■4人に3人が実感する「長生きリスク」!|長生きの3大リスク(身体能力の低下・収入の減少・年金制度)は積極的に対処することが大事!
アクサ生命、人生100年時代に関する意識調査を実施「100歳まで生きたい」意欲:「備えている人」は2.5倍
(2018/7/17、アクサ生命)
本調査対象者全員に対し「長生きすることは、リスクになると思いますか?」と尋ねた質問では 4 人に 3 人にあたる78.6%が「そう思う」と答え、その内容について聞くと「身体能力の低下」「収入の減少(賃金不安)」「年金制度」が、長生きの3 大リスクとして挙げられました。
アクサ生命のアンケート調査によれば、4人に3人が「長生きリスク」を実感し、「身体能力の低下」「収入の減少」「年金制度」を3大リスクとして挙げられています。
参考画像:老後に不安なこと|平成28年版厚生白書|スクリーンショット
厚生労働省で行った意識調査で40歳以上の男女に「あなたにとって、老後に不安が感じられるものは何ですか?」と質問に対して、「健康上の問題(73.6%)」が最も多く、次いで「経済上の問題(60.9%)」となっています。
このように、人は年を重ねるにつれて、健康(自分自身や家族の健康)や老後の資産設計への関心が高くなっていきます。
こうした課題に対する漠然とした不安は、大なり小なり 8 割以上(81.6%)が実感している一方で、実際に充分な備えができている人はわずか 16.0%という現実も明らかに。経済的な理由を除いては「何を備えれば良いのかがわからない」といった意見が最も多いことが分かりました。
ただ、私たちは高齢化に伴う健康や金融リスクを低く見積もりがち!?|英エコノミスト「リアリティ・チェック:健康・経済プラン・QOLが映し出す未来像と現実のギャップ」によれば、人びとは高齢化に伴う健康や金融リスクを低く見積もっているようです。
つまり、私たちは将来に対する漠然とした不安を感じているものの、将来のリスクを低く見積もっており、また、どのような備えをしていいかわからないのが現状なのです。
こうした調査を参考にすると、長生きリスクとして、健康とお金に対する不安をいかに解消していくかが、「人生100歳時代」を迎えるにあたって重要です。
具体的に言えば、「いかに健康寿命(日常生活に制限のない期間)を長くするか」と「寿命が長くなっても、また万が一介護が必要になっても安心できるほどの老後の資産形成をしていること」です。
健康を維持する方法や老後の資産形成については個人の考え方に違いはあると思いますが、大事なのは「積極的に取り組むかどうか」です。
例えば、積極的に計画・実行する人はがん・脳卒中・心筋梗塞の死亡リスクが低い|国立がん研究センター国立がん研究センターによれば、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の行動をとる人は、そうでない人に比べて、がんで死亡するリスクが15%低く、また、脳卒中リスクが15%低く、脳卒中や心筋梗塞などで死亡するリスクが26%低いという結果が出たそうです。
その理由としては、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の人は、がん検診や健康診断を受診するため、病気の早期発見につながり、病気による死亡リスクが低下する可能性があるようです。
つまり、病気のリスクを低くするためには、積極的に検診を受診するなどをした人のほうが病気に対する死亡リスクが低下するということです。
また、金融リテラシーが低い人は老後の不安が多い!2つの理由|健康・お金のことを学ぶことが幸せな老後の秘訣|広島大学によれば、金融に詳しい人は老後に対する心配が少ない傾向があることがわかったそうです。
金融リテラシーが高い人ほど老後に対する不安が少ない理由としては2つあると考えられます。
1.金融リテラシーが高い人ほど資産が多いから
2.金融リテラシーの高さが将来の課題に対する対処への自信を深めるから
こうしたことを踏まえると、長生きリスクを減らすためにも、よりわかりやすくにいうと、健康を維持し、老後の資産形成を行っていくためにも、積極的に若いうちから健康的なライフスタイルを送り、金融リテラシーを高くしていきましょう!
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