鶏の胸肉成分「イミダゾールジペプチド」が記憶に効果がある!?

鶏胸肉の唐揚げ

by Daijiro Miyazawa(画像:Creative Commons)




鶏の胸肉成分、記憶に効果? =中高年3カ月摂取で―東大など

(2014/3/29、時事通信)

鶏の胸肉に多い成分を中高年のボランティアに3カ月間、朝晩の食事の際に取ってもらったところ、脳の記憶機能に関連する部位が年齢とともに萎縮する傾向が抑えられたとの研究成果を、東京大と国立精神・神経医療研究センターのチームがまとめた。

<中略>

この成分はアミノ酸で構成される「イミダゾールジペプチド」。肉類では鶏の胸肉に100グラム当たり1.2グラム程度と多く含まれ、豚肉やマグロ・カツオの赤身にも比較的多いという。

今回の研究によれば、鶏の胸肉に含まれる「イミダゾールジペプチド」が脳の記憶機能に関連する部位の加齢に伴う萎縮を抑えるそうです。

ところで、鶏の胸肉といえば、以前疲労回復物質として「イミダペプチド」という物質を紹介しました。

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イミダペプチドが豊富な鶏の胸肉で夏バテ防止・予防|たけしの本当は怖い家庭の医学

■疲労を回復する物質とは?

文部科学省と大阪市立大学による産官学連携 疲労定量化プロジェクトによれば疲労回復効果が高い物質が明らかになったそうです。

そのある物質とは、「イミダペプチド」。

イミダペプチドとは、動物の筋肉中に含まれ、渡り鳥や回遊魚に豊富な物質なのだそうです。

■イミダペプチドを多く含む食材とは?

そのイミダペプチドを多く含むのが、「鶏の胸肉」。

鳥の胸肉には、牛肉や豚肉に比べ、イミダペプチドを2~3倍多く含んでいるそうです。

1日400mgイミダペプチドを1週間摂り続ければ疲労回復に効果があることが判明しているそうです。

イミダペプチド 400mg = 鶏の胸肉 約100g

鶏の胸肉は中高年には欠かせない食材と言えそうです。







サイバーダイン、動作支援ロボット「HAL」 脳の信号で人の動きを感知し身体機能を補助

"Cybernoid" Arm Wrestling

by Steve Jurvetson(画像:Creative Commons)




■サイバーダイン、動作支援ロボット「HAL」 脳の信号で人の動きを感知し身体機能を補助

深層断面/サイバーダイン、市場に立つ-医療・介護ロボのベンチャー上場

(2014/3/26、日刊工業新聞)

サイバーダインの主力製品は、装着型ロボットの「HAL」。身体を動かそうとする時に脳から発生する生体電位信号を皮膚表面で検出し、モーター駆動で人の動きを支援する。

これまでにも、このブログでは、舌で車いすやパソコン操作する方法を開発-米大学では、舌でパソコンや車いすを操作する方法や息でパソコンを操作する方法などを紹介していました。

また、声を出したり、顎を動かしたりして車いすを操作する技術もあるそうです。

今回紹介したサイバーダインの装着型ロボットの「HAL」は、身体を動かそうとする時に脳から発生する生体電位信号を使って人の動きを支援することが出来るそうです。

現在、力を入れているのが脊髄損傷や脳卒中といった脳神経系疾患患者向けの、医療用HALを活用した機能改善治療だ。

こうした技術は、交通事故で脊髄を損傷した人や脳卒中の人、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症して手足が動かなくなった人などの利用だけでなく、今後ウェアラブル端末のユーザーインターフェイスにも活用されるのではないかと思います。

今後もこうした技術の発達には注目していきたいですね。







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VRテクノロジーで遠隔地にいても医師の診察が受けられるようになる!?|FACEBOOKがVRヘッドセットメーカーOCULUS RIFTを買収

Anna Bashmakova and Oculus Rift

by Sergey Galyonkin(画像:Creative Commons)




速報:Facebookが話題のVRヘッドセット、Riftのメーカー、Oculusを20億ドルで買収

(2014/3/26、TechCrunch)

”Oculus Riftに代表されるような優れたVRテクノロジーによって知られている。Riftを装着すればコンピュータによって生成された新しい没入的な空間を体験できる。ゲーム、映画、あるいは遠く離れた場所を驚くべきリアリティーで体験できる信じがたいテクノロジーだ。われわれはここにいながら他の場所で他の人々と体験を共有できる。”

Oculus Riftに代表されるようなVRテクノロジーによって、今まで以上に、ゲームや映画(家で見る)を入り込んでみることができるようになるでしょう。

また、VRテクノロジーによって、離れたところにいても、医師の診察を受けることができるようになったり、世界各国の授業が受けられるようになることにも役立つでしょう。

そうすることで、医学が進歩することも期待されます。

ただ、忘れてはならないのは、実際に会うことや体験することと、会ったように感じることや体験したように感じることは、明らかに違うということです。

「海馬 脳は疲れない」(著:池谷裕二・糸井重里)にインターネットの限界について書かれています。

海馬―脳は疲れない (新潮文庫)

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海馬にとって一番の刺激になるのが、「空間の情報」。

少し動くだけでも空間的な概念が海馬に刺激を与える。

実際に動かなくても頭の中で移動を想像するだけでも刺激になる。

インターネットを見ていても海馬の刺激にはなる。

しかし、インターネットの欠点は、人間には五感があるけれども、インターネットでは眼と耳だけの刺激の世界になってしまう。

創造に限界が生じてしまうのがそこ。

インターネットを見ているだけでも、海馬は刺激されます。

ただ、インターネットの限界は、眼と耳の刺激だけに限られていることです。

自分の持つ五感すべてで感じることで、今までの創造の限界を超えることになるのです。

このことをわかった上で、こうしたツールを活用することは大変意義のあることだと思います。







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妊娠3Dカレンダー「Mother Book」

参考画像:GIZMODE 




お腹が出てくる妊婦週めくり3Dカレンダー

(2014/3/22、GIZMODE)

これは、医療法人葵鐘会と電通が作成した妊娠3Dカレンダー「Bell-Net Mother Book」。

妊娠から出産まで、毎日の写真をつなぎ合わせた夫婦の動画が素晴らしい!という記事を以前紹介しましたが、今回は、週めくりで妊婦のお腹と同じように、どんどん飛び出していくデザインの妊娠3Dカレンダーの「Mother Book」です。

夫婦でその週に起きたことをメモするのもいいだろうし、旦那さんがこっそりと日記を付けて出産後にプレゼントするのもいいだろうし、発想が広がりますね。

【追記(2014/8/20)】

カンヌ広告祭グランプリ受賞! 妊娠週ごとの記録ができるビジュアルブック「Mother Book」が伝えたいこと

(2014/8/20、マイナビウーマン)

妊娠して出産するまでの40週を一冊の本で表現した「Mother Book」(制作は医療法人葵鐘会・電通中部支社)。広告界のアカデミー賞といわれるカンヌ広告祭でグランプリを受賞し、話題になっています。







健康を守る!?スマート・デスク「Stir Kinetic Desk」

Stir Kinetic Desk




あなたの健康のために頭脳を持った電動ワークデスク

(2013/10/23、roomie)

米新興企業Stir社の「Kinetic Desk」は、ユーザーの健康に配慮してソフトウェア制御で高さが変わる、インテリジェントデスクです。創業者は元Apple社員ですって。

時間が来ると立つよう優しく促してくれて、タッチパネルをタップすればスタンディングデスクになってくれるというシンプルな作業性。

これまでこのブログでは、座り仕事の健康への悪影響について紹介し、その対策として、立ち机を提案・紹介してきましたが、今回のデスクは、健康に配慮し、立って作業した時間と座って作業した時間を管理してくれるというものです。

理想のワークスタイルが見えてきたのではないでしょうか?

Stir Kinetic Desk について詳しく知りたい方はこちら

Stir Kinetic Desk







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