えごまそばの特徴
1.えごまには「αリノレン酸」「ルテオリン」が豊富
えごまに含まれる「αリノレン酸」は人体内では作ることができない必須の脂肪酸であり、生体内でEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)に変わります。
DHA・EPAには、血液中の脂質濃度を下げる働きがあることがあることから、えごまは動脈硬化を抑制する作用や血栓症を予防する作用があるのではないかと推測されます。
えごまにはαリノレン酸が豊富に含まれています。オレイン酸やひまわり油、紅花油などに多く含まれるリノール酸は、脂肪と乳化しやすく、体脂肪となって体に蓄積されます。
一方、アルファリノレン酸は脂肪と混じり合わずに分離するため、体内にたまらず、体脂肪になりにくい油です。このαリノレン酸を摂ると、体の脂肪燃焼工場であるペルオキシソームが増加し、脂肪を燃焼してくれるのです。
つまり、えごまは自然派ダイエット食品なのです。
また、えごまには「ルテオリン」というポリフェノールも多く含まれています。最近では食生活の変化などにより、体内に活性酸素が増加しやすくなり、心疾患など酸化が原因による疾病も増えていますが、ルテオリンは活性酸素の生成を抑制する作用(抗酸化作用)があり、こうした疾病を予防する働きを持っています。
この抗酸化性により、花粉症やアトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギー性疾患に対してもよい影響を示すと思われます。また、ルテオリンはアレルギーにいたる酵素作用を阻害するのではないかともいわれています。
2.そばには「ルチン」「ケルセチン」が豊富
「ルチン」「ケルセチン」は、動脈硬化や糖尿病、高血圧症などの生活習慣病予防に効果があることが分かっています。
ルチン、ケルセチンは、今注目されている栄養成分で、ビタミンPと呼ばれるフラボノイドの一種です。
えごまに含まれる「αリノレン酸」「ルテオリン」、そばに含まれる「ルチン」「ケルセチン」のお互いが持つ良いところが相乗効果を生み出します。
3.島原の優れた環境(風土・水・空気・技術)の中で作られたそば
風土:四方を海で囲まれた大自然を背景に雲仙山麓の豊かな恵み。
水 :清流の里・島原の豊かな地下水。
空気:美しい霧氷が魅了する雲仙岳から吹き降ろす寒風は麺の乾燥には理想的。
技術:麺作りの伝統の技は360余年の歴史を今に刻み続けています。