夏バテ防止対策・夏バテ解消法
室内と外気温の温度差を少なくする
室内と外気温の温度差を少なくするためにエアコンなどの温度を高めに調節し、体温調節機能が低下しないようにする。
睡眠
疲労を回復するために睡眠時間を確保する。
水分補給方法に気を付ける
汗により失われた水分・ミネラルを補給するようにする。
ただし、あまり冷たい水分を摂り過ぎないように気をつける。
食事は旬のものを取り入れる
旬のもの、例えば夏野菜を食べると体を上手く冷やしてくれます。
どうしても摂れない栄養素の場合は、サプリメントを効果的に利用する。
バランスよい食事で夏の疲れをとる
必須アミノ酸を含む良質なタンパク質を摂ること。
肝臓の代謝をよくする働きを持つ「L−システイン」「オルニチン」「クエン酸」を含む食材をとる。
■アミノ酸
肝臓の解毒機能をサポートしてくれるのがアミノ酸で、肝障害を抑制してくれたり、疲労回復にも効果的なのだそうです。
例えば、卵や牡蠣には多くのアミノ酸が含まれています。
→ アミノ酸 について詳しくはこちら
■L-システイン
L-システインは肝臓の代謝促進に欠かせないそうで、また美肌やシミ対策など肌の代謝のためにも重要なのだそうです。
L−システインは、雑穀やハチミツ、柑橘類の皮などに多く含まれているそうです。
■オルニチン
肝臓には、様々な機能がありますが、その中のひとつに、アンモニアなどの解毒機能があります。
※アンモニアは、タンパク質が体内で分解されてできる有害物質です。
「オルニチン」には、肝臓でアンモニアを分解して解毒し、尿素に変える働きがあります。
これを、「オルニチンサイクル(尿素サイクル)」といいます。
そして、尿素は尿に含まれて排出されます。
アンモニアは細胞内でのエネルギー生産を妨げるため、疲労にも関係するとされており、肝臓で解毒機能が正常に働いていないと、アンモニアが解毒されず、疲労がたまってしまうと考えられます。
そこで、最近では、オルニチンを含む食品を食べることが注目を集めています。
γ-GTPが高い人にオルニチンを継続して摂取してもらうと、γ-GTPの数値が改善されたそうです。
例えば、γ−GTPが1000を超える41歳の男性に、粉末シジミエキス入りカプセル6錠(計約1・2グラム、シジミ約50個分)を20週間摂取してもらうという研究によれば、肝機能の数値であるγ-GTPの数値が改善されたそうです。
オルニチンはシジミに多く含まれています。
→ オルニチン について詳しくはこちら
イミダペプチドを摂取する
文部科学省と大阪市立大学による産官学連携 疲労定量化プロジェクトによれば疲労回復効果が高い物質が明らかになったそうです。
そのある物質とは、「イミダペプチド」。
イミダペプチドとは、動物の筋肉中に含まれ、渡り鳥や回遊魚に豊富な物質なのだそうです。
イミダペプチドを摂取すると血液中で2つのアミノ酸に分解し、疲労した細胞に到達すると、再びイミダペプチドに合成されて疲労部分を回復してくれるそうです。
そのイミダペプチドを多く含むのが、「鶏の胸肉」。
鳥の胸肉には、牛肉や豚肉に比べ、イミダペプチドを2〜3倍多く含んでいるそうです。
1日400mgイミダペプチドを1週間摂り続ければ疲労回復に効果があることが判明しているそうです。
イミダペプチド 400mg = 鶏の胸肉 約100g
鶏の胸肉でイミダペプチドを摂取して、夏バテ防止・夏バテ予防しましょう。
酢しょうが
夏は冷たいものを食べたり、体を冷房で冷やしたりと、夏冷えを起こしがち!
内臓が冷えると、胃腸の働きが低下してしまいます。
そこで注目されているのが「酢しょうが」。
しょうがに含まれる辛み成分で体を温め、酢に含まれるクエン酸には疲労回復効果があるので、夏冷え&夏バテに効果的なのだそうです。
●酢しょうがの作り方・レシピ
【材料】
- しょうが 100g
- 黒酢 100cc
- はちみつ 20g
- 保存用のビン
【作り方】
- しょうが100gをみじん切りにして保存用のビンの中に入れる。
- 1のビンの中に黒酢100ccを注ぎ入れる。
- はちみつ20gを入れて混ぜる。
- 1日漬けておくと、完成!
※皮の近くに健康成分が多く含まれているので、皮ごとしょうがを切ることがポイント!
※保存の目安は冷蔵庫で一週間。
●一日の食べる量の目安
一日の酢しょうがの食べる量の目安は、30g(大さじ山盛り1杯分)です。
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