膵臓がん予防法
血糖値のチェック
膵臓がんの早期発見に役立つその鍵は「血糖値」。
ポイントは、血糖値が理由がないのに急上昇すること。
糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、膵臓がんは1.85倍も高いによれば、糖尿病の人はそうでない人に比べて、膵臓がんになるリスクは1.85倍なのだそうです。
膵臓がんに関しては、膵臓はインスリンを分泌する臓器であり、糖尿病の人が膵臓がんになりやすいとは考えやすいですよね。
膵臓がんを早期発見する鍵は「血糖値」|ためしてガッテン(NHK)によれば、膵臓でインスリンを作るβ細胞が、膵臓がんができると働きが悪くなり、その結果として血糖値が急上昇することがわかってきたのだそうです。
このことは、がんの初期から現れるということですので、膵臓がんの前兆・初期症状として捉えるといいかもしれません。
定期的な検査
膵臓がんの原因はいまだ不明な点が多いため、はっきりとした予防法はないといえます。
そのため、まずは定期的な検査による早期発見が重要です。
肥満・膵炎改善のため、生活習慣の改善(禁煙・食事の改善・運動)
定期検査以外で膵臓がんを予防する方法としては、現在、膵臓がんの原因として考えられている健康的な生活習慣、特に食生活の改善もおすすめです。
●タバコも発がん性物質であるといわれているため、できるだけ喫煙を止めること。
●ストレスをためこまないように適度な運動を行い、規則正しい生活を心がけましょう。
●脂質異常症(高脂血症)もすい炎の原因となります。
それは、高脂肪・高カロリー食によって中性脂肪が増えると、膵臓に負担がかかり、すい炎を引き起こす原因になると考えられるからです。
膵臓がんに関係があるとされる食生活の欧米化、高たんぱく・高脂肪食・高塩分食は避け、栄養価の高い食品を選ぶことも大切です。
青魚(DHA)
膵臓がんを早期発見する「尾道方式」とは?|5年生存率、全国推計の3倍によれば、青魚に含まれるDHAを多く摂取すると、膵臓がんの発症リスクが減るそうです。
オメガ3脂肪酸の中でもDHAの消費量が多い人では、膵臓がんを発症するリスクが低いという結果が出たそうです。
コーヒー・緑茶
コーヒー・緑茶で死亡リスク減|国立がん研究センターによれば、コーヒーや緑茶を日常的によく飲んでいる人は、そうでない人に比べて死亡するリスクが低いそうです。
コーヒーを飲む量を増やした人は、糖尿病にかかりにくくなる!?によれば、コーヒーを飲む量を増やした人は、同じ量のコーヒーを飲み続けている人よりも成人で発症する糖尿病(2型糖尿病)にかかりにくくなるそうです。
抗酸化食品
近年がんの発生要因とされている「活性酸素」を抑える物質を多く含む食品を摂ることも予防法の一つとして考えられています。
抗酸化食品(抗酸化力のあるビタミンA・β―カロチン・C・E・B群やポリフェノール、カロチノイド、イソフラボンなど)を多く含む食品としては緑黄色野菜・果物などがあります。
→ 抗酸化食品(抗酸化物質を多く含む食品)について詳しくはこちら
また、抗酸化酵素の材料となる良質のたんぱく質を多く含む食品と酵素を補助するミネラルを多く含む食品を摂るようにしたいですね。
健康的で規則正しい、ヘルシーな生活、食生活を心がけて膵臓がんを予防しましょう。
実際の膵臓がんについては、専門医の受診をおすすめいたします。
→緑黄色野菜不足など栄養バランスが気になる方に
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