食道がん、野菜と果物で危険半減|アブラナ科のイソチオシアネートで食道がんのリスクが低下|厚労省研究班

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■野菜と果物で食道がんのリスクが低下

<食道がん>野菜と果物で危険半減 厚労省研究班

(2008/8/14、毎日新聞)

野菜と果物を多く食べる男性は、あまり食べない男性に比べ、食道がんになる危険性がほぼ半減することが、厚生労働省研究班(担当研究者、山地太樹・国立がんセンター予防研究部研究員)の調査で分かった。

厚生労働省研究班によれば、野菜と果物を多く食べる男性は、あまり食べない男性に比べ、食道がんになる危険性がほぼ半減するということが分かったそうです。

野菜・果物摂取と扁平上皮細胞由来食道がんとの関連について|多目的コホート研究|国立がん研究センター

野菜・果物の高摂取グループでは、低摂取グループに比べ食道がんのリスクがほぼ半減していました。野菜・果物の合計摂取量が1日当たり100グラム増加すると、食道がんのリスクが約10%低下していました。

この研究でのポイントは、くだものを多く摂取するグループや野菜を多く摂取するグループよりも、野菜・果物の両方の摂取量が多いと、食道がんのリスクが低下しており、野菜・果物の合計摂取量が1日当たり100グラム増加すると、食道がんのリスクが約10%低下しているということです。

■アブラナ科のイソチオシアネートで食道がんのリスクが低下

野菜・果物摂取と扁平上皮細胞由来食道がんとの関連について|多目的コホート研究|国立がん研究センター

野菜・果物の種類別には、キャベツ・大根・小松菜などが含まれる十字花科の野菜でのみ統計学的に有意な関連がみられました。十字花科の野菜は、実験研究などで発がんを抑制するとされるイソチオシアネートを多く含んでいるという特徴があります。

また、野菜・果物の種類別では、キャベツや大根などのアブラナ科の野菜の摂取がよいそうで、アブラナ科の野菜は、がんを抑制するとされる成分『イソチオシアネート』を多く含むため、効果があるのではないかと考えられるそうです。

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■抗酸化作用を持つイソチオシアネートでがん予防

アブラナ科の野菜「クレソン(米Watercress、仏cresson)」には抗酸化作用を持つ「イソチオシアネート(Isothiocyanate)」という栄養素が含まれているそうです。

イソチオシアネートが体内に入ると、抗酸化物質が大量に作られ始め、抗酸化物質が、全身の細胞内にある有害な活性酸素を無毒化してくれることにより、がんの発生を抑制してくれると考えられるそうです。

国際がん研究機関(IARC)によれば、ブロッコリー・キャベツ・クレソンなどアブラナ科の野菜ががんリスクを減少させると発表されているそうです。

アブラナ科の野菜には「イソチオシアネート」が含まれているのですが、その中でもクレソンに豊富に含まれているそうです。

がん予防に効果的な一日の摂取量についてはまだわかっていないそうですが、定期的に摂取することでがん予防に効果的だと考えられるそうです。

→ 抗酸化食品|抗酸化作用とは・抗酸化物質 について詳しくはこちら

■まとめ

野菜や果物を積極的にとって病気を予防しましょう。

*なお、アブラナ科の野菜には青汁で有名なケールも含まれます。







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学校健康診断の記録を「ビッグデータ」として活用し、長期間保存して成人期の病気の予防につなげる新事業を始める|文科省・総務省・「学校健診情報センター」




■学校健康診断の記録を「ビッグデータ」として活用し、長期間保存して成人期の病気の予防につなげる新事業を始める|文科省・総務省・「学校健診情報センター」

TBE-vaccination hos Apotek Hjärtat

by Apotek Hjartat(画像:Creative Commons)

学校健診記録を「ビッグデータ」に長期保存…成人期の病気予防に活用

(2016/11/21、読売新聞)

近年の研究で、心筋梗塞や糖尿病など成人期の病気の多くに、小学校低学年までの健康状態が影響を及ぼすこともあることが分かってきた。京都大の教授らによるベンチャー企業「学校健診情報センター」(京都市)は、健診記録が病気の予防などの研究に役立つと考え、昨年度、国公私立の学校の児童・生徒を対象に健診記録のデータベース化に着手した。

 各自治体の個人情報保護条例に基づき、学校から個人が特定できない形で健診記録の提供を受ける。研究目的は自治体や学校を通じて保護者に伝え、自治体が持つ生徒の乳幼児期の健診や母親の妊婦健診の記録なども一部取り入れる。

文部科学省と総務省、京都大発のベンチャー企業「学校健診情報センター」は、中学卒業後に廃棄されてきた学校健康診断の記録を「ビッグデータ」として活用し、長期間保存して成人期の病気の予防につなげる新事業を始めたそうです。

ビッグデータを活用したヘルスケア事業は増えていますが、子供のころのデータを活用することで、病気になりやすいサインを見つけていくことは面白い試みですね。

医療・健康分野におけるICT化の今後の方向性(平成25年12月、厚生労働省)によれば、

健康寿命を延伸するためには、ICTを利用した個人による日常的な健康管理が重要

だと書かれています。

ICTとは、Information and Communication Technology(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー:情報通信技術)の略です。

ICTを活用した医療分野への活用の例としては次の通り。

  • 電子版お薬手帳や生活習慣病の個人疾病管理など患者・個人が自らの医療・健康情報を一元的、継続的に管理し活用する仕組み
  • 地域包括ケアシステム(電子カルテ情報を地域の診療所が参照する)
  • ICTを活用してレセプト等データを分析し全国規模の患者データベースを構築し、疾病予防を促進

学校健康診断の記録を長期保存することはICTを活用したデータベース構築の一つの例ですね。

様々なデータベースが構築され、それが一元管理されるようになり、人々が個人の健康情報データを記録しながら、健康を管理するようになるようになっていくのでしょうね。







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食前に野菜ジュースを飲むことによる食後高血糖抑制効果はベジタブルファーストと同等の効果がある!

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■食前に野菜ジュースを飲むことによる食後高血糖抑制効果はベジタブルファーストと同等の効果がある!

Juicing

by Rob Bertholf(画像:Creative Commons)

食前の野菜ジュース摂取でメタボ予防に期待!“野菜ジュースファースト”の血糖値上昇抑制効果はベジタブルファーストと同等であることが判明!

(2016/8/24、カゴメニュースリリース)

白米摂取前に野菜サラダまたは野菜ジュースを摂取すると、推移は異なるものの、共に食後血糖値の上昇を抑えられることがわかりました。また、それぞれ 10 分前より 30 分前に摂取した方が血糖値の上昇を抑える効果が高く、白米摂取の 30 分前に野菜ジュースを飲んだ場合に、最も効果が高いと考えられました。

最近では食前に野菜を食べることで食後の血糖値の急上昇を抑える「ベジタブルファースト」が注目を集めており、#沢尻エリカ さんの美しさを保つ方法(食生活・運動・美容・健康的なライフスタイル)によれば、女優の沢尻エリカさんは野菜から食べる、ベジタブルファーストの発想で食事をとるようにしている(2014年のインタビューより)そうです。

すでに、食前に野菜ジュースを飲むと、食後の血糖値の上昇を抑える効果-カゴメがヒト試験で確認によれば、食前に野菜ジュースを飲むと、食後の血糖値の上昇を抑えることができることがヒト試験で確認されていますので、今回は野菜サラダと野菜ジュースにある血糖値上昇抑制効果にどれほどの違いがあるかを調べる実験となります。




■実験結果

今回の実験で分かったことをまとめると次のような結果になります。

食前に野菜ジュースを飲むことは、食前に野菜サラダを摂取した場合と同等の食後血糖値上昇抑制効果があり、また、食後30分前に摂取したほうが最も効果が高い
食前に野菜ジュースを飲むことは、食前に野菜サラダを摂取した場合と同等の食後血糖値上昇抑制効果があり、また、食後30分前に摂取したほうが最も効果が高い

参考画像:食前の野菜ジュース摂取でメタボ予防に期待!“野菜ジュースファースト”の血糖値上昇抑制効果はベジタブルファーストと同等であることが判明! (2016/8/24、カゴメニュースリリース)|スクリーンショット

  • 野菜ジュースを食前に摂取することで、野菜サラダを食前に摂取した場合と同等の食後血糖値上昇抑制効果が得られる。
  • それぞれ食事の 10 分前より 30 分前に摂取した方が、効果が高い。

    さらに、今回の試験条件においては、食事の 30 分前に野菜ジュースを飲んだ場合に、最も効果が高いことが示された。

食前に野菜ジュースを飲むことは、食前に野菜サラダを摂取した場合と同等の食後血糖値上昇抑制効果があり、また、食後30分前に摂取したほうが最も効果が高いことが分かったそうです。

■気になるポイント

今回のニュースで気になるポイントはこちら。

ただし、野菜サラダを食べた場合と野菜ジュースを飲んだ場合では血糖値の推移は異なるという結果が出ています。これは、それぞれの食品による血糖値上昇抑制のメカニズムの違いによるものと考えられます。

野菜サラダと野菜ジュースとでは血糖値の推移が異なる結果が出ていることから、血糖値上昇抑制の仕組みが違うと考えられるという点です。

血糖値を下げる食品・食事方法によれば、食物繊維の多い野菜から先に食べると、糖分が食物繊維に絡まり、通常よりゆっくりと吸収されるため、食後の血糖値の上昇を抑えることができると考えられますが、野菜に含まれる別の成分が血糖値の上昇を抑えることにつながっている可能性があるので、今後の研究に注目したいですね。

→ 血糖値(正常値・食後血糖値・空腹時血糖値)・血糖値を下げる食品 について詳しくはこちら




→ 野菜ジュースにメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)予防・改善効果を確認|カゴメ について詳しくはこちら

→ 食前に野菜ジュースを飲むと、食後の血糖値の上昇を抑える効果-カゴメがヒト試験で確認 について詳しくはこちら




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VRで痛みを軽減し、依存性のある鎮痛剤の使用を抑制しようという取り組み|シーダーズサイナイ医療センター




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■VRで痛みを軽減し、以前性のある鎮痛剤の仕様を抑制しようという取り組み|シーダーズサイナイ医療センター

Viking

by Leonard Lin(画像:Creative Commons)

VRで痛み軽減:没入感が脳を乗っ取る

(2017/7/17、WSJ)

センターの研究者、ブレナン・スピーゲル氏によると、過去2年に行った臨床実験の結果、VRを体験することで痛みを24%軽減できることが分かった。VRはがんや整形外科的な傷、腹部の不快感などさまざまな痛みを緩和できるという。

ロサンゼルスのシーダーズサイナイ医療センターでは、VRによって痛みを軽減するという研究が行なわれているそうです。

3月に医学誌「ジャーナル・オブ・メディカル・インターネット・リサーチ・メンタル・ヘルス」に掲載された研究論文によると、シーダーズサイナイの患者50人を対象に、痛みを緩和するためテディベアのVRゲームをプレーさせたところ「統計的に有意かつ臨床的に重要な」改善が見られたという。

リラクゼーション用の映像よりもVRゲームをさせたグループのほうが痛みが緩和されたという結果が出たそうです。

【参考リンク】

VRで痛みを軽減するというのは面白いアイデアですが、この背景にあるのは、依存性のある鎮痛剤の使用を抑制しようという取り組みです。

米国では今、医師が依存性のある鎮痛剤の使用を抑制しようと取り組んでおり、スピーゲル氏らはVRが有効な代替策や補完治療になり得ると話す。

【参考リンク】




■まとめ

がん患者の心の悩みが減る一方、体の痛み(脱毛・しびれ・後遺症・体力の低下)に悩む人が増えているで取り上げた山口建・静岡県立静岡がんセンター総長らの研究チームの調査によれば、10年前に比べて、再発の不安や残される子どもの心配などの「心の苦悩」の占める割合が53.0%から36.6%に減った一方、抗がん剤の副作用や手術の後遺症などの「身体の苦痛」は15.1%から22.8%に増加しているそうです。

痛みを軽減する方法としては、「痛いの痛いの飛んでけー」を活用した生理痛の痛みを消す方法を以前紹介しました。

「痛いの痛いの飛んでけー」生理痛をスイッチオフするウェアラブルデバイス「LIVIA」!その仕組みとは?によれば、Liviaの技術は「ゲートコントロール理論」に基づいているもので、この理論を自分なりにものすごく簡単にかみ砕くと、「痛いの痛いの飛んでけー」理論です。

人は、痛いところがあると、自然とその部分をさすってしまうものです。

感覚神経には細い繊維と太い繊維があり、痛みのシグナルの伝達速度が速い太い繊維に刺激を与えると、ゲートを閉鎖して細い繊維の痛みのシグナルが通過することができず痛みを感じなくなるという「ゲートコントロール理論」の考えを基に作られたのが「Livia」なのだそうです。

「Livia」は電気刺激を与える2つのパッドを痛みのある部分に貼り付けると、生理痛の痛みが消えてしまうそうです。

今回の研究では、体の痛みを鎮痛剤で抑えることなく、没入感のあるVR体験によって、痛みに意識が行かなくなることを目指しています。

VR対応ヘッドマウントディスプレイを使って視界の80%以上を覆うような映像を展開すると、脳はそれを現実のように認識してしまう!?によれば、VRの特徴といえば、「没入感」ですが、VR対応ヘッドマウントディスプレイを使って、視界の80%以上を覆うような映像を見ると、脳はそれを現実のように認識してしまうそうです。

PlayStation VR用ゲーム「サマーレッスン」を開発した、バンダイナムコエンターテインメントの原田勝弘チーフプロデューサーによれば、VRゲームについて研究する中で、VRを悪用すれば数千人を一斉に車酔いさせ嘔吐させることも可能なのだということでしたが、それほど没入感の強いものだということですね。

【参考リンク】

VRはゲームや3D映画向けに作られているだけでなく、医療や教育分野でも関心が持たれています。

VRによって痛みの緩和ができて、鎮痛剤の依存に悩まされる人が少なくなるといいですね。







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日立システムズ、「音声こころ分析サービス」を開発|なぜ声帯の変化で心の状態の「見える化」ができるのか?|神奈川県が未病の早期発見に寄与するサービスを試験導入

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【目次】

■日立システムズ、「音声こころ分析サービス」を開発

日立システムズがPSTと協業し、「音声こころ分析サービス」を開発 神奈川県が未病の早期発見に寄与するサービスを試行導入
日立システムズがPSTと協業し、「音声こころ分析サービス」を開発 神奈川県が未病の早期発見に寄与するサービスを試行導入

参考画像:日立システムズがPSTと協業し、「音声こころ分析サービス」を開発 神奈川県が未病の早期発見に寄与するサービスを試行導入(2017/2/3、日立システムズ)|スクリーンショット

日立システムズがPSTと協業し、「音声こころ分析サービス」を開発 神奈川県が未病の早期発見に寄与するサービスを試行導入

(2017/2/3、日立システムズ)

本サービスは、スマートフォンや固定電話、携帯電話などから録音した音声データを分析して心の状態を見える化し、利用者にメンタル疾患の自覚と予防を促します。さらに、管理者向けの充実した機能によって、メンタル疾患者およびその予兆が見られる利用者の早期発見を支援し、社会課題となっているメンタルヘルス対策に寄与することが期待されます。
なお、本サービスの分析には PST が開発した未病音声分析技術 MIMOSYS(ミモシス:MindMonitoring System)を利用しています。MIMOSYS は声帯の変化(不随意反応)を分析して心の状態を「見える化」する技術で、東京大学大学院医学系研究科 音声病態分析学 特任准教授の徳野先生によって医学的に検証されており、日常の声から客観的かつ手軽に心の状態をチェックすることができます。

日立システムズは、PSTが開発した声帯の変化(不随意反応)を分析して心の状態を「見える化」する未病音声分析技術MIMOSYS(ミモシス:MindMonitoring System)を利用し、スマホなどの音声データから心の状態の変化を捉え、病気の予防や兆候の早期発見につなげる「音声こころ分析サービス」を開発し、神奈川県が2017年2月下旬から試験導入するそうです。

■なぜ声帯の変化で心の状態の「見える化」ができるのか?|MIMOSYS(ミモシス:MindMonitoring System)の原理

なぜ声帯の変化で心の状態の「見える化」ができるのか?|MIMOSYS(ミモシス:MindMonitoring System)の原理
なぜ声帯の変化で心の状態の「見える化」ができるのか?|MIMOSYS(ミモシス:MindMonitoring System)の原理

参考画像:日立システムズがPSTと協業し、「音声こころ分析サービス」を開発 神奈川県が未病の早期発見に寄与するサービスを試行導入(2017/2/3、日立システムズ)|スクリーンショット

日立システムズがPSTと協業し、「音声こころ分析サービス」を開発 神奈川県が未病の早期発見に寄与するサービスを試行導入

(2017/2/3、日立システムズ)

感情をつかさどる脳の大脳辺縁系(へんえんけい)は、神経で声帯と直接つながっているため、脳がストレスを感じると、声帯にシグナルが送られます。例えば、リラックスした状態では声帯は緩み声の周波数は低く、また緊張した状態では声帯は固くなり周波数が高くなります。このように心の状態は自分ではコントロールできない声帯の変化(不随意反応)として表れるため、その変化を解析して、心の状態を「見える化」します。

大脳辺縁系は神経で声帯と直接つながっており、声帯の変化は自分ではコントロールできないので、声帯の変化を分析することで、心の状態を「見える化」することができるそうです。




■神奈川県は未病対策に熱心!?|神奈川県が未病の早期発見に寄与するサービスを試験導入

神奈川県では、神奈川県職員 100 名(希望者)を対象に「ME-BYO BRAND」認定のMIMOSYSを用いた「音声こころ分析サービス」を試験導入するそうです。

以前電子母子手帳アプリ提供開始 「マイME-BYO(未病)カルテ」と連携でお薬情報も管理できる|神奈川県を紹介しましたが、神奈川県は未病対策に熱心なようです。

●ME-BYO BRANDとは?

日立システムズがPSTと協業し、「音声こころ分析サービス」を開発 神奈川県が未病の早期発見に寄与するサービスを試行導入

(2017/2/3、日立システムズ)

ME-BYO BRAND:神奈川県の未病産業関連の優れた商品・サービスを認定する制度。未病産業の魅力を広め、産業化の牽引を図ることを目的としている。神奈川県では、超高齢社会の到来に備え、「未病の改善」と「最先端医療・最新技術の追求」という2つのアプローチを融合する「ヘルスケア・ニューフロンティア」の取り組みを進めることにより、誰もが健康で長生きできる社会をめざしている。

●マイME-BYO(未病)カルテとは?

「マイME-BYO(みびょう)カルテ」とは

(2016/9/1、神奈川県)

「マイME-BYOカルテ」では、お薬情報のほか、薬による副作用の記録、アレルギーの有無、これまでかかった病気、ワクチン接種歴なども登録できます。

「マイME-BYO(未病)カルテ」は、お薬情報や健康情報等を一覧で管理できるアプリです。

■まとめ

未病対策のような予防医療・予防医学に取り組んでいくことは医療費の削減するためにも今後重要になっていくと考えられますし、世界的にも予防医学・予防医療の方向に進んでいるのを感じます。

ザッカーバーグ夫妻、人類の病気を予防・治療するプロジェクトで30億ドルを投資で紹介したザッカーバーグさんはこのようにコメントしています。

ザッカーバーグは「アメリカでは病気にかかった人々を治療するための支出に比べて、そもそも人々が病気にならないように研究するための支出はわずか50分の1しかない」と述べた。

ザッカーバーグさんのコメントは、病気を発症してからではなく、病気予防に重点を置くという考え方は、東洋医学の「未病」という考え方に近いと思います。

また、QOL(生活の質)の向上といった間接的なコスト削減も期待できると考えられます。

社会的インパクト投資(ソーシャルインパクトボンド)とヘルスケア分野(認知症・がん)の可能性|サキドリ↑(NHK)によれば、福岡県大川市の高齢者施設では、学習教材を使っての認知症予防への取り組みに社会的インパクト投資が使えるのかの実証実験として、高齢者100人が参加して、5か月間実験したところ、実験に参加した多くの高齢者の要介護度が下がり、公的介護費用が削減するという結果になったそうです。

※「社会的インパクト投資(ソーシャルインパクトボンド、SIB)」とは、障がい者支援や低所得者(貧困)支援、難民、失業、引きこもりの人の就労支援などの社会問題の解決と収益の両立を目指す社会貢献型の投資のこと。

また、積極的に計画・実行する人はがん・脳卒中・心筋梗塞の死亡リスクが低い|国立がん研究センターで紹介した国立がん研究センターによれば、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の行動をとる人は、そうでない人に比べて、がんで死亡するリスクが15%低く、また、脳卒中リスクが15%低く、脳卒中心筋梗塞などで死亡するリスクが26%低いという結果が出たそうです。

その理由としては、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の人は、がん検診や健康診断を受診するため、病気の早期発見につながり、病気による死亡リスクが低下して可能性があるようです。

つまり、予防医学・予防医療を導入するということは、病気による死亡リスクが減少し、医療費の削減にもつながるということです。

今後ますます未病対策のような予防医学・予防医療に関心が高まるのではないでしょうか。







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