糖尿病とは
糖尿病とは血糖値が高くなる病気で、わかりやすくいうと、上手くブドウ糖を取り入れられない病気です。
糖尿病になると、ブドウ糖がエネルギーを必要としている細胞の中に運ばれなくなり、血液の中にあふれてしまいます。
どうしてそのようになるのかといえば、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが足りなくなったり、うまく細胞に作用しなくなるからです。
インスリンは、体の中で唯一血糖を下げるホルモンで、食後に血糖が上がらないように調節する働きがあります。
また、血液中のブドウ糖を体の細胞に送り込んで、エネルギーに変えたり、脂肪やグリコーゲンに変えて、エネルギーとして蓄えておくようにする働きがあります。
ブドウ糖をコントロールしているインスリンが不足したりうまく作用しないと、ブドウ糖が細胞に取り込まれなくなり、血液中のブドウ糖が使えなくなってしまいます。
そのため、血糖値が上がってしまい、そして、筋肉や内臓にエネルギーが運ばれないため、全身のエネルギーが足りなくなってしまいます。
つまり、インスリンがすい臓から分泌されない、またはその量が不足している、分泌されているのに十分に作用しないなど様々な原因で慢性的に高血糖になるのが「糖尿病」です。
糖尿病と子供
糖尿病は、40代以上の中高年だけでなく、20代、30代にも発症するため、年齢は関係ありません。
さらにいえば、最近では小学生などの子供の2型糖尿病が増えています。
これは、生活習慣の悪化によるものであると考えられます。
大人と同様、子供も清涼飲料水で必要以上の糖分をとっており、また、甘い食べ物や脂っこい食べ物(ファストフードなど)を多く摂っているためのようです。
それに加えて、近年の子供は運動不足が重なり、糖尿病の子供が増えていると考えられます。
糖尿病 症状 先頭にもどる
|