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「やせててきれい」の印象は筋肉が左右する!




■「やせててきれい」の印象は筋肉が左右する!

Hand

by Quinn Dombrowski(画像:Creative Commons)

亀田興毅の誰でもわかるダイエット講座

(2012/3/1、Number)

亀田興毅さんの意見をまとめると次の通り。

  • 体重を気にしていても、2、3kg体重が減っても周りの人は気づかないこともある。
  • 体重だけを無理に減らしても健康には良くない。
  • 見た目を変える健康的なダイエットをするためには筋肉を付けることとカロリーコントロールが重要。

ここで書かれていることは結構大事なことなんじゃないでしょうか?

ダイエットにおいては、体重を気にするのではなく、見た目を健康的にきれいになるカラダを作るというふうに考えれば、より適切なダイエット方法が見つかるのではないでしょうか。

見た目を変える健康的なダイエットをするには、筋肉をつけることが大事。

つまり、見た目を変える健康的なダイエットをするためには、食べない系のダイエットではいけないということです。

それでは、筋肉をつけて時間をかけながら体重を落とすためには、どのようにしたらよいのでしょうか?

  • 「高タンパク、低カロリー」の食事を心掛ける
    鳥のささみ、大豆、はんぺん、マグロの赤身といった「高たんぱく」な食材が筋肉を作るためには欠かせない。
  • 見た目を変えるためには筋肉をつける
    適度な筋肉で引き締まった体重50kgの女性と、ガリガリの45kgの女性のどちらが美しいかを自分に問いかける
  • 筋肉をつけて運動をしていけば脂肪が落ちて体のラインがきれいになる
  • 筋肉というとムキムキのイメージを持つ人もいるでしょうが、見た目のきれいな体にとって必要な筋肉を持つ「ナチュラルボディ」をイメージする

筋肉をつけると体重が増えてしまいますが、出るとこは出て、引っ込むところは引っ込む、そして肌にハリがあり、健康的な肌の色を目指すには、やはり筋肉をつけることは重要です。

亀田興毅選手が言うように、筋肉をつけるからと言って、ムキムキになる・腹筋に6パックを作るというようなものではなく、美しい健康的な体を維持するための筋肉をつけるというように考えるといいのではないでしょうか?

そのためには、高タンパク、低カロリーの食事をして、運動をすることが大事。

美しく健康的なカラダを手に入れましょう!







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運動はダイエットに向いてない?|運動することで以前よりも多くの食事をしてしまう人がいる!?

ダイエット > 運動はダイエットに向いてない?|運動することで以前よりも多くの食事をしてしまう人がいる!?




Asbury Park Yoga Festival

by Shawn Perez(画像:Creative Commons)

驚愕の新事実! 運動はダイエットに向いてないらしい

(2011/4/23、ロケットニュース24)

運動は体重を減らすのには向いておらず、場合によっては体重の増加をもたらすことさえあるのだ。

これは米ニュース雑誌「TIME」によって紹介され、世界に衝撃を与えている。

TIMEによると、確かに運動はカロリーを消費し、そしてカロリーの消費は体重の減少をもたらすのだが、運動にはある問題がある。

それは私たちを空腹にしてしまうこと。

ダイエットの基本といえば、バランス良い食事を適量摂り、運動でカロリーを消費するということですよね。

しかし、今回の記事によれば、運動は場合によっては、太る原因となってしまうそうです。

それは、運動は空腹をもたらしてしまうということ。

運動をして空腹になり、運動以上のカロリーの食事をしてしまうとかえって太ってしまうということです。

 

これを示す例として、TIMEは科学雑誌「PLoS ONE」とティモシー・チャーチ博士が共同で行った実験を紹介している。

彼らは普段運動しない464人の肥満女性を対象に、次のような実験を行った。
1)464人を4つのグループに分ける。
2)グループAには専属トレーナーと共に一週間に72分、グループBには一週間に136分、グループCには一週間に194分運動してもらう。グループDは今までどおりの運動量を維持してもらう。
3)4グループとも食習慣は変えず、また一ヶ月ごとに健康診断アンケートに答えてもらう。
4)この生活を6ヶ月間続けてもらう。

6ヵ月後、平均してすべてのグループで体重が減っていたのだが、体重が減った量に関して、グループA、B、CとグループDにそれほど大差がなかったのだ。グループDの体重が減った理由としては、定期的な健康アンケートによって、被験者が自分が食べているものを意識し始め、その結果被験者の食べる量が減ったからだと予測されている。

また、すべてのグループに実験前より体重が増えた人がおり、中には10ポンド(約4.5キログラム)以上太った人たちもいた。つまり運動を始めたことによって、たくさんの人が実験前より多くの食事をとるようになった、もしくは運動したご褒美として実験前より家で動かなくなったということだ。チャーチ博士はこの現象を「compensation(代償作用)」と呼んでいる。

運動をすることで以前よりも多くの食事をしてしまう人がいるようです。

これは、運動をすればダイエットできるという偏ったダイエットへの知識が招いたことなのではないでしょうか。

健康的なダイエットには、食事+運動の両輪がうまく回らないといけません。

片方の車輪ばかりが大きくなっても、同じところをぐるぐる回ってしまうということにもなりかねません。

場合によっては、体調を崩すということもありうるでしょう。

だが、そうやって自分の中にある欲望に負けるのは、ダイエットの意志が弱いからだという人もいるかもしれない。しかし、心理学上人間は自分の欲望を長期間抑えることができないのだ。2000年に心理学者のマーク・ムレイブン氏とロイ・バウマイスター氏が発表した論文によると、人の自制心は筋肉に似ているらしい。なぜなら自制心も使った後は弱くなるから。

よって、ダイエットのために自分を奮い立たせて1時間ジョギングをしても、その後自制心は低下し、お昼はサラダではなく自分の好きな脂っこい食べ物や甘い食べ物をついつい食べてしまうのだ。

誰もがこの記事に書かれているとおり、運動の後食べ過ぎてしまう人に対しては、ダイエットへの意思が弱いからと答えるでしょう。

いかに頑張ることなくダイエットを継続できる仕組みを創り上げるかがポイントなのではないでしょうか。

その一方で、運動をすれば脂肪が筋肉に変わり、そして筋肉が増えれば基礎代謝が上がるのではという声もあるだろう。確かに、筋肉の増加によって基礎代謝量は増えるのだが、2001年にコロンビア大学が割り出した数値によると、1パウンド(約0.45キログラム)の筋肉は1日に6キロカロリー、1パウンドの脂肪は1日に2キロカロリーを基礎代謝として消費している。

つまり、頑張って10パウンド(約4.5キログラム)の脂肪を筋肉に変えたとしても、1日の基礎代謝量は40キロカロリー(バター小さじ一杯分)しか増えないのだ。

基礎代謝を上げればやせやすくなるのは現実的には難しことだと以前ためしてガッテンで紹介されていました。

基礎代謝よりも活動代謝を上げることがダイエットの近道|ためしてガッテン 1月5日

■基礎代謝

筋肉をつけて、基礎代謝を上げて、太りにくいからだがつくりましょうとダイエットの常識としていわれていますよね。

ところが筋肉ムキムキの女性とちょっと太目の女性の基礎代謝を測ったところ・・・
なんと太目の女性の方が基礎代謝が高いことが判明!

実は基礎代謝は横になってジーッとしているときのエネルギー消費量のこと
そのとき一番エネルギーを消費しているのは内臓、筋肉の消費エネルギーの割合はたった20%程度なのです。
だから筋肉をいくら鍛えても、基礎代謝量が増えるのはごくわずかだったんです。

“基礎代謝を上げてダイエットにつなげる”ことは理論としては正しいのですが、現実的には難しいことだったんです!

この情報は結構驚いた人も多いと思います。

理論的には正しくても、現実的には難しいことだったんですね。

●基礎代謝が低いのに、食べても太らないのか?

その理由として考えられるのは、普段からよく動いているのではないかということ。

「ぞうきんがけ」「皿洗い」「駅の階段登り」なども
積み重ねれば大きなエネルギー消費量になります。

つまり「基礎代謝」ではなく
日頃からちょこまか動く「活動代謝」を上げること

ダイエットの近道だったんです。

基礎代謝を上げると考えるよりも、ちょこまか動きを増やしたほうがダイエット成功の近道だったんですね。

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正しい食への知識を身につけ、それを実践し、そして活動代謝を増やすことがダイエット成功の近道といえるかもしれません。

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67キロから43キロへダイエット!#ダレノガレ明美 さんのダイエット方法(やり方)|運動(ウォーキング・ヨガ・お尻のトレーニング)・食事・美容・マッサージ

> 健康・美容チェック > ダイエット > ダレノガレ明美さんのダイエット方法(やり方)|67キロから43キロへダイエット!




【目次】

■ダレノガレ明美さんはどのようにして体型を維持しているの?

ダレノガレ明美、67キロから43キロへの減量や体型維持の“極意”を告白!

(2015/7/27、ダイエットクラブ)

ダレノガレ明美さんは67キロから43キロにダイエットを行ない、今はその体型を維持するために、ジムに通ったり、食事も自炊してバランスの良い食事を取るように努力しているそうです。

【追記(2016/4/6)】

ダレノガレ明美さんの最新の体重はショーに出演するためにダイエットしているそうで、43.4kgなのだそうです。

「第22回 東京ガールズコレクション(TGC)2016 SPRING/SUMMER」(2016/3/19)に出演した時にはウエスト54センチまで絞っていたそうです。




■ダレノガレ式ダイエット

Lilly_Pad2

by Counselman Collection(画像:Creative Commons)

ー24キロのダイエットに成功したダレノガレ式ダイエット方法とはどのようなダイエット方法だったのでしょうか?

ダイエットについて(2012/8/26、ダレノガレ明美オフィシャルブログ)を参考にまとめてみたいと思います。

■運動

●プールで、100mずつ「泳ぐ」・「歩く」を繰り返し行なう。(1時間30分)

【関連記事】

●一日1時間ウォーキング

※最高6時間歩いたこともあるそうです。音楽を聞きながら歩いていたそうです。

【音楽とエクササイズ 関連記事】

●ヨガ【追記(2016/6/17)】

4 #lizyoga

AKEMI.Dさん(@darenogare.akemi)が投稿した写真 –

ヨガでトレーニングを行なっている姿をインスタグラムにアップしており、引き締まった腹筋やくびれを絶賛するコメントが多数寄せられています。

Lizヨガ(#^.^# #lizyoga

AKEMI.Dさん(@darenogare.akemi)が投稿した写真 –

ウエスト・おしり・脚を引き締めるヨガのポーズである「三角のポーズ」の後ろ姿が写真におさめられていますが、その背中も引き締まっているのがわかります。

→ ダレノガレ明美さんがインスタグラムにアップしたヨガの「三角のポーズ」のやり方とは? について詳しくはこちら

●お尻のトレーニング

■食事

●朝

黒ごま豆乳バナナジュースを飲む

●昼

和食、焼き魚を中心に食べたいものを食べる

●夜

炭水化物抜きで、野菜やおかずだけを食べる。

※食べない系のダイエットはストレスになり、リバウンドする可能性が高くなるので、注意するようにアドバイスしていました。

●間食

週2回ご褒美として、チョコやクッキーを食べてもいい。

ジムに行く前や朝食べる。(夜は避ける)

■マッサージ

お風呂あがりにボディークリームでリンパを刺激するようにして脚をマッサージしたら、脚が細くなったそうです。

2012年のブログを参考にしているので、新しいダイエット方法を取り入れていると思いますが、この方法で3ヶ月で6キロ痩せたそうです。

■ダレノガレ式美容法

ピーリングと脱毛とか。化粧を落とさないで寝るとかはありえない! 日焼けやシミ予防もしてる

また、美容についても努力しているそうです。

  • 美容院に1ヶ月に3,4回
  • ピーリング・脱毛
  • 寝る前にはちゃんと化粧を落とす
  • 日焼け・シミ予防

石原さとみさんが美容のためにしている習慣とは?によれば、撮影後、アイメイクは綿棒で念入りに落としたり、洗顔後に専用のタオルでそっと目のまわりをふいて、メイクが残っていないか最終確認したりしているそうです。

こうした努力が重要なんでしょうね。

【関連記事】

ダイエット成功のため悪循環から抜け出そう|ダイエット方法ランキング はこちら

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【ヨガ関連記事】
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エクササイズ後の疲れを軽くする方法|黒酢飲料の継続摂取によって運動後の疲労感が軽減することを確認|伊藤園




【目次】

■黒酢飲料の継続摂取によって運動後の疲労感が軽減することを確認|伊藤園

黒酢飲料の継続摂取が運動後の疲労感を軽減することを確認|伊藤園
過去1年間に、習慣的な運動を実施しておらず、日常的に酢飲料を摂取していない、30歳以上45歳以下の健常な男女26名を対象に、黒酢を用いて酢酸量が660mgとなるよう黒酢配合飲料を1日1本(200ml)7日間毎日摂取して、7日目に自転車こぎ運動による運動負荷試験を実施し、これにより高まった疲労感が翌日にかけて、どのように回復するか調査したところ、酢酸660 mgを含有する黒酢配合飲料を7日間継続摂取することにより、運動後の身体的な疲労感が軽減することが確認されました。

参考画像:黒酢飲料の継続摂取が運動後の疲労感を軽減することを確認(2018/9/6、伊藤園ニュースリリース)|スクリーンショット

黒酢飲料の継続摂取が運動後の疲労感を軽減することを確認

(2018/9/6、伊藤園ニュースリリース)

臨床試験の結果、試験飲料の7日間継続摂取により、身体的疲労感が運動30分後と就寝前で、プラセボ(※)飲料に比べて有意に減少しました(下図を参照)。また興味深いことに、評価項目の一つである“肩こり”に関しても、就寝前と翌日起床時において軽減しており、試験飲料の寄与が示唆されました。

伊藤園によるヒトを対象とした臨床試験によれば、黒酢飲料の継続摂取が運動後の疲労感を軽減することがわかったそうです。

また、肩こりについても同様の結果が期待されそうです。

サッカーにおけるコンディショニングの大切さ|栄養補給のポイント(試合前日・試合当日・キックオフ前・ハーフタイム)によれば、キックオフの10分前にナトリウム、炭水化物、タンパク質が少量入った薄いスポーツドリンクにアルギニン(アミノ酸の一種)を加えたスペシャルドリンクを飲むとよいといわれています。

カラダに嬉しいアミノ酸・BCAAの効果まとめ|グリコによれば、運動中には体内のアミノ酸がどんどん使われてしまうため、運動の30分前に摂ると運動中に吸収されて、疲労を軽減してエネルギーを持続的に使う効果が期待でき、また、長時間の運動をする際には、1時間に1回アミノ酸を補給するとよいとアドバイスされています。

今回の実験では、黒酢に含まれるどのような成分が運動後の疲労感の軽減に効果的だったのかはわかりませんでしたが、疲労を軽減するためにも、運動する前に黒酢を飲むといいのではないでしょうか?




■運動後にも栄養補給をしよう!

そして、運動後にも、エネルギー補給と筋肉の補修のために栄養補給が重要です。

インターバル速歩で老化防止!|インターバル速歩とは・インターバル速歩の効果・やり方によれば、運動後には、エネルギーとなるグリコーゲンが消費され、また筋肉組織が傷んでしまいます。

藤田 聡教授(立命館大学スポーツ健康科学部)によれば、アミノ酸が不足していると傷んだ筋肉の修復ができないため、エネルギー補給と筋肉の補修のためにも、アミノ酸バランスのいいたんぱく質またはアミノ酸を摂取する必要があります。

BCAAは運動後の筋肉痛や疲労感に効果があるの?|大塚製薬によれば、BCAAを摂取することで、筋損傷が軽減でき、BCAAを継続的に摂取することで疲労感、筋肉痛も軽減できるそうです。

運動後45分がプロテイン摂取のゴールデンタイム|ウィダーによれば、タンパク同化作用(体内のアミノ酸がタンパク質へ変わり筋肉を形成する作用)が高いタイミングである運動後45分以内にプロテインを摂取すると筋肉へのアミノ酸輸送量が多いため、筋力アップにつながるそうです。

つまり、運動する前にアミノ酸の補給が足りないなという人は運動の30分前に補給し、長時間の運動の際には1時間に1回補給し、運動後にもアミノ酸を補給するとよいということですね。

→ アミノ酸の効果・効能・種類・アミノ酸を含む食べ物 について詳しくはこちら







【参考文献】
続きを読む エクササイズ後の疲れを軽くする方法|黒酢飲料の継続摂取によって運動後の疲労感が軽減することを確認|伊藤園

運動(筋トレ・エクササイズ)|おすすめの健康的ライフスタイル10箇条

ハクライドウがこれまで培ってきた約20年の健康情報をまとめた10箇条を紹介します。

あなたの健康的なライフスタイルにこの10箇条を取り入れていきましょう。

今回は「運動(筋トレ・エクササイズ)」です。




【目次】

■運動不足の現状

運動不足の成人、世界で14億人余り|座りがちのライフスタイルが広がりが背景|運動する人を増やすためには考え方をアップデートしよう!

世界保健機関(WHO)が世界168か国・地域の190万人を対象に2016年の運動量を追跡調査し、英医学誌ランセット(The Lancet)に掲載された論文によれば、運動不足が原因で心臓病や糖尿病などの病気にかかるリスクが高まっている成人が世界で14億人あまりいるそうです。

「運動することは(ほぼ)ない」という回答をした女性は43.5%
「運動することは(ほぼ)ない」という回答をした女性は43.5%

参考画像:【現代人は『免疫が”老化”する』傾向あり】多くの女性が感じている生活の3大不調の原因は、約7割の女性が抱える運動不足による免疫の老化だった!(2017/12/4、ディーエイチシープレスリリース)|スクリーンショット

今回の調査では、「1ヶ月に1回以上運動を行う人を定期的な運動実施者」と定義し、定期的に運動しているかどうかと尋ねたところ、全体の37.8%の女性が定期的に運動を行なっていると回答した一方で、「運動することは(ほぼ)ない」という回答をした女性は43.5%という数値となり、運動をしていない女性のほうが多いという結果になりました。

20歳代女性、9割以上運動習慣なし|若い女性に「ロコモ」が急増している!|国民健康・栄養調査で紹介した厚生労働省の国民健康・栄養調査によれば、1回30分週2回以上の運動を続けている人の割合も20歳代の男性17%、女性8%と若い世代ほど低いことが分かったそうです。

【関連記事】

■運動の健康効果

LIfe Fitness Synergy 360 circuis demo at FIBO 2013

by Health Gauge(画像:Creative Commons)

1年以上前から継続的に運動を行っていると回答した女性が66.9%|運動によって自身の健康が改善されたと回答した女性は63.6%
1年以上前から継続的に運動を行っていると回答した女性が66.9%|運動によって自身の健康が改善されたと回答した女性は63.6%

参考画像:【現代人は『免疫が”老化”する』傾向あり】多くの女性が感じている生活の3大不調の原因は、約7割の女性が抱える運動不足による免疫の老化だった!(2017/12/4、ディーエイチシープレスリリース)|スクリーンショット

定期的に運動をしていると回答した女性に、運動を始めた時期と効果を尋ねたところ、1年以上前から継続的に運動を行っていると回答した女性が66.9%となっており、長期的に運動を継続していることがわかりました。

また、運動によって自身の健康が改善されたと回答した女性は63.6%となり、運動によって多くの女性が健康が改善されたと感じているようです。

痩せた女性で筋肉量が少ない人ほど高血糖のリスクが高い|糖尿病予防には食事と運動で筋肉の量と質を高めよう!|順天堂大学

体の中には、肝臓と同じように糖(ブドウ糖)を取り込んでくれるものがあります。

それは「筋肉」です。

筋肉は、体を動かすために必要なエネルギーとして糖や脂肪を取り込んでいるのですが、脂肪が多くなりすぎると、脂肪筋となってしまいます。

脂肪筋も脂肪肝と同じで、糖を取り込むスペースがなくなってしまい、高血糖の原因、つまり糖尿病の原因となります。

つまり、今回のことを参考にすれば、やせた女性で筋肉量が少ない人は、ブドウ糖を筋肉に取り込むことができず高血糖を生じやすいと考えられます。

また、筋肉への脂肪蓄積は骨格筋の質の低下(インスリン抵抗性)を引き起こし、ブドウ糖を筋肉に上手く取り込めず高血糖となる可能性があるそうです。

糖尿病予防のための運動療法としては有酸素運動とレジスタンス運動が挙げられます。

有酸素運動は、酸素の供給に見合った強度の運動を持続して行うことにより、糖や脂肪をエネルギーとして消費します。

レジスタンス運動は、主に抵抗負荷に対して動作を行う運動で、強い負荷強度で行えば無酸素運動に分類されますが、筋肉量の増加による基礎代謝量の増加や加齢に伴う筋委縮予防が期待できます。

【運動の健康効果 関連記事】

運動不足を感じていて、なおかつ運動の健康効果についても知っている人は多いと思います。

それでもなお運動をしない人がいるのはなぜなのでしょうか?

運動したいけど運動する時間が取れない女性に2つのアドバイス|72.5%の女性が「運動する時間が不足」|63.6%が運動によって健康が改善されたと回答によれば、自身の健康維持・改善のために気をつける必要があると考えていることと実際に行なっていることについて尋ねたところ、48.3%の女性が運動の必要性を感じていると回答したものの、実際に運動を行なっているのは18.8%だけであり、意識としては健康のために運動は必要だと感じていても、実際の行動には移せていないということがわかりました。

運動不足解消のためには、いかに運動することのハードルを下げるのかどうかです。

■運動をすることのハードルを下げること

一日30分または一週間に150分、体を動かすことは、ジムの運動・歩行・家事などに関係なく死亡リスクを低くする!|マクマスター大学によれば、一日30分もしくは一週間に150分のエクササイズをすると、どんな運動なのかは関係なく、死亡リスクが28%、心臓病リスクが20%減少することがわかったそうです。

週250分の運動で脂肪肝改善 「やせなくても効果あり」―筑波大研究グループによれば、肥満の人は、週250分以上早歩きなどのやや強めの運動をすると、体重が減らなくても、肝臓に蓄積した脂肪が減少したり、善玉コレステロールや肝臓の炎症を防ぐ物質が増えていることがわかっており、また、週150分の早歩きを続けるだけでも、肝臓の中性脂肪が減っており、脂肪肝・NAFLDの改善が期待できるによれば、週150分の早歩きを続けるだけでも、肝臓の中性脂肪が減っており、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の改善が期待できることがわかっています。

このように書くと、「運動する時間をとらないといけない」と考えてしまい、「運動するのは面倒だ」→「運動しない」→「運動不足」という負のループに入っていきがちです。

定期的に運動ができない理由を尋ねたところ、71.3%もの女性が「時間が取れないから」と回答
定期的に運動ができない理由を尋ねたところ、71.3%もの女性が「時間が取れないから」と回答

運動したいけど運動する時間がない女性に2つのアドバイス|72.5%の女性が「運動する時間が不足」|63.6%が運動によって健康が改善されたと回答によれば、定期的に運動ができていないと回答した女性に、定期的に運動ができない理由を尋ねたところ、71.3%もの女性が「時間が取れないから」と回答しています。

この回答から、運動をするためにはまとまった時間が必要だと考える傾向が強いのではないかという仮説が立てられます。

定期的に運動ができていない女性に、本当は定期的に運動をしたいか、また続けたいと思うかを尋ねたところ、定期的に運動ができていない女性の76.7%(「定期的に運動をしたい・続けたいが、できずに悩んでいる」34.9%、「なんとなく定期的に運動をしたい・続けたいとは思っている」41.8%)は、現状の生活を見直し、定期的な運動を行いたいと考えていることがわかりました。

「1日30分運動しなければならない」「週150分運動しないといけない」というのは正しいことであっても、それは運動をすることへのハードルを上げてしまっているのです。

つまり、運動不足を改善してもらうために大事なのは「運動をすることへのハードルを下げること」なのです。

【関連記事】

■まとめ

大切なのは少しの時間でもいいので運動する習慣を作ってもらうこと。

運動が健康に良いというのはよく知られていることですよね。

ただ、急激に過度な運動をすると体に負担がかかるため、徐々に負荷がかかるようにしていくこと、そして、運動にはやった時間分だけ効果が現れるので、全くやらないよりも1分間でも体を動かすようにしたほうがいいです。

たかが一分、されど一分です。

「時間がない」という言い訳はできない?1分間の激しい運動が45分間の穏やかな運動と同じ効果がある!?で紹介したカナダのマクマスター大学の研究チームによれば、1分間の激しい運動を継続すれば、軽めの運動を45分間したのと同じくらいの効果があるそうです。

AMPキナーゼを運動で活性化させ、血糖値や中性脂肪を下げる|ためしてガッテン(NHK)では、なんと3分体を動かすだけでも効果があることが判明し、筋肉の中にある酵素・AMPキナーゼを活性化させることがポイントだということを紹介しました。

脂肪を燃やす有酸素運動は、一般的に長い時間行わなければいけないといわれていますが、3分間細切れに行なった運動でも中性脂肪を低下させる効果が出るということです。

ポイントは、筋肉を動かすと、AMPキナーゼが活性化し、糖や脂肪を効率良くエネルギーに変えてくれること(藤井宜晴教授(首都大学東京))、そして、どんな運動でも筋肉に刺激が入ること(宮地元彦 (国立健康・栄養研究所 運動ガイドラインプロジェクトリーダー))。

【関連記事】

糖尿病の予防には週に7分の運動でも効果がある=英研究(2009/1/28)によれば、週に7分間の運動でも体内の血糖値を下げるインスリンの働きを改善してくれることにより、糖尿病の予防に役立つ可能性があることを紹介しました。

<糖尿病>1日の歩行時間30分未満、糖尿病のリスク2割増で紹介した国立がん研究センターによれば、1日の歩行時間が30分未満の人は、2時間以上の人と比べて糖尿病になっているリスクが2割高いということがわかったそうです。

そして、もう一つのアドバイスとしては、家事も運動に含まれることです。

基礎代謝よりも活動代謝を上げることがダイエットの近道|#ためしてガッテン(#NHK)によれば、“基礎代謝を上げてダイエットにつなげる”ことは理論としては正しいのですが、現実的には難しく、「ぞうきんがけ」「皿洗い」なども積み重ねれば大きなエネルギー消費量になります。

重要なことは日常生活の運動(身体を動かすこと)を増やすことにあります。

ニート(NEAT)をしないから太る!?(森谷敏夫)|たけしのニッポンのミカタによれば、ニート(非運動性熱産生)とは、Non Exercise Activity Thermogenesisの略で、日常生活でエネルギーを消費する運動以外の身体活動のことをいい、このNEATが減少しているために、肥満が増えているのではないかと考えられるそうです。

家事をすると肥満予防につながる?で紹介した身体活動とエネルギー代謝 – e-ヘルスネットによれば、肥満の人とそうでない人を比較すると、肥満の人は、立位または歩行活動が平均で1日約150分も少なかったそうです。

近年、家事などの日常生活活動が該当する、非運動性身体活動によるエネルギー消費、別名NEAT(non-exercise activity thermogenesis)と肥満との関連が注目されています。

Levine et al., は、肥満者と非肥満者を比べると、非肥満者は歩行なども含めた立位による活動時間が、平均で1日約150分も少なかったと報告しました(図1)。

つまり、なるべく座位活動を減らして、家事などの日常生活活動を積極的に行なうことも、肥満予防のキーポイントといえます。

総エネルギー消費量の構成および非肥満者と肥満者におけるその違い

出典:Ravussin E. A NEAT Way to Control Weight- Science, 530-531, 307, 2005

「運動=まとまった時間」が必要と考えるのではなく、ちょっとしたスキマ時間に体を動かす習慣を作ることが最も重要なのです。

つまり、少しの細切れの時間でもいいので運動をすることは健康につながるので、積極的に体を動かしていきましょう!




■運動後には栄養補給をお忘れなく!

運動後には、エネルギー補給と筋肉の補修のために栄養補給が重要です。

インターバル速歩で老化防止!|インターバル速歩とは・インターバル速歩の効果・やり方によれば、運動後には、エネルギーとなるグリコーゲンが消費され、また筋肉組織が傷んでしまいます。

藤田 聡教授(立命館大学スポーツ健康科学部)によれば、アミノ酸が不足していると傷んだ筋肉の修復ができないため、エネルギー補給と筋肉の補修のためにも、アミノ酸バランスのいいたんぱく質またはアミノ酸を摂取する必要があります。

BCAAは運動後の筋肉痛や疲労感に効果があるの?|大塚製薬によれば、BCAAを摂取することで、筋損傷が軽減でき、BCAAを継続的に摂取することで疲労感、筋肉痛も軽減できるそうです。

運動後45分がプロテイン摂取のゴールデンタイム|ウィダーによれば、タンパク同化作用(体内のアミノ酸がタンパク質へ変わり筋肉を形成する作用)が高いタイミングである運動後45分以内にプロテインを摂取すると筋肉へのアミノ酸輸送量が多いため、筋力アップにつながるそうです。

つまり、運動する前にアミノ酸の補給が足りないなという人は運動の30分前に補給し、長時間の運動の際には1時間に1回補給し、運動後にもアミノ酸を補給するとよいということですね。

→ アミノ酸の効果・効能・種類・アミノ酸を含む食べ物 について詳しくはこちら

→ なぜ筋肉をつけるにはタンパク質(アミノ酸)の摂取が必要なの?【論文・エビデンス】 について詳しくはこちら







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