
by PROArturo Pardavila III(画像:Creative Commons)
イチロー選手(42歳)と稲葉篤紀さん(43歳)の対談から考えたことをまとめてみたいと思います。
■人体を理解する
●人体の動きを理解しながらプレイすることができれば、ケガを防ぐこともできる
イチロー選手の感覚で言えば、肩の力を抜くには膝の力を抜かないといけないそうです。
目に見えた部分だけではなく、そうした全体的なメカニズムを知った上動くことが必要になる。
●身体を大きくするトレーニングはダメ
最近は食事の量を増やして、ウエイトトレーニングを行なって身体を大きくするトレーニングが注目されています。
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しかし、イチロー選手はこの考え方には反対しています。
イチロー選手が反対するのは意外でした。
なぜイチロー選手は身体を大きくするトレーニング・ウエイトトレーニングに反対するのでしょうか?
それは、自分自身に持って生まれたバランスがあり、本来のバランスを保っていないと、筋肉が大きくなってもそれを支える関節や腱を鍛えることができないので、重さに耐えられずに(膝の関節が)壊れてしまうからなのだそうです。
人体を理解することが身体の動かし方やトレーニングのやり方をよくすることなのだそうです。
武井壮が語る「スポーツが上達するには自分の身体を思ったように動かす技術を上げることが必要」によれば、武井壮さんが考えるスポーツ(技術練習)をやる前にまずやっておくことは、自分の身体を思ったように動かす練習をしておくことなのだそうです。
イチロー選手の言葉を借りるならば、人体の動きを理解して、体を思ったように動かすことにもつながるのではないでしょうか。
ただ、こうしたイチロー選手の考えはこれまで何度も失敗を積み重ねて生み出されてものです。
イチロー選手も以前はウエイトトレーニングを行なっていたそうです。
イチロー選手の場合は、ウエイトトレーニングを行なって身体が大きくなった春先には無駄についた筋肉によって身体が回らなくなり、スイングスピードが落ちてしまったそうで、こうした失敗を6、7年繰り返したそうです。
そしてある時気づいたそうです。
春先動けない
→シーズン中トレーニングができなくて痩せる
→無駄なところが省かれることで、スイングスピードが上がる
イチロー選手も最初から今のような考えになったわけではなく、いろんな失敗を乗り越えて、バランスを保つことの重要性に気づいたのです。
【追記(2017/4/3)】
2017年4月1日放送の「S☆1」ではイチロー選手の特集。
イチロー選手はケガをしないイメージがありますが、決してけがをしていないわけではなく、ケガをしても出場していたそうです。
ケガをしてもその回復力が早いのもイチロー選手の体の特徴であり、そのことがケガをしないイメージを作っているようです。
イチロー選手が行なっている初動負荷トレーニングを行なった時と普通の人がウエイトトレーニングを行なった時のヘモグロビンの濃度変化を示したグラフ(資料提供:B.M.L.T生命医科学研究所)によれば、一般選手が酸素を失ったヘモグロビンより酸素を持ったヘモグロビンが少ないのに対して、イチロー選手は酸素を失ったヘモグロビンより酸素を持ったヘモグロビンが多いという結果が出たそうです。
そのことは回復力の早さを示す根拠の一つになるそうです。
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