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肝機能の低下がわかるセルフチェックと肝臓病の初期症状の12のサイン(赤い湿疹・斑点など)!

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肝臓の機能が低下すると様々な症状が現れてきます。

脂肪肝や肝炎、肝硬変などの肝臓の病気が気になるあなたも、脂肪肝の段階で改善できれば、健康で長生きができ、ワクワク楽しい生活ができますので、肝機能の低下がわかるチェックリストと肝臓病の初期症状の12のサインでチェックして、当てはまる方もそうでない方も健康的な生活習慣に変えていきましょう!




【目次】

■肝機能の低下がわかるチェックリスト

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by peteselfchoose(画像:Creative Commons)

肝臓病に立ち向かう<上>脂肪肝で食い止めよ

(2016/3/28、読売新聞)

  • 体が重くてだるい

  • 熱っぽい

  • 脂っこいものを食べたくない

  • 食欲がない

  • おなかが張る

  • すぐ息切れをする

  • 体がかゆい

  • お酒が急に弱くなった

  • 皮膚が荒れ、シミが増えた

  • 風邪が治りにくい

  • 足がむくむ

肝臓独特の症状がないため、ここに挙げたリストは、肝臓が正常でも、ふだんからよく出る症状ばかりですが、時々、こういう症状が出て、3項目以上が引っかかる人は、やはり血液検査を受けて、肝臓をチェックしていただいた方がいいでしょう。

症状が一時的に出る場合には心配する必要はありませんが、上記に挙げたような症状がひんぱんに出る場合には注意が必要です。

→ 肝臓の病気(肝臓病)の初期症状・原因 について詳しくはこちら

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■肝臓病の初期症状のサイン

増え続けるアルコール性の肝臓病(東京都福祉保健局東京都監察医務院)では肝臓病を早期発見する症状が紹介されています。

これから挙げる症状に当てはまる方は、アルコ-ル性肝障害、肝硬変の可能性があるので、病院で診てもらうことをおすすめしています。

1 疲れやすく、全身がだるくなり、何をする気も起きなくなった

→ 疲れやすい・体がだるい(倦怠感)|肝臓の病気になるとなぜ疲れやすくなるのか?

2 上腹部右側が硬くて重苦しい。

肝臓の機能・働き・位置によれば、肝臓の位置は、腹部の右上で、横隔膜の下にあります。

3 からだが黄色くなる(黄疸症状)。

黄疸(おうだん)

顔色や手の色では黄疸は分かりにくいので、目の白目の部分を見て、黄色くなっていれば、黄疸です。

黄疸の原因は、主に肝臓や胆管に原因がある場合が多いと考えられますが、その他に、赤血球が破壊されることによって起こる貧血である溶血性貧血(溶血により血液中のビリルビン値が上昇して黄疸になる)など別の病気が原因となっている可能性もあります。

→ 黄疸(おうだん)|なぜ肝臓が悪くなると黄疸が現れるのか

4 紅茶色のような濃い尿が一日中出たり、ますます濃くなった場合。

尿の色が濃い

肝臓の機能が少し悪い時に、朝一番のお小水の色が少し赤いという人もいます。

尿の色が茶色っぽく濃くなる理由は、血液中のビリルビン値が高くなっていることが原因です。

血液中のビリルビン濃度が高くなると、尿の中に排泄されることによって、尿の色が茶色っぽく、濃くなります。

→ 尿の色が濃い|なぜ尿の色が茶色っぽく濃くなるのか

5 お酒がまずくなり飲めなくなる。

6 手のひらが赤くなる。(手掌紅斑)

肝臓病の初期症状として、親指の付け根と小指の付け根の膨らんだところが赤くなります。手のひら全体ではなく、真ん中は白いままで、その両脇が赤くなるのです。

親指と小指の付け根の膨らんだところが斑に赤くなる(赤紫色になる)場合には、脂肪肝より少し進んでいる場合があり、肝硬変や慢性肝炎の恐れがあるので、血液検査を受けたほうが良いそうです。

特徴としては、手の平全体が赤くなるのではなく、真ん中は白いままで、親指の付け根と小指の付け根の膨らんだところが赤くなります。

手掌紅斑の原因

肝臓では血管拡張作用があるエストロゲンの処理を行なっていますが、肝機能低下によって肝臓でエストロゲンの処理ができなくなり、血液中のエストロゲンが上昇することにより、掌が斑状に赤くなると考えられます。

手掌紅斑はクモ状血管拡張という症状が一緒に起こることが多い。

→ 手のひらが赤くなる|なぜ肝臓が悪くなると掌が赤くなるのか

7 からだに赤い斑点が出る。

肝機能の低下がわかるチェックリストと肝臓病の初期症状のサインによれば、肝臓病がかなり進んだときには、クモ状血管拡張といって、胸の上部や首、上腕などにクモの巣状の毛細血管が浮き出て、赤い斑点ができます。

→ クモ状血管拡張(くも状血管腫)の症状・原因

8 腹壁の血管がうき出たり、お腹が張って腹水がたまる。

腹水

肝臓病がかなり進んだときには、クモ状血管拡張といって、胸や首に、赤い斑点ができたり、お腹に水がたまり、下腹部が出っ張ったりする症状があります。

肝臓で作られる血液中の「アルブミン」というたんぱく質には、血液中の水分を一定に保つ役割があるのですが、肝機能が低下すると、アルブミンの量が減ることで、浸透圧が下がり、血管から水分が出ていってしまい、腹水やむくみが起こります。

→ 腹水|なぜ肝臓が悪くなるとおなかに体液がたまるのか

9 男性の乳房がふくらんだり、毛がうすくなり女性化する。

お酒を飲むと、女性ホルモンが増える!?・MEOS(メオス)|酒(アルコール)と肝臓と女性|ためしてガッテン 12月17日によれば、お酒を飲み過ぎ、肝機能が落ちると、女性ホルモンが肝臓で分解できず、体内に蓄積して、乳腺が発達し、男性の胸が女性のように膨らんでしまうことがあるそうです。

→ 女性化乳房|なぜ肝硬変になると男性の胸が女性のように膨らんでしまうのか|肝硬変の症状

10 かゆみが続いたり、皮膚から出血しやすくなる。

→ かゆみ|なぜ肝機能が低下するとかゆくなるのか?

肝臓は沈黙の臓器といわれ、自覚症状がないことが多いですが、進行すると全身倦怠感(体がだるい)・食欲不振・黄疸(おうだん)尿の色が濃いむくみ腹水(お腹が張る)・かゆみなどの症状が現れます。

11.便が白い・下痢便

肝臓がちゃんと働いて、胆汁色素が作られていると、便は黄色をしているのですが、肝機能低下によって便が白くなり、下痢便になると、肝臓が悪いことの兆候です。

便の色は、胆汁に含まれるビリルビンによるものなのですが、胆汁が腸内に流れてこなくなると、便の色が白っぽい色になります。

→ 便(うんち)で体調チェック について詳しくはこちら

■まとめ

食べ過ぎによる肥満やアルコールの飲みすぎが原因で脂肪肝が起こります。

しかし、生活習慣を改善することなくそのままの生活を続けてしまうと、さらに肝機能が低下して、脂肪肝からNASH肝炎肝硬変、ついには肝臓ガンを引き起こす可能性があるといわれています。

肝機能の低下がわかるチェックリストと肝臓病の初期症状のサインに当てはまるところがあり、最近体調が悪いと感じる方は、一度血液検査で数値をチェックしてみましょう。

→ 肝臓の数値・検査値|ALT(GPT)・AST(GOT)・γ-GTP について詳しくはこちら




→ 肝臓の病気(肝臓病)の初期症状・原因 について詳しくはこちら

→ 肝機能障害の症状・原因・食事・肝機能の数値 について詳しくはこちら




肝臓関連ワード

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疲れやすい・体がだるい(倦怠感)|肝臓の病気になるとなぜ疲れやすくなるのか?その原因と症状

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肝臓の病気の症状には「疲れやすい」「体がだるい(全身の倦怠感)」という症状が現れることがありますが、なぜ、肝臓の病気になると、「疲れやすい」「体がだるい(全身の倦怠感)」という症状が現れるのでしょうか?

まずは、肝臓の機能について紹介します。




【目次】

■肝臓の機能

肝臓には代謝や解毒といった身体にとって大事な機能があります。

[肝臓の機能1]代謝機能

栄養素を分解したり合成したりして身体が利用できる形に作り変えるために、栄養素を分解・合成する機能。

この代謝作用が肝臓機能の中でも最も重要なものです。

(アルコールの分解)

アルコールは、90%以上が肝臓で代謝されます。

そしてアセトアルデヒドに分解され、その後、酢酸、水に変わります。

飲み過ぎ等でアセトアルデヒドが蓄積すると、二日酔い、肝障害などの原因となります。

[肝臓の機能2]解毒作用

食べ物や飲み物の中には、栄養となるもの以外に有毒なものが含まれていることがあり、有害物質の多くは腸から吸収され肝臓に集まってきます。

肝臓は自分の持っている解毒作用の働きによって、これらを無毒化して体外に排出する働きがあります。

■なぜ、肝臓の病気になると、「疲れやすい」「体がだるい(全身の倦怠感)」という症状が現れるのか?

Tired...

by Tripp(画像:Creative Commons)

肝臓に負担をかける原因として多くの人が思っているのは「アルコール」だと思いますが、食べ過ぎや運動不足による肥満やストレスなど他の原因も肝臓に負担を与えています。

運動不足や甘い物のとり過ぎで、体の中の中性脂肪肝臓に溜まり、脂肪肝になります。

食べ過ぎによる肥満やアルコールの飲みすぎだけでなく、体の疲れの原因である「睡眠不足」や「ストレス」といったものが、肝臓に負担をかけることにより、肝臓の機能が低下し、ますます疲れてしまうのです。

最初は症状も無いのですがエスカレートすると、全身倦怠感があって疲れているので寝る→起きて食べる→寝るというサイクルになってしまって脂肪肝はドンドン悪くなっていきます。

そして脂肪肝が肝炎に、肝炎が肝硬変になり、肝臓がんにつながってしまう事もあります。

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■肝臓の代謝機能を助ける方法

たんぱく質の摂取

肝臓の働きを助けるためには、タンパク質は欠かせません。

ただ、タンパク質は糖質や脂質のように体に貯蔵する仕組みがなく、過剰に摂取すると腎臓に負担をかけることもあるので、必要な分だけ毎日摂ることが重要です。

1日の目安としては、卵1個、魚1切れ、肉1切れ(80グラム程度)、豆腐半丁を目安にしましょう。

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Lーシステイン

肝臓の代謝促進に欠かせないLーシステイン 必要量摂取、毎日心掛けてによれば、L-システインは肝臓の代謝促進に欠かせないそうで、また美肌やシミ対策など肌の代謝のためにも重要なのだそうです。

L-システインは、雑穀やハチミツ、柑橘類の皮などに多く含まれているそうです。

タウリン

肝臓(脂肪肝)に良い食事・食品は、タウリンを含む食品です。

肝臓から分泌される胆汁酸には、コレステロールを排泄させる働きがありますが、タウリンを含む食品を摂取するによって胆汁酸の分泌が増え、血液中のコレステロール値も下がります。

●タウリンには、酵素の働きを助ける働きがあるので、アルコールの分解を早め、肝臓への負担を軽くしてくれます。

また、タウリンには、腎臓や肝臓の有害ミネラルである毒素を濾過する機能をUPさせてくれます。

●カキに含まれるタウリンは、肝臓に溜まった中性脂肪を肝臓の外に出してくれ、そして肝臓(脂肪肝)を良くする働きがあるのです。

つまり、タウリンが肝臓に入ると、まず肝臓内の中性脂肪を取り除きます。さらに肝臓から脂肪を外に排出する働きをしてくれます。

食事療法としては、タウリンを含むカキなどを食事に取り入れましょう。

→ タウリンとは|タウリンの効果・効能|タウリンの多い食品・食べ物 について詳しくはこちら

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不飽和脂肪酸やオメガ3脂肪酸の油

不飽和脂肪酸は、HDLコレステロールを増やし、LDLコレステロールを減らす働きがあると言われています。

また、オメガ3脂肪酸は、中性脂肪を減らす効果が期待されています。

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効能・効果・食べ物・オメガ3ダイエット について詳しくはこちら

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ルテオリン

エゴマに含まれる「ルテオリン」に脂肪肝・NASH・肝がん予防効果|名古屋市大

名古屋市立大の研究グループ(内木綾助教)が、エゴマに含まれる抗酸化作用が強い「ルテオリン」という成分がNASH(非アルコール性脂肪肝炎)や、それに伴う肝細胞のがん化を抑制することを発表したそうです。

緑茶

緑茶の消費量が多い女性は肝臓ガンが少ない!?お茶カテキンで脂肪が減り肝機能が改善

お茶カテキンで肝臓をサポート!|お茶カテキン飲料で脂肪が減り肝機能が改善によれば、非アルコール性脂肪肝(NASH)の患者がお茶カテキン飲料を飲んだところ、脂肪が減り肝機能が改善したそうです。

非アルコール性脂肪肝が起きる原因としては、活性酸素が原因なのだそうで、その改善には抗酸化作用の高いものがよいようです。

レンコン

レンコンのプロスタグランジンで脂肪肝対策|肝臓の中性脂肪濃度が減少

プロアントシアニジンは、肝臓中性脂肪の元になる脂肪酸が作られることを防ぐことで、肝臓に脂肪として蓄積されるのを抑えてくれるそうです。

プロスタグランジンを肥満・糖尿病のマウスに3週間投与した実験によれば、肝臓の中性脂肪濃度が62%減少したそうです。

→ 中性脂肪を下げる食事・運動・サプリメント について詳しくはこちら

まごわやさしい

脂肪肝の改善 内臓を若返らせるプロジェクト|たけしの本当は怖い家庭の医学

さまざまな食材の組み合わせのキーワードは「まごわやさしい」。

  • 「ま」は豆類。
  • 「ご」はゴマ類。
  • 「わ」はわかめなど海藻類。
  • 「や」は野菜類。
  • 「さ」は魚(魚介類)。
  • 「し」はしいたけなどきのこ類。
  • 「い」は、いも類。

この食事は、肝臓にどのような影響をもたらすのでしょうか。

脂肪抑え目でミネラル・ビタミン・繊維質が多く、脂肪肝の治療になると考えられるそうです。

また、中性脂肪を抑えるために効果的なEPA・DHA等を含む良質なたんぱく源を多く摂っていることもよいそうです。

オルニチン

アンモニアは細胞内でのエネルギー生産を妨げるため、疲労にも関係するとされており、肝臓で解毒機能が正常に働いていないと、アンモニアが解毒されず、疲労がたまってしまうと考えられます。

そこで、最近では、オルニチンを含む食品を食べることが注目を集めています。

→ オルニチンを含む食品 について詳しくはこちら

肝臓を温める

肝臓を温めるとダイエット効果がある?肝臓を温める3つの方法|#サタデープラス 12月26日

1.肝臓をカイロで温める

肝臓の位置にカイロを貼り、外側から温めると、血流が増加し、代謝アップにつながるそうです。

肝臓の位置は、腹部の右上で、横隔膜の下にあります。

→ 肝臓の機能・働き・位置 について詳しくはこちら

2.毎日「茶節」(カツオ節の味噌汁+緑茶)を食べる

合わせ味噌・かつお節を入れて、緑茶を注ぐとできる「茶節」がよいそうです。

みそ:味噌は肝臓内に肥満を予防するアディポネクチンを作る

緑茶:カテキンは血糖値の上昇を緩やかにする

カツオ節:ヒスチジンは満腹中枢を刺激して、食べ過ぎを防いでくれる

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3.食後にごろ寝する

ごろ寝をするときに、頭と足を20~30cmほど高くすることによって、肝臓に血液が集まり、肝臓の働きが活性化して、代謝アップにつながるそうです。

10~15分ほどでOK。

30分以上してしまうと、逆効果になってしまうそうです。

C型肝炎・NASHの人は鉄分の摂り過ぎには注意!

肝臓に良い食事は、肝臓の状態によって変わってきます。

C型肝炎・NASHの人は、肝臓にたまった鉄が酸化することで、肝臓に炎症を引き起こすことがあるので、鉄分のとりすぎに注意しましょう。

魚や肉に含まれる赤身や内臓には鉄分が多く含まれます。

■まとめ

肝臓には代謝機能と解毒機能があり、肝臓の病気になったり、肝臓に負担をかかると、肝機能が低下し、ますます疲れてしまいます。

ただ、「疲れやすい」「だるい」といった症状の原因には、肝臓の病気のほかにも様々な原因が考えられます。

貧血

糖尿病

目の疲れ

目の痙攣

目の下のクマ(くま)

目のかすみ

肝臓の病気(肝機能の低下)

腎臓の病気(腎機能の低下)

低血圧

「疲れやすい」「体がダルイ」という症状のほかにどのような症状が出ているか、日ごろの生活習慣で気になることはないか、血液検査の数値などをチェックして、気になる場合には一度病院で診てもらいましょう。

→ 肝臓の数値(肝機能数値)|γ-GTP・GOT(AST)・GPT(ALT) について詳しくはこちら

そして、肝臓の負担を軽くするためにも、肝臓に良い食事をとるようにしましょう!







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疲れやすい・だるさ|なぜ更年期になると体がだるく、疲れやすいのか?その原因|更年期障害の症状

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更年期を迎える時期になると、卵巣の機能が衰え、その結果、卵巣から分泌されている女性ホルモン(エストロゲン)の量が減少します。

エストロゲンの分泌量が減ると、脳は、盛んに卵胞刺激ホルモンを分泌し、卵巣からエストロゲンを分泌するように促します。

しかし、更年期を迎えた卵巣は、必要な量のエストロゲンを分泌することが出来ないため、エストロゲンの減少と卵胞刺激ホルモンの増加という「ホルモンバランスの乱れ」が起こります。

このホルモンバランスの乱れによって、身体的・精神的不調が起こるのですが、その一つに「体がだるい(倦怠感)・疲れやすい」があります。




【目次】

■なぜ更年期になると体がだるいのか(疲れやすい)?

Dreaming of Andy

by Quinn Dombrowski(画像:Creative Commons)

だるさ(倦怠感)・疲れ(疲労感)の原因は大きく分けて2つあると考えられます。

一つは、視床下部の乱れ、もう一つは、その他の症状によって寝付けないことです。

●視床下部の乱れ

エストロゲン(女性ホルモン)の減少によって、自律神経などの身体の重要な働きをコントロールする役割を持つ視床下部が混乱してしまい、身体のバランスが崩れてしまいます。

そのバランスの崩れを元に戻そうとするために、体に無理がきて、疲れやすくなります。

●その他の症状によって寝付けないこと

更年期の症状には、ホットフラッシュ(顔のほてり・のぼせ)動悸めまい・ふらつき・耳鳴り頭痛冷えなどがあります。

こうした症状によって、寝つきが悪くなったり、眠っても夜中に目が覚めてしまうといったことが起きてしまいます。

睡眠の質が低下することによって、疲労の回復ができなくなってしまうと考えられます。




→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら

更年期障害の食事・更年期を乗り切る方法

●食生活の見直しをする

●ビタミン・ミネラルなどバランスの取れた食事で栄養を十分に摂る。

亜鉛は、ホルモンバランスを整える働きがある。

女性の場合は、亜鉛が不足すると女性ホルモンの働きが悪くなったり、月経異常を引き起こしてしまう可能性がある。

特に更年期ともなれば、亜鉛不足がホルモンバランスをさらに乱れさせて症状を悪化させてしまうことにもありえる。

→ 亜鉛の多い食品 について詳しくはこちら

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●軽いウォーキングなどの適度な運動

寝る前に毎日10分間、ヨガを取り入れたストレッチを3週間行うことで、更年期女性の「更年期症状」と「抑うつ」を改善することがわかったそうです。

→ 寝る前のストレッチ&ヨガは、女性の「更年期症状」と「抑うつ」を改善する効果がある!おすすめのやり方 について詳しくはこちら

●ご自身にあったリラックス方法

更年期障害の症状を和らげたいと考えている方は、呼吸をゆっくりしたり、音楽を聴いてみてはいかがでしょうか?

→ 更年期障害の症状の顔のほてり(紅潮)は音楽を聴くと改善する! について詳しくはこちら

●家族との会話をする機会を増やす

●更年期障害のツボ

→ 更年期障害のツボ:三陰交(さんいんこう)の位置・押し方|たけしの本当は怖い家庭の医学 について詳しくはこちら

●相性の合う医師・病院を見つけておく

●エクオール

大豆イソフラボンは、更年期障害の原因といわれる「エストロゲン」と構造が似ているため、体内に入ると、エストロゲンと同じような働きをするといわれています。

大豆イソフラボンは大豆製品などから摂れます。

ただ、最近の研究によれば、大豆イソフラボンの健康効果の恩恵を受けやすい人とそうでない人がいることが明らかになったそうです。

その違いは、エクオールを作り出すためのエクオール産生菌という腸内細菌を持っているかどうかです。

腸内細菌によって大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分をエクオールに変えることで、ダイゼインのままと比べ、よりエストロゲンに似た働きをすると言われています。

更年期症状の軽い人はエクオールの量が多いそうで、更年期症状の重い人のグループに、エクオールをつくれる人が少なかったそうです。

更年期のホットフラッシュ(ほてり)や首や肩のこりを改善する効果が確認されているそうです。

エクオールの産出能力をチェックするには、「尿中エクオール検査」や「ソイチェック」といった簡単な尿検査で調べることができるそうです。

→ エクオール(EQUOL サプリ)が更年期(更年期障害)症状の軽減に役立つ について詳しくはこちら

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■更年期障害の症状

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疲れやすい・体がだるい|なぜ血圧が低いと疲労感・倦怠感が現れるのか?その原因|低血圧の症状

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「私、低血圧なんです」と普段からさらっと言ってしまう人もいると思います。

しかし、低血圧の症状がひどくなると、めまい、立ちくらみ、吐き気、倦怠感、頭痛、肩こり、不眠、食欲不振など、様々な不快な症状に悩まされる方もいるのです。

なぜ低血圧になると、疲れやすい(疲労感)・体がだるい(倦怠感)といった症状が起こるのでしょうか?




■なぜ低血圧が疲れやすい(疲労感)・体がだるい(倦怠感)の原因になるのか?

Not Quite a Ho Ho Christmas Yet

by Michael Coghlan(画像:Creative Commons)

低血圧は、血液を循環させるためのポンプ作用に問題があると考えられます。

心臓から血液を送り出す力や、手足などの末梢から心臓に血液を送り返す力が低下することで、血液循環が悪くなっています。

血液循環が悪くなるため、血液が指先など先端部分に届きにくく、体全体に酸素不足の影響が現れると考えられます。

酸素不足(酸欠)は体全体に症状が現れますが、筋肉の酸素が不足すると、貧血の症状と同様に、熱やエネルギーが作りづらくなり、また、老廃物の運搬もできなくなるため、疲れやすく、体がだるいという症状が出てくるのです。

→ 低血圧とは|低血圧の症状・改善・数値・原因・食事 について詳しくはこちら







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全身がだるく、疲れやすい(倦怠感)|なぜ糖尿病になると体が疲れやすくなるのか?その原因

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糖尿病とは血糖値が高くなる病気で、わかりやすくいうと、上手くブドウ糖を取り入れられない病気です。

糖尿病は自分には関係ないと考えている方もいると思いますが、糖尿病一歩前の状態である「糖尿病予備群」は多く、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によれば、糖尿病と予備群含めると、約2000万人いると推計されています。




【目次】

■糖尿病の症状

糖尿病の症状としては、以下のような特徴的な症状がみられることがあります。

糖尿病の症状・初期症状の一つに、「全身がだるく、疲れやすい」があります。

なぜ糖尿病になると、全身がだるく、疲れやすくなるのでしょうか?

■全身がだるく、疲れやすい|糖尿病の症状

全身がだるく、疲れやすい(倦怠感)|なぜ糖尿病になると体が疲れやすくなるのか?その原因
全身がだるく、疲れやすい(倦怠感)|なぜ糖尿病になると体が疲れやすくなるのか?その原因

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インスリンは、体の中で唯一血糖を下げるホルモンで、食後に血糖が上がらないように、調節する働きがあります。

また、血液中のブドウ糖を体の細胞に送り込んで、エネルギーに変えたり、脂肪やグリコーゲンに変えて、エネルギーとして蓄えておくようにする働きがあります。

ブドウ糖をコントロールしているインスリンが不足したりうまく作用しないと、ブドウ糖が細胞に取り込まれなくなり、血液中のブドウ糖が使えなくなってしまいます。

そのため、血糖値が上がってしまい、そして、筋肉や内臓にエネルギーが運ばれないため、全身のエネルギーが足りなくなってしまいます。

つまり、全身がだるく、疲れやすくなるのは、インスリンの作用不足でブドウ糖を利用できず、活動エネルギーが足りないためです。




■糖尿病の予防

亜鉛

糖尿病の人はインスリンの作用が十分でないため、細胞が十分な量のブドウ糖を血液中から取り込むことができません。

その結果、体のエネルギーが不足し、疲れやすくなります。

すい臓でインスリンを作る際には、亜鉛が欠かせません。

亜鉛にはインスリンの働きを持続させる働きもあります。

→ 亜鉛を含む食品 についてはこちら

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タウリン

タウリンには、すい臓機能を高め、インスリンの分泌を良くする働きがあると言われ、糖尿病の予防に良いとされています。

マグネシウムとタウリンを多く摂取している人は、高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満が少ないそうです。

タウリンを含む食品 についてはこちら

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■まとめ

「全身がだるく、疲れやすい」という方は、糖尿病のサインかもしれません。

糖尿病のその他の症状に当てはまるかどうかをチェックし、気になる人は病院で診てもらいましょう。

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら

気になる方は一度病院で診てもらうことをおすすめします。

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【糖尿病の症状】
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