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モーニングサージ予防法!寒い冬の朝に急激に血圧が上がる人は心筋梗塞や脳卒中が2.47倍高い!【めざまし8】




2025年2月4日のめざまし8では「モーニングサージ」について特集しました。

日本人2万1千人を対象にしたある研究によれば、日中は血圧値が正常にもかかわらず、早朝高血圧が145mmHg以上かつ診療所血圧が130mmHg未満の患者では、早朝高血圧が125mmHg未満かつ診療所血圧が130mmHg未満の患者と比較すると、心筋梗塞脳卒中などの心血管疾患リスクが2・47倍高いそうです。

【参考リンク】

血圧が瞬間的に急上昇することを「血圧サージ」といいます。

血圧は1日のうちでも朝の起床前後に上昇しやすくなり、この目覚めの前後で急激に血圧が上昇することを「モーニングサージ」「早朝高血圧」と呼びます。

■モーニングサージが起きやすい人の特徴

・高齢者(65歳以上)
・血糖値が高い人
・コレステロール値が高い人
・アルコール多く飲む人

動脈硬化の危険因子が、高血圧脂質異常症高脂血症)、糖尿病、肥満、喫煙、運動不足、偏った栄養バランスの食事(動物性脂肪の多い高カロリー食など)、アルコール、加齢、ストレスの有無と言われていますので、モーニングサージに特に気を付けるというよりも、動脈硬化にならないようにいかに予防していくかが重要になりますね。

■モーニングサージ予防法

■室温を保つ

番組では、起床時の室温は20~22℃程度が最適で、WHOによると、室温が18℃未満だと高血圧のリスクが高くなると紹介しました。

よく血圧が高い人は寒暖差に注意が必要といわれますよね。

冬(1月・2月)は心筋梗塞・脳梗塞が起こりやすい季節!?で紹介した死亡月別にみた心疾患-脳血管疾患死亡(厚生労働省)によれば、月別の死亡者数を比較すると、心筋梗塞などの心疾患、脳卒中・脳梗塞などの脳血管疾患による死亡は冬(1月・2月)に多いことがわかります。

また、家の中の温度差や熱い風呂で心筋梗塞|たけしのみんなの家庭の医学 1月25日によれば、温度の高い場所では熱を放出しようと広がり、温度の低い場所に移動すると、今度は熱を逃がさぬよう収縮するため、血圧が急激に上昇し、この温度差が大きいほど血圧は上がり、危険度が増してしまうのです。

断熱改修等で室温を安定させることが高血圧予防につながる!によれば、室温が年間を通じて安定している住宅では、居住者の血圧(最高血圧、最低血圧ともに)の季節差が顕著に小さく、安定しているということがわかってきているそうです。

局所暖房(例:居間のみを暖める暖房)よりも、住宅全体を暖房する方が高血圧予防の観点から見ると好ましいということも示唆されています。

つまり、住宅全体を暖房することにより室温を安定させることが血圧の安定、高血圧予防につながるということですよね。

●スルフォラファン(ブロッコリースプラウト)

番組ではブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンが動脈硬化予防に役立つと紹介していましたが、アブラナ科の野菜を定期的に摂取すると、心血管疾患のリスクを減らす予防的な食事療法になる可能性があるそうです。

【参考リンク】







発がんリスクの高いPFAS(ピーファス)、受診者の87%が米基準超え 岡山・吉備中央町




以前日本国内の河川や水道水からも「PFAS」が検出!では、発がん性リスクの高い「PFAS」が国内各地の河川や水道水から検出されていることを紹介しましたが、住民にPFAS公費血液検査開始 全国初、岡山・吉備中央町(2024年11月25日、共同通信)によれば、岡山県吉備中央町は一部浄水場の水から高濃度のPFASを検出されたことから、住民ら約800人を対象に、発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)の公費による血液検査を開始しました。

【追記(2025年1月28日)】

PFAS、受診者の87%が米基準超え 血中濃度検査で判明 岡山・吉備中央町(2025年1月28日)によれば、検査を受けた人の87.4%から「PFOS」「PFOA」など7種合計で1ミリリットル当たり20ナノグラム(ナノは10億分の1)以上が検出されたそうです。

米学術機関は7種合計で1ミリリットル当たり「20ナノグラム」を超えると健康へのリスクが高まるとの指標を示しています。

■PFASと健康リスク

ATSDRを見ると、PFAS の健康への影響として、コレステロール値の上昇、肝臓酵素の変化、出生体重の減少、子どものワクチン接種の効果減、妊娠高血圧症候群リスクの上昇、腎臓がん・睾丸がんのリスク上昇につながる可能性が挙げられています。

発がん性指摘される有機フッ素化合物「PFAS」 異例の水道水全国調査へ 「広範囲に広がることが問題」(2024/7/1、関西テレビ)によれば、「PFAS」は熱に強く、水や油をはじくなどの特性があり、フライパンのコーティングや、布製品のはっ水加工、消火剤などに使用されてきましたが、日本国内では現在はPFASの一部の物質について、輸入や製造が原則禁止されているそうです。

飲み水に発がん性リスクの高いものが含まれていると考えると怖いですが、そのリスクはどれくらいのモノなのでしょうか?

専門家は、仮に飲み水にPFASが含まれていたとしても、すぐに健康被害が出る可能性は低いとしながらも、対策の重要性について、こう指摘します。

【京都大学大学院医学研究科 原田浩二准教授】「長期的な汚染につながると、非常にたくさんの人が少しずつでも病気へのなりやすさが上がってしまう。

すぐに健康被害が出る可能性は低いながらも、長期的に見ると、病気になりやすくなるリスクが高くなると考えられます。

ニュースをチェックしてみたところ、全国各地で水質調査が行われており、場所によっては飲用水の暫定目標値超える化学物質が検出されたり、飲み水の利用制限が行われていたり、検出された町では住民への健康診断が行われていたり、ミネラルウォーターからも検出されていたりと、このニュースは全国的に広がっています。

つまり、決して他人ごとではないんですね。

PFASの健康への影響についての知見はまだまだ深まってはおらず、【独自】PFAS血液検査は「かえって不安が増す」 環境省、自治体向け手引の修正案に記載 本紙が入手(2024/8/2、東京新聞)によれば、

ドイツの公的機関や米国の学術機関が、健康影響のリスクが上がるとされているPFASの血中濃度指標を上回った場合でも「必ずしも健康障害が起こるとも限らない」「将来、健康影響が発生することを意味しない」

とあり、健康への影響はあるだろう数値を超えた場合でも必ずしも健康被害が起きるかどうかもわからないといったのが現状のようです。

今後地域によっては住民のPFAS血液検査などが行われることによって、不安になる人が増えたり、反対に知ることで不安が解消される人などこの問題についての向き合い方は様々だと思います。

これからPFASの健康への影響がどれくらいあるのかについて、いろんな研究が行われていくと思いますので、チェックしていきたいですね。







2025年は調査以来最も早いスギ花粉の飛散開始!花粉症の方は早めの対策を!




調査開始以来、一番早い飛散開始、「晴れて暖かく風のある日」は要注意都内でスギ花粉の飛散開始(速報)(2025年1月17日、東京都)によれば、スギ花粉の飛散開始日1月8日は調査を開始した1985年以来一番早い飛散開始となるそうです。

「花粉」今年は“早い”“多い”!?東京で統計史上“最早”「スギ花粉」飛散開始【ひるおび】(2025年1月20日、TBS NEWS DIG)によれば、夏が暑いと、スギの木が太陽光をいっぱい浴びて非常に元気になるため、花粉の飛ぶ数が多くなるそうです。

このブログでもまだ1月にもかかわらず花粉症の症状に関する検索が増えています。

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2025年は早めの花粉症対策が必要なりそうです。

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みのもんたさん、焼き肉店で肉をのどに詰まらせて窒息状態になり病院へ緊急搬送されていた!一時意識不明の重体に。




【独占】みのもんたが焼き肉店から緊急搬送、一時意識不明の重体 肉を喉に詰まらせて 窒息状態に(2025年1月22日、Newsポストセブン)によれば、みのもんたさんが焼き肉店で肉を喉に詰まらせて窒息状態に陥り、都内の大学病院に救急搬送されたそうです。

窒息(のどに物が詰まった時)の応急処置の方法「ハイムリッヒ法」を編み出した本人(96歳)が人生初めて「ハイムリッヒ法」で人命救助を行なった!?ではのどにモノが詰まった時の応急処置方法「ハイムリッヒ法」を紹介しています。

ハイムリッヒ法(腹部突き上げ法)とは、腹部を圧迫することでのどに物が詰まった時に吐き出させる応急処置の方法です。

参考リンクを参考に、ハイムリッヒ法のやり方についてまとめます。

  1. 救助者はのどに物が詰まった人の後ろに回り、腹部に両腕を回し、抱えるようにします。
  2. 片手で握りこぶしを作り、もう一方の手をその上に重ねて、みぞおちを避け、胸骨とへその中間あたりの下に当てます。
  3. 持ち上げるように強く圧迫して上に突き上げます。

日本医師会のHPでは気道異物除去の方法が紹介されていますが、大事なことは窒息を予防することであり、食べ物を細かく刻んで食べることを心掛けたいですね。

■まとめ

若い頃から持病の糖尿病や脊柱管狭窄症に悩まされ、2020年11 月には、パーキンソン病を発症したことを明かしていた。

みのもんたさんは糖尿病や脊柱管狭窄症、パーキンソン病を患っているそうです。

ロコモの要因となる3つの病気とは?|ロコモティブシンドロームチェック・ロコモにならないための運動のやり方によれば、脊柱管狭窄症は、ロコモティブシンドロームの要因となる病気の一つで、神経の通り道である脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなり、神経の通りが悪くなることで、背骨の内部の神経が圧迫されて足腰のしびれや痛みが出る病気です。

今回は食べ物をのどに詰まらせたという話でしたが、高齢者は注意したい!誤嚥性肺炎の気づきにくい症状のサイン!唾液がよく出る健口体操のやり方|高齢者(老人)の肺炎の7割以上が誤嚥性肺炎(厚生労働省統計)で紹介した厚生労働省の資料によれば、高齢者の肺炎の7割以上が誤嚥性肺炎です。

飲み込む力というのも衰えてきますので、食べ物を細かく刻んでから飲み込むことに注意してほしいですね。







HIKAKINさん、指定難病「好酸球性副鼻腔炎」で昨年末に入院・手術を告白!きっかけは飛行機頭痛!?




【ご報告】指定難病になり入院して全身麻酔で手術することになりました

HIKAKINさんは自身のYouTubeにて昨年末に指定難病「好酸球性副鼻腔炎」になり、入院・手術を行っていたことを明かしました。

好酸球性副鼻腔炎とはどんな病気なのでしょうか?

好酸球性副鼻腔炎(指定難病306)を参考にまとめます。

好酸球性副鼻腔炎は、両側の鼻の中に多発性の鼻茸(はなたけ;鼻の粘膜が炎症によって腫れて垂れ下がり、キノコのような形をしている。鼻ポリープとも呼ばれる。)ができ、手術をしてもすぐに再発する難治性の慢性副鼻腔炎です。

副鼻腔炎の人は、日本に100万人から200万人いると言われ、そのうち鼻茸が存在するような慢性副鼻腔炎患者が20万人、好酸球性副鼻腔炎の中等症・重症の人は、20万人の中の10分の1にあたる約2万人いるそうです。

好酸球性副鼻腔炎は、気管支喘息の人や、アスピリンなどの解熱剤などで喘息を起こしたりショックを起こしたりするアスピリン不耐症の人に多く起こります。気管支喘息になってから好酸球性副鼻腔炎になるのか、それとも好酸球性副鼻腔炎になってから気管支喘息になるのかはわかっていないそうです。

好酸球性副鼻腔炎の症状としては、においがわからない嗅覚障害が起こり、鼻詰まりや粘り気のある鼻汁が出るそうです。

HIKAKINさんによれば、この病気に気付いたきっかけは、ロケで飛行機に搭乗中、強い頭痛を感じたことだったそうです。

飛行機と頭痛の関係について調べてみたところ、飛行機頭痛は、飛行機の上昇や下降に伴う気圧の変化が原因で発生し、気圧の変化によって副鼻腔内の粘膜が引っ張られたり、炎症を起こしたりすることで痛みが生じるそうです。

つまり、副鼻腔に何らかの違和感があって、調べてみたところ、好酸球性副鼻腔炎だとわかったのではないでしょうか?