中性脂肪(トリグリセライド)とは
中性脂肪とは、3つの脂肪酸とグリセロールという物質が結びついてできていることから、別名「トリグリセリド(トリグリセライド)」とも呼ばれています。
「中性脂肪」とは、食べ物に含まれる脂質や体脂肪の大部分を占める物質で、私たちにとっての大事なエネルギー源ですが、余分なものは肝臓などに蓄えられます。
中性脂肪は、糖質・脂質が多く含まれている食事の食べ過ぎやお酒(アルコール)の飲み過ぎで必要以上のエネルギーが体に入り、また運動不足でエネルギーが消費されないと、エネルギーが余り、その余ったエネルギーが中性脂肪となることで、中性脂肪の値が高くなります。
中性脂肪(TG)は食事から摂取される以外でも肝臓で合成されており、糖質(炭水化物)を摂り過ぎても中性脂肪が増加し、アルコールを飲みすぎると、肝臓で中性脂肪の合成を促進します。
つまり、中性脂肪は、カロリー摂取によるものと肝臓での合成によるものに分けられます。
過剰に中性脂肪が肝臓に蓄積すると脂肪肝の原因となり、その状態が慢性化する肝線維化を起こし、肝硬変へと進行する恐れがあります。
中性脂肪が150mg/dl以上になると「高トリグリセライド血症(以前は高脂血症と呼ばれていたもの)」となりますので、注意しましょう。
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