肝硬変とは|肝硬変の症状・原因・特徴

肝硬変とは?簡単にわかりやすく!

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肝硬変とは|肝硬変の症状・原因・特徴

慢性肝炎の状態が長く続くと、「肝硬変(かんこうへん)」肝臓が小さくて硬くなる)になります。

肝硬変(Cirrhosis of the liver)の中でも、お酒を長期間継続して飲むことによって起こるのが、「アルコール性肝硬変」です。

肝硬変は、肝臓が小さくて硬くなるだけでなく、正常に働くことのできる細胞の数が減り、肝臓の機能が失われていきます。

そして、肝臓がんを発症しやすい状態になります。

肝硬変になると元に戻すことはできませんが、脂肪肝や肝炎の段階では改善することが可能です。

肝硬変を予防するためには、脂肪肝や肝炎の段階で改善することが必要なのです。

「肝硬変が心配」という悩みを抱えていると毎日不安ですが、そんな悩みがなくなれば、ストレスなく楽しい毎日が過ごせて長生きすることができますので、肝臓の数値が気になる人は肝硬変に良い生活習慣を実践していきましょう!


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【目次】


肝硬変の症状

初期のうちはほとんど自覚症状はありませんが、沈黙の臓器といわれる肝臓も肝硬変が進行するにつれて特徴的な症状があらわれてきます。

少しでも上記のような症状が当てはまる場合は、一度受診してみましょう。


→ 肝機能の低下がわかるチェックリストと肝臓病の初期症状のサイン



肝硬変の原因

Cirrhosis of the liver (trichrome stain)

肝硬変の原因としては、慢性肝炎の状態が長く続くことによって起こります。

アルコールが原因で生じるのがアルコール性肝硬変です。

炎症や線維化を伴うNASH(非アルコール性脂肪肝炎)からの肝硬変も増えています。



肝硬変の予防

肝臓は沈黙の臓器といわれています。

それは、肝臓は再生能力・代償能力に優れ、ダメージを受けても残った正常細胞が余分に働き、機能を維持するからです。

そのため肝臓に異常があっても気付かず、異常に気付いたときには病気がかなり進んでいることがあります。

肝硬変を予防するためには定期的に健診で血液検査を受け、肝臓の数値をチェックしましょう。

ALT(GPT)AST(GOT)はともに肝臓の細胞が障害を受けると、血液中に酵素が流れ出すことで、ALT(GPT)・AST(GOT)の数値が上がります。

γ-GTPは肝臓や胆管の細胞が死んだときに血液中に流れ出すため、肝臓や胆管の細胞がどれくらい壊れたかを示す一つの指標になります。

→ 肝臓の数値|γ-GTP・GOT(AST)・GPT(ALT) について詳しくはこちら




肝臓に良い食事療法・食品

たんぱく質の摂取

肝臓の働きを助けるためには、タンパク質は欠かせません。

ただ、タンパク質は糖質や脂質のように体に貯蔵する仕組みがなく、過剰に摂取すると腎臓に負担をかけることもあるので、必要な分だけ毎日摂ることが重要です。

1日の目安としては、卵1個、魚1切れ、肉1切れ(80グラム程度)、豆腐半丁を目安にしましょう。

→ 肝臓の働きを高めるたんぱく質|「卵」には必須アミノ酸がバランス良く含まれている について詳しくはこちら


Lーシステイン

L-システインは肝臓の代謝促進に欠かせないそうで、また美肌やシミ対策など肌の代謝のためにも重要なのだそうです。

L−システインは、雑穀やハチミツ、柑橘類の皮などに多く含まれているそうです。

→ 肝臓の代謝促進に欠かせないLーシステイン 必要量摂取、毎日心掛けて について詳しくはこちら


タウリン

肝臓に良い食事・食品は、タウリンを含む食事・食品です。

肝臓から分泌される胆汁酸には、コレステロールを排泄させる働きがありますが、タウリンを含む食品を摂取するによって胆汁酸の分泌が増え、血液中のコレステロール値も下がります。


タウリンには、酵素の働きを助ける働きがあるので、アルコールの分解を早め、肝臓への負担を軽くしてくれます。

また、タウリンには、腎臓や肝臓の有害ミネラルである毒素を濾過する機能をUPさせてくれます。


カキに含まれるタウリンは、肝臓に溜まった中性脂肪を肝臓の外に出してくれ、そして脂肪肝を良くする働きがあるのです。

つまり、タウリンが肝臓に入ると、まず肝臓内の中性脂肪を取り除きます。さらに肝臓から脂肪を外に排出する働きをしてくれます。

食事療法としては、タウリンを含むカキなどを食事に取り入れましょう。


→ タウリンの多い食品 について詳しくはこちら



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不飽和脂肪酸やオメガ3脂肪酸の油

不飽和脂肪酸は、HDLコレステロールを増やし、LDLコレステロールを減らす働きがあると言われています。

また、オメガ3脂肪酸は、中性脂肪を減らす効果が期待されています。

→ オメガ3脂肪酸 について詳しくはこちら


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ルテオリン

名古屋市立大の研究グループ(内木綾助教)が、エゴマに含まれる抗酸化作用が強い「ルテオリン」という成分がNASH(非アルコール性脂肪肝炎)や、それに伴う肝細胞のがん化を抑制することを発表したそうです。

→ エゴマに含まれる「ルテオリン」に脂肪肝・NASH・肝がん予防効果|名古屋市大 について詳しくはこちら


緑茶

お茶カテキンで肝臓をサポート!|お茶カテキン飲料で脂肪が減り肝機能が改善によれば、非アルコール性脂肪肝(NASH)の患者がお茶カテキン飲料を飲んだところ、脂肪が減り肝機能が改善したそうです。

非アルコール性脂肪肝が起きる原因としては、活性酸素が原因なのだそうで、その改善には抗酸化作用の高いものがよいようです。

→ 緑茶の消費量が多い女性は肝臓ガンが少ない!?お茶カテキンで脂肪が減り肝機能が改善 について詳しくはこちら


レンコン

プロアントシアニジンは、肝臓中性脂肪の元になる脂肪酸が作られることを防ぐことで、肝臓に脂肪として蓄積されるのを抑えてくれるそうです。

プロスタグランジンを肥満・糖尿病のマウスに3週間投与した実験によれば、肝臓の中性脂肪濃度が62%減少したそうです。

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→ レンコンのプロスタグランジンで脂肪肝対策|肝臓の中性脂肪濃度が減少 について詳しくはこちら


まごわやさしい

さまざまな食材の組み合わせのキーワードは「まごわやさしい」。

  • 「ま」は豆類。
  • 「ご」はゴマ類。
  • 「わ」はわかめなど海藻類。
  • 「や」は野菜類。
  • 「さ」は魚(魚介類)。
  • 「し」はしいたけなどきのこ類。
  • 「い」は、いも類。

この食事は、肝臓にどのような影響をもたらすのでしょうか。

脂肪抑え目でミネラル・ビタミン・繊維質が多く、脂肪肝の治療になると考えられるそうです。

また、中性脂肪を抑えるために効果的なEPA・DHA等を含む良質なたんぱく源を多く摂っていることもよいそうです。

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オルニチン

アンモニアは細胞内でのエネルギー生産を妨げるため、疲労にも関係するとされており、肝臓で解毒機能が正常に働いていないと、アンモニアが解毒されず、疲労がたまってしまうと考えられます。

そこで、最近では、オルニチンを含む食品を食べることが注目を集めています。

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肝臓を温める

1.肝臓をカイロで温める

肝臓の位置にカイロを貼り、外側から温めると、血流が増加し、代謝アップにつながるそうです。

肝臓の位置は、腹部の右上で、横隔膜の下にあります。

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2.毎日「茶節」(カツオ節の味噌汁+緑茶)を食べる

合わせ味噌・かつお節を入れて、緑茶を注ぐとできる「茶節」がよいそうです。

みそ:味噌は肝臓内に肥満を予防するアディポネクチンを作る

緑茶:カテキンは血糖値の上昇を緩やかにする

カツオ節:ヒスチジンは満腹中枢を刺激して、食べ過ぎを防いでくれる

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3.食後にごろ寝する

ごろ寝をするときに、頭と足を20〜30cmほど高くすることによって、肝臓に血液が集まり、肝臓の働きが活性化して、代謝アップにつながるそうです。

10〜15分ほどでOK。

30分以上してしまうと、逆効果になってしまうそうです。

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C型肝炎・NASHの人は鉄分の摂り過ぎには注意!

肝臓に良い食事は、肝臓の状態によって変わってきます。

C型肝炎・NASHの人は、肝臓にたまった鉄が酸化することで、肝臓に炎症を引き起こすことがあるので、鉄分のとりすぎに注意しましょう。

魚や肉に含まれる赤身や内臓には鉄分が多く含まれます。

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肝硬変になる前にきちんとした食事・生活習慣を心がけましょう。




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実際の肝硬変については、専門医の受診をおすすめいたします。


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