【目次】
■長寿ホルモン「アディポネクチン」
「いつまでも元気で長生きしたいなー。でも、生活習慣を見直しましょうといわれても、どうしたらよいかわからない」と悩んでいるあなた!
あなたは「長寿ホルモン」をご存知ですか?
「長寿ホルモン」とは健康で長生きしている人に特徴的なホルモンです。
その長生きホルモンとは、「アディポネクチン」というホルモンです。
アディポネクチンとは、1996年に大阪大学の松澤佑次教授のグループで発見された超善玉ホルモンのことです。
なぜ「アディポネクチン」が「長寿ホルモン」と呼ばれるようになったのでしょうか?
慶応大学の研究では、100歳以上の超高齢者の血中アディポネクチン値は平均の2倍以上あると報告されています。
テレビで初めて”メタボリックシンドローム”を取り上げた岡部先生の岡部クリニックで、1500名以上の方のアディポネクチン値を各年代で比較したところ、75歳以上から急に平均値が高くなることがわかったそうです。
男性の平均は8.5、女性の平均は12.5 (※岡部クリニック調べ)
キンさんギンさんのお子さん4姉妹は23.1 34.8 24.6(※「その原因、Xにあり!」フジテレビより)
一般的に、ホルモンは、加齢とともに分泌量が減っていきます。
つまり、アディポネクチンも年齢を重ねるごとに分泌量が増えるのではなく、アディポネクチンが高い人が長生きをしていると考えられます。
これが、アディポネクチン=長寿ホルモンといわれる理由なのです。
■どのようにしたら「アディポネクチン」を高めることができるの?
では、どのようにしたら「アディポネクチン」を高めることができるのでしょうか?
「アディポネクチン」は内臓脂肪から出ますが、内臓脂肪が増え過ぎてしまうと逆に出にくくなってしまうそうです。
そのため、内臓脂肪が多い人は、内臓脂肪を減らすことが重要です。
内臓脂肪を減らすには、食べ過ぎや高脂肪のものは避けるようにして、野菜中心の食生活を心掛け、また、運動(有酸素運動)を少しずつ増やしていきましょう。
→ 内臓脂肪を減らすには|内臓脂肪の落とし方 について詳しくはこちら
大豆や野菜で「アディポネクチン」を増やしてメタボリック対策をしよう!によれば、以下のような食品にアディポネクチンを増やす効果があるそうです。
- 大豆たんぱく質(豆腐・納豆などの大豆製)
アディポネクチンを増やす「βコングリシニン(ベータコングリシニン)」は豆腐や納豆をはじめとする大豆食品(大豆たんぱく)に含まれているそうです。 - 食物繊維の多い緑黄色野菜
- EPA(エイコサペンタエン酸)が豊富な青魚
- マグネシウムを含む食品など
また、どうしてもやせられない人、太っていないのにアディポネクチンが低い人(低アディポネクチン血症)は、アディポネクチンを高める方法(2016/9/10、ソルブヘルスケアコミュニティ)によれば、えごま油やアマニ油などのオメガ3脂肪酸、ノビレチン(柑橘類「シークワーサー」に含まれる成分)もおすすめされていました。
■サプリメントを選ぶ際の大切なポイント
1.製品管理
衛生管理、製品管理がきっちりしているか。
2.成分
成分同士を打ち消すようなものが入っていないか。
3.配合量
成分の記載だけでなく、配合量・含有量までしっかり記載しているか。
4.複雑な形をしていないもの
見ていてかわいい星形のサプリメントなどもあるが、複雑な形を生み出すには、増粘剤が大量に使用されている可能性がある。
5.信頼性のあるもの
ただ、安くて成分が書かれているものではなく医学的証拠があるもの。
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