Eyemate|緑内障患者がインプラントとデバイスで眼圧を簡単に測ることができるシステム

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■Eyemate|緑内障患者がインプラントとデバイスで眼圧を簡単に測ることができるシステム

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by PACAF(画像:Creative Commons)

眼圧を簡単に測定できるようになる緑内障向けインプラント「Eyemate」が欧州で商品化(2018/8/6、Techable)で紹介されている「Eyemate」は、虹彩の後ろにリング状のインプラントを埋め込み、デバイスで眼圧を測るというシステムです。

眼圧を自分で測り、そのデータを医師と共有できることでその後の治療に活かせることが期待されます。

EYEMATE for improved management of glaucoma

Eyemate von Implandata: Imagevideo

インプラントと聞くと「歯」を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、眼にも利用されています。

現在白内障の手術では、日常生活に支障が出るほど視力が低下すると、水晶体を取り除き、代わりに、眼内レンズをはめ込む手術が行われています。

目のインプラントが珍しくない世の中になってきたように感じます。

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■緑内障治療の現状

緑内障とは、目が正常な機能を保てる「適正な眼圧」以上の眼圧のために、視神経が障害され、視野が欠けてくる病気です。

→ 緑内障とは|緑内障の症状・原因・眼圧・予防 について詳しくはこちら

緑内障の原因としては、前房内の房水が隅角からうまく排出されず、眼球内の圧力が高くなることにあります。

緑内障は視神経の障害により、徐々に視野が狭くなっていく疾患で、眼圧上昇が主な原因とされ、治療には眼圧を下げるための薬剤や手術が用いられる。角膜を切開し、房水を外に出す「線維柱帯切除術」は、侵襲性が高いうえ、術後管理に時間がかかるといわれる。

緑内障の治療にあたっては、目薬で眼圧を下げる方法(プロスタグランジン関連薬・交感神経β受容体遮断薬)によって緑内障の進行を抑える方法や手術によって治療する方法がありますが、まだ確実な治療法はでてきていません。

線維柱帯切除術には、緑内障用デバイス”MicroShunt”を開発する米国InnFocus社の買収について(2016/8/2、参天製薬)によれば、侵襲性が高い、患者さんの50%は短期もしくは長期にわたる重篤な術後合併症を患う、線維柱帯切除術の30%は術後24ヶ月以内に十分な効果が得られなくなる、患者の術後管理に10 – 20時間を費やすというような課題があり、限定的な利用にとどまっていたそうです。

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■緑内障市場の成長

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参考画像:緑内障用デバイス”MicroShunt”を開発する米国InnFocus社の買収について|参天製薬スクリーンショット

緑内障の発症リスクを高める要因|2050年までに緑内障を発症する米国人が約2倍になるで紹介した米国眼科学会(AAO)によれば、米国の緑内障患者は約270万人で、2050年までに630万人の米国人が緑内障を発症する、つまり、2050年までに緑内障を発症するアメリカ人が約2倍になると予測しています。

緑内障の原因によれば、緑内障のリスク要因はいくつか挙げられます。

●血縁者に緑内障の人がいる。(遺伝性要因)

家族歴:ある研究によると、親または兄弟に緑内障患者がいると、発症リスクは9倍高い。

緑内障には遺伝的要因があると考えられます。

●加齢

岐阜県多治見市で行われた疫学調査によれば、40歳以上の20人に1人が緑内障だったそうです。

そのため、40歳ごろから定期的に眼科検診を受けることをお勧めします。

●強度の近視

近視はその程度が高いほど、緑内障になるリスクが高いといわれます。

近視の人の目は眼球が歪んでおり、正常の眼球が23mmであるのに対し、近視の眼球は最大28mmになり、眼圧が高くなくても、圧力を受けてしまっているようです。

2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?で紹介した豪州のニューサウスウェールズ大学のBrien Holden研究所によれば、2050年までに50億人が近視になっていると予想されるそうです。

→ 近視 について詳しくはこちら

近視になると緑内障になるリスクが高く、これから近視になる人が増加するという予想が立てられていることから、ますます緑内障の患者が増加することが予想されます。

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●糖尿病

米国眼科学会(AAO)のアドバイスによれば、糖尿病によって、糖尿病網膜症、緑内障、白内障といった目の病気になりやすく、失明を予防するためにも血糖値コントロールと定期的な眼科検診が重要なのだそうです。

世界の糖尿病患者4億2200万人 成人の8・5%|WHOで紹介したWHOの報告書によれば、2014年の世界糖尿病患者は4億2200万人になっています。

また、糖尿病が世界で急増、4億人に迫る 中国、インド、アフリカでも(2014/9/3)で紹介した国際糖尿病連合(IDF)によれば、2013年の世界の糖尿病人口(20~79歳)は3億8200万人となっており、35年には5億9200万人に達する見込みなのだそうです。

糖尿病が緑内障のリスク要因であり、糖尿病人口がこれからも増加する傾向にあることから、緑内障患者が増加することが予想されます。

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つまり、緑内障の治療法を確立することは、失明になる人を少なくするためにも世界が取り組まなくてはならない問題なのです。

■まとめ

緑内障の治療に関しては、緑内障の診断を助ける緑内障のリスク要因に応じて自動で分類する機器や治療用デバイス、再生医療などの様々な分野で研究が進んでいます。

緑内障で失明してしまうというようなことも近い将来なくなっていく期待感がありますね。

ただ、緑内障のリスク要因を4つの類型に自動で分類する手法を開発|東北大・トプコンによれば、緑内障のリスク要因としては、眼圧の上昇による視神経の障害が主な要因ですが、その他にも、血流障害、近視、血管の痙攣(スパスム)なども緑内障の悪化に関わっており、どの要因が影響しているかによって治療法も異なってきますので、まだまだ解決すべきことはありそうです。







緑内障の症状 について詳しくはこちら

緑内障の原因 について詳しくはこちら

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緑内障の治療(目薬・手術) について詳しくはこちら

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緑内障の予防(食事・サプリメント) について詳しくはこちら

→ 目の病気・症状チェック について詳しくはこちら

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世界初のデジタルメディスン「エビリファイ マイサイト(Abilify MyCite®)」 米国FDA承認|大塚製薬・プロテウス




■世界初のデジタルメディスン「エビリファイ マイサイト(Abilify MyCite®)」 米国FDA承認|大塚製薬・プロテウス

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by tr0tt3r(画像:Creative Commons)

世界初のデジタルメディスン「エビリファイ マイサイト(Abilify MyCite®)」 米国承認

(2017/11/14、大塚製薬プレスリリース)

「エビリファイ マイサイト」は、エビリファイの錠剤に摂取可能な極小センサーを組み込んだもので、同剤の適応である成人の統合失調症、双極性Ⅰ型障害の躁病および混合型症状の急性期、大うつ病性障害の補助療法において使用されます。この錠剤を服用するとセンサーが胃内でシグナルを発し、患者さんの身体に貼り付けたシグナル検出器「マイサイト パッチ」がそれを検出します。この検出器は、患者さんの服薬データだけでなく、活動状況などのデータを記録し専用の「マイサイト アプリ」に送信します。アプリには、睡眠や気分などを患者さんが入力することもできます。これらのデータはスマートフォンなどのモバイル端末に転送され、患者さんの同意があれば医療従事者や介護者との情報共有も可能になります。

大塚製薬とプロテウス・デジタル・ヘルスは、世界初のデジタルメディスン「エビリファイ マイサイト(Abilify MyCite® )」の承認を米国FDAから取得したそうです。




■背景

大塚製薬とプロテウス社が開発したデジタルメディスン(服薬測定ツール)の新薬承認申請を米国FDAが受理

(2015/9/11、大塚製薬プレスリリース)

慢性疾患を患った患者さんのうち、およそ50%が処方通りに服用していないと言われており、そのため処方された薬の効果が十分得られていないと考えられます。米国においては、服薬不良による影響によって直接的、間接的なコストが1,000億ドルから3,000億ドルも余計にかかっていると推定されています*1,*2。例えば、統合失調症など精神疾患の患者さんは、慢性的な疾患のため長期間の服薬が必要となりますが、実際には薬剤を飲まなくなる、あるいは飲み忘れるなど、服薬が規則正しくできない状態になりがちです。薬を定期的に飲まなくなると再発するリスクが増大します*3,*4。

薬の飲み忘れや処方された薬の効果が得られないといった問題について以前も取り上げています。

例えば、緑内障 患者判断で治療中断18.7%によれば、「大した症状がない」、「継続受診が面倒」、「治療効果が実感できない」など病気自体への理解度が低いことや治療効果についての理解が低いという理由で、患者判断で緑内障の点眼治療を中断してしまっているそうです。

糖尿病患者の治療継続は半数にとどまるによれば、糖尿病の合併症に不安を感じ、糖尿病の治療の重要性を認識していても、治療を継続できている人は半数なのだそうです。

高齢者宅には年475億円分の残薬(飲み残し・飲み忘れの薬)がある!?|解決する4つの方法で紹介した日本薬剤師会が2007年に薬剤師がケアを続ける在宅患者812人の残薬を調査したところ、患者の4割超に「飲み残し」「飲み忘れ」があり、金額ベースでは処方された薬全体の24%にあたり、厚労省がまとめた75歳以上の患者の薬剤費から推計すると、残薬の年総額は475億円になったそうです。

なぜ高齢者の薬のもらい過ぎという問題が起きるのか?によれば、次のような理由で高齢者の薬のもらい過ぎという問題が起きています。

  • 高齢者になると複数の病気にかかることが多い
  • 複数の医療機関・複数の薬局にかかる
  • 薬剤師は「お薬手帳」で患者がどんな薬を飲んでいるか把握するが、薬の重複がわかっても、薬の整理までは手が及ばない
  • 医療機関に問い合わせてもすぐに返事がもらえず、患者を待たせないため、処方箋通りに薬を渡せばよいと考える薬剤師がまだ多い
  • 薬の情報が、医師や薬剤師間で共有されていない

処方された薬を適切に服用できずに、その結果、症状が悪化して薬が増えてしまい、また、その薬を飲み残してしまい、症状が更に悪くなっていく悪循環に陥ってしまうこともあるようです。

大塚製薬とプロテウス社が開発したデジタルメディスン(服薬測定ツール)の新薬承認申請を米国FDAが受理

(2015/9/11、大塚製薬プレスリリース)

デジタルメディスンは、エビリファイの錠剤に小型のシリコンチップ製の極小センサーが入ったもので、この錠剤を服用するとセンサーがシグナルを発し、患者さんの体表面に貼り付けたパッチ型の小型検出器でシグナルを検出します。 体に貼付するパッチ型の検出器は、患者さんが何時に薬を飲んだかなどの服薬データだけでなく、活動量(歩数)など様々なデータを検出することが可能です。集めたデータはスマートフォンやタブレット端末などに転送され、患者さんの同意のもと医師や看護師などの医療従事者に情報提供が可能です。この情報を元に、医療従事者や介護者が患者さんにより適した治療法を選定し、その結果として患者さんの服薬アドヒアランスを向上させることが期待できます。

今回紹介した「デジタルメディスン」は錠剤に胃液に接するとシグナルを発すセンサーを組み込み、患者さんの体に張り付けたシグナル検出器で服薬の日時や活動量などのデータを記録します。

そのデータをもとに、患者さん自身がアプリで服薬状況や活動量を確認したり、医師や看護師などの医療従事者と情報共有することにより、アドヒアランス(患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けること)を向上し、治療効果を高めることが期待されます。

【参考リンク】

■まとめ

今回取り上げた「デジタルメディスン」のポイントは薬の飲み忘れによって生じる治療効果が下がってしまうという問題をテクノロジー(今回の場合はセンサー)で解決しようというものです。

ほかにも様々なアプローチがとられています。

●IoTを活用した服薬忘れ防止システム

その問題を解決する方法の一つとして注目されているのが、いま注目のIoT(モノのインターネット)を利用して、アプリや薬剤ケース・ボトルを連動させて薬を飲むタイミングを通知する飲み忘れ防止システムです。

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●PillPackのアイデア

PillPackは人の習慣を活用して薬の飲み忘れを防ぐリマインダーアプリを開発中によれば、患者の中には、積極的に治療方針の決定に参加し、治療を受ける人がいる一方で、そうではない人がいて、薬にお金を使いたくないという人や薬が効くと信じていないという人、また、物忘れではなくて習慣が影響している場合もあるそうです。

人の習慣を利用して「ちゃんと薬を飲む」ようにしてくれるアプリ

(2015/8/8、WIRED)

パーカーはもともとアドヒアランスをある程度理解していた。薬剤師である父親が、処方箋を患者にわたすのを少年時代に見ていたからである。薬を飲み忘れる理由は単なる物忘れだけでなく、習慣も関係する。

「薬を受け取る余裕がない、薬にお金を使いたくない、さらに、あるいは薬が効くと信じていないという人もいる」と、アーカンソー大学薬学部の准教授セス・ヘルデンブランドは言う。これは意図的な「ノンアドヒアランス(nonadherence、患者が治療に対して積極的でないこと)」と呼ばれる。

このアプリは、意図的でないノンアドヒアランスの人を対象に設計されている。「アプリを使うために多くの入力を患者に強いることで、アドヒアランスを更に高める必要はない」とヘルデンブランドは言う。

パーカーはコンテクスト・アウェアネスをアプリでより実現し、より直感的なものにしている。

Pillpackでは、薬局や保険給付のデータを集めて、誰にどのような処方箋が出ているかがわかる「データベース」をつくることで、基本情報を入力すれば、患者の処方箋を自動で設定できるようになっているそうです。

こうした仕組みをバックグラウンドで動かすことによって、アプリユーザーの入力の手間を省き、薬の飲み忘れを防ぐためのお知らせをするシンプルなシステムになっています。

また、コンピュータが状況や変化を認識!『コンテキスト・アウェア・コンピューティング』|コベルコシステムによれば、

今までのように、個人が必要な情報を検索したり、スケジュールを確認したりするのではなく、過去の行動履歴、現在の時刻・スケジュール・位置情報などに基づいて、次の行動に必要な情報がシステムの側から積極的に提供されます。

ということで、Pillpackでは、ユーザーの位置情報に基づいてアラートを設定できるそうです。

つまり、習慣の強力な力を活用して、薬の飲み忘れを防ごうというアイデアですね。

●自動的に薬を投与するインプラント

生体工学で健康管理|緑内障を調べるスマ―ト・コンタクトレンズという記事で、このブログでは、定期的にインシュリンを注射しなければならない糖尿病患者の皮膚に超薄型で伸縮自在の電子装置を貼り付け、自動的に注射できるような仕組みというアイデアを考えてみました。

妊娠をコントロールする避妊チップの開発に成功ービル・ゲイツ財団出資の企業によれば、海外では腕の内側などにホルモン剤を含んだ細長いプラスチック製の容器を埋め込む「避妊インプラント」が広く普及しているそうで、将来的には、糖尿病治療も同様の方法をとっていくことが予想されます。

糖尿病治療用「スマート・インスリンパッチ」が開発される(2015/6/24)によれば、米ノースカロライナ大学とノースカロライナ州立大学の研究チームは、血糖値の上昇を検知し、糖尿病患者に適量のインスリンを自動的に投与できるパッチ状の治療器具を開発したそうです。

糖尿病患者に朗報!?グラフェンを使った血糖値測定と薬の投与を行なう一体型アームバンドによれば、韓国の基礎科学研究院の研究者たちは、ユーザーの汗をモニターして、血糖値を測定し、血糖値が下がってきている場合には、極小の針で薬を注射するという血糖値の測定と薬の投与の一体型デバイスを糖尿病患者のためにデザインを行なったそうです。

「薬の飲み忘れ」を根本から解決!複数の薬を異なる速度で自在に放出できるゲルの開発に成功|東京農工大学によれば、東京農工大学大学院の村上義彦准教授の研究グループは、体内に薬を運ぶための入れ物である「薬物キャリア」として利用されている構造体(ミセル)に着目し、「物質の放出を制御できる機能」をゲルの内部に固定化するという新しい材料設計アプローチによって、「複数の薬を異なる速度で自在に放出できるゲル」の開発に成功しました。

「複数の薬を異なる速度で自在に放出できる」というアイデアが実現することになれば、「残薬(飲み残しの薬)が減ることによって医療費削減」「認知症などの人が飲み忘れることがなくなる」「治療継続の負担がなくなる」といったことが期待されます。

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今回取り上げたように、現状の方法では治療を継続していくのは難しいということがわかっているのですから、継続しやすい新しい治療方法を考える必要があるのは間違いなく、すでに世界的にも自動で数値を検知して、適量の薬を投与するという方向に進んでおり、今後はこうした研究がどんどん出てくるのではないでしょうか。

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もう一つ気になる点があります。

それは、本当にその薬に効果があるかという問題です。

ゲノム解析が一般的なものになった時、AIが過去の文献や医学論文、データベースを探索するようになる!?では、抗がん剤は高価で、かつ副作用の生じることから、薬が効かない患者に副作用のリスクを負わせ、高額な医療を施す必要があるのかという問題があり、ゲノム情報を活用して、どの薬が効果を発揮できるのか、ということを事前に調べて投与する「プレシジョン・メディシン(Precision Medicine)」に注目が集まっているという話題を取り上げました。

薬の飲み忘れ問題も大事ですが、そもそもその薬の効果があるかどうかがわからない場合もあり、今後は、遺伝子を調べて、その薬で対応できるのかを判断してから投与するということが常識となっていくのではないでしょうか?







【参考リンク】
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アスリートの体の熱と汗に反応して微生物細胞が開閉する換気フラップ付きトレーニングスーツ・ランニングシューズをデザイン|MIT




■アスリートの体の熱と汗に反応して微生物細胞が開閉する換気フラップ付きトレーニングスーツ・ランニングシューズをデザイン|MIT

Biologic
Biologic

参考画像:Biologic|Vimeoスクリーンショット

Researchers design moisture-responsive workout suit

(2017/5/19、MIT NEWS)

The cells act as tiny sensors and actuators, driving the flaps to open when an athlete works up a sweat, and pulling them closed when the body has cooled off.

MITの研究者のチームは、湿気の変化に応じて収縮したり膨張したりする微生物細胞を活用して、アスリートの体の熱と汗に反応して開閉する換気フラップ付きの通気性のあるトレーニング用スーツや同様の仕組みを使った空気を抜き、水分を吸い取るランニングシューズをデザインしたそうです。

両方のデザインの詳細はScience Advancesに掲載されています。

【参考リンク】




■Second Skin

[vimeo]https://vimeo.com/142208383[/vimeo]

魔法をテクノロジーで創りだそうとする科学者|「充分に発達した科学は魔法と見分けがつかない」では、MITメディアラボの石井裕さんは、バイオロジーを活用して、ダンサーの体温上昇や発汗に合わせて開閉するウェアを開発したという記事を紹介しました。

人と機械はどこまで近づくのか?最先端の科学者らが語る『機械で能力を拡張し始めた人類』

(2016/3/31、CodeIQ MAGAZINE)

このウェア、よく見るとたくさんの通気孔があるが、これがダンサーの体温上昇や発汗に合わせてゆっくりと開閉するという。

センサーやアクチュエーター(何かの動作を促す仕掛け)の役割を果たしているのは「納豆菌」だ。「同じことは機械でもできるが、生物である納豆菌は増殖し、耐久性も高い」。

石井らは、納豆菌が温度や湿度でどう膨張するかを調べ、どのような形状にすればどんな動きを再現できるかを試作、それを人の体温や発汗のメカニズムの研究に重ね合わせてウェアをつくったという。

MIT used bacteria to create a self-ventilating workout shirt

(2017/5/23、Popular Science)

But what worked best for creating the vented wearable was coating latex on both sides with a type of bacteria called B. subtilis .

通気性のあるウェアラブルを作るのに最も効果的だったのは、ラテックスに枯草菌(Bacillus subtilis)に属する納豆菌(Bacillus subtilis var. natto)を両面にコーティングすることだったそうです。

[vimeo]https://vimeo.com/142212881[/vimeo]

Making of Biologic

Tangible Media Groupは、MIT Media Lab、MIT(マサチューセッツ工科大学)、RCA、New Balanceによる共同プロジェクトで、「Second Skin」(バイオスキンが体の熱と汗に反応し、フラップが開き、体を冷やす)によりスポーツウェアの世界に変化を起こすのではないでしょうか。

【参考リンク】

  • bioLogic|MIT Media Lab Tangible Media Group

■まとめ

WIRED VOL.20によれば、都市や建築に対するバイオロジーの実用性という意味では、近い将来、室内の空気と外気のバランスによって換気を自動制御する建築が登場するかもしれないそうです。

WIRED(ワイアード)VOL.20 [雑誌]

今後はこうしたバイオロジーを活用した製品が増えていくのではないでしょうか。







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目の下のシワやたるみを消す「第二の皮膚」を形成する素材を発明|MIT

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■目の下のシワやたるみを消す「第二の皮膚」を形成する素材を発明|MIT

目の下のシワやたるみを消す「第二の皮膚」を形成する素材を発明|MIT
目の下のシワやたるみを消す「第二の皮膚」を形成する素材を発明|MIT

参考画像:Engineering a second skin|YouTubeスクリーンショット

Engineering a second skin

目の下のしわ消すローション、MIT研究者が発明

(2016/5/11、CNN.co.jp)

膜は酸素の原子とシリコンの原子を組み合わせたポリマーで構成されていて、研究チームでは化粧品や医薬品としての製品化を見込む。皮膚を覆って乾燥から守れることから、しわを隠すだけでなく湿疹などの皮膚疾患の治療にも役立てられる見通しだという。

米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームによれば、目の下のシワやたるみを消す「第二の皮膚」を形成する素材を発明したそうです。

みんなが読んでる! → 目の下のたるみをなくす方法 について詳しくはこちら







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乳がんリスクを食生活で低減|大豆、DHA・EPA、乳酸菌に抑制・予防効果

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【目次】




■乳がん予防は若い時期から

Kings Of Concrete returned to Dublin on July 3rd and 4th.

by William Murphy(画像:Creative Commons)

乳がんリスク 食生活で低減 大豆、魚介、乳酸菌…抑制・予防効果

(2010/1/28、産経新聞)

◆初潮時期と関係

乳がんは40代から50代の中高年の患者数が最も多く、比較的若い時期に発症する。

聖マリアンナ医科大学ブレスト&イメージングセンター附属クリニックの福田護院長は「乳がんを引き起こす“がんの芽”は、10代から20代のかなり若い時期にできていると考えられている。

乳がん予防に関心の高いのは中高年世代だが、予防という観点からはもっと若い世代にも関心を持ってほしい」と話す。

乳がんは、40代から50代の女性に多いそうですが、乳がんは比較的早い時期に発症するそうです。

つまり、若い時期から乳がん予防に関心をもつ必要があるということです。

乳がんは女性ホルモンのエストロゲンと関係しており、早い年齢での初潮は乳がんリスクの一つに挙げられる。

初潮年齢と関係するのが子供時代の栄養状態で、日本女性の初潮年齢が早くなったことについて、食事の欧米化を指摘する声は多い。

乳がんリスクの一つに初潮年齢が上げられており、子供時代の栄養状態が関係していると考えられるそうです。

しかし、詳しくその原因はわかっていないようです。

ただ、「初潮年齢への影響が欧米化によって食べる内容が変わったためなのか、カロリーを多く取ったためなのか、実はよく分かっていない」と福田院長。

→ 乳がんの症状・原因・検査・予防法 について詳しくはこちら




■乳がんの発症リスクを減らすには

発症のリスクを減らすとみられている食品として、よく知られるのが豆腐やみそ、納豆などの大豆食品だ。

これは大豆の胚芽(はいが)部分に含まれる「大豆イソフラボン」がエストロゲンとよく似た化学構造を持ち、健康な若い女性が摂取すると体内のエストロゲンと拮抗(きっこう)してエストロゲンを抑える作用があるためだ。

乳がんの発症リスクを減らすと考えられている食品としては、大豆食品が有名ですね。

大豆イソフラボンがエストロゲンに似た構造があるからなのだそうです。

大豆・イソフラボン摂取と乳がん発生率との関係について|多目的コホート研究|国立がん研究センター

「大豆、豆腐、油揚、納豆」では、はっきりとした関連が見られませんでしたが、「みそ汁」ではたくさん飲めば飲むほど乳がんになりにくい傾向が見られました。

<中略>

イソフラボンをあまり食べない人に比べ、たくさん食べる人のほうが乳がんになりにくいことがわかりました。

<中略>

閉経後の人達に限ると、イソフラボンをたくさん食べれば食べるほど、乳がんなりにくい傾向がより顕著に見られました。

イソフラボンが乳がんを予防するかどうかはまだ証拠が十分とはいえないようですが、現在のところ、大豆製品をバランスよくとることが乳がん予防につながることが期待されます。

また、魚介類に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)と呼ばれる不飽和脂肪酸の抗がん作用も有名で、乳がん予防にも有効とみられている。

さらに、乳酸菌や食物繊維は腸内環境を整え、腸内でのエストロゲンの再吸収を抑えるとみられ、予防効果が期待されている。

<中略>

■腸内細菌の役割に注目

がんのリスクを下げるのではないかと注目されているのが、腸内細菌との関係だ。

昨年12月、米テキサス州で開かれたサンアントニオ乳がんシンポジウムで、東京大学大学院医学系研究科の大橋靖雄教授(生物統計学)らが「10代から乳酸菌シロタ株を含む飲料(ヤクルトなど)を日常的に摂取していた日本女性は乳がんのリスクが低い」とする研究結果を報告。

腸内細菌と乳がんの関係がクローズアップされた。

DHA・EPAが含まれている魚介類や腸内環境を整える乳酸菌・食物繊維も乳がん予防効果が期待できるそうです。

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