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胃がん検診、内視鏡検査の追加を提言 厚労省検討会

The surgeon looks at the monitor

by Anek Suwannaphoom(画像:Creative Commons)

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■胃がん検診、内視鏡検査の追加を提言 厚労省検討会

<胃がん検診>内視鏡検査も実施へ 厚労省検討会が提言

(2015/7/30、毎日新聞)

厚生労働省の「がん検診のあり方に関する検討会」(座長・大内憲明東北大教授)は30日、市区町村が行う胃がん検診で、新たに内視鏡検査の追加を提言することを決めた。

厚生労働省の検討会で、市町村が行う胃がん検診で内視鏡検査を追加することが決まったそうです。

提言によると、胃の内視鏡検査は、最近の国内外の研究で、胃がんの死亡率を減らす効果が認められた。エックス線、内視鏡ともに50歳以上を対象とし、検診間隔は2年に1回とする方針だ。

胃の内視鏡検査は胃がんの死亡率を減らす効果が認められているそうです。

ただ、エックス線検査に比べて、費用がかかったり、検査する医師や医療機関を確保する体制を整備する必要があるようです。

■今回のニュース記事で気になった2つのこと

今回の記事では、気になることが2点あります。

1.ピロリ菌検査は胃がんの死亡率を示す証拠がない

一方、胃がんのリスクになるピロリ菌感染の検査は「死亡率を減らせるのかを示す証拠がないため、さらに検証が必要」とした。

ピロリ菌、胃がん発症の仕組み解明によれば、胃がんの原因の一つとされるピロリ菌によって胃がんを発症させる仕組みが解明されており、また、ピロリ菌感染者6000万人!|あさイチ(NHK)によれば、日本人の2人に1人がピロリ菌に感染しているそうです。

そう考えると、ピロリ菌感染の検査をした方が胃がんの発症リスクを下げることにつながるのではないかと単純に考えるのですが、違うということなのでしょうね。

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血液1滴でがんの早期診断|2015年夏、乳がんと大腸がんの早期診断の試みを始める

2.乳がん検診による視触診の有効性は認められない

また、乳がん検診については、乳房のエックス線検査「マンモグラフィー」を引き続き、40歳以上を対象に2年に1回推奨するが、併用していた視触診の有効性は認められず、マンモグラフィーだけでもよいとした。

乳がん検診における視触診の有効性は認められないというのは驚きですね。

これまで常識と思っていたことが変わっていることに驚きです。

男性で乳がんを意識している人はほとんどいないと思いますが、KISSの元ドラマー、男性でも乳がんになると注意促すによれば、男性が乳がんになるケースは女性の100分の1とはいえど、乳がんは誰にでも起こりうることなのです。

男性も乳がんの早期発見・早期治療のため、乳がん検診を受ける必要があるのかもしれません。

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■まとめ

日本のがん検診受診率は欧米に比べて低い!?によれば、欧米のがん検診受診率は70%以上であるのに対して、日本は20から30%と受診率が低いそうです。

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がんは早期発見・早期治療がもっとも重要ですので、がん検診を受けやすくする対策が必要なのではないでしょうか。

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今いくよさん急死 67歳、昨年胃がん公表 くるよと漫才ブームけん引

(2015/5/29、スポニチアネックス)

昨年9月に胃がんが見つかり、闘病しながらステージに立ってきた。

「今いくよ・くるよ」の今いくよさんがなくなったそうです。67歳でした。

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がんにかかる人、今年の予測は98万人 大腸がんが1位|国立がん研究センター




国立がん研究センターの予測によれば、今年国内でがんにかかる人が98万人となる予測で、部位別では、昨年3位だった大腸がんが、胃がんや肺がんを抜いて一位になるそうです。

昨年1位だった胃がんが相対的に伸び率が低く、順位が変わった。センターは、衛生状態が良くなり胃がんの原因となるピロリ菌の感染率が下がっていることが主な理由とみている。

胃がんの原因となるピロリ菌の感染率が下がっていることによって胃がんの順位が低くなったと考えられるそうです。

死亡者数の予測は37万900人で昨年の推計値より約4千人増えた。部位別では、肺がんが最多で7万7200人、大腸がん5万600人、胃がん4万9400人、膵臓(すいぞう)がん3万2800人、肝臓がん2万8900人の順だった。

すい臓がん肝臓がんは発見が遅れやすいということが原因なのかもしれません。

【追記(2015/4/29)】

がん患者、高齢化で「大腸」1位に…15年予測

(2015/4/29、読売新聞)

同センターによると、大腸がんの増加は主に高齢化の影響で、肺がんは、喫煙率が最も高かった1960年代に20~30代だった男性が高齢になり、発症が増えたためという。胃がんが3位になったのは、原因の一つとなるピロリ菌の感染者数の減少によるとみられる。

肺がんの発症が増えているのは、喫煙率が高かった年代の男性が高齢になっていることが関係しているようです。

ただ、高齢化の影響は全体に及ぶと考えられるので、大腸がんの増加は別のところにあるのではないのでしょうか。

例えば、この年代から食習慣が変わってきている、仕事の働き方・ライフスタイルが変わってきている、などです。

1975年型食事が健康によい!?|世界一受けたい授業 4月25日によれば、2000年代は脂質が多くなってくるのですが、肉を多く食べると大腸がんになるリスクが高いによれば、肉を多く食べる日本人は大腸がんになるリスクが高いことが、約8万人を対象にした約10年におよぶ国立がん研究センターの追跡調査でわかっています。

また、長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいで紹介したアメリカン・ジャーナル・オブ・エピデミオロジー誌に発表された研究によると、デスクワーク(長時間椅子に座ったままでの仕事など)は大腸がんのリスクを増加させる可能性があるそうです。

その他にも、糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍も高いによれば、日本糖尿病学会と日本癌学会の合同委員会の報告では、糖尿病の人はそうでない人に比べて大腸がんになるリスクは1.4倍なのだそうです。

糖尿病の患者数の増加に伴い、大腸がんになる人も増えていると考えられないでしょうか。

どのようなことが関係するのか、ぜひ知りたいですね。

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人間ドック・健康診断(鉄欠乏性貧血 ・脂質異常症・脂肪肝・腎臓・境界型糖尿病・若年性脳梗塞・乳がん・胃炎・胃がん)|駆け込みドクター 11月2日

Checking in with a Patient

by Myfuture.com(画像:Creative Commons)




2014年11月2日放送予定の駆け込みドクター!では芸能人の人を人間ドック・健康診断するそうです。

Yahoo!テレビ番組予告

□血液の異常…鉄欠乏性貧血  原因は無理なダイエット □脂質異常症&脂肪肝を防げ □高カリウム血症…腎臓を気を付けよう □境界型糖尿病とは… □プチ不調…鼻づまりから耳の不全 □若年性脳梗塞を防げ □乳がんの自己検診法 □頸椎ヘルニアの恐怖 □食道炎から食道がん…胃炎から胃がんの恐怖

気になるワードがたくさんありますので、興味がある方は是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。

【関連ワード】

鉄欠乏性貧血

脂質異常症

脂肪肝

■高カリウム血症…腎臓

高カリウム血症とは、何らかの原因で、血中のカリウムの濃度が上がってしまう症状のこと。

■境界型糖尿病とは

境界型糖尿病とは、血糖値が糖尿病と正常の間にある、いわゆる糖尿病予備軍とよばれるもの。

■若年性脳梗塞

乳がん

■食道炎から食道がん

胃炎から胃がん







宇山一朗|ロボット手術「ダヴィンチ」の普及拡大に貢献|#情熱大陸

Fort Belvoir Community Hospital astounds with groundbreaking technology and devotion to patient care

by Army Medicine(画像:Creative Commons)




2014年9月28日放送予定の情熱大陸では、最先端のロボット手術の普及拡大にまい進する、外科医・宇山一朗に密着するそうです。

医療機関での導入が急速に進み、いま最も注目されている手術支援ロボット「ダヴィンチ」。

執刀医は操縦席に座り、内視鏡カメラで体内を覗き込みながら3本のロボットアームを操作するもので、正確で繊細な手術が行えるとともに、患者への負担も少ないといわれる。

この「ダヴィンチ」の普及拡大に貢献しているのが、外科医の宇山一朗だ。

宇山は過去、王貞治の腹腔鏡胃がん手術を執刀したことでも知られる。

現在は「ダヴィンチ」による手術に取り組み、執刀数は胃がん、食道がん、肝臓がん、すい臓がんともに日本一を誇る。

宇山一朗医師は手術支援ロボット「ダヴィンチ」の普及拡大に努めているそうです。

胃がんロボ手術 保険適用 藤田保健衛生大「ダビンチ」

(2014/9/19、中日新聞)

藤田保健衛生大病院(愛知県豊明市)が申請していた内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」を使った胃がん手術が、国の専門家会議で先進医療として承認された。

胃がんでのロボット支援手術の承認は初めて。

先進医療は保険診療との併用が認められ、手術費以外の入院費などが公的医療保険の対象になり、自己負担が大幅に減る。

10月にも先進医療として手術が受けられる見通し。

先日内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」を使った胃がん手術が保険適用になったという記事を見て、ロボット支援手術が本格的に拡大していくのだろうと思っていた矢先に、情熱大陸に取り上げられるということでかなり期待されていることがわかります。

同病院上部消化管外科の宇山一朗教授によると、胃がんでは、傷が小さく、入院期間が短くなる腹腔(ふくくう)鏡手術も行われているが、手術後の合併症発生率は通常の手術と同程度だった。

これに対しダビンチ手術では、5分の1程度に減った。

従来の手術では膵臓(すいぞう)に電気メスが当たり炎症を起こすケースが見られたが、ロボットは関節が多く手ぶれも防止できるため、より安全な手術が実現できたという。

ダヴィンチ手術のポイントをまとめます。

  • ダヴィンチは4本のアームがあり、医師は1本のアームについた内視鏡カメラの三次元画像を見ながら3本のロボットアームを操作して手術する
  • ロボットは関節が多く手ブレも防止するため、従来の手術で膵臓に電気メスが当たり炎症をおこすことを避ける事ができる
  • 手術後の合併症発生率は5分の1

2つの記事を総合すると、ダヴィンチによる手術は、胃がん、前立腺がん、がん、食道がん、肝臓がんすい臓がんで行われているようです。

今後ますます注目される手術方法となりそうですので、気になる方はみてみてください。