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都心部のオフィス賃貸解約や面積縮小の動きで都市・オフィスのエコシステムが大きく変わる!




コロナ時代だからこそ「ロングズーム」のアプローチで物事を見よう!
コロナ時代だからこそ「ロングズーム」のアプローチで物事を見よう!

フォトザック・ルセロのUnsplashフォトザック・ルセロのUnsplash

【概要】

【はじめに】

新型コロナウイルス対策のために「新しい生活様式」による働き方が始まりました。

簡単にまとめると、テレワークやローテーション勤務、時差通動でゆったりと・オフィスは広々と、会議や名刺交換はオンライン、対面での打合せは換気とマスクが必要など。

そして、この動きは企業にとってのオフィスの考え方を見直す大きな動きになっています。

例えば、元Googleのエリック・シュミット氏は、世界のメガシティに集中していたオフィスが、社会的距離を離すために、地域のサテライトオフィス需要が増えるのではないかと予測しています。

また、オフィスに人が集まる価値についていろんな意見が出ています。

そして、このオフィスのあり方の見直しは、都心部のオフィス賃貸解約や面積縮小の動きとして現れました。

オフィスのあり方の見直しは、都心部のオフィス賃貸解約や面積縮小という直接的な影響だけでなく、都市・オフィス周りのエコシステムにも影響を与えることになります。

例えば、オフィスに人が集まるということはそこに食事の需要が生まれるため、オフィスの近くにフードトラックが集まったり、オフィスに直接食品(パンやお菓子など)を置くビジネスが生まれていましたが、そのビジネスも変更を余儀なくされることになります。

ただ、新型コロナウイルス対策が今回のオフィスのあり方の見直しのきっかけになったのは間違いありませんが、大きな世間の流れとしてみると、DX(デジタルトランスフォーメーション)企業への変革を推し進めるうえでのブーストになっているということ。

もともとDXというメガトレンドのうえに乗っていて、新型コロナウイルス対策がその動きを加速させているだけだということです。

いろんな物事を考える時にぜひDXというトレンドをベースに考えると、今起きていることは突然起きた変化でないことがわかると思います。

さあいっしょに「DX(デジタルトランスフォーメーション)」について勉強していきましょう!

コロナ以前以後で「DX(デジタルトランスフォーメーション)」がメガトレンドであることは変わらない!アフターデジタル化した社会に向かうために企業が行っていることとは?

コロナ時代だからこそ「ロングズーム」のアプローチで物事を見よう!







【関連記事】

室内のCO2濃度の上昇が眠気・集中力低下の原因になる!?オフィス・教室の換気をして集中力アップ!|米ローレンス・バークレー国立研究所・ニューヨーク州立大学




【目次】

■Twitterでオフィスの二酸化炭素濃度をAIで管理しているというツイートを発見!

Twitterで2つのツイートを見つけたのですが、気になったのはオフィスの二酸化炭素濃度の調節をしているということです。

Awair: Know What’s in the Air You Breathe

【参考リンク】

なぜオフィス内の二酸化炭素濃度の調節が必要なのか、調べてみることにしました。

■室内の二酸化炭素濃度の上昇が眠気・集中力低下の原因になる!?教室・オフィスの換気をして集中力アップ!|米ローレンス・バークレー国立研究所・ニューヨーク州立大学

Elevated Indoor Carbon Dioxide Impairs Decision-Making Performance
Elevated Indoor Carbon Dioxide Impairs Decision-Making Performance

参考画像:Elevated Indoor Carbon Dioxide Impairs Decision-Making Performance(2012/10/17、Berkeley Lab)|スクリーンショット

Elevated Indoor Carbon Dioxide Impairs Decision-Making Performance

(2012/10/17、Berkeley Lab)

On nine scales of decision-making performance, test subjects showed significant reductions on six of the scales at CO2 levels of 1,000 parts per million (ppm) and large reductions on seven of the scales at 2,500 ppm.

ローレンス・バークレー研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory)とニューヨーク州立大学(State University of New York (SUNY) Upstate Medical University)との研究によれば、室内の二酸化炭素(CO2)濃度が高くなる(実験では2500ppmに達すると)と人々の意思決定能力を著しく損ない可能性があることから、オフィスや教室内の二酸化炭素濃度の上昇が仕事中や授業中の眠気や集中力低下の原因になる可能性があるそうです。

【参考リンク】

■まとめ

Fall 2010 hackNY Student Hackathon

by hackNY.org(画像:Creative Commons)

これまでいくつか集中力に関するニュースを取り上げていて、集中力低下の原因としては、認知的疲労(精神的に疲れる作業をしてエネルギーを使い果たした時に、認知力(特に注意力)が減少した状態)であったり、疲労などを紹介しました。

【関連記事】

しかし、今回取り上げた研究によれば、オフィスや教室内の二酸化炭素濃度の上昇が仕事中や授業中の眠気や集中力低下の原因になる可能性があるそうで、以前取り上げた自然の中に出かけると、創造性・幸福度・集中力が上がるという研究結果|カンザス大学によれば、自然の中で歩き回ることで、神経が安らぎ、脳の力が回復されるということでしたが、もしかすると、たくさんの空気を吸い込むことで集中力が高まったのかもしれませんね。

学校や職場での集中力を維持するためにも、集中力が低下するタイミングで外に出てみたり、ツイートで紹介されていたプロダクトを活用して二酸化炭素濃度の調節を行なうような仕組みを取り入れてみてはいかがでしょうか。