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【林修の今でしょ講座】亜麻仁油(αリノレン酸)で血管若返り!亜麻仁油の一日の必要摂取量!摂るタイミング!注意点!亜鉛を含む牡蠣で効果アップ!

> 健康・美容チェック > オメガ3 > 【林修の今でしょ講座】亜麻仁油(αリノレン酸)で血管若返り(血圧を下げる)・脳卒中リスクの軽減|亜鉛を含む牡蠣で効果アップ!|5月29日

2018年5月29日放送の「林修の今でしょ!講座」のテーマは「健康長寿は摂っている!血管&肝臓を老けさせない最強油No.1決定戦」です。

第1位 オリーブオイル
第2位 ゴマ油
第3位 亜麻仁油
第4位 えごま油
第5位 菜種油

※解説を行なった佐田政隆教授は2016年9月24日放送の「世界一受けたい授業」では、3つのスーパーオイルの一つの中で、「えごま油」を老化予防や美肌効果が期待できる油として紹介しています。




【目次】

■【名医はここに注目!】亜麻仁油のα―リノレン酸には血管を柔らかくするパワーがある

hipster baby enjoys his organic quinoa, flaxseed, and steel cut oat porridge #whateven

by essie(画像:Creative Commons)

日清オイリオグループが行なったαリノレン酸を12週間とり血圧変化を調べた実験によれば、摂取期間では血圧が下がっており、摂取が終わると血圧が高くなっていることが分かりました。

【参考リンク】

  • α-リノレン酸の血圧低下作用の確認|機能性表示食品に関わる情報開示|日清オイリオ

【補足】

アマニ油摂取による血圧低下作用
アマニ油摂取による血圧低下作用

参考画像:栄養豊富なアマニ(亜麻仁)の紹介|日本製粉

亜麻仁油の健康効果・効能とは?|コレステロール低減・抗アレルギー作用・血圧の低下効果ではデータによれば、アマニを摂取することで血圧が下がる効果を紹介しました。

血管が老化につれて硬くなると血圧が上がってしまいますが、血管が若いと血圧も下がります。

亜麻仁油に含まれるαリノレン酸には血管が老けるのを抑える働きがあり、血圧を下げてくれると考えられます。

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動)|高血圧改善・対策・予防 について詳しくはこちら

→ 高血圧|高血圧の症状・食事・数値・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

■なぜαリノレン酸が血管を若々しくしてくれるの?

αリノレン酸は体内でEPA・DHAに変換されます。

EPA・DHAは老化とともに硬くなる血管を広げ柔らかくすることで、血管が硬くなるのを防いでくれます。

血管が老けると心筋梗塞脳梗塞の原因にもなります。

→ DHA・EPAとは|DHA・EPAの効果・効能・食品・摂取量 について詳しくはこちら

→ 血管年齢を若くする方法|血管年齢を下げる食べ物・飲み物・運動【血管若返り】 について詳しくはこちら

■一日にどれくらい摂ればいいの?

αリノレン酸は必須脂肪酸であるため、食事でしかとることができない栄養素です。

1日に摂りたいEPA・DHAは約2g。

EPA・DHAを一日約2g摂るにはどれくらいの量の食品をとる必要があるのでしょうか?

さんま 半身

イワシ 2尾

亜麻仁油(αリノレン酸)小さじ1(約5g)

食品成分データベースを参考にすると、亜麻仁油に含まれるαリノレン酸の量は57gです。

■【最新研究で判明】亜麻仁油のαリノレン酸は脳卒中のリスクを軽減させる!?

アメリカのサンフランシスコの医療センターでの調査によれば、αリノレン酸の摂取量が0.06%増えると脳卒中のリスクが28%減るということが分かったそうです。

αリノレン酸の働きで血管が若々しくなり、脳卒中のリスクが減ると考えられます。

→ 脳卒中とは|脳卒中の前兆・原因・予防 について詳しくはこちら

【参考リンク】




■亜麻仁油を摂っている人の食事

  • ほうれん草の和え物+亜麻仁油
  • 味噌汁+亜麻仁油
  • ハチミツトースト+亜麻仁油
  • 温野菜サラダ+亜麻仁油
  • 焼肉のたれ+亜麻仁油
    ※飽和脂肪酸を亜麻仁油が打ち消す作用があるのでおすすめ
  • 冷奴+亜麻仁油

■油を摂るタイミングは朝でいいの?

体を動かしている時に脂質を消費するため。

亜麻仁油(オメガ3)を朝から飲んで運動すると脂肪燃焼を早める!|#林修の今でしょ講座によれば、オメガ3系脂肪酸を摂取して運動をすると、脂肪燃焼を早めるという結果が出ているそうです。

【参考リンク】

■亜麻仁油を使う際の注意点

亜麻仁油のダメな使い方は「摂り過ぎ」と「加熱」。

亜麻仁油は熱に弱く、加熱すると酸化してしまいます。(約70度で酸化)

フライパンでの加熱は約200℃となるので、肉野菜炒めなど炒め物をする際には、炒めた後に亜麻仁油をかけるようにするとよいです。

オメガ3の美肌効果|オメガ3を摂取するとなぜ美肌になるのか?によれば、調理方法によってはオメガ3が減少してしまいます。

大阪ガスの実験結果によれば、油で揚げると残るのは50%、フライパンで焼くと残るのは80%、グリルで焼くと残るのは90%なのだそうです。

→ えごま油の注意するポイントは「熱に弱い」という性質があること について詳しくはこちら

【参考リンク】

■亜麻仁油と食べるとより血管に良い食品は「牡蠣(かき)」!

αリノレン酸をEPA・DHAに変換するには必要な栄養素があります。

【一緒に摂るとαリノレン酸を効率よく摂取できる栄養素】

  • 亜鉛
  • マグネシウム
  • ビタミンB

そこで、名医がオススメしたのは「焼き牡蠣の亜麻仁油添え」や「亜鉛たっぷりのシジミ汁」!

→ 亜鉛|亜鉛を含む食べ物・食品|亜鉛不足チェック・摂取量 について詳しくはこちら

→ カキの栄養・牡蠣の健康効果(効能) について詳しくはこちら

タウリン・亜鉛・アミノ酸サプリ

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【関連記事】

■亜麻仁油と食べると認知症予防が期待できる栄養素を含むのは「アボカドサラダ」

アボカドに含まれるビタミンB6がポイント。

アラブ首長国連邦とイギリスの共同研究チームによる実験によれば、血中のαリノレン酸(オメガ3脂肪酸)が多い人がビタミンB群を摂ると、認知機能の低下を遅らせること、そして、普段からαリノレン酸を摂っている人には効果があり、摂っていない人には効果なしということが分かったそうです。

亜麻仁油の成分が脳の神経細胞を柔らかくすると考えられます。

最新研究によると、亜麻仁油のαリノレン酸を一緒に摂ると、ビタミンB6を豊富に含む鮭と枝豆の葉酸も効果が期待できるそうです。

→ 認知症の症状・改善・予防に良い食べ物 について詳しくはこちら

【参考リンク】

■脳を活性化させる亜麻仁油を使った絶品料理

東大ママドクターこと伊藤明子先生(赤坂ファミリークリニック院長・東京大学医学部附属病院小児科医)

●卵かけごはん+亜麻仁油

白米or雑穀米+生卵

卵・醤油をかけた後、小さじ1杯の亜麻仁油

αリノレン酸を含む亜麻仁油自体も栄養価が高いのですが、αリノレン酸+卵のたんぱく質でより脳を活性化!

●納豆+亜麻仁油

納豆にはナットウキナーゼという酵素が入っていて悪玉コレステロールの増殖を抑えることができたり、血管をしなやかにさせることができる!







【関連記事】

【ガッテン】寝るだけ脈落としのやり方のポイント!「脈拍」を測ることで心筋梗塞や脳卒中など怖い病気の将来のリスクを予測できる!?

> 健康・美容チェック > 脳卒中 > 脳梗塞 > 脈拍 > 【ガッテン】「脈拍」を測ることで心筋梗塞や脳卒中など怖い病気の将来のリスクを予測できる!?|1月9日 




2019年1月9日放送のNHK「ガッテン」では「新発見“寿命がわかる数値”!?1分間で寿命点検SP」がテーマです。

今回ポイントとなるのが「脈拍」!

「脈拍が速ければ速いほど、その後、心筋梗塞や脳卒中などにかかりやすくなる」ことや「脈拍」を測ることによって、怖い病気の将来のリスクを予測できる可能性があること、そして寝ながらできる脈拍数を下げる方法も紹介するそうです。

そこで、放送前に予習をしてみたいと思います。

【目次】

■脈拍が速ければ速いほど、その後、心筋梗塞や脳卒中などにかかりやすくなる

脈拍の測り方
脈拍の簡単な測り方|手首の脈がとれない?脈はどの場所・位置を測ればいいの?

心拍数と心臓病|日本心臓財団によれば、高心拍数と高コレステロール、高血糖、高血圧、肥満、多血(赤血球数が多いこと)、高中性脂肪、低HDL(善玉)コレステロールなどと強い関係があることがわかったそうで、つまり、心拍数が高い人は病気になるリスクが高い可能性があるということです。

【関連記事】

■「脈拍」を測ることによって、怖い病気の将来のリスクを予測できる可能性がある

Apple Heart Study|Apple Watchの心拍センサーを使って心房細動を通知するアプリ スタンフォード大学と提携によれば、Appleは、スタンフォード大学と提携して、Apple Watchの心拍センサーを使って不規則な心臓リズムに関するデータを収集し、心房細動(AFib)を経験しているユーザーに通知するアプリ「Apple Heart Study」アプリを発表しました。

Appleによれば、脳卒中の主な原因である心房細動(AFib)は、毎年アメリカで約13万人の死者と75万人の入院患者の原因となっているそうです。

フィットネストラッカーのデータから心房細動は脳卒中によるものと判断され救われたケースがあるによれば、すでにフィットネストラッカーをつけている人の心拍数のベースラインと異常値のデータを参考に病気を判断したケースがありました。

フィットネストラッカー「Fitbit Charge HR」に記録されている心拍数のデータを参考に、医師は心房細動は脳卒中によって引き起こされたと判断し、電気的除細動を行なったそうです。

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【ガッテン】脈をとる習慣で心房細動に気づいて、巨大血栓による重症化しやすいタイプの脳梗塞を防ごう!によれば、「脳梗塞」は、血栓が脳の血管に詰まることで発症する病気ですが、寝たきりや重症化しやすいタイプの脳梗塞の割合が最近増えていることが分かってきているそうです。

重症化しやすいタイプの脳梗塞とは、血栓のサイズが大きいものの場合です。

通常の血栓のサイズは直径2-6mmなのですが、最大で3cmを超えるものもあるそうです。

なぜこれほどまで大きい血栓ができてしまうのでしょうか?

それは大きな血栓ができる場所が「心臓」であり、心臓の震えによって、直径数センチもの大きな血栓を作り出すからです。

この心臓の震えは「左心房(さしんぼう)」で起こり、「心房細動」といいます。

なぜ心房細動による脳梗塞が増えているのか?2つの理由によれば、高齢化に加えて、高血圧糖尿病などの生活習慣病の人が増加傾向にあるため、心房細動になる人が増えていると考えられるそうです。

重症化しやすいタイプの脳梗塞を防ぐには、この「心臓の震え」に気づくことが重要になります。

それでは、どのようにすれば、心臓の震え=「心房細動」に気づくことができるのでしょうか?

それは「脈をとること」!

心房細動になると、心臓は不規則に拍動するため、脈をとる習慣を持つことで、自分の脈のリズムを知ることができれば、心房細動に気づくことができます。

→ 脈をとって脳梗塞の原因となる心房細動を見つけよう! について詳しくはこちら

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■まとめ

スタンフォード大学医学部では「Precision Health(直訳すると、精密医療・高精度医療でしょうか?)」をスローガンとして掲げているようで、プレシジョン・ヘルスとは、病気の予防、病気の発症予測、健康とQOL(生活の質)をできる限り維持することを目的とし、データサイエンスツールを活用して膨大な研究と臨床データを患者や医師が利用できるようにすることを考えているようです。

スマートウォッチは病気の早期発見に役立つ|正常値とベースライン値の確立が重要|スタンフォード大で紹介したスタンフォード大学のマイケル・スナイダーの研究によれば、フィットネスモニターや他のウェアラブルバイオセンサーが心拍数、肌の温度などの異常が起きているかを知らせてくれることにより、病気になっていることを伝えてくれることについて取り上げており、現在進行中の研究の重要な要素は、正常値またはベースライン値を確立することということでした。

つまり、これからはいかに病気を判断するベースラインの値を確立することができるのか、そしてそのベースラインの値を基に病気を予防していくのかに注目が集まっていきます。

予防医療が広がることで、自分の健康状態を天気予報を見るようにダッシュボードで見て予測できるような未来になる!?でも紹介しましたが、これからは天気予報を見るような感じで、自分の健康状態の予測ができるようになる未来がくるでしょう。

また、スマートスピーカー×音声分析サービス×AIを活用した病気診断支援システムで予防医療【#HEALTHTECH】【#未来予測】でも取り上げましたが、スマートスピーカーと音声分析サービス、AIを活用した病気診断支援システムを組み合わせて、ユーザーがふとつぶやいた言葉(〇〇が痛い、ふらふらするなど)を記録しておき、その言葉がある一定以上の条件に当てはまると、医療情報が出てきたり、アプリの医療相談ができるような仕組みになっていくかもしれませんね。







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【あさイチ】【ガッテン】動脈硬化・認知症対策に!?葉酸フル活用術

> 健康・美容チェック > 葉酸の多い食品 > 【あさイチ】動脈硬化・認知症対策に!?葉酸フル活用術|2月4日




2020年2月4日放送のあさイチ(NHK)のテーマは「動脈硬化・認知症対策に!?葉酸フル活用術」です。

ブロッコリーやホウレンソウ、レバーなどに豊富に含まれるビタミンの一種「葉酸」は、DNAを作るときに欠かせない存在で、胎児の成長に欠かせない栄養素として有名ですよね。

ただそれだけではなく、葉酸には動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞、認知症といった病気のリスクを下げると期待されています。

埼玉県坂戸市では市民の健康寿命を延ばそうと「葉酸プロジェクト」が行われており、葉酸の摂取向上に取り組んでいます。

【目次】

■解説:女子栄養大学 香川靖雄教授

注目のビタミン「葉酸」~女子栄養大学 副学長 香川靖雄教授が語る~

■葉酸を摂って動脈硬化予防

葉酸はホモシステインを減らし動脈硬化予防につながり血管年齢を若くする|#たけしの家庭の医学によれば、葉酸が不足するとホモシステインというアミノ酸が増加することがわかってきたそうです。

ホモシステインが増加すると、血管壁に衝突して傷つけてしまい、動脈硬化を誘発してしまうおそれがあるそうです。

葉酸を摂取することによって、ホモシステインを減らすことが、動脈硬化を予防し、血管年齢を若くすることにつながります。

葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12摂取と虚血性心疾患発症との関連について|多目的コホート研究

葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12は、生体内でのメチル代謝において、それぞれ異なる役割を担っています。ひとつでも欠乏することによりメチル代謝が滞ると、血中ホモシステインが上昇し、動脈硬化などにより心筋梗塞を引き起こすと考えられています。

葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12を多く摂取するグループで心筋梗塞のリスクが低下していることがわかり、また、どれか一つを摂取するのではなく、3つの栄養素をまんべんなく摂取していることが重要だということがわかりました。

動脈硬化改善・予防に良い10の食事・食べ物・食品・サプリ についてはこちら




■葉酸と認知症

葉酸塩

多くの観察研究により、ホモシステイン濃度の上昇とアルツハイマー病および認知症の発生率との間に正の相関が示されている[18,47-48]。すべてではないが、多数の観察研究により、血清中葉酸塩濃度の低下と、認知機能の低下や認知症およびアルツハイマー病のリスクの上昇との相関関係も認められた[47,48,50]。

菜食者の血清葉酸濃度に及ぼす因子の検討

高齢者では、葉酸やビタミンB12が血液中のホモシステイン濃度の上昇を抑制し、認知能力の低下、痴呆の予防に関連しており、葉酸の欠乏はアルツハイマー病や血管性痴呆の危険因子となり、血漿ホモシステインの上昇は認知機能低下の危険因子となる可能性が報告されている。血清葉酸濃度を低下させない食事は、動脈硬化の予防だけではなく認知能力低下の予防につながる可能性が高いと考えられる。

【参考文献】

  • Duthie SJ, Whalley LJ, Collins AR, Leaper S, Berger K, Deary IJ. Homocysteine, B vitamin status, and cognitive function in the elderly. Am J Clin Nutr. 2002 May;75(5):908-13. doi: 10.1093/ajcn/75.5.908. Erratum in: Am J Clin Nutr. 2003 Feb;77(2):523. PMID: 11976166.
  • Ueland PM, Refsum H, Beresford SA, Vollset SE. The controversy over homocysteine and cardiovascular risk. Am J Clin Nutr. 2000 Aug;72(2):324-32. doi: 10.1093/ajcn/72.2.324. PMID: 10919921.
  • Quadri P, Fragiacomo C, Pezzati R, Zanda E, Forloni G, Tettamanti M, Lucca U. Homocysteine, folate, and vitamin B-12 in mild cognitive impairment, Alzheimer disease, and vascular dementia. Am J Clin Nutr. 2004 Jul;80(1):114-22. doi: 10.1093/ajcn/80.1.114. PMID: 15213037.

■1998年アメリカでは穀物への葉酸添加義務化を実施

鉄分を強化した小麦粉で鉄欠乏症・貧血を予防している国がある!|#たけしの家庭の医学葉酸の摂取で子どもの先天病「神経管欠損症(NTD)」の予防に成功|アメリカによれば、アメリカでは子供の先天病「神経管欠損症」を予防するために、将来妊娠の可能性のあるすべての女性に対し、一日400μgの葉酸を摂取するよう推奨しており、1998年からはパンや穀類に100g当たり140μgの葉酸を強制的に加えるようにしたことで、年間約1300人の発症を未然に防いでいるそうです。

【参考リンク】

■日本人の葉酸の摂取状況

葉酸って何だろう?で紹介されている国民栄養・健康調査によれば、葉酸接種推奨量240マイクログラムを満たしているものの、摂取量が右肩下がりに減ってきています。

葉酸の含有量が多い食べ物ランキングベスト10|食品の栄養成分

■葉酸の含有量が多い食べ物ランキングベスト10|【野菜以外編】(食材料100g中)

They see me rollin’...

by Dennis van Zuijlekom(画像:Creative Commons)

  1. 焼き海苔 1900μg
  2. 味付け海苔 1600μg
  3. 岩海苔 1500μg
  4. 鶏レバー(生)/煎茶 1300μg
  5. 抹茶/干し海苔/かわ海苔 1200μg
  6. 牛レバー(生) 1000μg
  7. 豚レバー(生) 810μg
  8. まつも 720μg
  9. 板わかめ 510μg
  10. うなぎの肝(生) 380μg

■葉酸の含有量が多い食べ物ランキングベスト10|【野菜編】(食材料100g中)

  1. なばな(菜の花) 340μg
  2. 枝豆 320μg
  3. からしな 310μg
  4. バジル 290μg
  5. モロヘイヤ 250μg
  6. 芽キャベツ/しいたけ(乾燥) 240μg
  7. パセリ/マイタケ(乾燥) 220μg
  8. ほうれん草/ブロッコリー/あさつき 210μg
  9. すぐきな 200μg
  10. アスパラガス/春菊/よもぎ 190μg

■葉酸をどれくらい摂ればいいの?

現在、日本人の葉酸の平均摂取量は、1日299μg(マイクログラム)です。

埼玉県坂戸市の「さかど葉酸プロジェクト」で目標とされた葉酸量は一日あたり400μgだったそうです。

葉酸を食事の中に積極的に取り入れるようにしましょう。

しかし、毎日葉酸を400μgを摂取するのは大変です。

例:味付け海苔の場合、1日35枚。ほうれん草の場合、1日14株。

また、葉酸は、水に溶けやすい性質を持つ水溶性のビタミンであるため、野菜を茹でる際には、葉酸が溶け出してしまい、取りづらいようです。

番組で紹介されたレシピを活用したり、葉酸を含んだサプリメントなどを上手く活用していくと良いようです。

→ 葉酸の多い食べ物・食品・サプリ について詳しくはこちら

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【関連記事】
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糖尿病予備群の人が1日20分歩くだけで心筋梗塞や脳卒中の発症リスクが8%低くなる!?

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■糖尿病予備群の人が1日20分歩くだけで心筋梗塞や脳卒中の発症リスクが8%低くなる!?

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by Mike Baird(画像:Creative Commons)

糖尿病予備群でも、「1日2000歩」で心血管疾患リスクが8%減

(2014/4/4、アピタル)

一日の歩行数が2000歩増えると、糖尿病予備群の人が心筋梗塞や脳卒中を発症するリスクが8%低くなるという論文が、ランセット誌に3月22日公表された。

もっと歩けば心臓発作と脳卒中のリスクが下がる

(2014/01/06、医療図書館)

University of LeicesterのYates博士らは、糖尿病前症の人々で、歩行活動と心血管イベントの関連性を調査した。博士らは、2002年1月から2004年1月までの間に40か国で登録された耐糖能異常の人々9,306例を含むNAVIGATOR試験からのレトロスペクティブなデータを解析し、試験開始時の歩行数及び12か月後の歩行数の変化が心血管イベントとどのように関連するかを調査した。その結果は、試験開始時の歩行活動は1日2,000歩毎にその後数年間の心血管イベントのリスクが10%低下すること。試験開始12か月後の歩行数が1日2,000歩増える毎に8%リスクが低下することを見いだした。

なぜHBA1Cの値が高いと心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まるのか?で紹介した国立がん研究センターと東京女子医大などのチームによれば、HbA1cの値が高いと、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まるそうです。

【関連記事】

糖尿病の診断基準(血糖値・HbA1c)によれば、HbA1cは、赤血球に含まれるヘモグロビンにブドウ糖が結びついたもので、赤血球の寿命が長いため、過去1~2カ月の血糖状態を把握できます。

→ 糖尿病の診断基準(血糖値・HbA1c) について詳しくはこちら

低血糖でも脳梗塞リスクがある?|ヘモグロビンA1cが低くても脳梗塞や心筋梗塞のリスクが上がる|国立がん研究センターによれば、HbA1cが6・5%以上の人は、5・0~5・4%の人に比べ、心血管疾患になるリスクが1・8倍だったそうです。

なぜ、HbA1cの値が高いと、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まるのでしょうか?

理由としては、

研究チームの後藤温東京女子医大助教は「HbA1cが高いと動脈硬化が進み、心筋梗塞などの危険を高める

と考えられるそうです。

動脈硬化の危険因子には、高血圧脂質異常症高脂血症)、糖尿病肥満、喫煙、運動不足、偏った栄養バランスの食事、アルコール、加齢、ストレスの有無などがあり、動脈硬化が進行すると、日本人の死因の主な原因である心疾患(狭心症、心筋梗塞など)や脳血管疾患(脳梗塞、脳出血など)を引き起こす恐れがあります。

糖尿病にならないような生活習慣をすることで、動脈硬化の進行を食い止め、心筋梗塞や脳卒中の予防ができるということですね。

記事によれば、

2000歩という歩数は、ふつうの早さでの20分間の歩行に相当

するということで、糖尿病予備軍の人が、一日20分歩くだけで心筋梗塞脳卒中を発症するリスクが8%低くなるというのはわかりやすいですね。

糖尿病予備軍の人は一日2000歩増やすことを目標に歩いてみてはいかがでしょうか?

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

→ 心筋梗塞・急性心筋梗塞とは|心筋梗塞の症状・原因・前兆・予防 について詳しくはこちら

→ 脳卒中の症状・前兆・原因・予防 について詳しくはこちら







【参考リンク】
続きを読む 糖尿病予備群の人が1日20分歩くだけで心筋梗塞や脳卒中の発症リスクが8%低くなる!?

認知症の発症リスクが高いのは、脳卒中の経験がある人、糖尿病や心臓病の持病がある人、握力が弱い人、うつ傾向がある人

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【目次】




■認知症の発症リスクが高いのは、脳卒中の経験がある人、糖尿病や心臓病の持病がある人、握力が弱い人、学校教育が9年以下の人、うつ傾向がある人、難聴の人

sweet old kiss

by jonel hanopol(画像:Creative Commons)

糖尿病や心臓病の人は「認知症のリスク高い」

(2016/7/4、読売新聞)

脳卒中の経験がある人は、ない人に比べ、認知症のリスクが2・6倍高かった。糖尿病、心臓病の持病がある人は、それぞれリスクが1・7倍、1・5倍だった。体力や筋力の目安の握力が26キロ未満の男性、18キロ未満の女性も2・1倍だった。学校教育の年数が9年以下の人のリスクは、9年を超える人の2倍だった。また、うつ傾向がある人のリスクは、ない人の1・6倍。難聴の人は1・4倍だった。

国立長寿医療研究センターなどのチームによれば、脳卒中の経験がある人、糖尿病や心臓病の持病がある人、握力が弱い人、学校教育が9年以下の人、うつ傾向がある人、難聴の人は、認知症を発症するリスクが高いそうです。

→ 認知症対策|認知症に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら




これまで認知症と糖尿病、握力、うつとの関係に関して取り上げてきましたので、まとめてみました。

■糖尿病と認知症の関係

糖尿病になると、認知症の発症リスクが2倍高くなる!?で紹介した東京大の植木浩二郎特任教授によれば、糖尿病になると認知症の発症リスクが2倍高くなるそうです。

駆け込みドクター 5月17日|認知症|認知症チェック・認知症予防にアマニ油・デジタル認知症によれば、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病のリスクの高さと認知症(アルツハイマー病)には関係があり、アルツハイマー病の発症リスクは、糖尿病だと2倍、高血圧だと2倍、脂質異常症だと3倍になると紹介していました。

糖尿病がアルツハイマーのリスク高める?

(2015/5/26、WSJ)

ミズーリ州セントルイスのワシントン大学の研究者らは、マウスの実験で血糖値を異常に高い値に引き上げたところ、脳内のアミロイドベータの生産も増加し、双方に何らかの相関性があることを突き止めた。

ピッツバーグ大学で実施された約180人の中年の成人を対象とした試験では インスリン依存型(1型)糖尿病の患者は、この疾患を持たない被験者と比べ、はるかに多くの脳内病変が認められ、認知機能は低下していた。

血糖値の高さが脳に影響を及ぼす可能性があることが、2つの研究で示されています。

なぜ血糖値が高いとアミロイドβが生産されアルツハイマーのリスクが高まるのでしょうか。

インスリンはアミロイドから脳を守り、ニューロン(神経単位)と記憶の形成のつながりを改善するとされる。

<中略>

セントルイスのワシントン大学のマウスの実験で医師のデビッド・ホルツマン氏は、糖が脳内のニューロンに刺激を与え、さらにアミロイドが作られると示唆している。

インスリンには血液中のブドウ糖(血糖)の濃度を調節する働きがありますが、今回の記事によれば、インスリンはアミロイドから脳を守る働きもあるそうです。

アルツハイマー病は、アミロイドβタンパクが脳にたまることで、神経細胞が死滅し、萎縮し、認知機能が低下することから起きると考えられています。

つまり、インスリンの分泌が低下したり、生成されなくなるということは、アミロイドから脳を守ることができなくなり、認知機能が低下してしまうと考えられます。

今回紹介した記事にもある通り、この2つの研究は決定的なものではないので、一つの説として受け止めるべきですが、血糖値をコントロールすることが認知症予防につながる可能性があるというのは覚えておいた方がよさそうです。

→ 認知症対策|認知症に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら

【関連記事】

■握力と認知症の関係

握力は健康のバロメーター!?|握力低下は心臓発作・脳卒中リスク増加に関連で紹介したカナダ・マクマスター大学(McMaster University)が主導した国際研究チームは、握力が健康のバロメーターになる可能性についての研究を行ない、その結果、握力が低下すると、心臓発作や脳卒中の発症リスクの増加に関係していることがわかったそうです。

握力が強いほど長生き?で紹介した厚生労働省研究班(研究代表者=熊谷秋三・九州大教授)の約20年間にわたる追跡調査によれば、握力が強いほど長生きする傾向があり、また循環器病発症リスクも低かったそうです。

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■うつ病と認知症の関係

うつ病性仮性認知症|たけしのみんなの家庭の医学 9月1日で紹介したうつ病性仮性認知症は、高齢者うつ病から認知症のような物忘れ症状などを発症する病気です。

うつ病性仮性認知症は、前頭葉の血流が下がっていることが原因。

前頭葉の血流を増やすためには、有酸素運動(散歩など)+知的刺激(川柳など)。

軽度認知障害、運動で防ぐ 暗算しながらで効果増

(2015/8/23、日本経済新聞)

週1回90分の運動プログラムを10か月間参加したグループでは、認知機能や言語機能が維持されており、また脳の特定部位の萎縮傾向がなかったそうです。

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■難聴と認知症

認知症の予防につながる9つのリスク要因|中年期の聴力低下・中等教育の未修了・喫煙・うつ・運動不足・社会的孤立・高血圧・肥満・2型糖尿病によれば、英医学誌The Lancet(ランセット)に掲載された論文によれば、中年期の聴力低下が認知症のリスク要因なのだそうで、聴力が低下すると、周囲から通常受け取るたくさんの情報が得られなくなり、社会的に孤立することにより、認知症になるリスクが高まるそうです。

難聴は認知症の最大の原因になる!?(日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会)によれば、難聴によって、音の刺激や脳への情報量が少ない状態になると、脳の萎縮や、神経細胞の弱まりが進み、それが認知症の発症に大きく影響することが明らかになってきているそうです。

認知症の発症リスクが高いのは、脳卒中の経験がある人、糖尿病や心臓病の持病がある人、握力が弱い人、うつ傾向がある人で紹介した国立長寿医療研究センターなどのチームによれば、難聴の人はない人に比べて1・4倍認知症を発症するリスクが高いそうです。

加齢性難聴は動脈硬化が原因で引き起こされる|たけしの家庭の医学によれば、40代、50代の人にも加齢性難聴の症状が出ることがあるそうです。

食べ過ぎ・飲み過ぎといった生活習慣の乱れから動脈硬化になると、血管が硬くなり、血液の流れが悪くなり、その動脈硬化こそが加齢性難聴を進行させる大きな原因の一つなのだそうです。

最近様々な研究によって、動脈硬化と難聴との関連性が明らかになってきているそうです。

【参考リンク】

動脈硬化によって血流が悪化→末端にある耳の毛細血管

音を感知する有毛細胞のある蝸牛には、たくさんの毛細血管があります。

有毛細胞はこの毛細血管から酸素や栄養素を摂取しています。

しかし、動脈硬化になると、有毛細胞は酸素不足に陥り、機能が低下し、難聴を引き起こすそうです。

高い音を感知する有毛細胞は、大量のエネルギーを必要とするため、少しでも血流が滞ると、すぐに機能が低下してしまうそうです。

加齢性難聴を進行させる危険因子として、

  • 糖尿病
  • 虚血性心疾患
  • 腎疾患など

が疫学調査などからわかっているそうです。

難聴が認知症と深い関係にあるという事実は、難聴にしっかりと対処することが認知症リスクを少しでも下げることにつながるということですね。

補聴器をつけるなどの対策をすることにより、1)音の刺激や脳への情報量が多い状態を維持し、脳の萎縮や、神経細胞の弱まりを遅らせる、2)家族や友人、周りの人々とのコミュニケーションをすることにより、認知症の予防につながることが期待されます。

また、耳垢栓塞(いわゆる耳アカ)も認知症のリスクを高めるそうです。

耳垢をほっておくと、認知症のリスクを高める!?によれば、高齢者の中には耳垢を排出する力が弱くなり、耳垢が栓のように詰まった状態になって、聞こえにくいという方がいるそうです。

アメリカの高齢者向け施設での調査では、耳垢栓塞を取ることで入所者の聴力が改善しただけでなく、認知機能も改善されたことも報告されているそうです。

気になる方はぜひ耳鼻咽喉科で診てもらってくださいね。

【参考リンク】

■認知症予防

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