が開く可能性がある

2)縫合の仕方:傷を縫うときに真皮からしっかり縫わないと、傷口が開きやすくなる。

3)体の動きによる引っ張られる力:傷が治る過程で、体の動きにより引っ張られる力が働くことで傷口が開く可能性がある。

感染、縫合の仕方、体の動きにより引っ張られる力によって、手術後に傷口が開くことがあります。

改めてくりえみさんの投稿を見てみると、「飛行機の中で傷口が開いてしまい感染してしまいました」とありましたが、もしかすると、傷口が開いて感染ではなくて、感染して炎症を起こして傷口が開いたとは考えられないでしょうか?

とにかく自身で対応できるのは3)だけですが、手術後はやはり無理をしない動きをしないといけませんね。