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スマホの使用時間が長く、屋外で過ごす時間が短い子供にドライアイの症状が多い!?

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■スマホの使用時間が長く、屋外で過ごす時間が短い子供にドライアイの症状が多い!?

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by Jessica Fiess-Hill(画像:Creative Commons)

スマホが子どもの目に与える影響は?

(2017/1/6、WSJ)

スマートフォンを使う時間が長く、屋外で過ごす時間が短い子どもたちに、それ以外の子どもたちよりもドライアイの症状が頻繁に見受けられることが分かった。子どもたちが1カ月間スマホを使わないようにすると、症状はかなり改善したという。この研究は、医学誌「BMCオフサルモロジー」に掲載された。

ドライアイの症状がみられる子供たちが一か月スマホを使わないようにすると症状が改善したそうです。

ドライアイとは、何らかの原因によって、眼を保護する涙液が不足したり、涙の質の異常が起こることで、眼の表面が乾いてしまう症状の病気です。

韓国の研究チームは、7~12歳の子ども916人を対象に目の検査を行った。涙液層の安定性を調べる涙液層破壊時間(BUT)検査などでさまざまな評価を行った結果、ドライアイと診断できる基準だったのは60人で、全体の6.6%だった。このようなドライアイ症状の子どもたちのうち、アンケートでスマホを使っていると答えたのは97%で、1日平均で約3.2時間使っていた。これと対照的に、ドライアイの症状がない子ども(比較対照群)のうち、スマホを使っていると答えたのは55%で、1日の平均使用時間は約37分だった。

 比較対照群の子供たちはまた、屋外で過ごす時間が1日当たり平均2.3時間で、ドライアイ症状の子どもたちの同1.5時間より長かった。

7~12歳の子ども916人を対象に行った韓国での研究によれば、ドライアイの症状を持つ子供60人のうち、スマホを使っていると答えたのは97%で、一日平均約3.2時間使用していたそうです。

裸眼視力が1・0未満の子供の割合が小学校で31.46%と過去最高|2016年度学校保健統計調査(速報値)で紹介した文部科学省の2016年度学校保健統計調査(速報値)によれば、裸眼視力が1・0未満の子供の割合が小学校で31.46%と過去最高となっています。

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なぜスマホを使う子供にドライアイの症状がみられるのでしょうか?

パソコンや携帯電話の画面を注視するとまばたきの回数が少なくなります。

通常は1分間に15回程度まばたきをするのですが、画面を凝視しているとそれが3分の1に減ってしまうことがあります。

まぶたの縁には目を保護する油を出す分泌腺であるマイボーム腺があり、まばたきする際に、このマイボーム腺から目の表面に油の膜が張り、水分の蒸発を防いでくれています。

この油の膜は10~15秒で破れてしまいますが、通常のまばたき回数であれば油の膜が破れることはありません。

しかし、まばたき回数が減ると油の膜が破れたままの状態になり、涙は蒸発して目が乾きやすくなってしまい、ドライアイになってしまいます。

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【参考リンク】

■スマホと目との距離が短いことが目の疲れの原因!?

またスマホの場合、画面が小さいために目との距離が短くなる傾向がある。研究チームは、これが目を疲れさせている可能性があると指摘している。

スマホを使い続けると目が疲れる理由は「距離」と「まばたき」によれば、基本的には目の疲れは使いすぎが原因にあるのですが、スマホの性質上、目の疲れに拍車をかけてしまう要素があり、そのもっとも大きな要因が「距離」です。

現代人のライフスタイルは近くのものを見る生活が多いのですが、スマホの登場によって、その距離は45㎝から15㎝となり、さらに近い距離で物を見るようになりました。

近くでモノを見続けるというのは、つまり、ピントを合わせ続けているということです。

スマホ老眼の症状・原因・予防でも紹介しましたが、現在、スマホやパソコンなどの画面を長時間見ることで目を酷使することにより、目のピント調整力が低下し、夕方頃になると老眼と同じような症状になっている人が増えています。

目には「水晶体」があり、カメラでいうとレンズに当たります。

この水晶体を、近くを見るときには厚くし、遠くを見るときには薄くなるように調節を行なっています。

スマホを見る際には、近くにピントを合わせるために毛様体筋の調節を行っているのですが、目を酷使することで、この毛様体筋に負担がかかっているからです。

また、スマホやパソコンが原因の「夕方老眼」の人が増加している!?によれば、スマホは強い光を発していて、目に入る光の光量を抑えるための虹彩筋にも負担がかかっているようです。

女性の5割が寝た状態でスマホ操作している!?によれば、暗い部屋で、寝た状態でスマホ操作をしている女性が約5割いるそうです。

これも、スマホとの距離が近い理由の一つになっていると考えられます。

→ スマホ老眼 について詳しくはこちら

■ドライアイ改善方法・予防

ドライアイの改善方法・予防についてまとめました。

スマホやパソコンをよく見ている人は、定期的に目を休める

遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげる

まばたきの回数を意識的に多くする

「20-20-20-20」という眼精疲労回復エクササイズは、20分おきに20フィート(約6メートル)離れたところを20秒間見つめながら、20回連続で瞬きをすると疲れ目に良いそうです。

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蒸しタオルで目を暖め血行をよくする

温かいおしぼりをまぶたに乗せて、目を温めることで涙の成分のうち脂分が出やすくなり、目の表面の保湿効果が高まります。

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目の周囲をマッサージする

目の周りの皮膚は非常に薄く、刺激を与えすぎるといけないので、目のクママッサージを参考にしてみてください。

→ 目のクママッサージ について詳しくはこちら

睡眠を大事にする

睡眠不足など生活習慣の乱れにより、涙の分泌量が少なくなるため、ドライアイになることもあります。

ドライアイに効くツボ

風池(ふうち):頭蓋骨の最も下側でくぼんでいるところ。(うなじのくぼんだ所あたり)

  • 親指で頭の中心に向かって押します。
  • 左右同時に5秒間押して離すを5回。
  • 額をテーブルにつけて押すと力が入りやすい

頭の血行を促し、頭痛目の疲れ・ドライアイを解消してくれるそうです。

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目薬を利用する

ドライアイの症状がひどい場合には、ドライアイ専用目薬を利用しましょう。

但し、乾燥が気になっても、市販の目薬を頻繁に差すことは、くれぐれも習慣化しないように気をつけてください。

防腐剤などの刺激で症状が悪化することもあるそうです。

防腐剤の入っていない『人工涙液』を選ぶことをお勧めします。

【関連記事】

部屋の湿度を保つ

部屋の湿度が下がると、ドライアイになるリスクが高くなるので、加湿器などを利用して、部屋の湿度を保つようにしましょう。

また、エアコンの風が直接当たらないように気を付けてください。

コンタクトレンズの正しい利用をする

コンタクトレンズを使用する際には、使用上の注意を守り、ドライアイの症状がひどい場合には、コンタクトレンズ専用目薬を利用してください。

アイメイクに気をつける

最近は、目を大きく見せるための「ぱっちりメーク」が流行っていますが、マイボーム腺がふさがれ、油が分泌できなくなることがあります。

ドライアイにならないためにもメーク落としをしっかりと行なうことが重要です。

食事・栄養に気をつける

目や身体の血流をよくするよう食事に気をつけ、健康補助食品(カシスルテインブルーベリー)などを利用してみてはいかがでしょうか。

ドライアイにならないためにも、普段から目に優しい、つまり、あなた自身に優しい生活習慣をするようにしてください。

→ カシス(アントシアニン)の健康効果 について詳しくはこちら

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■まとめ

韓国での研究によれば、ドライアイの症状を持つ子供のうち、97%がスマホを使っていると答え、一日平均約3.2時間使用していたそうです。

ドライアイの症状がみられる子供たちが一か月スマホを使わないようにすると症状が改善したそうです。

□目が乾く

□目が疲れやすい

□目がゴロゴロする

□目がショボショボする

□目が重たい感じがする

□目が充血しやすい

□目が痛い

□10秒以上目を開けていられない

□物がかすんだり、ぼやけて見える

□光がまぶしい

□わけもなく涙が出る

□視力が落ちてきたような気がする

スマホを長時間使用している子供がこのような症状を訴えるようなしぐさを見せた時には、スマホの使用をストップしたり、眼科で診てもらうようにしてください。

→ ドライアイの症状・原因・治療 について詳しくはこちら

→ 目が痛い(コンタクトレンズによる目の痛み) について詳しくはこちら

→ 目の病気・症状 一覧 について詳しくはこちら







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ドライアイの改善・予防に効く3つのポイントとは!?

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【目次】

■ドライアイの改善・予防に効くポイント

My 1st Shoot with an adult model, that isn't related!!

by Lisa Edmonds(画像:Creative Commons)

女性に多いドライアイ 原因は涙の「脂不足」

(2016/1/24、日経ヘルス)

1.青魚などに豊富なDHA・EPAを積極的にとる

Tuna sushi

by Jeremy Keith(画像:Creative Commons)

脂の乗った魚に豊富なDHAやEPAは、ドライアイを防ぐとともに“薬”としても作用する。ドライアイ患者の涙液蒸発を抑える効果や涙液分泌を増やす効果、MGDの人の涙液層の安定性と視機能を向上させる効果が報告されている

緑黄色野菜・魚で加齢黄斑変性など目の病気を予防によれば、サバ、イワシ、マグロなどの魚の脂に多く含まれる脂肪酸のドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)は、加齢黄斑変性の引き金となる高脂血症動脈硬化を予防するそうで、動物実験ではEPAの摂取で加齢黄斑変性が抑制されたそうです。

また、老眼白内障などにも効果が期待できるといわれています。

今回の記事によれば、DHA・EPAにはドライアイ患者の涙液蒸発を抑えたり、涙液分泌を増やしたり、マイボーム腺の機能不全の人の涙液層の安定させる効果があるそうです。

ドライアイの人だけでなく、目の病気から守りたい人は、青魚を食べる機会を増やしたいですね。

 

2.スマホやPC作業中は意識してまばたきをする

Communication

by Anne Worner(画像:Creative Commons)

スマホやパソコンの画面を注視するとまばたきの回数が少なくなります。

通常は1分間に15回程度まばたきをするのですが、画面を凝視しているとそれが3分の1に減ってしまうことがあります。

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また、まばたきが途中で終わっているまばたき不全の人もいるそうです。

●まばたき不全

まばたき不全とは、上まぶたが下まぶたにつかない不完全なまばたきのことです。

目の病気(若年性白内障・ドライアイ・老眼・まばたき不全・飛蚊症・加齢黄斑変性)・オサートで視力回復|駆け込みドクター 2月22日によれば、目の周りの筋肉が衰える中高年や筋肉の発育の良くない若者にまばたき不全が増えているそうです。

 

習慣化すると、しっかりしたまばたきができなくなる可能性がある。

しっかり閉じる瞬きを習慣づける。

まばたきを意識するだけで充血や乾きが解消する人もいる。

●まばたき体操

1セット6拍で行う体操

  1. 1・2は普通にまばたきする
  2. 3・4はぎゅっと瞬きする
  3. 5・6は目を開け放しにする

※1日10セットが目安

まばたきで「疲れ目」解消!?眼精疲労回復エクササイズ20-20-20ルール|目の疲れから守る方法や座り過ぎを防ぐ方法でも紹介した「20-20-20-20」という眼精疲労回復エクササイズは、20分おきに20フィート(約6メートル)離れたところを20秒間見つめながら、20回連続で瞬きをすると疲れ目に良いそうです。

 

3.コンタクトレンズの装用時間を短くする

Contact lens

by n4i(画像:Creative Commons)

装用時間が長いほど、物理的刺激でマイボーム腺が減ってしまうリスクがある

コンタクトレンズのつけている時間が長いほどマイボーム腺が減っていしまうリスクがあり、マイボーム腺が減ると涙の質が悪くなることでドライアイになりやすくなります。

できるだけコンタクトレンズのつけている時間を短くしたほうがいいようです。

コンタクトレンズはマイボーム腺を減らすリスク因子であるとともに、涙液層を壊れやすくするので、つけている時間をできるだけ短くしよう。

【関連記事】




■その他のドライアイ改善方法・予防

 

スマホやパソコンをよく見ている人は、定期的に目を休める。

遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげる。

まばたきの回数を意識的に多くする。

「20-20-20-20」という眼精疲労回復エクササイズは、20分おきに20フィート(約6メートル)離れたところを20秒間見つめながら、20回連続で瞬きをすると疲れ目に良いそうです。

【関連記事】

蒸しタオルで目を暖め血行をよくする。

温かいおしぼりをまぶたに乗せて、目を温めることで涙の成分のうち脂分が出やすくなり、目の表面の保湿効果が高まります。

【関連記事】

目の周囲をマッサージする。

目の周りの皮膚は非常に薄く、刺激を与えすぎるといけないので、目のクママッサージを参考にしてみてください。

→ 目のクママッサージ について詳しくはこちら

睡眠を大事にする

睡眠不足など生活習慣の乱れにより、涙の分泌量が少なくなるため、ドライアイになることもあります。

ドライアイに効くツボ

風池(ふうち):頭蓋骨の最も下側でくぼんでいるところ。(うなじのくぼんだ所あたり)

  • 親指で頭の中心に向かって押します。
  • 左右同時に5秒間押して離すを5回。
  • 額をテーブルにつけて押すと力が入りやすい

頭の血行を促し、頭痛目の疲れ・ドライアイを解消してくれるそうです。

【関連記事】

目薬を利用する。

ドライアイの症状がひどい場合には、ドライアイ専用目薬を利用しましょう。

但し、乾燥が気になっても、市販の目薬を頻繁に差すことは、くれぐれも習慣化しないように気をつけてください。

防腐剤などの刺激で症状が悪化することもあるそうです。

防腐剤の入っていない『人工涙液』を選ぶことをお勧めします。
【関連記事】

部屋の湿度を保つ

部屋の湿度が下がると、ドライアイになるリスクが高くなるので、加湿器などを利用して、部屋の湿度を保つようにしましょう。

また、エアコンの風が直接当たらないように気を付けてください。

コンタクトレンズの正しい利用をする

コンタクトレンズを使用する際には、使用上の注意を守り、ドライアイの症状がひどい場合には、コンタクトレンズ専用目薬を利用してください。

アイメイクに気をつける。

最近は、目を大きく見せるための「ぱっちりメーク」が流行っていますが、マイボーム腺がふさがれ、油が分泌できなくなることがあります。

ドライアイにならないためにもメーク落としをしっかりと行なうことが重要です。

食事・栄養に気をつける。

目や身体の血流をよくするよう食事に気をつけ、健康補助食品(カシスルテインブルーベリー)などを利用してみてはいかがでしょうか。

ドライアイにならないためにも、普段から目に優しい、つまり、あなた自身に優しい生活習慣をするようにしてください。

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■まとめ

ドライアイとは、何らかの原因によって、眼を保護する涙液が不足したり、涙の質の異常が起こることで、眼の表面が乾いてしまう症状の病気です。

ドライアイの点眼薬に新しい成分が使われるようになったことで、ドライアイで悩む人が減るといいですね。

→ ドライアイの症状・原因・治療 について詳しくはこちら

→ 目が痛い(コンタクトレンズによる目の痛み) について詳しくはこちら

→ 目の病気・症状 一覧 について詳しくはこちら







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紫外線が原因の眼病「瞼裂斑(けんれつはん)」の有病率6割

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【目次】

■紫外線が原因の眼病「瞼裂斑(けんれつはん)」の有病率6割

【全体/性別】「眼のシミ」のような症状が出る瞼裂斑の有病率。瞼裂斑の有病率は57.4%と高い。日常生活での紫外線被ばく量が比較的少ないと考えられる、都市部のオフィスワーカーでも半数以上に発症していた。
【全体/性別】「眼のシミ」のような症状が出る瞼裂斑の有病率。瞼裂斑の有病率は57.4%と高い。日常生活での紫外線被ばく量が比較的少ないと考えられる、都市部のオフィスワーカーでも半数以上に発症していた。
【年代別】「眼のシミ」のような症状が出る瞼裂斑の有病率。瞼裂斑の有病率は、年代が上がるほど高くなり、20代でも42.3%、30代では半数以上が発症していた。
【年代別】「眼のシミ」のような症状が出る瞼裂斑の有病率。瞼裂斑の有病率は、年代が上がるほど高くなり、20代でも42.3%、30代では半数以上が発症していた。
【全体/性別】「眼の隠れジミ」ともいえる瞼裂斑の初期変化の有病率。将来的に顕在化する可能性のある瞼裂斑の初期変化が82.0%に認められた。
【全体/性別】「眼の隠れジミ」ともいえる瞼裂斑の初期変化の有病率。将来的に顕在化する可能性のある瞼裂斑の初期変化が82.0%に認められた。

参考画像:紫外線が原因の一つとされる「瞼裂斑」有病率が約6割(2011/4/25、ジョンソン・エンド・ジョンソンニュースリリース)|スクリーンショット

紫外線が原因の一つとされる「瞼裂斑」有病率が約6割 ”紫外線カットコンタクトレンズ”の役割も明らかに 金沢医科大学、ジョンソンエンドジョンソン 眼科検診結果より

(2011/4/25、ジョンソン・エンド・ジョンソンニュースリリース)

■“瞼裂斑けんれつはん”有病率は約6割。潜在的なものも含めると約8割にのぼる! 【グラフ1】

紫外線の影響で白目の一部がシミのように黄色く濁り、盛り上がる“瞼裂斑けんれつはん”の症状が受診者の57.4%に認められました。

“瞼裂斑けんれつはん”は失明に繋がる疾患ではなく自覚症状が無いことも多いため、あまり知られていませんが、見た目の問題だけでなく、進行すると充血やドライアイの原因になることもある眼疾患です。

一般的に年齢が上がるほど有病率が高くなる傾向にありますが、20代でも42.3%、30代では56.6%と若い世代でも半数近くが発症していることが明らかとなりました。

さらに、特殊な光を当てて撮影する写真診断の結果、“瞼裂斑けんれつはん”の初期変化が疑われる潜在的なものもあわせると、実に82.0%に症状が確認されました。

ジョンソン・アンド・ジョンソンが行なった紫外線が目に与える影響について調査によれば、紫外線の影響により、瞼裂斑の症状が見られる患者が眼科検診受信者の約6割もいたそうです。

また、潜在的なものを含めると、8割にも瞼裂斑の症状が確認されたそうです。

瞼裂斑は、たんぱく質が変性し、白目の一部が変色・盛り上がる目の病気です。

たんぱく質が変性してできた白目のシミのようなもの。肉眼では良く見えない。

瞼裂斑が大きくなって盛り上がってくると、充血ドライアイなどの症状が出るそうです。




■目のシミ危険度チェック

□ 屋外でスポーツ活動や仕事などをすることが多い

□ 南国や高地のリゾート地、雪山のレジャーに行くことが多い

□ 子供の頃(成人するまで)、屋外でのクラブ活動、スポーツ活動をよくしていた

□ 日ごろ、サングラスや帽子は使っていない

□ スポーツやレジャーに行く時に、サングラスや帽子は使っていない

□ メガネやUVカットコンタクトレンズを使っていない

□ 白目が部分的に黄色っぽくなっている気がする

□ 充血が気になる

□ 眼の乾燥感が気になる

チェックポイントに多く当てはまっている人は、紫外線によるダメージを受けている可能性があります。

気になる方は眼科で診てもらいましょう。

■「瞼裂斑」を予防するには?

瞼裂斑の予防には、目の紫外線対策が重要ですが、具体的にはどのようにしたらよいのでしょうか。

UVカットコンタクトレンズ非装用者・装用者の眼。UVカットコンタクトレンズ非装用者では黒目と白めの境目近くから瞼裂斑が発症している。UVカットコンタクトレンズ装用者では、黒目と白目の境目部分には瞼裂斑ができていないのがわかる。
UVカットコンタクトレンズ非装用者・装用者の眼。UVカットコンタクトレンズ非装用者では黒目と白めの境目近くから瞼裂斑が発症している。UVカットコンタクトレンズ装用者では、黒目と白目の境目部分には瞼裂斑ができていないのがわかる。

参考画像:紫外線が原因の一つとされる「瞼裂斑」有病率が約6割(2011/4/25、ジョンソン・エンド・ジョンソンニュースリリース)|スクリーンショット

うす曇りであっても、紫外線は晴れの日の80%以上であることが多く、屋外にいる時は常に眼の紫外線対策をしてください。

眼に入ってくる紫外線対策には、帽子やサングラス、UVカットコンタクトレンズの併用が有用です。

サングラス単独の場合、コロネオ現象によってサングラスと顔の隙間から入り込んだ紫外線が眼に吸収されてしまい、結果的に正面からの紫外線よりも強いダメージを与える可能性があります。

また、レンズの色が濃いタイプの場合、視界が暗くなることで瞳孔が開き、結果として眼内に紫外線が入りやすくなる可能性もあります。

紫外線対策には、サングラス+帽子(+UVカットコンタクトレンズ)がよいようです。

UVカットコンタクトレンズをつけている人は、非装用者と比べると、黒目と白目の境目部分から瞼裂斑が離れた位置に発症する割合が高く、また瞼裂斑の面積が小さい傾向にあることがわかったそうです。

つまり、UVカットコンタクトレンズが覆っている部分は瞼裂斑ができづらいということが期待されます。

<コロネオ現象とは>

眼の側面(耳側)から入り込んだ紫外線が、角膜周辺部で屈折したあと、目の鼻側に集中することをコロネオ現象といいます。

サングラスに加えて、UVカットコンタクトレンズを使うことによって、隙間から入る紫外線の侵入を防ぐことが期待されます。

また、UVカットコンタクトレンズによって黒目と白目の境目部分を紫外線から守ることにより、翼状片(白目の一部が増殖して黒目に伸びてくる)発症のリスク軽減にもつながることが期待されます。

■まとめ

Reflections and sun

by Jacopo(画像:Creative Commons)

翼状片、白内障といった眼疾患が若年層に見られることはまれですが、白目の一部が黄色く濁り、「眼のシミ」のような症状が出る”瞼裂斑”は、若年層であっても眼の紫外線対策をせずに屋外で長時間活動をする習慣がある人では発症することがあります。

中学生の約4割が「瞼裂斑」初期変化を発症|目の紫外線対策を|金沢医科大学によれば、所見変化が見られた生徒は所見がなかった生徒より部活動など屋外で活動している時間が長かったそうです。

また、”瞼裂斑”は、見た目の問題だけでなく、充血やドライアイの原因になることも少なくありません。”瞼裂斑”のある人では白内障発症のリスクが高いことも最近の研究で明らかになってきています。

金沢医科大学佐々木洋教授によれば、瞼裂斑になると、充血やドライアイの原因となり、また白内障のリスクも高くなるそうですので、しっかりと紫外線対策を行なっていきましょう。

→ 瞼裂斑の症状・原因・予防・対策 について詳しくはこちら







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紫外線による目の病気「瞼裂斑」 ドライアイ、充血も

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 紫外線と目の病気 > 瞼裂斑 > 紫外線による目の病気「瞼裂斑」 ドライアイ、充血も

今回ご紹介する記事では、紫外線が原因となる目の病気「瞼裂斑」について取り上げられていますが、その前に、まずは紫外線が原因となる3つの病気についてご紹介したいと思います。

→ 紫外線対策と目の病気 について詳しくはこちら




1.翼状片

翼状片は、白目の組織の細胞が異常に増殖して黒目に食い込んでしまって起こる目の病気です。

白目と黒目の境界が紫外線で傷つき、その防御反応や修復の過程で起こると考えられています。

初期症状では充血や異物感、ドライアイ眼精疲労などがあらわれます。

瞳孔の近くまで白目が侵入すると視力障害が起こる場合もあります。

また、耳側から差し込む紫外線は鼻側に集まりやすいため、目の鼻側から発症するのが特徴です。

2.白内障

白内障は水晶体のたんぱく質が変性し、次第ににごってくる目の病気ですが、そのにごりの原因に紫外線が影響していると考えられています。

3.瞼裂斑(けんれつはん)

たんぱく質が変性し、白目の一部が変色・盛り上がる目の病気。

たんぱく質が変性してできた白目のシミのようなもの。肉眼では良く見えない。

瞼裂斑が大きくなって盛り上がってくると、充血・ドライアイなどの症状が出るそうです。

紫外線による目のシミご注意 ドライアイ、充血 見た目にも影響

(2012/6/18、msn産経)

■瞼裂斑の症状

目の表面は本来、滑らかな状態だが、瞼裂斑になると、白目の部分が盛り上がり、黄色く濁る。盛り上がりができたことで涙が届かずに乾いてしまう場所が出てくるなど、ドライアイの原因にもなる。炎症を起こすと「瞼裂斑炎」になり、目が赤く充血。まばたきをするたびにこすれ、ごろごろ感も起きる。

瞼裂斑になると、白目の部分が盛り上がり、ドライアイの原因ともなります。

そして、炎症をおこすと、目が赤く充血し、ゴロゴロ感もあるようです。

こうした紫外線による目の病気を予防するには、子供の頃から紫外線から目を守る必要があります。

金沢医科大学が平成22年、中学生約300人を対象に行った調査によると、肉眼では分からない瞼裂斑に特殊な光を当てて撮影して診断したところ、36・2%に初期変化が認められた。学年別では、1年生25・9%▽2年生41・4%▽3年生41・9%-で、学年が上がるほど有所見率が高かった。部活動別でみると、野球部(61・5%)やソフトボール部(54・5%)、サッカー部(42・9%)など屋外で長時間活動するケースで有所見率が高かった。

この調査によれば、中学生の約4割に瞼裂斑の初期変化が認められ、学年が上がるほど、また、屋外で長時間活動する部活動ほど瞼裂斑の有所見率が高かったようです。




■紫外線対策

Untitled

by Luis Hernandez(画像:Creative Commons)

この調査で興味深いと思った点は、メガネをつけている生徒は使っていない生徒に比べて瞼裂斑の有所見率が低いということです。

瞼裂斑の有所見率を眼鏡の使用状況でみると、眼鏡を常用している生徒は12・1%だったのに対し、使っていない生徒は40・1%。授業中だけなど時々使う生徒は35・6%だった。

<中略>

佐々木教授は「最近の眼鏡はほとんどがUV加工が施されている。眼鏡を屋外でも着用するか、スポーツをするならUV加工のコンタクトレンズを使うなどして、対策を取ってほしい」と話している。

最近のメガネのほとんどがUV加工されていることがこうした違いに現れているのかもしれません。

同大の佐々木洋教授(眼科学)は「うす曇りの日でも紫外線は晴れの日の80%以上であることが多い。紫外線はさまざまな目の病気の原因もなる。子供の頃から紫外線対策を取るべきだ」と話す。予防に有効なのは、帽子やサングラスに加え、眼鏡とコンタクトレンズだという。

紫外線対策といえば、肌を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、これからは、帽子やUV加工されたサングラス・メガネ・コンタクトで紫外線対策を行うようにしたいですね。




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【紫外線と目の病気 関連記事】
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中学生の約4割が「瞼裂斑」初期変化を発症|目の紫外線対策を|金沢医科大学

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 紫外線と目の病気 > 瞼裂斑 > 中学生の約4割が「瞼裂斑」初期変化を発症|目の紫外線対策を|金沢医科大学




【目次】

■中学生の約4割が「瞼裂斑」初期変化を発症

ringdingdong

by inna dee(画像:Creative Commons)

中学生の約4割が「瞼裂斑」初期変化を発症~ジョンソン・エンド・ジョンション発表

(2012/4/23、オリコン)

金沢医科大学が行った調査によれば、中学生の約4割が瞼裂斑の初期変化を発症していることがわかったそうです。

→ 瞼裂斑 について詳しくはこちら




■今回の調査のポイント

今回の調査結果で興味深い点を抜き出してみたいと思います。

学年別にみると1年生は25.9%だったが、2年生は41.4%、3年生41.9%となり、学年が上がるほど有所見率が高くなった。
また、所見変化が見られた生徒は所見がなかった生徒より部活動など屋外で活動している時間が長く、眼部の紫外線総被ばく量が多かったという。また、メガネを使用している生徒より、使用していない生徒のほうが、有所見率が約3倍高かったという。

●学年が上がるほど有所見率が高くなった。

●所見変化が見られた生徒は所見がなかった生徒より部活動など屋外で活動している時間が長い。

●メガネを使用している生徒より、使用していない生徒のほうが、有所見率が約3倍高かった。

こうしたことから、メガネを使うことが目の紫外線対策として効果的だと考えられます。

■瞼裂斑とは?

金沢医科大学眼科学・佐々木洋教授によれば、

「瞼裂斑は失明につながる疾患ではなく自覚症状がないことも多いため、あまり知られていないものの、見た目の問題だけではなく、進行すると充血ドライアイの原因になることも少なくない」

そうです。

瞼裂斑は、たんぱく質が変性し、白目の一部が変色・盛り上がる目の病気です。

たんぱく質が変性してできた白目のシミのようなもので、肉眼では良く見えません。

瞼裂斑が大きくなって盛り上がってくると、充血・ドライアイなどの症状が出るそうです。

瞼裂斑は一度出来るとなくならないため、紫外線対策をして、進行しないようにすることが大事です。

→ 瞼裂斑 について詳しくはこちら







【関連記事】
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