隠れ糖尿病の原因は「脂肪肝」
隠れ糖尿病とは
隠れ糖尿病とは、空腹時は正常な血糖値であっても、食後は基準値以上の血糖値=高血糖になってしまう状態のことをいいます。
脂肪肝が糖尿病の原因?
隠れ糖尿病を引き起こす原因の一つは、「脂肪肝」だったのです。
肝臓は糖のタンクであり、食事の後に血液中にある必要以上の糖を保管しているそうです。
そして、血液中に糖が足りなくなったときには、肝臓から糖を出して、血糖値を保っているそうです。
しかし、脂肪肝になると、糖を取り込んでくれなくなってしまいます。
なぜ脂肪肝になると、糖を取り込んでくれなくなってしまうのでしょうか。
すい臓で作られる「インスリン」には、肝臓に糖を取り込んだり出したりという指令をする働きがあります。
食事をすると、血液中から肝臓に糖を取りこむのですが、食べる量が多くなると、肝臓は糖がいっぱいの状態になってしまいます。
そうすると、インスリンは、糖を取り込むスペースを作りだすために、糖から脂肪にかえるよう命令を出します。
この状態が続くと、肝臓は脂肪肝になってしまいます。
脂肪肝になると、糖を取り込めなくなってしまい、糖尿病の原因となってしまうのです。
もう一つの糖のタンクとは?
体の中には、肝臓と同じように糖を取り込んでくれるものがあります。
それは「筋肉」です。
筋肉は、体を動かすために必要なエネルギーとして糖や脂肪を取り込んでいるのですが、脂肪が多くなりすぎると、脂肪筋となってしまいます。
脂肪筋も脂肪肝と同じで、糖を取り込むスペースがなくなってしまい、高血糖の原因、つまり糖尿病の原因となります。
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