by Nan Palmero(画像:Creative Commons)
男と女は「美」の把握が異なる:脳の研究で違いが明らかに
(2009/2/26、WIRED)
男性の場合、美しいと感じられる画像によって活性化される脳の部位は、ものの絶対的な位置(X軸、Y軸の座標平面上のどこにあるか)の把握をつかさどる箇所だ。
女性の場合も、美しいと感じられる画像によって脳の同じ箇所が活性化されるが、そのほか、ものの相対的な位置(上下や前後関係)の把握に関わる部位も活性化される。
この違いはおそらく、われわれの先祖が狩猟採集生活をしていた頃の進化論的圧力の結果生じたものと考えられる。
この発見は、『米国科学アカデミー紀要』(PNAS)オンライン版に2月23日(米国時間)付で掲載された。
脳の研究によって、男女の「美」に関する把握の違いが明らかになったそうです。
男性の場合は、ものの絶対的な位置に関する知覚に優れ、女性はものの相対的な位置に関する知覚に優れているということのようです。
それは、狩猟採集生活における役割の違いが現れているそうです。
「今日、狩猟採集生活をしている集団では、男性が狩猟を、女性が採集を担当している。この体制が先祖たちの行動にも当てはまるとすれば、男性には空間定位能力を高める方向で、女性には食べられる葉や茎を見分ける能力を高める方向で、選択圧がかかったものと考えられる」とCela-Conde教授は語る。
性差について様々な研究が行なわれていますが、今回の説が正しければ、人間の体にはいまだに狩猟採集していた時代の影響が残っていることに驚きですね。
by Adam Chamness(画像:Creative Commons)
> 健康・美容チェック > アスタキサンチン > アスタキサンチンを摂取すると赤血球膜中の濃度が高まる|膜の酸化を抑えアルツハイマー病予防の可能性も|東北大
アスタキサンチンが赤血球膜に移行 膜の酸化を抑えアルツハイマー病予防の可能性も
(2009/2/18、日経ヘルス)
アスタキサンチンを摂取すると、赤血球膜中の濃度が高まることが東北大学大学院農学研究科の宮澤陽夫教授らの研究でわかった。
宮澤教授の別の研究で、アルツハイマー病の人の赤血球膜では酸化されたリン脂質が多いことがわかっており、アスタキサンチンの摂取により赤血球膜の酸化を防ぎ赤血球の機能を正常に保つことで、アルツハイマー病の予防にも何らかの機能を持つことが期待される。
東北大学大学院農学研究科の宮澤陽夫教授らの研究によれば、アスタキサンチンを摂取すると、赤血球膜中の濃度が高まるそうです。
アスタキサンチンを摂取したことによって、赤血球膜の酸化を防ぎ、赤血球の機能を正常に保つことで、アルツハイマー病の予防にも期待ができるそうです。
今後の研究に注目したいですね。
アスタキサンチンには様々な効果があることが期待されており、研究がすすめられています。
アスタキサンチンはリコピンやβカロテン、ルテインなどと同じ色素成分で、カロテノイドの一種。
自然界では、サケやイクラ、エビ、カニ、オキアミなどに多く含まれる。
強力な抗酸化作用が特徴の一つで、一重項酸素の持つエネルギーを受け取り、安定した三重項酸素にする。
その作用はビタミンCの90倍、ビタミンEの25倍ともいわれる。
また、抗炎症作用やメタボリックシンドロームの改善作用、脳の認知行動能力の向上作用など、幅広い機能があることも知られている。
アスタキサンチンに今後も注目していきたいと思います。
→ アスタキサンチンの健康効果 について詳しくはこちら
【アスタキサンチン関連記事】
by Florencia Cárcamo(画像:Creative Commons)
他人の不幸は“科学的に”蜜の味だった
(2009/2/13、産経新聞)
他人の成功や長所を妬(ねた)んだり、他人の不幸を喜んだりする感情にかかわる脳内のメカニズムが、放射線医学総合研究所や東京医科歯科大、日本医科大、慶応大の共同研究で分かった。
妬ましい人物に不幸が訪れると、報酬を受けたときの心地よさにかかわる脳の部位が働くという。
13日付の米科学誌「サイエンス」に発表した。
<中略>
放医研の高橋英彦主任研究員は「線条体はおいしいものを食べたときにも働くことが知られる。
他人の不幸は文字通り“蜜の味”のようだ」と話している。
放射線医学総合研究所や東京医科歯科大、日本医科大、慶応大の共同研究によれば、「妬ましい」人物が現れると、身体の痛みにかかわる「前部帯状回」という脳の部位が活発化し、「妬ましい」人物に不幸が訪れると、報酬を受け取ったときの心地よさにかかわる「線条体」が強く反応したそうです。
by [cipher](画像:Creative Commons)
低カロリーダイエット|ためしてガッテン
ためしてガッテン(NHK、2009/1/21放送)のテーマは、「低カロリーダイエット 失敗と成功の分岐点」でした。
番組では、なぜ同じ低カロリーダイエットをしているのに、成功する人と失敗する人がいるのかについて紹介してしました。
簡単に内容をまとめてみました。
●脳は、ほぼ糖質だけをエネルギー源とする臓器である。
脳は、エネルギー源である糖質が不足すると、肥満スイッチをONにしてしまう。
●低カロリーダイエットで肥満になるのはなぜか?
低カロリー食で糖質が不足する
→脳が飢餓だと判断
→脂肪を蓄えようとする
→体脂肪率の増加
●糖質が不足した食事を続けていると、体の機能(交感神経)が低下し、体全体が省エネモードへ。
などの症状となってあらわれてくる可能性がある。
●低カロリーダイエットを成功させるには?
たんぱく質:脂質:糖質の黄金比率をうまく活用する。
たんぱく質:脂質:糖質=20:23:57
●この食事を簡単に行う方法
- たんぱく質を2品目選ぶ
- 野菜はたっぷり摂ってよい
- 果物かイモ類どちらかを選ぶ
- 炭水化物は最低限の量を摂る
- 油は大さじ半分
●食べ方
- 汁物を飲んで、おかずを半分ほど食べてから、ご飯類(糖質)を食べるようにする。
こうすることで、血糖値が緩やかに上がる。
2週間ほどでダイエットの効果が表れてくるそうです。
*番組を見て内容をまとめたので、間違いがあるかもしれません。
詳しくは以下のサイトを参照してください。
【関連リンク】
> 健康・美容チェック > 糖尿病 > 認知症 > 糖尿病患者の半数でアルツハイマーの初期症状を確認
■糖尿病患者の半数でアルツハイマーの初期症状を確認
by Danilo Vidovic(画像:Creative Commons)
糖尿病患者の半数で確認 アルツハイマーの初期症状
(2008/11/8、神戸新聞)
糖尿病の通院患者の半数以上に、「海馬傍回(かいばぼうかい)」と呼ばれる脳の部位が萎縮(いしゅく)するアルツハイマー病の初期症状がみられることが、加古川市内の病院に勤務する医師らの臨床研究で分かった。
加古川市内の病院に勤務する医師らの臨床研究によれば、糖尿病患者の半数以上に、アルツハイマーの初期症状があることが確認されたそうです。
記事によると、このことはインスリンと関係があるようです。
インスリンには記憶、学習機能を高める作用もあり、鬼頭医師は「糖尿病でインスリン反応性が低下することが、アルツハイマー病発症につながっている」としている。
現在、糖尿病の患者は世界中で増加傾向にあることから、今後、アルツハイマー病の患者も増加するということになるのでしょうか。
【関連記事】
続きを読む 糖尿病患者の半数でアルツハイマーの初期症状を確認|加古川市内の病院に勤務する医師らの臨床研究 →
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