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3,3′-Diindolylmethane (DIM)が歯垢や虫歯の主な原因であるバイオフィルムを90%減少することが判明!




90% Reduction: Scientists Discover Natural Molecule That Eradicates Plaques and Cavities(2023/9/8、SciTechDaily)で紹介されているベングリオン大学の研究者は、四川大学およびシンガポール国立大学のチームと協力して、歯垢や虫歯の主な原因であるバイオフィルムを3,3′-Diindolylmethane (DIM)によって90%減少させることがわかったそうです。

このDIMは毒性が低いこともわかっており、将来的にはDIMを歯磨き粉やうがい薬に加えることによって、歯垢や虫歯をほとんどなくすことができるようになり、歯科衛生に革命を起こすかもしれません。

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■まとめ

虫歯に『なりやすい人』と『なりにくい人』の差|唾液の分泌量を増やすマッサージ方法|#この差って何ですかによれば、虫歯の原因となるのは「ミュータンス菌」という虫歯菌で、「ミュータンス菌」は口の中に残った食べカス(食べ残し)を食べて、酸を出し、その酸が歯を溶かして、虫歯になります。

そのために、私たちは毎日歯磨きをして、虫歯予防をしているわけですが、子供の頃想像していた未来では何か凄いテクノロジーによって、むし歯を気にするようなことはなくなるだろうなと思っていましたが、実際にはそうはなっていません。

しかし、今回のような研究が進めば、いずれ歯磨きをしなくても虫歯予防ができる世界になるかもしれませんね。

今後も続報を待ちたいと思います。

→ 歯周病の症状・歯周病とは・歯周病予防 について詳しくはこちら







歯周ポケットにひそむ歯周病の原因菌をかき出すには「極細毛の歯ブラシ」と「ヨコ磨き」!

> 健康・美容チェック > 歯周病 > 歯周病を予防する方法(歯磨き・歯ブラシ) > 【歯周病を予防する歯ブラシの選び方】歯周ポケットの中から汚れをかき出すには「極細毛の歯ブラシ」と「ヨコ磨き」!




■歯周病の原因である「歯垢」

音波振動ハブラシ ドルツEW-DE55実証テスト 顎模型篇【パナソニック公式】
音波振動ハブラシ ドルツEW-DE55実証テスト 顎模型篇【パナソニック公式】

参考画像:音波振動ハブラシ ドルツEW-DE55実証テスト 顎模型篇【パナソニック公式】|YouTubeスクリーンショット

歯周病の原因の一つが、歯と歯茎の間にたまった汚れである「歯垢(しこう)」。

歯垢に含まれる毒素などによって、歯茎などの歯周組織が炎症を起こし、炎症が進むと、歯と歯茎の間に「歯周ポケット」と呼ばれる隙間ができて、さらに汚れがたまりやすくなってしまい、炎症が進行しやすくなってしまいます。

歯周病になると、歯茎が腫れたり(歯肉が赤く腫れる)、出血したり、口臭が気になったりします。

また、歯周炎になると、歯を支える土台となる歯槽骨が溶けて歯茎が下がってしまい、場合によっては歯を失ってしまう恐れがあるそうです。

<歯周病予防>歯と歯ぐきの境目を磨いて|45歳以上の人で4割以上の方が歯周炎患者で紹介した厚生労働省の調査によれば、45歳以上の人で4割以上の方が歯周炎患者だったそうです。

お口の悩み|口内環境の消費者意識実態調査
お口の悩み|口内環境の消費者意識実態調査

参考画像:口内環境の消費者意識実態調査(2007/10/29、花王ニュースリリース)|スクリーンショット

また、花王の調査でも40代以上の人は歯と歯の隙間の汚れに悩んでいる人が多いそうです。

加齢と口内環境|口内環境の消費者意識実態調査
加齢と口内環境|口内環境の消費者意識実態調査

参考画像:口内環境の消費者意識実態調査(2007/10/29、花王ニュースリリース)|スクリーンショット

ストレスを感じることの多い30代後半から40代にかけて、口内を洗浄する働きがある唾液の分泌量が低下し、口内細菌の増加を招き、歯垢ができて、口がねばついたり、口臭を感じることが増えていくようです。

つまり、多くの方が歯周病に悩んでいるのですが、しっかりとした対処ができていないということがわかります。

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歯周病を予防するには、日々のブラッシングなどで、歯周病の原因となる細菌をできる限り取り除くことが重要です。

【#カンブリア宮殿】予防すれば虫歯ゼロ!(熊谷崇さん・日吉歯科診療所)によれば、しっかりと歯のケア方法ができるようになり、口腔内を清潔にできるようになってからではないと、詰めた歯は4、5年で再感染してしまい、また治療を繰り返すことになるため、初診では応急処置以外の治療を行なわない歯科医院もあるそうです。

大事なのは、しっかりとした歯のケアの仕方を学び、それを実践していくことなのです。

では、どのようにすればよいのでしょうか?




■セルフケア

簡単に言えば、歯と歯茎の隙間・境目に注意しながら、毎日の歯磨きで歯垢をきちんと落とすことなのですが、具体的にはどのような点に注意をすればよいのでしょうか?

ポイントをまとめます。

  • 歯と歯ぐきの境目に歯ブラシを斜め45度に当てる。
  • すき間に毛先が届くよう小刻みに丁寧に磨く。
  • 歯ブラシの当て方が弱すぎると歯垢が残ってしまうので、痛くない程度の力で磨く。
  • 歯周病予防の基本はブラッシングですが、歯ブラシだけでなく、糸状のフロスやインタースペース・ブラシで歯のすき間の汚れも落とすことが重要。

    ※フロスには、糸状のものや柄が付いたものがありますが、歯と歯の間に挿入してスライドさせながら歯垢を取り除くための道具です。

    ※インタースペース・ブラシとは、歯と歯の間や歯と歯肉の間、奥歯の周り、歯並びが悪いところを清掃するために役立つブラシのことです。

  • 歯周病を防ぐ効能の歯磨き剤を使う。
    歯磨き剤には、歯の表面を硬くコーティングするフッ素入りのものもおすすめ。
  • 歯周ポケットに入りやすい歯ブラシを使う。
  • 歯周病を進行させる因子として喫煙(たばこ)も挙げられているので、禁煙することも重要
  • 症状がない場合でも、年に1回は医療機関で定期検診を受ける。

以前、歯医者さんで歯磨きの仕方のアドバイスを受けたことがあるのですが、自分ではある程度磨けたと思っていても、歯と歯の間や歯と歯茎の境目が磨くことができていないところがたくさんあることに気付かされます。

※また、しっかり磨こうとすると、「しっかり」の意味を間違えて捉えてしまって、力を入れて磨くと歯茎が下がる原因になるそうです。「力を入れなくても磨けるので、歯ブラシの角度と回数に注意しましょう」とアドバイスを受けました。

歯磨きの仕方がわからない方は、ぜひ一度歯医者さんで聞いてみましょう。

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■歯周病を予防する歯ブラシの選び方

歯周病を予防する歯ブラシの選び方としては、歯周ポケットの中の汚れを掻き出すのに極細毛の歯ブラシがよいそうです。

音波振動ハブラシ ドルツ EW-DE55(生産終了)|Panasonic

歯周ポケット内の清掃には極細毛の歯ブラシが有効ですが、手磨きでは細かな動きをすることが難しく歯肉を傷害する可能性があります。音波振動ハブラシなら、「リニア音波振動」による微細な動きと、「極細毛」の相乗効果により歯肉に傷害を与えることなく、ポケット内に潜む歯周病の原因菌を効果的にかき出せます。

PanasonicのHPでコメントしている五味一博 鶴見大学歯学部教授によれば、歯周ポケットから汚れをかき出すには極細毛の歯ブラシがよいのですが、手磨きの場合だと力加減を間違えると歯肉を傷つけてしまう恐れがあるそうです。

音波振動ハブラシ ドルツEW-DE55実証テスト 顎模型篇【パナソニック公式】
音波振動ハブラシ ドルツEW-DE55実証テスト 顎模型篇【パナソニック公式】

参考画像:音波振動ハブラシ ドルツEW-DE55実証テスト 顎模型篇【パナソニック公式】|YouTubeスクリーンショット

音波振動ハブラシドルツの場合、歯科衛生士が推奨する歯周ポケットケアに適したヨコ磨きを再現し、手磨きでは再現しにくい微細で高速な音波振動(毎分約31,000ブラシストロークのリニア音波振動)で、歯肉を傷つけることなく、歯周ポケットをやさしく、しっかりと磨いて、歯垢をかき出してくれるそうです。

極細毛が歯周ポケットに入り込み、ヨコ磨きで歯周ポケットから汚れを掻き出しているように見えます。

歯科衛生士さんが試している動画(現在は公開終了)によれば、最後臼歯部にも毛先が入っているのを実感しているようです。

また、96.5%の衛生士さんが「とてもオススメできる」「どちらかといえばオススメできる」と回答しています。

■感想

今回のブログのために「音波振動ハブラシ ドルツEW-DE55」を購入してチェックしてみました。

以前電動歯ブラシを使っていましたが、「音波振動ハブラシ ドルツEW-DE55」は、用途・部位に合わせてブラシを選ぶという考え方が新鮮です。

  • 歯周ポケットや歯と歯茎の間などを中心に磨きたいときには「イオン用密集極細毛ブラシ」
  • 歯面やかみ合わせをしっかり磨きツルツルの歯に仕上げたいときには「イオン用マルチフィットブラシ」
  • 歯間や奥歯の奥、歯並びの悪いところ、矯正器具の周りは「ポイント磨きブラシ」
  • 歯茎をケアするときは「イオン用2wayシリコンブラシ」

充電も早いのも魅力的ですね。

従来のものはフル充電に17時間かかっていたそうですが、ドルツEW-DE55は1時間でフル充電が可能で、急な充電切れの場合も2分間の充電で1回=約2分間磨けます。

また、家族分の替えブラシを用意すれば、家族全員で利用することもできるのではないでしょうか。

ただ、改めて感じるのは、ブラッシングの基本ができていないと、どんなに良い電動歯ブラシであっても、歯周病ケアは難しいということです。

歯垢(プラーク)がつきやすいところである「歯と歯の間」、「歯と歯ぐきの境目」「奥歯のかみ合わせ」「歯並びが凸凹しているところ」などに毛先が届くように工夫して磨くようにしましょう。

【追記(201712/16)】

ドルツEW-DE55は生産終了し、最上位モデルは「EW-DP51」となっています。

パワフルな磨きを実現したW音波振動のドルツ【パナソニック公式】

「EW-DP51」は2つのモーターを搭載し、ヨコ振動にタタキ振動をプラスした「W音波振動」で歯垢除去力が大幅にアップしているそうです。

ヨコ振動は、手磨きではできない毎分約31,000ブラシストロークで歯周ポケットに潜む歯周病の原因菌をかき出し、タタキ振動では毎分約12,000回ブラシストロークで歯間部の汚れに立体的にアプローチし歯垢を強力に除去してくれるそうです。

■プロの歯科医によるケア

Dentist

by Herry Lawford(画像:Creative Commons)

オーラルケアで歯周病予防|予防歯科(セルフケアと歯科医によるケア)によれば、ブラッシングで落とせるプラーク(歯垢)は全体の50%で、フロスやインタースペース・ブラシを正しく使えば70%までは高められるそうですが、それ以上はプロでなければ難しいそうです。

プロの歯科医によるケアはどのようなことをするのでしょうか?

ブラッシングでプラークは落とせますが、実はその下にバイオフィルムと呼ばれる膜が付着しています。

細菌の巣窟であり、プラークをつきやすくするバイオフィルムを除去するために行なうのがPMTC。

「PMTC」(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、日ごろ自分で行なっている歯磨きでは落ちない歯の汚れをプロ(歯医者)が専用機器を使ってクリーニングすることです。

専用のブラシやラバーカップでこすり取っていきます。

そのあとで、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ化物(フッ素)を塗布します。

つまり、車でいう油膜であるバイオフィルムを除去し、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ素を塗るわけですね。

次に、歯周病菌が多く存在する歯肉が作るポケットと呼ばれる溝に、専用の器具を挿入し、先端から薬剤を薄めた液を吹き出し、超音波の振動を作用させることで細菌を洗い流していくという予防処置を週に1回、4週間行なうと歯は驚くほどきれいになるそうです。

やはりここまで聞くと、セルフケアだけでは歯周病予防は難しいようです。

プロの力を借りたほうがより効果的なようですね。

→ 歯周病の症状・原因 について詳しくはこちら

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■まとめ

最近では、歯周病と糖尿病などの生活習慣病の関係に注目が集まっています。

糖尿病と歯周病といわれて、今一つピンと来ていない人もいるかもしれませんが、実は、糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周病にかかっている人が多いといわれています。

それは、糖尿病になると、唾液の分泌量が減って歯周病菌が増殖したり、免疫機能や組織修復力が低下して、歯周病が発症・進行しやすくなるからだと考えられます。

糖尿病と歯周病との関連 免疫低下で原因菌増加によれば、糖尿病と歯周病の関連性は疫学調査や動物実験などで明らかにされており、糖尿病を多く発症する米アリゾナ州のピマインディアンを対象にした調査では、歯周病の発症率が糖尿病ではない人に比べて二・六倍高い、といったことも分かっているそうです。

なぜ、糖尿病の人は歯周病になりやすく、また治りが遅いのでしょうか?

高血糖状態が長く続くと、血液中に体内のタンパク質に糖が結合した糖化たんぱくが増加し、体内に侵入した細菌やウィルスを捕食・消化し、その情報をリンパ球に伝える働きを持つマクロファージを刺激し、ある特定のサイトカイン(細胞同士の情報伝達を担うタンパク質で、過剰に分泌されると、自らの組織が破壊されることがある)の分泌量が増え、歯周病が悪化するのではないかと考えられるそうです。

糖尿病と歯周病との関連 免疫低下で原因菌増加で紹介した愛知学院大歯学部歯周病科(名古屋市)の野口俊英教授によれば、糖尿病と歯周病には5つの共通点があるそうです。

  1. 初期に顕著な自覚症状がない
  2. 罹患率が高い
  3. 生活習慣病
  4. 慢性疾患
  5. 病気の進行のメカニズムが似ている

さらに最近、歯周病になると糖尿病の症状が悪化する、という逆の関係も明らかになってきて、糖尿病を持つ歯周病患者に治療を行うと血糖値が改善したという報告もあるそうです。

糖尿病と歯周病との関連 免疫低下で原因菌増加によれば、歯周病が重症化すると、その細菌と戦おうと「TNF-α」と呼ばれるタンパク質が出されるが、そのTNF-αがインスリンの働きを悪くして、血糖値のコントロールをも悪化させるそうです。

そこで、糖尿病をもつ歯周病患者に歯周治療を行うと、サイトカインの分泌量が減少し、細胞内へのブドウ糖の取り込みが阻害されることが少なくなるので、血糖値のコントロールができるようになると考えられます。

糖尿病の合併症には糖尿病腎症糖尿病網膜症糖尿病神経障害などの合併症がありますが、歯周病も6番目の糖尿病合併症であると認められているそうです。

糖尿病・歯周病ともに予防することが大変重要なので歯周病ケアをやっていきましょう。

→ 歯周病は糖尿病の合併症の一つ!?糖尿病と歯周病の関係 について詳しくはこちら

→ 歯周病を予防する方法(歯磨き・歯ブラシ) について詳しくはこちら







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#サンスター と #富士通、IoTスマートハブラシ「G・U・M PLAY(ガム・プレイ)」と歯科医院向けクラウドサービスを連携させた先進予防歯科サービスを販売開始|積極的な予防歯科から始まる #健康寿命 の延伸を目指す

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■サンスターと富士通、IoTスマートハブラシ「G・U・M PLAY(ガム・プレイ)」と歯科医院向けクラウドサービスを連携させた先進予防歯科サービスを販売開始|積極的な予防歯科から始まる健康寿命の延伸を目指す

サンスターと富士通、IoTスマートハブラシ「G・U・M PLAY(ガム・プレイ)」と歯科医院向けクラウドサービスを連携させた先進予防歯科サービスを販売開始
サンスターと富士通、IoTスマートハブラシ「G・U・M PLAY(ガム・プレイ)」と歯科医院向けクラウドサービスを連携させた先進予防歯科サービスを販売開始

参考画像:サンスターと富士通、IoTスマートハブラシと歯科医院向けクラウドサービスを連携させた先進予防歯科サービスを販売開始(2017/12/25、サンスタープレスリリース)|スクリーンショット

サンスターと富士通、IoTスマートハブラシと歯科医院向けクラウドサービスを連携させた先進予防歯科サービスを販売開始~積極的な予防歯科から始まる健康寿命の延伸を目指して~

(2017/12/25、サンスタープレスリリース)

G・U・M PLAYは、2016年に世界で初めて※4、「歯みがき採点化機能」を導入した新発想のデジタルデバイスです。いつものハブラシ※5に、ハブラシの動きを認識するセンサーを搭載したアタッチメントを装着し、スマートフォンと連動させることで、自分の歯みがきを記録・分析することができるので、正しい歯のみがき方を身につけることができます。また、ゲームや音楽を取り入れたアプリで歯みがきの時間を楽しみに変えることもできます。
 新アプリでは歯科医院での検診結果をもとに、歯1本ごとのプラーク(歯垢)残存レベルを設定することで、普段の歯みがきでみがき残しの多い部分を可視化することができます。さらに部位ごとの最適な歯みがき時間配分などの個別設定が可能になるなど、歯科衛生士が推奨するホームケアを実践できる機能を強化しています。

サンスターと富士通は、IoTスマートハブラシ「G・U・M PLAY(ガム・プレイ)」と、富士通の歯科医院向けクラウドサービスを連携させた先進予防歯科サービスを、2017年12月25日より販売、2018年1月31日より提供を開始するそうです。

先進予防歯科サービスの概要図
先進予防歯科サービスの概要図

参考画像:サンスターと富士通、IoTスマートハブラシと歯科医院向けクラウドサービスを連携させた先進予防歯科サービスを販売開始(2017/12/25、サンスタープレスリリース)|スクリーンショット

富士通が提供する歯科医院向けクラウドサービスに集約された歯科医院での患者の口腔情報(レントゲン写真、検査結果や歯科衛生士のコメントなど)と、サンスターが提供しているIoTスマートハブラシG・U・M PLAYに蓄積されたホームケアの基本である毎日の歯みがき情報(みがき方の採点や、みがき残し状況の可視化)を連動させる先進予防歯科サービスです。

このサービスを活用することにより、歯科医師や歯科衛生士は、来院時の患者の口腔状態に加え、自宅での日々の歯みがき状況もデータとして確認したうえで、よりパーソナライズされた歯科指導が可能になり、患者の積極的な予防歯科行動を促進することが期待されます。




■歯磨きのやり方を教えてくれるサービス

歯磨きのやり方を教えてくれるサービスについていくつか取り上げてきました。

【関連記事】

生涯にわたり口腔の健康を維持するためには、歯科医師による定期的なプロフェッショナルケアと、毎日のホームケアによる予防歯科行動が非常に大切です。

歯周病を予防するには、日々のブラッシングなどで、歯周病の原因となる細菌をできる限り取り除くことが重要です。

【#カンブリア宮殿】予防すれば虫歯ゼロ!(熊谷崇さん・日吉歯科診療所)によれば、しっかりと歯のケア方法ができるようになり、口腔内を清潔にできるようになってからではないと、詰めた歯は4、5年で再感染してしまい、また治療を繰り返すことになるため、初診では応急処置以外の治療を行なわない歯科医院もあるそうです。

大事なのは、しっかりとした歯のケアの仕方を学び、それを実践していくことです。

歯医者で歯ブラシの仕方を指導してもらった方も多いと思いますが、歯の裏側が磨けていなかったり、歯と歯の隙間が磨けていなかったりと、磨いているようで実は磨けていないことが多いことに気づきます。

また、一度習っても長年の歯磨き習慣を正しいものに変えていくには難しくどうしても昔からやっていた歯磨きの仕方に戻りがちです。

歯科に関する知識を得る場所によって保健行動と歯周病の有病率に差がある!|学校やテレビよりも歯科医院で知識を得ている人は定期的に歯科受診をする傾向にある|岡山大学で紹介した岡山大学の森田学教授と岡山大学保健管理センターの岩崎良章教授らの共同研究グループによれば、歯科医院で歯科に関する知識を得ることによって、歯科保健行動を促し、また歯周病の有病率に影響を及ぼす可能性があること、また、学校やテレビから歯科に関する知識を得ても必ずしも行動変容を促すわけではないということがわかったそうです。

そのため、今回のサービスのように、歯磨き状況をデータ化するサービスによって、歯磨き情報をチェックしながら、きちんと歯科医院で歯科に関する知識を得ることは、よい歯磨きの仕方をしっかりと学ぶことで予防をするためにも最適なのだと思います。

■まとめ

オーラルフレイルを知って健康寿命を延ばそう|自分の歯が多く保たれている人は、健康寿命が長く、要介護期間が短い|東北大学で紹介した東北大学の松山祐輔歯科医師が行なった研究によれば、自分の歯が多く保たれている人は、寿命が長いだけではなく、健康寿命(日常生活に制限のない期間)が長く、要介護でいる期間が短いことがわかったそうです。

新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会報告書

(2017/4/6、厚生労働省)

近年、周術期28に口腔管理を行うことで入院日数が減少することや、口腔ケアが誤嚥性肺炎の発症予防になること、歯周病患者に糖尿病の発症リスクが高いことなど、口腔の健康が全身の健康と深い関係を有することについて広く指摘されており、医科歯科連携の重要性は増している。このため、例えばがん治療における周術期の口腔管理や、入院・在宅における誤嚥性肺炎予防のための口腔ケア、歯周病が重症化しやすい糖尿病患者に対する歯科受診の勧奨などにより、医科歯科連携を更に推進していく必要がある。

新産業構造ビジョン(2017/5/30、経済産業省)によれば、2030年代の⽬指すべき将来像における「健康を維持する」という課題に対して、健康寿命の延伸(健康寿命を5歳延伸、平均寿命と健康寿命の差を短縮)が挙げられています。

健康寿命を延ばすためには歯の健康を保つことが重要になるので、今後こうしたサービスが注目を集めていくのではないでしょうか?

→ 歯周病は糖尿病の合併症の一つ!?糖尿病と歯周病の関係 について詳しくはこちら

→ 歯周病を予防する方法(歯磨き・歯ブラシ) について詳しくはこちら







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オーラルケアで歯周病予防|予防歯科(セルフケアと歯科医によるケア)

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■オーラルケアで歯周病予防

dentist

by Irina Patrascu(画像:Creative Commons)

お口の健康 オーラルケア

(2008/11/4、ダイヤモンドオンラインプラス)

「日本は治療歯科、つまりトラブルが起こって始めて通院される方が多い。それに対して、欧米ではトラブルを起こさないようにする予防歯科の意識が高く、フィンランドなどではきちんと制度化されています。考え方の違いもありますが、これからずっと健康な歯を維持したいなら、予防歯科への意識を高める必要があるでしょう」

【#カンブリア宮殿】予防すれば虫歯ゼロ!(熊谷崇さん・日吉歯科診療所)によれば、しっかりと歯のケア方法ができるようになり、口腔内を清潔にできるようになってからではないと、詰めた歯は4、5年で再感染してしまい、また治療を繰り返すことになるため、初診では応急処置以外の治療を行なわないところがあるそうです。

【歯のオーラルケア・歯周病事情に関する調査】 歯のケアへ時間・お金への投資意識、6カ国最低 歯周病が感染症であると認識している日本人は約25% ~サンスター「G・U・M」が6カ国を対象に意識調査~

(2014/10/20、サンスター)

調査の結果、日本は調査6カ国の中でも「歯周病」という言葉に対する認知率がドイツと並び非常に高いにも関わらず、「歯のケアには時間やお金をかけたくない」と感じている人の比率が高いという結果になりました。

日本、アメリカ、ドイツ、オーストラリア、イギリス、スウェーデンの6か国で行われた調査によれば、日本人は歯周病に対する認知度は高いものの、実際にオーラルケアにかける時間・お金は6か国中最も低いという結果が出ているそうです。

歯周病の予防のためには、歯肉に接する歯面に付着するプラークを除去すること、そのためにはハブラシの毛先が歯肉に接触することが大切です。また、ハブラシだけでは完全にコントロールできないため、歯間ブラシ・タフトブラシなど補助的清掃具をもっと活用し、それでも残ってしまう細菌に対してデンタルリンスなどを併用することをお勧めします。

歯周病を予防するには、日々のブラッシングなどで、歯周病の原因となる細菌をできる限り取り除くことが重要です。

しかし、歯周病予防には歯磨きだけでは完全にプラークを除去できないため、歯間ブラシ・フロスやタフトブラシ、デンタルリンス・マウスウォッシュなどを活用したいところですが、日本人は歯ブラシ以外のアイテム使用率が他国と比べて低いという結果となっています。

■セルフケア

「基本はやはりブラッシングです。ただし1つの歯ブラシではなく、糸状のフロスやインタースペース・ブラシで歯のすき間の汚れも落とすこと。歯磨き剤には、歯の表面を硬くコーティングするフッ素入りのものをおすすめします。表面のエナメル質を補う成分の入ったものを、定期的に使うのもいいでしょう」

歯周病予防の基本はブラッシングですが、歯ブラシだけでなく、糸状のフロスやインタースペース・ブラシで歯のすき間の汚れも落とすことが重要です。

歯磨き剤には、歯の表面を硬くコーティングするフッ素入りのものをおすすめなのだそうです。

また、歯周病を進行させる因子として喫煙(たばこ)も挙げられているので、禁煙することも重要なようです。

そして、日々のセルフケアに加えて、定期的にプロの歯科医によるケアを受けるのがより効果的なようです。

■プロの歯科医によるケア

ブラッシングで落とせるプラーク(歯垢)は全体の50%。フロスやインタースペース・ブラシを正しく使えば70%までは高められるが、そこから先はプロでなければ難しいという。

ブラッシングを正しく行えば70%ほどのプラーク(歯垢)を落とすことはできても、セルフケアでは、やはり限界があるようです。

プロの歯科医によるケアはどのようなことをするのでしょうか?

「ブラッシングでプラークは落とせますが、実はその下にバイオフィルムと呼ばれる膜が付着しています。雨の日にクルマを運転中、ワイパーで水滴は落とせても油膜は残りますよね。ワイパーがブラシで水滴はプラーク、油膜はバイオフィルムです。細菌の巣窟であり、プラークをつきやすくするバイオフィルムを除去するために行なうのがPMTC。専用のブラシやラバーカップでこすり取っていきます」
そのあとで、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ化物(フッ素)を塗布。市販の歯磨き剤よりも強力なもので、訓練された歯科衛生士が適所、適量を判断して行なう。

ブラッシングでプラークは落とせますが、実はその下にバイオフィルムと呼ばれる膜が付着しています。

細菌の巣窟であり、プラークをつきやすくするバイオフィルムを除去するために行なうのがPMTC。

「PMTC」(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、日ごろ自分で行なっている歯磨きでは落ちない歯の汚れをプロ(歯医者)が専用機器を使ってクリーニングすることです。

専用のブラシやラバーカップでこすり取っていきます。

そのあとで、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ化物(フッ素)を塗布します。

つまり、車でいう油膜であるバイオフィルムを除去し、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ素を塗るわけですね。

次は歯の周りの歯肉がつくる、ポケットと呼ばれる溝。ブラシが届かず、歯周病菌が多く存在する厄介な場所だが、専用の器具を挿入し、先端から薬剤を薄めた液を吹き出し、超音波の振動を作用させることで細菌を洗い流していく。
「この予防処置を週に1回、4週間行なうと歯は驚くほどきれいになります。その後は状態に応じて、年に何度か通院して検査すればいい。」

次に、歯周病菌が多く存在する歯肉が作るポケットと呼ばれる溝に、専用の器具を挿入し、先端から薬剤を薄めた液を吹き出し、超音波の振動を作用させることで細菌を洗い流していくという予防処置を週に1回、4週間行なうと歯は驚くほどきれいになるそうです。

やはりここまで聞くと、セルフケアだけでは歯周病予防は難しいようです。

プロの力を借りたほうがより効果的なようですね。

■まとめ

最近、歯周病メタボリック糖尿病などの生活習慣病の関連が明らかになってきています。

歯周病を予防するために、今後重要となりそうなのが、予防歯科への意識を高めることのようです。

歯科に関する知識を得る場所によって保健行動と歯周病の有病率に差がある!|学校やテレビよりも歯科医院で知識を得ている人は定期的に歯科受診をする傾向にある|岡山大学で紹介した岡山大学の森田学教授と岡山大学保健管理センターの岩崎良章教授らの共同研究グループによれば、歯科医院で歯科に関する知識を得ることによって、歯科保健行動を促し、また歯周病の有病率に影響を及ぼす可能性があること、また、学校やテレビから歯科に関する知識を得ても必ずしも行動変容を促すわけではないということがわかったそうです。

つまり、歯科医院のようなプロから知識を得ることが、その後の歯磨きなどの歯科保健行動に良い影響を与えるということです。

オーラルフレイルを知って健康寿命を延ばそう|自分の歯が多く保たれている人は、健康寿命が長く、要介護期間が短い|東北大学で紹介した東北大学の松山祐輔歯科医師が行なった研究によれば、自分の歯が多く保たれている人は、寿命が長いだけではなく、健康寿命(日常生活に制限のない期間)が長く、要介護でいる期間が短いことがわかったので、健康寿命を長くするためにもいかに歯の健康を保つかが重要になっています。

健康寿命を長くするためにも、歯医者さんでしっかりと歯磨きの仕方を習い、定期的にプロによるケアをしてもらうようにしましょう。

→ 歯周病とは|歯周病(歯肉炎と歯槽膿漏)の症状・原因 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む オーラルケアで歯周病予防|予防歯科(セルフケアと歯科医によるケア)

<歯周病予防>歯と歯ぐきの境目を磨いて|45歳以上の人で4割以上の方が歯周炎患者

Colgate Intimacy

by Sherman Geronimo-Tan(画像:Creative Commons)

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■40代以上の人は歯周炎や歯と歯の隙間の汚れに悩んでいる人が多い

【快適生活学】歯周病予防 歯と歯ぐきの境目を磨いて

(2010/3/18、msn産経)

厚生労働省の調査では、成人、特に45歳以上で歯周炎患者が4割を超えました。

花王の調査でも、歯と歯のすき間に物が詰まったり汚れがたまったりするという悩みを挙げた人が約4割いました。

口腔(こうこう)内のトラブルは、歯と歯ぐきの健康と密接につながっています。

厚生労働省の調査によれば、45歳以上の人で4割以上の方が歯周炎患者だったそうです。

参考画像:口内環境の消費者意識実態調査(2007/10/29、花王ニュースリリース)|スクリーンショット

また、花王の調査でも40代以上の人は歯と歯の隙間の汚れに悩んでいる人が多いそうです。

参考画像:口内環境の消費者意識実態調査(2007/10/29、花王ニュースリリース)|スクリーンショット

口内環境の消費者意識実態調査

(2007/10/29、花王ニュースリリース)

・ 特に、唾液の分泌量はストレスを感じることの多い30代後半から40代にかけて低下していくことがわかりました。

・ 唾液には口内を清浄(浄化・殺菌)にする働きがあり、唾液分泌量の低下は、口内細菌の増加をまねきます。

それに伴い歯垢などの細菌の集合体が形成され、お口のネバつきや口臭が増えていきます。

ストレスを感じることの多い30代後半から40代にかけて、口内を洗浄する働きがある唾液の分泌量が低下し、口内細菌の増加を招き、歯垢ができて、口がねばついたり、口臭を感じることが増えていくようです。

■歯周病の原因は「歯垢」!

【快適生活学】歯周病予防 歯と歯ぐきの境目を磨いて

(2010/3/18、msn産経)

歯周病は、歯肉炎と歯周炎(歯槽膿漏(のうろう))の総称です。

ともに歯ぐきに炎症が起き、腫れたり出血を伴ったりします。

また、歯周炎では歯を支える土台となる歯槽骨が溶けて歯ぐきが下がり、歯を失うことにもつながります。

歯周病の原因の一つが、歯と歯ぐきの間にたまった汚れ(歯垢(しこう))。

その中の毒素などにより、歯ぐきなどの歯周組織が炎症を起こします。

炎症が進むと、歯と歯ぐきの間に「歯周ポケット」と呼ばれる深いすき間ができてしまいます。

歯周ポケットが汚れのたまり場となって炎症がより進行しやすくなります。

歯周病の原因の一つが、歯垢。

この歯垢を落とすことが、歯周病予防につながります。

歯周病予防には、歯と歯ぐきのすき間まで気をつけながら、毎日の歯磨きできちんと歯垢を落とすことが大切です。

歯肉が赤く腫れていたり、血が出たり、口臭が気になったりする症状があったら注意が必要です。

歯周病予防には、歯と歯茎の隙間・境目に注意しながら、毎日の歯磨きで歯垢をきちんと落とすことが重要とのこと。

具体的にはどのような点に注意をすればよいのでしょうか。

歯磨きの際には、歯と歯ぐきの境目に歯ブラシを斜め45度に当て、すき間に毛先が届くよう小刻みに丁寧に磨くことを心がけましょう。

歯ブラシの当て方が弱すぎると歯垢が残ってしまうので、痛くない程度の力で磨きましょう。

歯周病を防ぐ効能の歯磨き剤や、歯周ポケットに入りやすい歯ブラシを使うのも歯周病予防に効果的です。

症状がないと思っても、年に1回は医療機関で定期検診を受け、歯と歯ぐきの健康を守りましょう

以前、歯医者さんで歯磨きの仕方のアドバイスを受けたことがあるのですが、自分ではある程度磨けたと思っていても、歯と歯の間や歯と歯茎の境目が磨くことができていないところがたくさんあることに気付かされます。

歯磨きの仕方がわからない方は、ぜひ一度歯医者さんで聞いてみましょう。

→ 歯周病の症状・歯周病とは・歯周病予防 について詳しくはこちら

■セルフケア

オーラルケアで歯周病予防|予防歯科(セルフケアと歯科医によるケア)

歯周病予防の基本はブラッシングですが、歯ブラシだけでなく、糸状のフロスやインタースペース・ブラシで歯のすき間の汚れも落とすことが重要です。

※フロスには、糸状のものや柄が付いたものがありますが、歯と歯の間に挿入してスライドさせながら歯垢を取り除くための道具です。

※インタースペース・ブラシとは、歯と歯の間や歯と歯肉の間、奥歯の周り、歯並びが悪いところを清掃するために役立つブラシのことです。

歯磨き剤には、歯の表面を硬くコーティングするフッ素入りのものをおすすめで、表面のエナメル質を補う成分の入ったものを、定期的に使うのもよいそうです。

また、歯周病を進行させる因子として喫煙(たばこ)も挙げられているので、禁煙することも重要なようです。

そして、日々のセルフケアに加えて、定期的にプロの歯科医によるケアを受けるのがより効果的なようです。

■プロの歯科医によるケア

オーラルケアで歯周病予防|予防歯科(セルフケアと歯科医によるケア)によれば、ブラッシングで落とせるプラーク(歯垢)は全体の50%で、フロスやインタースペース・ブラシを正しく使えば70%までは高められるそうですが、それ以上はプロでなければ難しいそうです。

プロの歯科医によるケアはどのようなことをするのでしょうか?

ブラッシングでプラークは落とせますが、実はその下にバイオフィルムと呼ばれる膜が付着しています。

細菌の巣窟であり、プラークをつきやすくするバイオフィルムを除去するために行なうのがPMTC。

「PMTC」(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、日ごろ自分で行なっている歯磨きでは落ちない歯の汚れをプロ(歯医者)が専用機器を使ってクリーニングすることです。

専用のブラシやラバーカップでこすり取っていきます。

そのあとで、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ化物(フッ素)を塗布します。

つまり、車でいう油膜であるバイオフィルムを除去し、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ素を塗るわけですね。

次に、歯周病菌が多く存在する歯肉が作るポケットと呼ばれる溝に、専用の器具を挿入し、先端から薬剤を薄めた液を吹き出し、超音波の振動を作用させることで細菌を洗い流していくという予防処置を週に1回、4週間行なうと歯は驚くほどきれいになるそうです。

やはりここまで聞くと、セルフケアだけでは歯周病予防は難しいようです。

プロの力を借りたほうがより効果的なようですね。

→ 歯周病とは|歯周病(歯肉炎と歯槽膿漏)の症状・原因 について詳しくはこちら







P.S.

歯周病は、糖尿病動脈硬化といった生活習慣病になる危険性が高める可能性があるともいわれています。

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