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バーテンダーロボットによってバーテンダーの仕事はなくなってしまう?

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参考画像:Makr Shakr|YouTubeスクリーンショット




ロボットバーテンダーの作ったカクテルを飲んでみたい?

(2015/6/30、ギズモード)

Makr Shakr

MITで開発されたアームはニューヨークのバレエ団のダンサーの動きをモデルにしており、シェイカーを振ったり、カクテルを飾り付けたり、ドリンクを提供することできます。スマホのアプリからドリンクを注文でき、カクテルのレシピはクラウドソージングされるんだとか。

スマホのアプリを介してカクテルを作るバーテンダーロボットに関する記事です。

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■ロボットバーテンダーがバーテンダーの仕事を奪う?

ロボットのバーテンダーはショットを出してくれても、話し相手にはなってくれません。最悪な日を過ごして酒をあおり過ぎても止めてくれないのです。そもそもお酒は社交の場に欠かせないアイテムで、社交というもの自体が人間ならではの行為ですからね。

ロボットがどんなに正確にカクテルを作ることができても、社交・コミュニケーションをロボットがすることができないから、バーテンダーの仕事は失われることはないだろうと思っている人もいるかもしれません。

しかし、近い将来ロボットは感情を持つのではないでしょうか。

「科学者が、コンピュータが感情をもつことは可能だと言うんだよ」|映画「トランセンデンス」監督ウォーリー・フィスターインタビューによれば、映画「トランセンデンス」の監督ウォーリー・フィスターが科学者にリサーチしたところによれば、人間の脳を全部コンピューターにアップロードしたら感情を持つかという質問をしたら、全員イエスと答えたそうです。

最近の研究によれば、「喜怒哀楽」と「恐怖」の5つの感情の歩行パターンをデータ化することにより、歩く速度や頭、胴体の姿勢など動作の一部から約70%の確率で感情を読み取れることに成功したそうで、ロボットが歩き方から感情を読み取ることができるようになっているそうです。(あなたは歩き方から感情を読み取ることができますか?

ロボットに感情は必要なのか?|アンドロイド研究者石黒浩教授へのインタビューによれば、アンドロイド研究の第一人者として知られる大阪大学・石黒浩教授へのインタビューで、「ロボットに感情は必要なのか?」という質問に対して、感情はコミュニケーションに欠かせないので、言葉よりも先に感情を与えるべきだと答えています。

アンドロイド研究の第一人者の言葉ですので、こういう方向に進んでいくのは間違いありません。

恋をすると、なぜ「触れたい」という感情が生まれるか?|映画「HER/世界でひとつの彼女」によれば、人工知能型OSはものすごい数の人との会話からものすごいスピードで知識や感情を吸収し、成長していくという設定が描かれています。

そう考えると、いずれコンピューターが感情を持つようになることも不思議ではないのではないでしょうか。

現在人間にしかできないと思っていることの大半は、ロボット(+人工知能)ができるようになりそうな予感です。

だからこそ、ロボットができずに人間しかできないことは何なのかについて考えないといけません。







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遠隔操作の手術ロボットによる網膜の手術に世界で初めて成功|オックスフォード大学

Royal Navy Medics Treating a Patient

by Defence Images(画像:Creative Commons)

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 遠隔操作の手術ロボットによる網膜の手術に世界で初めて成功|オックスフォード大学




世界初、英国で遠隔操作ロボットによる網膜手術が成功

(2016/9/18、ニュースイッチ)

遠隔操作の手術ロボットにより、眼球に開けた直径1ミリメートル未満の穴を通して真裏にある網膜を切開し、網膜を引っ張って歪ませていた厚さ10マイクロメートル(1mmの100分の1)の膜を取り除くことで、周囲に損傷を与えることなく視力を回復させることに成功した。

オックスフォード大学のロバート・マクラーレン教授らは、遠隔操作の手術ロボットによる網膜の手術に世界で初めて成功したそうです。

■網膜疾患は外科医による手術は難しい

網膜疾患は先進国でも失明の大きな要因となっている。レーザースキャナーや顕微鏡により疾患の部位は詳細に観察できるものの、扱う対象が非常に小さく、高い精度が要求されるため、外科医による手術は難しいのが現状だという。

網膜の病気はレーザースキャナーや顕微鏡によって疾患の部位を見ることはできても、扱う対象が非常に小さいため、外科医による手術は難しいのが現状なのだそうです。

そこでこのロボットは、マイクロメートル単位で微細な手術を安全に行えるよう工夫を凝らした。ジョイスティックとタッチパネルを装備し、手術用顕微鏡で進行状況をモニターしながら、外科医がジョイスティックで操作する。その手の震えを排除しながら、指示された動きをロボットの小さな動きに変え、眼球内部での正確かつ微細な手術を可能にした。

手術ロボットは、手の震えを排除しながら、外科医が操作する動きを小さな動きに変えて、高い精度の手術を可能にしたそうです。

■まとめ

宇山一朗|ロボット手術「ダヴィンチ」の普及拡大に貢献|情熱大陸 9月28日によれば、ダヴィンチによる手術は、胃がん、前立腺がん、がん、食道がん、肝臓がんすい臓がんで行われているようです。

手術ロボットが活躍する分野はどんどん広がっていくのではないでしょうか。

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あなたは歩き方から感情を読み取ることができますか?|人間の感情を先読みして、日常生活を支援するロボットの開発も期待|東京農工大・筑波大

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by Andrea Benjamin Manenti(画像:Creative Commons)




■あなたは歩き方から感情を読み取ることができますか?|人間の感情を先読みして、日常生活を支援するロボットの開発も期待|東京農工大・筑波大

参考画像:『歩き方』によって人の感情を認識可能と証明~感情認識ロボットの飛躍的な機能進化に期待~(2014/7/14、筑波大学)|スクリーンショット

『歩き方』によって人の感情を認識可能と証明~感情認識ロボットの飛躍的な機能進化に期待~

(2014/7/14、筑波大学)

ヒトの歩き方で感情察知 生活支援ロボットに期待 東京農工大、筑波大など確認

(2014/7/20、産経新聞)

東京農工大大学院のベンチャー・ジェンチャン准教授と筑波大サイバニクス研究センターの門根秀樹助教らの研究チームは、人間の歩く動作の一部から感情が読み取れることを確認したと発表した。この原理を活用すれば、近い将来、人間の感情を先読みして、日常生活を支援するロボットの開発も期待できるという。

東京農工大大学院のベンチャー・ジェンチャン准教授と筑波大サイバニクス研究センターの門根秀樹助教らの研究チームは、「喜怒哀楽」と「恐怖」の5つの感情の歩行パターンをデータ化することにより、歩く速度や頭、胴体の姿勢など動作の一部から約70%の確率で感情を読み取れることに成功したそうで、近い将来、人間の感情を先読みして、日常生活を支援するロボットの開発も期待できるかもしれないそうです。

これまでは、声の調子や表情の変化を読み取って、相手の感情を判断していたそうですが、今回の研究によって、歩き方から感情を読み取れるようになったことで、より人間らしいロボット開発に活かされるとのことです。

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P.S.

今回の記事は、歩き方から感情を読み取るというものでしたが、もしかすると、人間よりもロボットのほうが感情を読み取ることがうまくなるかもしれません。

というのも、最近は、直接人とコミュニケーションするよりも、スマホなどツールを通じてコミュニケーションをすることのほうが多いような気がするからです。

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コミュニケーション能力には、顔や態度から感情や考えを読み取る能力があります。

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モテない人のコミュニケーション能力は低いことが証明される

摂南大学の牧野幸志が異性間における恋愛を想定して男女に調査をした結果、異性に対するコミュニケーション能力には、4つのスキルがあること明らかになりました。
1:異性との会話スキル(異性と楽しく会話する話題がある)
2:状況判断スキル(異性の考えが顔や態度でわかる)
3:異性への自己表現スキル(異性に自分の意見をはっきり伝えられる)
4:葛藤解決スキル(異性が自分と違う考えをもっていても上手くやっていける)

コミュニケーションスキルは、多くの人とコミュニケーションをとることによって、トレーニングしていくものですが、ネットやスマホとばかり向き合っていると、直接人とコミュニケーションする機会が少なくなり、感情の読み取り方を学ぶことができなくなるのではないでしょうか。

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ネット漬け生活でポップコーン脳に?!

人とのコミュニケーションスキルは、経験を通じて学習するものであり、ネットに集中する時間が長いと、直接人と接触する機会が少なくなることから、感情の読み取り方を学ぶことができなくなるようです。

女性の気持ちを理解していない人ほど、セクハラを犯す傾向が高い

読心スキル=コミュニケーション能力を高めるには、多くの人と積極的にコミュニケーションをとることがトレーニングになるようです。

なぜ「オジサン」はセクハラをしてしまうのか?|なぜ、男性は女性が嫌がるボディタッチをしてしまうのか?

女性は「なぜオジサンはセクハラするの?」と思っているかもしれませんが、オジサンは異性とのコミュニケーションスキルが乏しく、女性からはセクハラと思われるコミュニケーション手段しか持っていないため、現在のような状況となっていると考えられます。

最近では、せっかくいっしょにいてもスマホとばかり向き合っている人が多いと思いませんか。

もちろん気を遣う必要がない間柄だからということもあるかもしれません。

でも、もしかしたら、隣にいる大事な人が何かサインを出していても、あなたがそのサインを見ていなければ気づくことはないのです。

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もっと目の前にいる人とのコミュニケーションを大事にしてみませんか?

今のところ、「会う」以上のコミュニケーション手段はない!のですから。

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手術支援ロボット「ダビンチ」を使ったすい臓移植手術に世界で初めて成功|イタリア・ピサ大学

Fort Belvoir Community Hospital astounds with groundbreaking technology and devotion to patient care

by Army Medicine(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > すい臓がん > 手術支援ロボット「ダビンチ」を使ったすい臓移植手術に世界で初めて成功|イタリア・ピサ大学




すい臓移植にロボット利用=世界初、イタリアで成功

(2010/11/4、時事通信)

イタリアからの報道によると、ピサ大学医学部の医療チームは3日、手術支援ロボットを使った画期的なすい臓移植手術に世界で初めて成功したと発表した。

これまでの一般的な手法に比べて切開が最小限で済み、患者の体への負担が小さいのが特徴という。

チームは、複数の腕を持つ医療ロボット「ダビンチ」を活用。

慢性的な糖尿病を患っていた43歳の女性の体に三つの小さな穴と長さ7センチの切開を一カ所施す手術を行い、移植した。

AFP通信によると、女性は9月末の手術後、順調に体調が回復し、10月末に退院した。

イタリアのピサ大学医学部の医療チームは、手術支援ロボットを使ったすい臓移植手術に世界で初めて成功したそうです。

どのような手術内容(手術支援ロボットがどのような役割を果たすのか)なのでしょうか?







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筋肉の活動を可視化する技術「マジックミラー」|健康管理、リハビリ、トレーニングの効果計測、介護教育支援|東大




参考画像:マジックミラー : デイリーヘルスケアをめざすロボット技術(2009/2/27、東京大学IRT研究機構)|スクリーンショット

マジックミラー : デイリーヘルスケアをめざすロボット技術

(2009/2/27、東京大学IRT研究機構)

鏡の前で運動フォームを確認するかのように、カメラ内蔵の大型フラットテレビ(マジックミラー) の前で運動すると、「魔法の鏡」に自分の姿を透かして見るかのようにリアルタイムで筋肉の活動 の様子を見ることがでるようになります。

毎日、筋肉の使い方の変化が起きているかどうか、特定 の筋肉や全ての筋肉を使う運動ができているかどうかなどの確認をすることができます。

また、腕、 胸、腹、腿など身体の各部の質量分布を、同じようにマジックミラーの前で運動することによって 計測することができます。

東京大学IRT研究機構は、筋肉の活動を可視化し、体の各部位の質量分布を可視化する技術を統合した「マジックミラー」と呼ぶアプリケーションを開発しました。

この技術は、どのような分野での活躍が期待されるのでしょうか?

これによって、家庭の居間で手軽にデイリーヘルスケアを行えるほか、リハビリテーションセンタ ー、スポーツジムなどでのトレーニング効果の簡便な評価、医療機関などでの医療効果の診断を支 援する基盤技術の一つとなります。また介護の環境でこれらの情報を提供することで、介護や介護 教育を支援することができます。

この技術によって、健康管理への応用やリハビリ、スポーツジムでのトレーニングの効果評価、介護教育支援などに生かされることが期待されます。

また、この技術はロボット技術にも利用されるそうです。

このリアルタイム技術は、ロボットが人を観察する目として将来のロボットに実装され、人の行動の理解や人に手を差し伸べるきっかけを見つける知能的人支援技術へも展開されます。

あなたは歩き方から感情を読み取ることができますか?(2014/7/20)で紹介した東京農工大大学院のベンチャー・ジェンチャン准教授と筑波大サイバニクス研究センターの門根秀樹助教らの研究チームによれば、「喜怒哀楽」と「恐怖」の5つの感情の歩行パターンをデータ化することにより、歩く速度や頭、胴体の姿勢など動作の一部から約70%の確率で感情を読み取れることに成功したそうで、近い将来、人間の感情を先読みして、日常生活を支援するロボットの開発も期待されているそうです。

人間の行動を理解するための技術はこうして作られているんですね。

【参考リンク】