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大豆たんぱく質を摂取して、筋肉を維持して、きれいになって、健康寿命を延ばそう!




大豆(soybean)
大豆(soybean)

プロテイン(たんぱく質)が人気の理由

プロテイン(たんぱく質)はダイエットや髪質の改善、冷え性、安眠、体力アップ、美肌によいとして注目を集めています。

プロテインの市場規模がどんどん大きくなっていることからもその人気ぶりがわかります。

■たんぱく質の摂取量の目安・摂り方!一食でまとめてはNG!

たんぱく質の成人女性の1日の摂取量の目安は1日50gですが、タンパク質は貯められる量が限られているので、朝・昼・夕と分けて摂取する必要があります。

例:朝15-20g、昼15-20g、夕15-20g

そのため、一食でまとめてはNG!

たんぱく質は20種類のアミノ酸でできていて、動物性たんぱく質と植物性タンパク質では、このアミノ酸の量が違ってきます。

そのため、バランスよく摂取することが大事。

■サルコペニアと筋肉

近年中高年を中心に増加しているサルコペニアは、寝たきりや認知症を引き起こす原因とされ、健康寿命を縮める一因となっています。

サルコペニア(加齢性筋肉減弱現象)とは、筋肉が減り筋力が衰えた状態のことです。

最近は若い人にもサルコペニア予備軍が増えていて、無理なダイエットによる栄養の偏りなどが原因と考えられるそうです。

サルコペニアの原因は、加齢・運動不足・栄養の偏りの3つ。

若い時には偏っていてもなんとかカバーできていても、年を重ねるとそれもできなくなり、なおかつ食事の量も減っていくため、筋肉量や骨格筋が減っていき、サルコペニアのリスクが高まるそうです。

年齢を重ねるにつれて、食が細くなってくると、たんぱく質の摂取量も減り、筋肉量が減少し、サルコペニアのリスクも高まりますので、食事内容をチェックしましょう。

「フレイル(高齢者の虚弱)」の段階で対策を行ない、要介護状態の高齢者を減らそう!|厚生労働省

たんぱく質摂取と骨格筋|たんぱく質の関与|フレイルティ及びサルコペニアと栄養の関連|高齢者|厚生労働省によれば、最近のコホート調査でも、たんぱく質摂取量が少ないことは3年後の筋力の低下と関連し、さらに高齢女性の3年間の観察で、たんぱく質摂取量が少ないとフレイルティの出現のリスクが増加することが確認されているそうです。

また、日本人の高齢女性の横断研究でもフレイルティの存在とたんぱく質摂取量との関連が明らかにされています。

これまでにも要介護者の中にはたんぱく質が不足する低栄養の人が多いということを紹介してきました。

適切な食物摂取ができず、栄養状態が悪化していることを「低栄養」と呼びます。

低栄養になると、免疫が低下したり、筋肉が減少したり、骨が弱くなったりすることで、感染症に掛かりやすくなったり、骨折するおそれが高くなるようです。

今回紹介した厚生労働省のまとめによれば、高齢者はたんぱく質の摂取量が少ないと、フレイルティの出現リスクが増加するそうです。

大豆たんぱく質を毎日の食事に8gプラスして筋力アップ!

筋委縮(サルコペニア)が進む寝たきりの方たちに「大豆たんぱく質8g」を30日間摂取してもらう実験を行ったところ、約7割の方に筋力改善(筋力が約40%アップ)の傾向が見られたそうです。

また、番組で行った2週間大豆たんぱく質8gを摂取する実験でも、約7割の人が背筋力・ジャンプ力・握力といった筋力がアップしました。

なぜ大豆たんぱく質を摂取すると筋力アップするのでしょうか?

筋萎縮にはユビキチンリガーゼが筋たんぱく質分解の促進にかかわっており、このユビキチンリガーゼの活性を阻害することが有効であると考えられています。

宇宙飛行士が宇宙から地球に戻ってきたときに立てなくなったり、歩けなくなった映像を見たことがあると思いますが、これには、ユビキチンリガーゼCbl-b (Casitus B-ligeage lymphoma-b) の発現が宇宙フライトにより増大していることが関係しています。

Cbl-bは、IRS-1(インスリン受容体基質タンパク質)をユビキチン化し分解へと導くユビキチンリガーゼとして働く、つまり筋萎縮を引き起こす重要な筋萎縮に関連する遺伝子の一つであることがわかりました。

そして、このCbl-bの活性を阻害するものが「大豆たんぱく質」であり、大豆タンパク質添加食は寝たきり患者の筋力減少の抑制にも有効であることがわかりました。

【参考リンク】

【関連記事】

■大豆たんぱく質25gで心疾患予防!

家守幸雄教授が行った発展途上国で尿を集めた研究によれば、長生きのカギとなる3S「Salt(塩)」「Seafood(魚介類)」「Soy(大豆)」であることがわかりました。

大豆の摂取量が多い地域ほど心疾患が少ないことがわかっているそうです。

※心疾患を予防するために必要な量の大豆イソフラボンは70mgと見込まれていて、一日60gの大豆の摂取が必要です。

Avoid Salt. Eat fish and Soy. Live longer – [日本語]: Yukio Yamori at TEDxTokyo

米国FDAの「健康強調表示」によれば、「大豆たんぱく質25gの摂取が心疾患予防につながる」と明示されているそうです。

筋肉量が多い人ほど顔のシミやシワ、毛穴の目立ちが少ない!マイオネクチンがメラニンの生成を抑えている!

ポーラ化成工業が行ったゲノム研究(GWAS)によれば、シミができない体質の人は、生まれつき筋肉の性質が異なる可能性があること、また、体重当りの体幹と下半身の総筋肉量が多い人ほど、顔のシミが少ないことが分かったそうです。

また、筋肉で作られる「マイオネクチン」が血液成分として皮膚に運ばれ、シミのもとであるメラニンの生成を抑えていることが示唆され、さらには、体の筋肉量が多いほど、シワ、毛穴の目立ち、色ムラなどが少ないことも明らかになったことから、美肌体質の秘密は、筋肉がカギを握っている可能性があるようです。

今回の研究を参考にすれば、筋肉量が多い人ほど顔のシミやしわ、毛穴の目立ち、色ムラが少ないことが示唆されたことから、ますます筋肉を維持することの重要性が高まりますね。

大豆のβコングリシニンがFGF21を増加させ脂肪肝改善!大豆製品の摂取量!

東京大学の佐藤隆一郎教授の研究グループが行ったラットによる実験を参考にすると、大豆に含まれるβコングリシニンを摂取させると、肝臓から分泌される善玉ホルモンFGF21の分泌が活発化し、肝臓の余分な中性脂肪を燃焼させると考えられます。

【参考リンク】

FGF21は脂肪肝の改善や中性脂肪値の改善だけでなく、血糖値やコレステロール値の改善にも効果があるそうです。

βコングリシニンといえば、様々な番組で取り上げられています。

【名医のザ太鼓判】長生きホルモンを増やす食品「大豆&オカラ」!|免疫力年齢が「蒸し大豆」食前20粒で若返り|カレーライスのウコン(ターメリック)に含まれるクルクミン|8月6日によれば、大豆のタンパク質に含まれるβコングリシニンが、内臓脂肪や中性脂肪を減らし、長生きホルモンを増加させ、糖尿病予防や血管修復などの健康効果が得られると紹介されています。

大豆や野菜で「アディポネクチン」を増やしてメタボリック対策をしよう!によれば、アディポネクチンは、糖尿病高脂血症高血圧を抑制し、動脈硬化を予防・改善することで注目を集めているホルモンですが、アディポネクチンを増やす食材として、大豆たんぱく質(豆腐・納豆などの大豆製品)が紹介されており、アディポネクチンを増やす「βコングリシニン(ベータコングリシニン)」は豆腐や納豆をはじめとする大豆食品(大豆たんぱく)に含まれているそうです。

大豆をどれだけ食べたらいいのかはまだ研究結果は出ていないそうです。

ただ、一日100gを食べれば脂肪肝の改善効果が期待できるのではないかと考えられるそうです。

大豆製品には、大豆そのものはもちろんのこと、豆乳・豆腐・納豆・油揚げ・味噌・きな粉などがあり、大豆をペースト状にしたみそ汁にした呉汁や大豆ごはんなどレシピもたくさんありますので、取り入れやすいですよね。

ぜひ脂肪肝を改善するためにも、1日100gの大豆製品を摂りましょう!

脂肪肝の改善方法 について詳しくはこちら

■毎食ダブルたんぱくを摂りましょう!

最近は「プロテイン」に健康・美容効果があるということで、注目が集まっていますよね。

昨日勉強したんですけど、日本人は特に朝食にたんぱく質の摂取量が少ない傾向があるそうです。

たんぱく質が摂れていない人に見られる不足のサインは、お腹や二の腕からシャープさがなくなる「ボディラインの崩れ」!

引き締まったボディをつくっていた筋肉が、たんぱく質不足で「ゆるみ筋」になってしまうそうで、筋肉が緩むとその上の脂肪や皮膚もゆるむ、つまり、見た目の老化を早める可能性も!

ゆるみ筋のような「たんぱく質不足のサイン」がある人は食生活を見直したいところです。

ちなみに、朝・昼・夕の3食とも十分なたんぱく質量(1食に体重1kgにつき0.24g以上)を摂取しているグループは、1食でも摂取量が不十分なグループに比べて、筋肉量が有意に多いことが確認されています。

つまり、毎食十分な量のたんぱく質をとっている人は体がゆるみにくいということ!

なおかつ、ダブルたんぱく(植物性たんぱく質と動物性たんぱく質を1:1の比率で配合したもの)の方が筋たんぱく質の合成率が高いそうです。

それは、吸収速度の異なるたんぱく質を摂取することで、吸収性が持続し、筋肉合成に働くアミノ酸の血中濃度が長時間にわたって一定に保たれるためだと考えられます。

筋肉を鍛えるためにプロテインを飲んでいる方の中には、ホエイプロテインを利用している方も多いと思いますが、植物性と動物性のたんぱく質をブレンドした方が、ホエイプロテイン以上に筋肉づくりに効果的なのだそうです。

その理由としては、1)大豆たんぱくには、筋たんぱく質を分解させる酵素「Cbl-b(ユビキチンリガーゼ)」を阻害する作用がある、2)大豆たんぱくは筋肉減少の要因である酸化ストレス(活性酸素)を減らす、3)乳たんぱくのホエイは、アミノ酸・ロイシンを多く含んでおり、筋肉を増やす、ことから、大豆とホエイプロテインをダブルで摂取することで、両者の働きが相まって、筋肉の減少が抑制されると考えられます。

つまり、植物性と動物性のたんぱく質をブレンドした方が筋肉づくりに効果的ということなので、毎食ダブルたんぱくを摂って健康に、美容に役立てましょう!







【参考リンク】

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半袖外国人の謎|なぜ日本人より欧米人は体温が高いのか?

健康・美容チェック > 低体温 > 体温を上げる方法 > 半袖外国人の謎|なぜ日本人より欧米人は体温が高いのか?

2011年2月23日放送のズームイン!!SUPERで「半袖外国人の謎」について取り上げていました。

なぜ冬に日本人が厚着をしている中、外国人(特にアメリカ人などの欧米人)の方の中には、半袖の人がいるのでしょうか。

このことに関しては、疑問に思っていた人も多いようです。




■日本人より欧米人は体温が高い?

Détails - paris -

by Romain Toornier(画像:Creative Commons)

まず、番組では、日本人と外国人の平均体温を比較していました。(ズームイン!!調べ)

日本人 36.2℃(152人)

欧米人 36.9℃(57人)

その差0.7度

なぜ日本人より欧米人のほうが体温が高いのでしょうか。

それは、熱を発生させる筋肉量の違いです。

細胞の中にあるミトコンドリアが熱を発生させているのですが、筋肉量が多ければ、ミトコンドリアの数も多くなり、それにともなって体温が上昇すると考えられるそうです。

つまり、欧米人は、筋肉量が多いため、恒常的に高い体温を維持しているため、寒い日本でも半袖の人が多いというわけなんです。

反対に、日本人の平均体温は低体温化しているようです。

低体温|低体温の改善・原因・症状 については詳しくこちら

冷え性改善方法|冷え症の症状・原因・末端冷え性(手足の冷え) については詳しくこちら

P.S. フランスの体温計を見てみると、平熱は37℃と書かれています。

Googleで「体温」と検索すると・・・人間の体温は37度であると表示されます。

日本では36℃から36.5℃くらいが平熱だと考えられていると思いますが、実は37℃が平熱だったのです。

■まとめ

熱を作り出すために必要な栄養をしっかりと摂って、運動をして筋肉を増やして、体温を上げましょう!

体温を上げる方法 については詳しくこちら







P.S.
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疲れやすい・疲れがたまりやすい|40代・50代男性更年期

> 健康・美容チェック > 更年期障害 > 男性更年期障害 > 疲れやすい・疲れがたまりやすい|男性更年期障害の症状|30代・40代・50代男性更年期

男性更年期障害は、男性ホルモン(テストステロン)の減少が原因です。

男性ホルモンの分泌量のピークは20代から30代で、その後、年をとるにつれて、40代後半あたりから減少していきます。

男性ホルモン(テストステロン)の減少によって、身体的・精神的不調が起こるのですが、その一つに「疲れやすい・疲れがたまりやすい」があります。




【目次】

■疲れやすい・疲れがたまりやすいの原因

Illness

by David Simmonds(画像:Creative Commons)

疲れの原因は大きく分けて2つあると考えられます。

1つは、その他の症状によって寝付けないこと、もう一つは、筋肉量の低下です。

●その他の症状によって寝付けないこと

更年期の症状には、ほてり・のぼせ動悸めまい・ふらつき、頭痛、頻尿などがあります。

こうした症状によって、寝つきが悪くなったり、眠っても夜中に目が覚めてしまうといったことが起きてしまいます。

睡眠の質が低下することによって、疲労の回復ができなくなってしまうと考えられます。

●筋肉量の低下

男性ホルモンのテストステロンには、筋肉を増強する役割があります。

なぜ女性は筋肉がつきにくいのか?でも紹介しましたが、男性が女性よりも筋肉がつきやすいのは、男性ホルモンが大きく関係しています。

男性ホルモンが減少することによって、筋肉量が落ち、疲れがたまりやすい体になるようです。

そのため、日頃から筋トレを行なうことは男性更年期障害の予防にもつながるようです。

→ 男性更年期障害の症状・原因 について詳しくはこちら

→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら




更年期障害の食事・更年期を乗り切る方法

  • 食生活の見直しをする
  • ビタミン・ミネラルなどバランスの取れた食事で栄養を十分に摂る。
    亜鉛は、ホルモンバランスを整える働きがあります。
    → 亜鉛を多く含む食品 についてはこちら
  • 軽いウォーキング・筋トレなどの適度な運動
  • ご自身にあったリラックス方法
  • 家族との会話をする機会を増やす
  • 相性の合う医師・病院を見つけておく

タウリン・亜鉛・アミノ酸サプリ

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■男性更年期障害の症状

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【あさチャン】ピンク筋ダイエットのやり方!相撲&まき割りスクワット&ツイスト腹筋の方法!【ガッテン】【世界一受けたい授業】

ダイエット > 【ガッテン】【世界一受けたい授業】スロースクワットをするだけのピンク筋ダイエットのやり方!




Deep squats

by Drew Stephens(画像:Creative Commons)

2019年3月16日放送の「世界一受けたい授業」では、「スクワットするだけのピンク筋ダイエット」を取り上げます。

■復習編

【目次】

■ピンク筋は睡眠中も脂肪を燃焼する!

ピンク筋に発現するUCP-3というたんぱく質は運動中だけでなく、睡眠中も積極的に脂肪や糖を燃焼してくれます。

エネルギー代謝調節機構―UCP を中心に|斉藤 昌之|日本医学会によれば、ミトコンドリア脱共役蛋白質(uncoupling protein;UCP)には、褐色脂肪細胞に特異的な UCP1 のほかに、白色脂肪組織や骨格筋、脾臓、小腸など全身に幅広く存在する UCP2,主に骨格筋にある UCP3 などが知られているそうです。

骨格筋は、運動だけでなく自律的なエネルギー消費においても重要な部位であるため、UCP3 の役割が注目されています。

【参考リンク】

■ピンク筋を増やす方法|相撲スクワットのやり方

  1. 肩幅より足を大きく開き、四股を踏む姿勢になる
  2. 4秒かけて腰を沈める
  3. 四股を踏む
    膝と足のつま先が同じ方向を向くことがポイント!
  4. 2回腰を沈める。この時に太ももに負荷がかかる

※1日10回×3セット

※高齢の方や足腰に不安のある方は椅子の背もたれをもってやりましょう。

■ピンク筋を増やす方法|まき割りスクワットのやり方

  1. 肩幅に脚を開き、前方で手を組む
    伸ばした手は床と平行になることを意識する
  2. 4秒かけて腰を沈める
  3. 腕をゆっくり5回振る
  4. 3秒かけて元に戻る

※1日10回×3セット

※息を止めてトレーニングをすると血圧上昇などの危険があるため要注意!

※大腰筋が鍛えられる。

■ピンク筋を増やす方法|ツイスト腹筋のやり方

2019年6月7日放送の「あさチャン」(TBS系)で久野譜也教授(筑波大学)が「ツイスト腹筋」のやり方を紹介してくれました。

■予習編

そこで「ピンク筋」について予習をしてみたいと思います。

【目次】

■講師 久野譜也教授(筑波大学 大学院人間総合科学研究科)

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■ピンク筋とは?

ピンク筋は10年以上前にも取り上げたことがあり、ピンクで若返りトレーニング(2006/11/14、東洋経済オンライン)によれば、筋肉は大きく分けると、3つに分けられます。

それは、白筋・赤筋・ピンク筋です。

  • 白筋は、瞬間的に大きな力を出す時に利用される筋肉で、糖を燃焼しやすい
    FT線維(Fast twitch fiber)から構成されている筋のこと
  • 赤筋は、持久的な動作に利用される筋肉で、脂肪を消費しやすい
    ST線維(slow twitch fiber)から構成されている筋のこと
  • ピンク筋は、瞬発力の白筋と持久力の赤筋の中間に属する性質の筋肉。

ピンク筋は、脂肪の燃焼効率が赤筋より高いそうなので、このピンク筋を活性化すればダイエットに大きく役立つそうです。

■ピンク筋を活性化させる方法

ピンク筋を活性化させるにはどうしたらよいのでしょうか?

1)手は真っ直ぐ、ひじを大きく伸ばして、肩から振る。

2)足は股関節から歩き出すイメージで歩幅を大きく、大腰筋(だいようきん)と大臀筋(だいでんきん)を使う。

(1)と(2)を注意しながら毎日100歩歩くだけで、筋肉をしなやかにし、寝ている間も脂肪を燃焼し続けてくれ、短期間で代謝をアップさせてくれる「ピンク筋」を鍛えられるそうです。

■【ガッテン】ピンク筋をつけるスロースクワットのやり方

2018年10月30日放送の「ガッテン」(NHK)でも「ピンク筋」が取り上げられました。

ピンク筋とは、正式には「2a」や「FTa(Fast Twitch a、type IIa)」と呼ばれ、低強度のスクワットを続けると、白筋の細胞の中に脂肪を燃やしてエネルギーを作り出すミトコンドリアが増えたことにより、ピンク筋に変化します。

ピンク筋をつける方法として紹介されたのが「スロースクワット」!

  1. 足を肩幅より広く開きます。
  2. 10秒かけて腰を下ろします。
  3. 膝が足より前に出ないように気をつけながら、膝が90度になるくらいにまで曲げ2秒キープ!
  4. 立ち上がります。

この動作を10回行い、数分の休憩をはさんで、合計3セット行ないます。

→ 【#ためしてガッテン】スロートレーニングによる筋トレでダイエット|やり方!成長ホルモンが出る仕組み・効果 について詳しくはこちら







【参考リンク】

「ボディラインの崩れ(ゆるみ筋/筋肉のゆるみ)」は、たんぱく質不足のサイン?たんぱく質の多い食べ物を摂ろう!




「ボディラインの崩れ(ゆるみ筋/筋肉のゆるみ)」は、たんぱく質不足のサイン?たんぱく質の多い食べ物を摂ろう!
「ボディラインの崩れ(ゆるみ筋/筋肉のゆるみ)」は、たんぱく質不足のサイン?たんぱく質の多い食べ物を摂ろう!

JacobBentzinger|unsplash

お腹や二の腕からシャープさがなくなる「ボディラインの崩れ(ゆるみ筋/筋肉のゆるみ)」は、たんぱく質不足のサインかもしれません!

引き締まったボディをつくっていた筋肉が、たんぱく質不足で「ゆるみ筋」になってしまうそうで、筋肉が緩むとその上の脂肪や皮膚もゆるむ、つまり、見た目の老化を早める可能性も!

日本人の場合は特に朝食にたんぱく質の摂取量が少ない傾向にあり、「最近ボディラインが崩れてきたなぁ」「朝食にたんぱく質食べてないなぁ」という方はたんぱく質不足の可能性があります。

朝・昼・夕の3食とも十分なたんぱく質量(1食に体重1kgにつき0.24g以上)を摂取しているグループは、1食でも摂取量が不十分なグループに比べて、筋肉量が有意に多いことが確認されています。

つまり、毎食十分な量のたんぱく質をとっている人は体がゆるみにくいということ!

ぜひたんぱく質を摂りましょう!

■たんぱく質(アミノ酸)の多い食べ物

たんぱく質の多い食べ物は、肉類・魚介類・卵類・大豆製品・乳製品です。

  • 豆腐を選ぶなら、絹ごし(たんぱく質4.9g/100g)よりも木綿(たんぱく質6.6g/100g)
  • 魚を選ぶならサーモン(たんぱく質一切れ20g)
  • 肉を選ぶなら鳥のささ身もいいですが、豚もも肉も脂質が少なく、タンパク質が多いのでおすすめ
    赤身が多い方で、脂質がカットしてある方を選ぶ
  • 鶏ひき肉もたんぱく質が多いですが、豚肉と合わせて合い挽き肉にしてつみれを作ると、ジューシーな感じに。
  • チリコンカン
    ひき肉を炒めて油をキッチンペーパーで吸収し、トマトの水煮と大豆の水煮を煮て、みそなどで和風にアレンジ
  • 魚肉ソーセージをおやつ代わりに

たんぱく質は20種類のアミノ酸でできていて、動物性たんぱく質と植物性タンパク質では、このアミノ酸の量が違ってきます。

そのため、バランスよく摂取することが大事。

制限アミノ酸の考え方―必須アミノ酸の桶|特定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム|厚生労働省
制限アミノ酸の考え方―必須アミノ酸の桶|特定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム|厚生労働省
食品アミノ酸スコア|特定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム|厚生労働省
食品アミノ酸スコア|特定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム|厚生労働省

参考画像:特定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム|厚生労働省|スクリーンショット

→ たんぱく質(アミノ酸)を摂る|おすすめの健康的ライフスタイル10箇条

→ アミノ酸の効果・効能・種類・アミノ酸を含む食べ物

【関連記事】







P.S.

ちなみに、ダブルたんぱく(植物性たんぱく質と動物性たんぱく質を1:1の比率で配合したもの)の方が筋たんぱく質の合成率が高いそうです。

それは、吸収速度の異なるたんぱく質を摂取することで、吸収性が持続し、筋肉合成に働くアミノ酸の血中濃度が長時間にわたって一定に保たれるためだと考えられます。

筋肉を鍛えるためにプロテインを飲んでいる方の中には、ホエイプロテインを利用している方も多いと思いますが、植物性と動物性のたんぱく質をブレンドした方が、ホエイプロテイン以上に筋肉づくりに効果的なのだそうです。

その理由としては、1)大豆たんぱくには、筋たんぱく質を分解させる酵素「Cbl-b(ユビキチンリガーゼ)」を阻害する作用がある、2)大豆たんぱくは筋肉減少の要因である酸化ストレス(活性酸素)を減らす、3)乳たんぱくのホエイは、アミノ酸・ロイシンを多く含んでおり、筋肉を増やす、ことから、大豆とホエイプロテインをダブルで摂取することで、両者の働きが相まって、筋肉の減少が抑制されると考えられます。

つまり、植物性と動物性のたんぱく質をブレンドした方が筋肉づくりに効果的ということなので、毎食ダブルたんぱくを摂って健康に、美容に役立てましょう!

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