糖尿病とは|糖尿病の症状(初期症状)チェック


糖尿病の症状(初期症状)について簡単にわかりやすく!

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糖尿病の症状・初期症状チェック

糖尿病は自分には関係ないと考えている方もいると思いますが、糖尿病一歩前の状態である「糖尿病予備群」は多く、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によれば、糖尿病と予備群含めると、約2000万人いると推計されています。

【関連記事】

「糖尿病が強く疑われる人」が調査以来初めて1000万人(推計)に到達|厚生労働省調査(2017/9/21)

糖尿病は一度なってしまうと治りませんが、「糖尿病予備群」の段階ならまだ間に合います。

糖尿病が気になるあなたも、糖尿病予備群のあなたも、しっかりと予防をすれば、健康で長生きができ、ワクワク楽しい生活ができますので、ぜひ糖尿病のことを知って、生活習慣を変えていきましょう!




【目次】


糖尿病とは

糖尿病とは血糖値が高くなる病気で、わかりやすくいうと、上手くブドウ糖を取り入れられない病気です。

糖尿病になると、ブドウ糖がエネルギーを必要としている細胞の中に運ばれなくなり、血液の中にあふれてしまいます。

どうしてそのようになるのかといえば、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが足りなくなったり、うまく細胞に作用しなくなるからです。

インスリンは、体の中で唯一血糖を下げるホルモンで、食後に血糖が上がらないように調節する働きがあります。

また、血液中のブドウ糖を体の細胞に送り込んで、エネルギーに変えたり、脂肪やグリコーゲンに変えて、エネルギーとして蓄えておくようにする働きがあります。

ブドウ糖をコントロールしているインスリンが不足したりうまく作用しないと、ブドウ糖が細胞に取り込まれなくなり、血液中のブドウ糖が使えなくなってしまいます。

そのため、血糖値が上がってしまい、そして、筋肉や内臓にエネルギーが運ばれないため、全身のエネルギーが足りなくなってしまいます。

つまり、インスリンがすい臓から分泌されない、またはその量が不足している、分泌されているのに十分に作用しないなど様々な原因で慢性的に高血糖になるのが「糖尿病」です。


糖尿病と子供

糖尿病は、40代以上の中高年だけでなく、20代、30代にも発症するため、年齢は関係ありません。

さらにいえば、最近では小学生などの子供の2型糖尿病が増えています。

これは、生活習慣の悪化によるものであると考えられます。

大人と同様、子供も清涼飲料水で必要以上の糖分をとっており、また、甘い食べ物や脂っこい食べ物(ファストフードなど)を多く摂っているためのようです。

それに加えて、近年の子供は運動不足が重なり、糖尿病の子供が増えていると考えられます。


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糖尿病の種類

糖尿病は4つのタイプに分けられます。


1型糖尿病

膵臓がインスリンをほとんど、あるいは全く作らないために体の中のインスリンの量が絶対的に足りなくなって起こる糖尿病です。

若年性糖尿病や小児糖尿病と呼ばれることも多いですが、最近では子供の2型糖尿病も増えてきているので、やはり1型糖尿病と呼ぶ方が適切だと思います。


2型糖尿病

インスリンの量が不十分で起こる糖尿病と、肝臓や筋肉などの細胞がインスリン作用をあまり感じなくなるために、ブドウ糖がうまく取り入れられなくなって起こる糖尿病があります。

食事や運動などの生活習慣が関係している場合が多いです。

日本の糖尿病者の95%がこのタイプ。


境界型糖尿病

境界型糖尿病とは、血糖値が糖尿病型と正常型の間にある、いわゆる糖尿病予備軍とよばれるものです。

例えば、アマゾンプライムビデオ「内村さまぁ〜ず」の人間ドック企画2019によれば、さまぁ〜ずの三村マサカズさん(5.1%→5.7%)、大竹一樹さん(5.3%→5.6%)も2018年からアップし、糖尿病(HbA1c基準値6.2%以下)一歩手前の境界型糖尿病と診断されていました。

境界型糖尿病(糖尿病予備軍)から脱することは可能なの?


遺伝子の異常やほかの病気が原因となる糖尿病

遺伝子の異常や肝臓すい臓の病気、感染症、免疫の異常などの他の病気が原因となって引き起こされる糖尿病があります。

また、薬品が原因となる場合もあります。


妊娠糖尿病

妊娠時に現れる糖尿病。新生児に合併症が出ることもあります。

→ 妊娠糖尿病の症状 についてはこちら。


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糖尿病の症状・チェック(見分け方)

糖尿病により、以下のような特徴的な症状がみられることがあります。

ただし、糖尿病の症状ははじめのうち、痛みなどの自覚症状がないため、検査で血糖値が高かったり、治療が必要といわれたことがあっても、そのまま治療を受けない人が多いです。

以下の症状がある場合には、一度医師による診察をおすすめします。

糖尿病の症状・初期症状の例


糖尿病の症状に関するギモン


→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら


→ 糖尿病の診断基準(血糖値・HbA1c) について詳しくはこちら


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→ 糖尿病改善・予防する方法(食べ物・運動)について詳しくはこちら




糖尿病の合併症

糖尿病の初期症状は、痛みなどの自覚症状がないため、治療が必要といわれていても治療を受けない人が多いです。

しかし、実は、糖尿病の一番の問題は合併症です。

糖尿病による腎臓障害(糖尿病性腎症)で人工透析を始める人も多く、また糖尿病が原因の視覚障害(糖尿病網膜症)や糖尿病性神経障害(手足のしびれ・壊疽など)が発生することもあります。

糖尿病になると、糖尿病網膜症緑内障白内障などの目の病気や高血圧高脂血症脂質異常症心筋梗塞歯周病にもなる可能性が高いといわれています。

合併症にならないためにも、糖尿病の症状があらわれた場合、しっかりと治療に取り組みましょう。

→ 糖尿病の3大合併症糖尿病性神経障害糖尿病網膜症糖尿病腎症)について詳しくはこちら。


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糖尿病の原因

1型糖尿病の原因は、遺伝や環境が原因とも言われていますが、はっきりとはわかっていないというのが現実です。

2型糖尿病の主な原因は、内臓脂肪の増加や運動不足による肥満であるといわれています。

肥満以外にも遺伝や環境、ストレス、加齢、食べすぎ、味覚障害なども原因といわれています。

→ 糖尿病の原因 について詳しくはこちら


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糖尿病の治療法

糖尿病の治療法としては、初期段階なら食事療法と運動療法です。

進行したら薬物療法が必要になります。

→ 糖尿病の治療 について詳しくはこちら


糖尿病の食事

糖尿病と診断されてしまったら、日常の生活強度に合った食事をする必要があります(食事療法)。

糖尿病食で食べてはいけないものはありませんが、自分にあった分量の食事で、必要とする全ての栄養素をとるように工夫します。

バランスのとれた食事になるので、家族と一緒に食べられます。

なお、医師の指導に従ってください。

糖尿病の食事(食事療法) について詳しくはこちら


糖尿病の運動療法

食事療法と同様、運動療法でも医師の指導に従って、自分にあった運動メニューを作ります。

糖尿病の場合、急に激しい運動をしてはいけませんし、運動量が足りなすぎても効果がありません。

糖尿病の運動(運動療法) について詳しくはこちら


薬物療法

主な薬物療法は、血糖を下げるための血糖降下薬という飲み薬と、インスリンがほとんど分泌されない人や不足の人のためのインスリン注射です。

薬物療法が必要になるのは、1型糖尿病の人です。

1型糖尿病の場合、体内でインスリンを作れないため、必ずインスリン注射が必要になります。

それ以外の型でも、食事療法や運動療法を続けても効果が現れない場合、薬物療法を行います。

どちらも医師に相談せず、勝手にやめたり、多く使ってはいけません。

薬を飲み始めて調子が悪くなったら、必ず医師に相談するようにしてください。

*糖尿病治療の際は、必ず専門医にご相談ください。


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糖尿病の予防に良い栄養素・サプリ

タウリン

タウリンには、すい臓機能を高め、インスリンの分泌を良くする働きがあると言われ、糖尿病の予防に良いとされています。

→ タウリンを多く含む食品 についてはこちら。


タウリン、亜鉛などのミネラルを摂りたい方にオススメのサプリ!

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糖尿病高血圧高脂血症などに関係しているのはマグネシウムタウリンであることが研究でわかっているそうです。

タウリン・マグネシウムを含む食品の代表例としては、カキ(牡蠣)です。

→ カキの栄養 について詳しくはコチラ


亜鉛

糖尿病の人はインスリンの作用が十分でないため、細胞が十分な量のブドウ糖を血液中から取り込むことができません。

その結果、体のエネルギーが不足し、疲れやすくなります。

すい臓でインスリンを作る際には、亜鉛が欠かせません。

亜鉛にはインスリンの働きを持続させる働きもあります。

→ 亜鉛を多く含む食品 についてはこちら。


マグネシウム

食事でマグネシウムを摂取している人は生活習慣病の糖尿病になりにくいということが福岡県久山町の住民の健康診断データを21年間にわたって追跡した九州大チームの調査で確認されたそうです。


オメガ3

多目的コホート研究によれば、オメガ3にはインスリン抵抗性の改善作用があることが報告されています。

→ オメガ3を含む食品 についてはこちら


イヌリン

イヌリン(食物繊維)を摂って糖尿病改善|イヌリンを含む食品・食べ物|#ためしてガッテン(#NHK)によれば、腸内細菌の中には、腸でインスリンを分泌するように指令を出すスイッチを増やすものがあるそうで、その腸内細菌(「バクテロイデス」の仲間の細菌)を元気にすることで、血糖値が下がりやすい=糖尿病になりにくい体質を手に入れられるそうです。

慶應義塾大学の伊藤裕先生によれば、血糖値を下げる腸内細菌を元気にするためには、エサを与えてやる必要があるそうです。

そのエサとは、善玉菌の餌となるイヌリン。


→ イヌリンを含む食品 についてはこちら。


糖尿病の検査

糖尿病を予防するには糖尿病のスクリーニング検査を定期的に行なってチェックすることが重要です。

→ 糖尿病の検査 について詳しくはこちら


※糖尿病を予防するためには、食事・運動の両方から考えることが重要です。


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→ 糖尿病改善・予防する方法(食べ物・運動) について詳しくはこちら





糖尿病関連ワード・参考画像

糖尿病危険度チェック

糖尿病改善・予防する方法(食べ物・運動)

糖尿病の原因(生活習慣)チェック

糖尿病の食事(食事療法)|血糖値を抑える食べ方

糖尿病の運動療法|糖尿病を予防する運動(筋トレ・有酸素運動)

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実際の糖尿病については、専門医の受診をおすすめいたします。


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