胆のうに関係する病気
胆石は胆のうの中にあるかぎりは、ほとんど自覚症状がないのですが、外に転がりでて、管に引っかかったときに症状・病気が引き起こされます。
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胆のう炎
胆のうは、肝臓から常に送られてくる胆汁を蓄え、10倍程度に濃縮してから、腸に排出しています。
従って、胆のうの収縮が不十分だったり、長い時間収縮しない状態でいると、胆汁が濃縮されすぎてしまうため、胆石ができやすい状態が作られてしまうと考えられています。
胆石は胆のうの中にあるかぎりは、ほとんど自覚症状がないのですが、外に転がりでて、管に引っかかったときに症状が引き起こされるそうです。
胆のう炎は、胆汁の流れが悪くなるために起こるもので、慢性的な炎症や痛みが起こります。
【胆のう炎・胆管炎の症状】
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胆のうがん
胆のうがんは、胆のうと胆のう管にできるがんで、初期症状としては自覚症状が少なく、そのため、がんの発見が遅れやすいです。
胆のうがんが進行すると、腹痛や黄疸などの症状が出てきます。
肝臓も、胆汁の流れが悪くなるという理由でダメージを受け、場合によっては肝炎や肝硬変が起こります。
敗血症
最悪の場合は、よどんだ胆汁の中で細菌が繁殖し、全身に回る「敗血症」という症状も起こります。
胆管の腸への出口でつまった場合は、すい臓から分泌されるすい液の流れが悪くなるため、急性のすい炎などが起こることもあります。
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