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お腹が痛い|腹痛の部位(場所)と症状で病気がわかる

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「おなかが痛い」といっても、痛みの症状や痛みの部位によって、病気が変わってきます。




【目次】

■胃炎

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by The U.S. Army(画像:Creative Commons)

胃炎には急性胃炎(神経性胃炎・ストレス性胃炎)と慢性胃炎があります。

【症状】

  • 急激に激しい胃痛
  • 吐き気
  • 嘔吐(おうと:胃の中のものを吐いてもどすこと)
  • 胸やけ
  • 貧血

→ 胃炎(急性胃炎・慢性胃炎)の症状・原因・食事 について詳しくはこちら

■胃潰瘍

胃潰瘍とは、不摂生やピロリ菌の影響で保護膜が壊され、胃酸によって、胃の壁が浸食されえぐられているような状態で、痛みや出血を起こすことです。

【症状】

  • 胃が痛い(さしこむように痛い)
  • 食後の胃痛(食べ物が潰瘍を刺激することで痛みがある)
  • 胸やけ・呑酸(どんさん:すっぱい液体が口まで込み上げてくる)
  • おなかが張る(胃酸の分泌が低くなることで、腸の動きが鈍くなったり、ガスが増えたりする)
  • げっぷ
  • 吐き気がする
  • 食欲がない(食べ物が胃に残っているため)

→ 胃潰瘍の症状(痛み)・原因・予防・食事 について詳しくはこちら

急性胃腸炎(感染性胃腸炎)

急性胃腸炎とは、発症するまで前兆もなく、胃腸に急性の炎症が起こり、突然の嘔吐や下痢といった症状を伴う病気のこと。

急性胃腸炎の原因のほとんどが感染性胃腸炎であり、その多くがウイルス性(ロタウイルスやノロウイルスなど)です。

【症状】

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛(おなかが痛い)

→ 急性胃腸炎(感染性胃腸炎)の症状・原因・対策 について詳しくはこちら

■機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)

最近では、胃カメラや内視鏡で胃を診ても、胃に異常がないにもかかわらず、胃の不調を訴える人がいます。

そうした不調のことを「機能性ディスペプシア(FD:Functional Dyspepsia)と呼びます。

脳へのストレスだと考えられています。胃腸は自律神経によってコントロールされているので、脳にストレスがかかると、自律神経が乱れてしまい、胃の消化などの機能異常を起こしてしまいます。

【症状】

  • 「食後に胃もたれ感がある」
  • 「食事をしてもすぐおなかがいっぱいになる」
  • 「みぞおちに差し込むような痛みや焼ける感じがある」

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胃がん

【症状】

  • みぞおちの痛み(不快感、膨満感)
  • 吐き気
  • 胸やけ
  • 貧血
  • げっぷ
  • 体重減少
  • 食欲不振

→ 胃がんの症状・原因・手術・食事 について詳しくはこちら

■十二指腸潰瘍

【症状】

  • 上腹部やみぞおちの持続的な痛み・不快感や圧迫感
  • 十二指腸潰瘍の症状の特徴は、空腹時に激しい痛みが起こり、食事をとると痛みが治まること。
    それは、胃酸が潰瘍を刺激して痛みが起こるためと考えられます。
  • 胸やけ・呑酸
    胃酸の出過ぎ・幽門や十二指腸が狭くなったことによる胃酸の逆流
  • 進行すると患部から出血することで、便に血液が混ざることで黒色に変化することがある
  • さらに、ひどくなると、十二指腸潰瘍穿孔となって、十二指腸の壁に穴が開いてしまい、腸管外に空気や食べ物が漏れてしまう

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過敏性腸症候群(IBS)

【症状】

  • 腹痛(下腹部の痛み)
  • 腹鳴(ふくめい:おなかがごろごろ鳴る)
  • 腹部膨満感(おなかが張る)
  • ガス(おなら・ゲップ)
  • 吐き気
  • 便秘
  • 下痢

→ 過敏性腸症候群(IBS) について詳しくはこちら

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■便秘

ガスが溜まることによって、お腹が張る場合には、食事するときに空気を飲み込む呑気症や便秘によるガスだまりが考えられるそうです。

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■腸閉塞

腸が動かなくなることによって、便やガスなどが排泄されず、腸がふさがってしまう病気が腸閉塞です。

【症状】

  • おなかの張り(下腹部を中心に腹部膨満感)
  • 腹痛
  • 吐き気・嘔吐
  • 冷や汗
  • 顔面蒼白
  • 発熱

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■胃アニサキス

胃アニサキス症とは、アニサキスが胃の中に潜伏した状態です。

【症状】

  • 激しいお腹の痛み
  • 吐き気や嘔吐
  • 蕁麻疹

胃けいれん、胃潰瘍、虫垂炎などの症状と似ているので、このような症状が現れた時には、病院で診てもらって下さい。

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腎臓結石

尿路結石のなかで、腎臓内にある結石を腎結石といい、腎結石は、腎臓や尿管内に形成される結晶です。

  • 突然、脇腹が激しく差し込むような痛み
  • 血尿(目で見えない潜血のこともあります)
  • 嘔吐
  • 下腹部や大腿部の痛み

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■おなかに液体がたまる腹水

腹水とは、臓器と臓器の隙間にある腹腔(ふくくう)に血管やリンパから染み出したタンパク質や電解質といった栄養分を含んだ体液が通常よりもたまった状態です。

肝臓で作られる血液中の「アルブミン」というたんぱく質には、血液中の水分を一定に保つ役割があるのですが、肝機能が低下すると、アルブミンの量が減ることで、浸透圧が下がり、血管から水分が出ていってしまい、腹水やむくみが起こります。

また、肝臓の病気に関していえば、肝硬変になると、肝臓が硬くなることによって、門脈の血流を受け入れられなくなり、静脈から血液中の血球以外の成分(獎液)が漏れ出て、腹水がたまってしまいます。

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■腹部の腫瘍(しゅよう)

卵巣腫瘍によって、腹部膨満感(おなかの張り)があることがあるそうです。

■低体温

【症状】

→ 低体温の症状・原因・改善 について詳しくはこちら

■胆のう炎

胆のうは、肝臓から常に送られてくる胆汁を蓄え、10倍程度に濃縮してから、腸に排出しています。

従って、胆のうの収縮が不十分だったり、長い時間収縮しない状態でいると、胆汁が濃縮されすぎてしまうため、胆石ができやすい状態が作られてしまうと考えられています。

胆石は胆のうの中にあるかぎりは、ほとんど自覚症状がないのですが、外に転がりでて、管に引っかかったときに症状が引き起こされるそうです。

胆のう炎は、胆汁の流れが悪くなるために起こるもので、慢性的な炎症や痛みが起こります。

【胆のう炎の症状】

  • 右の脇腹に激痛
  • 40度近い高熱
  • 黄疸が出る

→ 胆のうの位置・働き(機能)・病気(胆のう炎) について詳しくはこちら

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■胃痛と勘違いする病気

●虫垂炎

胃と腸の神経は近い場所にあるため、胃の痛みと勘違いしやすい。

すい炎

すい臓は胃の裏側に位置しているので、胃が痛いと勘違いすることがあるそうです。

痛みの特徴としては、肋骨の周りが痛くなり、前かがみになると楽になるのだそうです。

心筋梗塞

心筋梗塞になると、胃や肩が痛くなることがあります。

それは、痛みを脳が勘違いするためなのだそうです。

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■まとめ

「おなかが痛い」といっても、痛みの症状や痛みの部位によって、病気が変わってきます。

お腹が痛い場合にも実は違う病気が原因になっている場合もあります。

気になる場合には、一度病院で診てもらいましょう。

→ 胃痛(胃が痛い)|胃の痛みから考えられる病気とその原因・特徴的な症状 について詳しくはこちら

→ 胃が痛い・胃の痛み|胃腸の病気の症状・原因・対処法・予防 について詳しくはこちら







魚を食べたら、激しい腹痛|胃アニサキス症の症状・対策(加熱・冷凍)・予防のやり方|アニサキスアレルギーによるじんましん

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【目次】


胃アニサキス症で手術を受けた方のインタビューを紹介したいと思います。

■インタビュー

夜中に寝返った時に、「何か違うな、違和感がある」と思い、病院へ行こうと思って、胃カメラで検査を受けた所、アニサキスが見つかりました。

見つかったので、その場で手術となり、アニサキスを見せてもらったところ、糸くずのような形状で巻いている状態のものでした。

胃カメラの映像を見ると、胃に黒点があったので、「これが虫ですか」と尋ねたところ、虫に噛まれた後だと医師から伝えられました。

医師から「昨日か一昨日か、お刺身を食べましたか?」と尋ねられたので、「一昨日も昨日も刺し身を食べました」と答えたら、「それが原因です」ということでした。

■「アニサキス」による食中毒の報告件数が急増!

<食中毒>アニサキス 生の魚介類で猛威 10年で20倍

(2017/5/8、毎日新聞)

厚生労働省の統計によると、2007年は6件だった報告件数は16年に20倍以上の124件に増え、食中毒の原因物質としてはノロウイルスとカンピロバクター菌に次いで3番目に多い。

アニサキスによる食中毒の報告件数は10年前に比べて20倍になっているそうです。

なぜこれほどまでに増えているのでしょうか?

ここ10年ほどの報告急増は、13年から法令改正でアニサキスによる食中毒が届け出対象に明示されたのも一因だが、背景にあるのが生の魚介類の流通の多様化だ。

法令改正により届け出対象になったことや低温流通システムの整備に伴って一年中どこでも生で食べられるようになったこと、競りを通さずに直接買い付けるなど流通が多様化したことが、魚介類の寄生虫による食中毒の報告件数が急増している要因であると考えられるそうです。

【参考リンク】

■有名人もアニサキスを経験!

有名人の方にもアニサキスによる腹痛を経験しています。

庄司智春、胃の中に8匹ものアニサキス 胃の中血だらけ 医者も驚く

(2017/5/10、デイリースポーツ)

芸能界でも渡辺直美や南海キャンディーズの山里亮太らがアニサキス中毒を公表しているだけに、設楽も「誰でもなりうるってことですよね」と注意を呼びかけていた。

品川庄司の庄司智春さんは「ノンストップ」でアニサキスによる体験を答えており、そのほかにも南海キャンディーズの山里亮太さんや渡辺直美さんもアニサキスを経験したことがあるそうです。

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■アニサキス(Anisakis)とは

Anisakis

by José Ibañez(画像:Creative Commons)

アニサキス(Anisakis) 線虫類|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局

アニサキスの特徴は、体長2から3センチメートルくらいで、渦巻き状になっていることが多いそうです。

■なぜ胃にアニサキスが現れたのか?

アニサキス(Anisakis) 線虫類|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局

アニサキスの幼虫は、ヒトの体内では成虫になれないので通常排泄されますが、魚を生で食べたとき、まれにヒトの胃や腸壁に侵入し、多くが8時間以内に、主に激しい腹痛を生じます。

生魚(刺し身)に寄生しているアニサキスを食べたことで、胃に侵入するそうです。




■症状

day 56

by Javier Rapoport(画像:Creative Commons)

アニサキス(Anisakis) 線虫類|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局

吐き気、おう吐、ジンマシンなどの症状を伴う場合もあります。

胃アニサキス症とは、アニサキスが胃の中に潜伏した状態で、主に激しいお腹の痛みが起こり、吐き気や嘔吐、蕁麻疹などの症状を伴う場合があるそうです。

胃けいれん、胃潰瘍、虫垂炎などの症状と似ているので、このような症状が現れた時には、病院で診てもらって下さい。

■アニサキスが寄生する魚介類

アニサキス(Anisakis) 線虫類|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局

サバ、サケ、ニシン、スルメイカ、イワシ、サンマ、ホッケ、タラ、マス

魚を食べたら、激しい腹痛が・・・ ~アニサキスによる食中毒~|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局

平成21年度までに東京都健康安全研究センターが実施した寄生実態調査では、ホッケ、サワラ・サゴシ、キンメダイ、メジマグロ、アイナメにも寄生していることが分かりました。一方、アニサキスの寄生した生餌を与えていた場合などを除き、養殖魚には、アニサキスの寄生がほとんど認められていません。

サバ、サケ、ニシン、スルメイカ、イワシ、サンマ、ホッケ、タラ、マス、サワラ・サゴシ、キンメダイ、メジマグロ、アイナメなどの魚に寄生しているそうです。

■予防・対策

アニサキス(Anisakis) 線虫類|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局

一般に、アニサキスは、魚介類の筋肉よりも内臓に多く寄生しています。

東京都健康安全研究センターが実施した実験結果から、常温で魚介類を放置すると、アニサキスが筋肉部へ移行しやすくなることが分かりました。したがって、魚を生食する際にはより新鮮なものを選び、早期に内臓を除去し、低温(4℃以下)で保存することが重要です。

以上のことから予防法をまとめます。

  • アニサキスは加熱または冷凍により死滅するので、しっかり加熱調理するか、冷凍したものを選ぶ。
  • 内臓の生食をしない。
  • 魚介類を生食する際には、より新鮮なものを選び、早期に内臓を除去し、低温(4℃以下)で保存すること。

→ 胃痛(胃が痛い・胃の痛み)の原因・対処法・治し方 について詳しくはこちら

→ 胃腸の病気の症状・原因・対処法・予防 について詳しくはこちら

■アニサキスアレルギーもある!

アニサキスを抗原とするアニサキスアレルギーでじんましんといった症状を発症する場合もあります。

【参考リンク】







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乳酸菌(ガセリ菌)が「脳腸相関」を介してストレス性の不調・腹痛(便秘・下痢症)・不眠の改善効果を実証|#カルピス #徳島大

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【目次】

■乳酸菌(ガセリ菌)が「脳腸相関」を介してストレス性の不調・腹痛(便秘・下痢症)・不眠の改善効果を実証|カルピス・徳島大

Stress

by fotologic(画像:Creative Commons)

乳酸菌Lactobacillus gasseri CP2305株が腸から脳への神経伝達を通じて中枢神経に働きかけ、有益な生体機能調節を引き出すことを確認

(2014/9/8、カルピス)

「プレミアガセリ菌CP2305」は、整腸効果や安眠効果などの有益な生体機能調節作用を発現しますが、それらの効果は、脳腸相関を介した作用であることが実証されました。

カルピス株式会社発酵応用研究所は、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部ストレス制御医学分野 六反一仁教授との共同研究を行ない、乳酸菌Lactobacillusgasseri CP2305株(「プレミアガセリ菌CP2305」)が脳腸相関(腸から脳への神経伝達を通じて中枢神経へ働きかけること)を介した作用により、整腸効果や安眠効果などの生体機能調節作用(薬剤や食事中の機能成分などが、体の構造や機能を変化させることで、体調を調節すること)をもたらすことが確認したそうです。




■脳腸相関とは?

過敏性腸症候群(IBS)は、大腸や小腸に原因となる異常が見られないのですが、腹痛などの腹部症状に下痢や便秘といった便通異常を伴う病気です。

過敏性腸症候群(IBS)は脳に原因があるストレス性の病気!?によれば、IBSは、大腸や小腸に原因となる異常がないため、ストレスが主な原因と考えられています。

そこで、病気の成り立ちを説明するのに「脳腸相関」というキーワードがよく使われます。

乳酸菌Lactobacillus gasseri CP2305株が腸から脳への神経伝達を通じて中枢神経に働きかけ、有益な生体機能調節を引き出すことを確認

(2014/9/8、カルピス)

腸と脳は自律神経系を通じて双方向の情報伝達を行いながら、生体機能の恒常性を保っており、この仕組みを脳腸相関と言う。

腸管からのシグナル伝達により中枢神経系の機能が調節されることも徐々に明らかになっており、腸内細菌やプロバイオティクスは脳腸相関を通じて中枢神経系に影響を及ぼす因子として注目されはじめている。

セロトニンの97〜98%は消化管の中にあるそうで、腸のセロトニンはストレスがかかると働きが活発になるそうです。

そのことによって、内臓の知覚過敏と消化管の運動異常を引き起こし、内臓の知覚過敏からは腹痛や腹部膨満感、運動異常からは便秘や下痢などの便通異常が起こってしまうそうです。

■「プレミアガセリ菌CP2305」摂取で便秘・下痢症の改善

腸からの情報を脳に伝える腸迷走神経求心枝活動の上昇|腸機能をつかさどる骨盤神経活動の回復(ストレス負荷時)
腸からの情報を脳に伝える腸迷走神経求心枝活動の上昇|腸機能をつかさどる骨盤神経活動の回復(ストレス負荷時)

参考画像:乳酸菌Lactobacillus gasseri CP2305株が腸から脳への神経伝達を通じて中枢神経に働きかけ、有益な生体機能調節を引き出すことを確認(2014/9/8、カルピス)|スクリーンショット

下痢モデルラットに「プレミアガセリ菌CP2305」を摂取させる実験によれば、腸からの情報を脳に伝える腸迷走神経求心枝活動の上昇を確認し、また、ストレス負荷時における腸機能を司る骨盤神経活動の回復を確認したことから、便秘・下痢症状を改善させていると考えられるそうです。

→ 便秘とは|即効性のある便秘解消方法(ツボ・運動・マッサージ・食べ物)・便秘の原因 について詳しくはこちら

■「プレミアガセリ菌CP2305」摂取でストレス感受性の低下・睡眠しやすい状態になる

基底核血流量画像|基底核血流量比較|「プレミアガセリ菌CP2305」菌末を3週間摂取
基底核血流量画像|基底核血流量比較|「プレミアガセリ菌CP2305」菌末を3週間摂取

参考画像:乳酸菌Lactobacillus gasseri CP2305株が腸から脳への神経伝達を通じて中枢神経に働きかけ、有益な生体機能調節を引き出すことを確認(2014/9/8、カルピス)|スクリーンショット

ストレスを自覚している人に「プレミアガセリ菌CP2305」を摂取させる実験によれば、摂取後ではストレス応答や自律神経活動にかかわる脳の基底核の血流が抑制され、活動が相対的に低くなっていることからストレス感受性を低下させているのではないかと考えられるそうです。

急性ストレス応答に関する副腎交感神経抑制|血中コルチコステロン量の抑制
急性ストレス応答に関する副腎交感神経抑制|血中コルチコステロン量の抑制

参考画像:乳酸菌Lactobacillus gasseri CP2305株が腸から脳への神経伝達を通じて中枢神経に働きかけ、有益な生体機能調節を引き出すことを確認(2014/9/8、カルピス)|スクリーンショット

下痢モデルラットに「プレミアガセリ菌CP2305」を摂取させる実験によれば、脳腸相関を通じて急性期のストレス応答に関わる副腎交感神経活動を抑制していること、また、ストレスホルモンのコルチコステロンを抑制していることがわかったそうです。

これらの抑制によってストレス感受性が低下し、精神的なストレスを感じにくくしていると考えられるそうです。

大脳第8領域血流量画像|大脳第8領域血流量比較|「プレミアガセリ菌CP2305」の菌末を3週間摂取
大脳第8領域血流量画像|大脳第8領域血流量比較|「プレミアガセリ菌CP2305」の菌末を3週間摂取

参考画像:乳酸菌Lactobacillus gasseri CP2305株が腸から脳への神経伝達を通じて中枢神経に働きかけ、有益な生体機能調節を引き出すことを確認(2014/9/8、カルピス)|スクリーンショット

ストレスを自覚する人に「プレミアガセリ菌CP2305」を摂取させる実験によれば、摂取後、睡眠や行動を支配すると考えられる大脳第8領域の血流量が抑制されていることがわかったことから、「プレミアガセリ菌CP2305」の摂取により、睡眠しやすい状態となる可能性が考えられるそうです。

■まとめ

乳酸菌(「プレミアガセリ菌CP2305」)を摂ると、脳腸相関を介した作用によって、過敏性腸症候群の症状である便秘・下痢症が改善したり、精神的なストレスを感じにくくしてよく眠れるようになることができる。

→ 過敏性腸症候群(IBS)の症状・原因・チェック・治し方 について詳しくはこちら







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うつ病予防にエゴマ油に含まれるαリノレン酸がいい!?

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【目次】

■うつ病が疑われる身体的症状の特徴

oil and water

by Martin Cooper(画像:Creative Commons)

  • 睡眠障害(眠れない・不眠)
  • 疲労感・倦怠感(疲れやすい・体がダルい)
  • 食欲不振(食欲がなく、体重が減っている)
  • めまい・耳鳴り
  • 肩こり・首のこり
  • 頭痛
  • 腰痛
  • 腹痛・腹部の不快感
  • 下痢・便秘
  • 性欲減退

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エゴマはうつ病のリスクを軽減

エゴマ油に含まれるαリノレン酸はうつ病のリスクを軽減してくれるそうです。

アメリカのハーバード大学公衆衛生大学院の発表によると、10年間にわたって5万人以上の女性を対象にした研究によれば、リノール酸の摂取を控え、α-リノレン酸を与えたところ、うつ病の発生が減少したそうです。

→ エゴマ油 についてさらに詳しくはこちら

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効能・効果・食べ物・オメガ3ダイエット について詳しくはこちら

島根県産えごま油|オメガ3(αリノレン酸)を摂ろう!
島根県産えごま油|オメガ3(αリノレン酸)を摂ろう!

【新物】島根県産えごま油(50g)|低温圧搾生搾り|オメガ3(αリノレン酸)を摂ろう! 1,944円(税込)




→ オメガ3で心も変わる|オメガ3を摂っていないと母性の発動が遅れたり、産後うつになりやすい について詳しくはこちら

→ エゴマに含まれるαリノレン酸はうつ病のリスクを軽減―ハーバード大|NHKあさイチ について詳しくはこちら




【参考リンク(論文・エビデンス)】
続きを読む うつ病予防にエゴマ油に含まれるαリノレン酸がいい!?

大学生の2割が過敏性腸症候群(IBS)の症状に悩んでいる|長崎大学

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■大学生の2割がIBS(過敏性腸症候群)の症状に悩んでいる|長崎大学

Education - Creative Commons

by NEC Corporation of America(画像:Creative Commons)

大学生の2割が過敏性腸症候群、学業や就職に不安

(2015/6/25、読売新聞)

長崎大学教育学部の田山淳・准教授らは国内8大学と共同研究を行い、大学生の2割以上がIBSの症状に悩んでおり、症状がない学生に比べて学校生活にリスクを抱える人が1.6倍、就職への不安を持つ人が2.2倍多いことが分かったと発表した。

2013年5~12月に、長崎大をはじめ国内8大学に通う18~25歳の大学生1,663人(男性61%、平均年齢19歳)を対象に、IBS(Irritable bowel syndrome)の診断基準に当てはまるかどうかをアンケート調査したところによれば、大学生の2割以上がIBSの症状に悩んでいるそうで、IBSの症状がある人は症状がない人に比べて学校生活や就職に不安を持つ人が多いそうです。

■過敏性腸症候群(IBS)とは?

下痢や便秘やそれに伴う腹痛や腹部不快感が、長期に繰り返す過敏性腸症候群(IBS)だが、近年はIBSと診断される人が若い女性を中心に増えているという。

IBSは、大腸や小腸に原因となる異常が見られないが、腹痛などの腹部症状に下痢や便秘といった便通異常を伴う疾患です。

過敏性腸症候群(IBS)は、症状のタイプによって「下痢型」「便秘型」「混合型(便秘と下痢を繰り返す)」の3つのタイプに分類されます。

下痢系の過敏性腸症候群、男性の1割近くによれば、国内の20-79歳の男性のうち、下痢系の過敏性腸症候群(IBS)にかかっている人が1割近くいることが、島根大医学部第二内科の木下芳一教授の調べで分かっています。

「お腹虚弱体質」なエンジニアがIOT駆使してオフィスのトイレ空き状況をスマホでリアルタイムに確認できるシステムを開発でも紹介しましたが、自分自身はおなかが虚弱体質だと思っていても、実は正式には過敏性腸症候群(IBS)という体に異常がないものの、ストレスなどが原因となって腹痛などの腹部症状に便秘や下痢といった便通の異常を伴う病気である可能性もあります。

記事によれば、近年では、若い女性を中心にIBSと診断される人が増えているそうです。

■IBSの症状

おなかの張りや気持ち悪さ、おなかが鳴るといった症状があり、排便によって症状が軽くなることがあるが、急にトイレに行きたくなるため、症状がひどい場合は学校や会社に行けなくなるなど、生活の質(QOL)を低下させてしまう。

腸と脳には密接な関係があり、脳がストレスを感じると腸に伝わり、下痢などの症状を起こします。

【主な症状】

  • 通勤や通学中、突然トイレに駆け込む
  • 会議や試験前にお腹が痛くなる
  • 旅行中に腹痛が起こる

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■IBSの原因

ストレスが主な原因と考えられている。

IBSは、大腸や小腸に原因となる異常がないため、ストレスが主な原因と考えられています。

IBSには、その他の原因もあるようです。

専門家に聞く 過敏性腸症候群「ストレスで起こる」は大間違い

(2015/9/22、日刊ゲンダイ)

IBSの原因で見落とされやすいのが、「大腸の形の異常による通過障害」だ。日本人の8割は大腸の一部がねじれていたり、あるべき位置から離れて骨盤内に落ちていたりして、便がスムーズに通過しにくい。胆汁による過剰反応やコーヒーの飲み過ぎ、お酒の飲み過ぎが下痢を引き起こしていることもある。腸の炎症やがんでも便秘や下痢になることがあるので、続くようなら念のため医療機関を受診したほうがいい。

国立病院機構久里浜医療センター・内視鏡検診センターの水上健部長によれば、IBSの原因はストレスだけではなく、大腸の一部がねじれていることや胆汁による過剰反応、コーヒーの飲み過ぎ、お酒の飲み過ぎ、腸の炎症などが原因となることもあるそうです。

過敏性腸症候群にストレス以外の原因

(2011/2/18、日経ウーマンオンライン)

腸管がねじれて、もつれたような形態異常を抱えていた。

<中略>

「こういう腸の人は、硬い便が少量出たあとに大量の下痢や軟便が出ることが多い。ねじれた部分に便が詰まって栓になり、下痢便をためてしまうのだろう」(水上医師)。

腸管がねじれた形態異常型のIBSの人は、ねじれた部分に便が詰まって栓になり、下痢便をためていることで、便秘と下痢を繰り返していると考えられるそうです。

腸の中に良い菌を増やす方法&便秘対策!腸に良いお風呂の入り方|林修の今でしょ!講座 3月10日によれば、腸の左の肋骨の下の部分がねじれやすいと紹介していましたが、この部分が関係しているのかもしれません。

アンケートで、形態異常型の人たちは発症前、特にストレスを抱えていないこともわかった。「結婚や引っ越しがきっかけで運動機会が減り、発症するケースが多い。ある程度体を動かしていれば、問題なく排泄(はいせつ)できていたのだろう」と水上医師。

形態異常型の人はストレスが原因ではなく、環境の変化によって、運動する機会が減るなどして、発症することがあるようです。

このように様々な原因が考えられるので、便秘や下痢が続く場合には、医療機関で診てもらった方が良いようです。

■IBSの基準

IBS診断基準(RomeⅢ)
過去3カ月間、月に3日以上にわたって腹痛や腹部不快感(痛みとは表現されない不快な感覚)が繰り返し起こり、次の項目の2つ以上がある
1.排便によって症状が軽減する
2.発症時に排便頻度の変化がある
3.発症時に便形状(外観)の変化がある

■IBSの治療

■治療薬

下痢型IBS治療薬「イリボー」、混合型IBS治療薬「コロネル」、便秘型IBS治療薬「リナクロチド」など

【参考リンク】

■運動

運動をすることによって、腸のねじれがなくなり、改善することが考えられます。

■まとめ

過敏性腸症候群(IBS)は体に異常がないものの、ストレスなどが原因となって腹痛などの腹部症状に便秘や下痢といった便通の異常を伴う病気です。

→ 過敏性腸症候群(IBS)の症状・原因・チェック・治し方 について詳しくはこちら







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