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糖尿病が世界で急増、4億人に迫る 中国、インド、アフリカでも

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by Alisha Vargas(画像:Creative Commons)

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世界で急増、糖尿病 10年で倍の4億人に 国際団体試算 中国、インド、アフリカでも

(2014/9/2、msn産経)

各国の糖尿病関連団体でつくる国際糖尿病連合(IDF)によると、2013年の世界の糖尿病人口(20~79歳)は3億8200万人で、1億9400万人だった03年から倍増。35年には5億9200万人に達する見込みだ。

世界の糖尿病人口は増加しており、10年で約2倍になっているそうです。

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 IDFによると、糖尿病人口の約80%は中低所得国の人々。13年は1位が中国でインド、米国と続き、日本は10位だ。35年までに中国では約1・5倍、インドで約1・7倍に、サハラ砂漠以南のアフリカでも倍増する見通し。

経済成長にともなって、中国やインド、アフリカで糖尿病人口が増加しているようです。

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糖尿病が怖いのは、糖尿病をそのままにしておくと合併症(糖尿病網膜症・糖尿病腎症・糖尿病神経障害など)を引き起こすことです。

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さらに、糖尿病は医療費も大きな負担となってきます。

現在では、糖尿病による医療費負担が各国の財政を圧迫しており、例えば、米国の医療費を圧迫する肥満問題、ライフスタイルを変える必要あり(2009年の記事)によれば、たとえば11年前、糖尿病など肥満関連の病気に支出される医療費は総額約780億ドル(約7兆4000億円)だったが、2006年には約1470億ドル(約14兆円)に膨れあがっています。

もしかすると、糖尿病による様々な影響によって、国家を揺るがされるような国も出てくるかもしれません。

そういった事態を避けるヒントはこの部分になるのではないでしょうか。

 IDFによると、糖尿病人口の約80%は中低所得国の人々。

中低所得の国の人々に糖尿病人口の80%が集中しているというのは、ひとつは経済成長にともなって急激に食生活が変化したことが関係していることが考えられ、もう1つは低所得者層ほど生活習慣に問題があることが考えられます。

低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べず、運動しないによれば、低所得者ほど野菜を食べる量が少なかったり、運動の習慣がなかったりと、生活習慣に問題がある傾向があることがわかったそうです。

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肥満と生活保護・貧困との関係-米

フードスタンプに頼っている人の割合が最も高い州はミシシッピ州で、20.7%です。

5人に一人が生活保護を受けているということ。

つまり、肥満と生活保護には相関関係があるのではと推測しています。

アメリカ人の肥満傾向は拡大

最も肥満率が高かったのは南部ミシシッピ(Mississippi)州で成人の32%以上、10-17歳では驚くべきことに44%が肥満だった。

同州は全米で最も経済的に貧しい州とされており、貧困と肥満の関連があらためて示された形だ。

ミシェル・オバマ大統領夫人が推奨する「ダイエット・プロジェクト」とは

ミシェル・オバマ夫人が、記者団に語るシカゴ時代の自分自身のエピソードにこんなものがあります。

「弁護士の仕事を持つ母親として、会議と子供たちのサッカーやバレー教室と駆け回った日の夜には、簡単で安いファーストフードのドライブスルーや、電子レンジで温めるだけの栄養バランスのとれていない食事を子供たちに出していた」--。

自分がそうだったからこそ、多くのアメリカ人が、栄養バランスのとれた食事の大切さは知ってはいるものの、新鮮な野菜や魚などを買うための支出と、手に入れた素材を調理する手間と時間を考えるとき、それよりも数百円で手に入れることができる完成したファーストフードの魅力が大きいと感じてしまう。

米成人肥満率が28州で上昇、低所得層で高い割合=調査

低所得者層で高い肥満率となっているようです。

なぜ、女の子の思春期に達する年齢が昔に比べて早くなっているのか?

研究によれば、BMI値が高ければ高いほど思春期を迎える年齢が早くなるそうです。

経済的に貧しい地域と肥満の地域に関連がある理由としては、栄養バランスのとれた食事の重要性を知らなかったり、どんな食品をとれば健康になれるのかということを知らないということが考えられます。

しかし、どんなに栄養バランスのとれた食事の大切さを知っていても、また新鮮な魚や野菜を買って、料理を作った方が良いということはわかっていても、仕事・家事をして疲れてしまうという生活をしていると、調理する時間や家計のことを考えてしまい、手軽で安いファストフード・冷凍食品に頼りがちの生活になってしまいがちです。

肥満問題については、個人のライフスタイルに影響を与えている、家計や知識、意識、社会の影響が大きいかと思います。

肥満問題を解決するためにも、個人の生活習慣の改善のために知識を提供し続ける必要があるだけでなく、貧困などの社会問題を解決していく必要があると思います。







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調理済み食品対象に「健康な食事」認証制度を導入ー政府、来年度にも

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「健康な食事」認証制を導入 政府、来年度にも調理済み食品対象

(2014/7/21、イザ!)

政府がスーパーマーケットやコンビニエンスストアで販売される総菜などの調理済み食品を対象に、栄養バランスなど一定の基準を満たす食品について、「健康な食事」として認証する制度を導入することが20日、分かった。

政府は国民の「健康寿命」を延ばすことを目的に、調理済み食品を対象にした健康な食事を認証する制度を導入することがわかったそうです。

政府は6月に閣議決定した新成長戦略で、2020年までに国民の健康寿命を1歳以上延ばすことや、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)人口を08年度比25%減少を掲げている。

この新成長戦略を実現し、医療費の抑制などを行なっていくためにも、具体的な対策として、今回の認証制度を導入するようですね。

新たに導入する制度では、炭水化物を多く含む米や麦などの主食▽タンパク質や脂質の供給源である肉や魚介類を使ったおかず類▽ビタミンや食物繊維を補給するサラダや煮物などの野菜を使った料理-の3分野に分けて、それぞれ1食当たりの摂取量の基準を設定。

これまでにも「食事摂取基準」としてカロリーや食塩含有量などの目安が設けられていましたが、今回導入する制度の認証を受けたものであれば、一食分の栄養バランスを確保できる仕組みとなるそうです。

将来的には、糖尿病患者などを対象にした特別食や介護が必要な高齢者向けの食事でも同様の基準を作ることも検討する。

糖尿病患者のための食事や高齢者のための食事の基準を作るというのは良いことだと思いますが、今回の「健康な食事」を認証するというのは広く受け入れられていくのでしょうか。







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米グーグル、スイスの製薬ノバルティスにスマート・コンタクトレンズ技術使用権を供与

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by Mark Wilkie(画像:Creative Commons)

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米グーグル、スイスの製薬ノバルティスに技術使用権を供与

(2014/7/15、ロイター)

ノバルティスは、スマート・コンタクトレンズを着用した糖尿病患者の涙液から血糖値を測定して得られたデータをモバイル機器にワイヤレス送信する技術の実用化に注力するとしている。

さらに近視や遠視の治療への応用も検討しているとしている。

スイス製薬大手ノバルティスは、米グーグルよりスマート・コンタクトレンズ関連技術のライセンス供与を受けることで合意したそうです。

スマート・コンタクトレンズを活用した糖尿病患者の血糖値管理や近視や遠視などの目の病気の治療への応用も検討しているそうです。

 

■治療の負担がかからないようにするためには?

今回紹介しているスマート・コンタクトレンズは大変な血糖値管理をできるだけ負担がかからないようにする一つのアイデアです。

糖尿病患者の治療継続は半数にとどまる緑内障 患者判断で治療中断18.7%という記事でも紹介しましたが、どんなに治療の重要性を認識していても、治療に伴う経済的な負担や治療継続へのストレスから治療を継続できない人がいます。

このことは日本だけの問題ではなく、例えば、アメリカの薬局では、処方薬を1回分の小分けにされるのではなく、まとめてボトルに入れてしまい、飲み間違いや飲み忘れということが起きていて、このことも治療が継続できない原因の一つになっていると思います。

そこで、処方薬を小分けにしたサービスや薬を飲むタイミングを通知するボトルなどが開発されているようです。

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デザインの力で飲みまちがえをなくすオンライン薬局「PillPack」

(2014/3/28、ネットコンシェルジュ)

“処方薬の包装デザインも問題だった。米国では、処方薬を必要量に応じてボトルに入れることが多く、フタを毎回開ける作業は人によっては大きな負担となる。また、ラベルに記載される情報も複雑で管理が難しく、飲み間違いや飲み忘れの危険性も高かった。”

薬を飲むタイミングを通知するボトルを開発するADHERETECH

AdhereTechが開発しているワイヤレス錠剤ボトルは、処方された薬の服用遵守率を向上させ、薬の飲み忘れや投与量の誤りによる医療側のコストや患者側のリスクを削減することを目標にしている。錠剤ボトルはワイヤレスでクラウドサービスとつながり、服用データを収集して、患者に正しく薬剤が投与されているかをリアルタイムで監視し、患者を継続的に追跡する。

ただ、どうしても「薬を飲む」という作業だけは自分でしなければなりません。

そのことがもしかすると治療を継続する負担になっているかもしれません。

そこで以前考えたのが、定期的にインシュリンを注射しなければならない糖尿病患者に超薄型で伸縮自在の電子装置を活用して自動的に注射できるような仕組みです。(生体工学で健康管理|緑内障を調べるスマ―ト・コンタクトレンズ

こうしたものができるのはまだまだ先になりそうだと思っていましたが、今回のスマート・コンタクトレンズを活用した糖尿病患者の血糖値管理と妊娠をコントロールする避妊チップの開発に成功ービル・ゲイツ財団出資の企業で紹介したインプラント型チップを使えば、実現できそうです。

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糖尿病新薬「SGLT2阻害薬」で低血糖や脳梗塞を起こす例|日本糖尿病学会

Caution Tape

by Eugene Zemlyanskiy(画像:Creative Commons)




■糖尿病新薬「SGLT2阻害薬」で低血糖や脳梗塞を起こす例ー日本糖尿病学会

糖尿病新薬で低血糖や脳梗塞…学会が注意喚起

(2014/6/28、読売新聞)

新しい糖尿病治療薬の服用後に、低血糖や脳梗塞などを起こした例が報告されており、日本糖尿病学会は、適正使用をするよう注意を呼びかけた。

新薬は、今年4月以降、相次ぎ発売されている「SGLT2阻害薬」。腎臓で、尿に出た糖を再び取り込むのを妨げる働きがあり、体重を減らす作用がある。

記事によれば、糖尿病治療薬「SGLT2阻害薬」を服用した後に、低血糖・脳梗塞・発疹の症状を起こした例が報告されており、適正に使用するよう注意を呼びかけています。

「SGLT2阻害薬」の注意するポイントはこちら。

低血糖は他の糖尿病治療薬を併用している場合が多いため、同学会は他の薬は減らすようにし、併用は原則2剤程度までを推奨する。新薬を服用すると、尿の量が増えて体内の水分が減り、脳梗塞の要因になるので、適度な水分補給など十分な脱水対策を求めた。

「SGLT2阻害薬」を服用すると、体内の水分量が減ってしまって脳梗塞の原因となるため、水分補給をすることや他の薬を減らすようにすることを推奨しています。

→ 糖尿病の症状 について詳しくはこちら







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スマホのフラッシュやカメラ機能を使い、血糖値管理ができる技術が研究されている!?

Smartphones at Fashion Week

by Melissa BARRA(画像:Creative Commons)

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スマホのフラッシュやカメラ機能を使い、自分で血糖値テストができる技術が米で開発中

(2014/1/27、Techable)

糖尿病患者の日々の血糖値管理を、スマートフォンという最先端のツールを活用して実施できないかという研究が、Cornell Universityでおこなわれているという。

先日Google、糖尿病患者の血糖値を管理するスマートコンタクトレンズを開発というニュースを紹介しましたが、今回の記事によれば、スマートフォンのフラッシュ機能やカメラ機能を活用して、血糖値の検査を行ない、血糖値コントロールができないかという研究が行われているそうです。

糖尿病患者は増加の一途をたどっており、今後も増加することが予想されます。

ちなみに、2011年には糖尿病患者が世界で3億人突破-世界糖尿病デー(11月14日)しています。

これから血糖値検査・血糖値コントロールはますます重要になってくることでしょう。

そういう意味で企業や大学がこの分野に注目を集めるのはごく自然なことです。

アメリカのFood and Drug Administrationでは、世界中でスマートフォンとタブレットユーザーは増加しており、2018年までには約17億人の人たちが、健康関連アプリをダウンロードしている状況になると見込んでいる。

現時点では、スマホやタブレット+アプリで健康管理をしていくというのが最も人気がありますが、Googleがコンタクトレンズを活用するなどウェアラブルガジェットも最近特に注目されています。

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理想としては、つけていることを意識することなく、特に何かする必要もなくて自分の健康管理を行ない、大事なポイントで自分やかかりつけの医師に知らせてくれるものになると思います。

はたして、それがどのような形になるのか、すごく楽しみです。







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