> 健康・美容チェック > 大腸がん > 元日本ハム監督の大島康徳さんの病気は「大腸がん」|「肝臓に転移があり、ステージ4」であることをブログで明かす
大腸がんは年間およそ10万人が発症する国内で2番目に多いがんです。
国立がん研究センターが公表した「がん診療連携拠点病院」(409施設)の2013年の診療実績によれば、男性の部位別症例数では、大腸がんが初めて1位になったそうです。
また、大腸がんは男性の部位別症例数においても第2位となっています。
つまり、大腸がんは今日本人が最も注意するべきがんなのです。
その大腸がんであることを自身のブログで告白したのが元日本ハム監督の大島康徳さんです。
【目次】
- 元日本ハム監督の大島康徳さんの病気は「大腸がん」|「肝臓に転移があり、ステージ4」であることをブログで明かす
- 大腸がんの症状
- 大腸がんのステージ分類(0・1・2・3・4)の基準とは
- 大腸がんを予防するには大腸ポリープをいかに小さく、できにくくするかが一つの予防方法
■元日本ハム監督の大島康徳さんの病気は「大腸がん」|「肝臓に転移があり、ステージ4」であることをブログで明かす
by Dean Donaldson(画像:Creative Commons)
元日本ハム監督の大島康徳氏が大腸がんを明かす「肝臓に転移があり ステージは4です」
(2017/2/7、サンケイスポーツ)
中日、日本ハムで通算2204安打をマークした大島康徳氏(66)が7日、自身のブログで大腸がんであることを明かした。「肝臓に転移があり ステージは4です」という。
大島康徳さんは、自身のブログでステージ4(肝臓に転移)の大腸がんであることを明かしました。
2016年10月下旬頃に病気が発覚し、すでに手術を行なっており、現在は抗がん剤治療を行っているそうです。
【参考リンク】
- 今まで通り、普段通り(2017/2/7、大島康徳オフィシャルブログ)
→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら
■大腸がんの症状
- なぜ大腸がんになると血便が出るのか?|大腸がんの血便と痔(ぢ)の血便の違い|大腸がんの症状
- 便が細い|なぜ大腸がんになると便が細くなるのか?その原因・太さの目安|大腸がんの症状
- 便通の異常|なぜ大腸がんになると便秘と下痢を繰り返すのか?|大腸がんの症状
- 男性の貧血は要注意!男性の貧血の原因に隠された病気とは?
■大腸がんのステージ分類(0・1・2・3・4)の基準とは
【大腸がんのステージ分類】
ステージ0 がんが粘膜の中にとどまっている
ステージ1 がんが筋肉の層にとどまっている
ステージ2 がんが筋肉の層を越えている
ステージ3 リンパ節転移している
ステージ4 肝臓・腹膜・肺などの違う臓器に転移
■大腸がんを予防するには大腸ポリープをいかに小さく、できにくくするかが一つの予防方法
大腸ポリープは大腸がんのリスクを高めるリスク要因であると考えられています。
国立がん研究センターによれば、ポリープの大きさが大きいほど大腸がんになるリスクが高くなり、また、ポリープの出来やすい人は大腸がんになるリスクが高いことから、大腸ポリープをいかに小さく、またできにくくするかは大腸がん予防の一つのアプローチといえます。
●葉酸
【みんなの家庭の医学】大腸がん予防に葉酸の多い海苔|10月20日によれば、大腸がんのリスクを高める大腸ポリープのできやすさと葉酸の濃度には関係があるといわれ、血液中の葉酸濃度の値が8ng/ml(ナノグラム)以上あれば、女性なら大腸ポリープの頻度が約2割減、男性なら約5割減するそうです。
→ 葉酸の多い食品 について詳しくはこちら
→ 葉酸の効果|妊娠初期・うつ・動脈硬化・大腸がん について詳しくはこちら
●ラクトフェリン
ラクトフェリンに大腸ポリープの成長を抑える作用|国立がんセンターと森永乳業で紹介した国立がんセンターと森永乳業の研究によれば、ラクトフェリンに大腸ポリープの成長を抑える作用があることがわかったそうです。
どのような仕組みでポリープが縮小しているかはこの研究ではわかっていないものの、ラクトフェリンを毎日3グラム摂取することにより、血中のラクトフェリン濃度が上昇し、免疫が増強していることを示すNK細胞の活性が上がっていたことから、ラクトフェリンとNK細胞の活性化に何らかの関連性があるのではないかという仮説が立てられます。
●メトホルミン
大腸がん予防に期待 糖尿病薬メトホルミンに大腸ポリープの再発を防ぐ効果|横浜市立大
横浜市立大の中島淳教授によれば、糖尿病薬として使われているメトホルミンに大腸がんの恐れのあるポリープの再発を抑制する効果があることがわかったそうです。
糖尿病治療薬「メトホルミン」にがん細胞を破壊するキラーT細胞を活性化する作用があることが判明‐岡山大研究グループによれば、糖尿病治療薬「メトホルミン」にがん細胞を破壊するキラーT細胞を活性化させる作用があることがわかったそうです。
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