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<入浴事故にご注意を>激しい温度差で血圧が急変動する恐れ|安全な入浴のための7カ条

Blue Lagoon, Iceland

by Nick(画像:Creative Commons)

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冬場の寒い時期には、入浴事故が多いそうです。

それは、温度差が激しいため、血圧が急激に変動してしまい、体に負担がかかってしまうために起こっているそうです。

入浴事故にご注意を 激しい温度差…血圧も急変動

(2009/2/4、産経新聞)

「脱衣所が寒いと、服を脱いだときに血管が締まり、血圧が上がる。

それが、風呂に入って温かくなると、逆に血管が広がる。

その後、風呂からあがると水圧もなくなるため、血圧が下がる。

つまり、血圧の振幅が激しくなって体への負担が増すわけです」

急に血圧が上がれば脳出血で死亡する恐れもあるし、逆に急激な血圧低下が起こると、脳貧血を起こし浴室で滑っておぼれたり、けがをしたりする危険性もある。

猪熊理事長は「寒い外から帰ってきて、いきなり熱い風呂に入るのは危険だ」と訴える。

脱衣所が寒いと、血管が縮まり、血圧が上がる。

お風呂に入ると、体が温かくなり、血管が広がる。

そのあと、お風呂から上がると、血圧が下がる。

入浴の際には、血圧が急激に変動し、体への負担がかかっているようです。

この血圧の急激な変動によって、入浴中の事故が起こっていることがあるようです。

記事の中で、安全な入浴のための7カ条が紹介されていましたので、ご紹介します。

  1. 体調の悪いときは入浴を避けましょう。
  2. 家族などに知らせてから入り、途中で声をかけてもらいましょう。
  3. シャワー、かけ湯などでお湯に体を慣らしてから入りましょう。
  4. 42度以上の熱いお湯での入浴は避けましょう。
  5. 入浴前後に十分に水分を摂りましょう。
  6. 特に、冬期間は、脱衣所、浴室などを暖めて、居間の室温差をなくしましょう。
  7. 飲酒後の入浴は避けましょう。

安全な入浴のための7カ条を参考に、入浴事故には気をつけましょう。

特に高血圧の人は注意しましょう。

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緑茶にメタボ予防・改善効果があるのかを掛川市で臨床試験

《茶況》 緑茶飲用はメタボ予防 効果を臨床試験

(2009/2/3、毎日新聞)

掛川市は、緑茶飲用がメタボリック症候群(内臓脂肪症候群)の予防、改善に有効かを調べる臨床試験を、1月から始めている。

市民の中から対象者60人を選ぶ予備検査を終え、21日から約3カ月間の本試験に入る。

メタボは内臓に脂肪がたまり、高血圧や高血糖などの生活習慣病のリスクが重なっている状態をいう。

予備検査では100人を検診。

試験対象者には、メタボ診断基準の一つとなっている腹囲が男性は85センチ以上、女性は90センチ以上で、薬を飲んでいない人を選んだ。

30歳-75歳の男女60人を決めた。

本試験では、本物の粉末緑茶カプセルを朝昼晩と2グラムずつ一日6グラム飲み続けるグループと、偽カプセルを飲み続けるグループに半数ずつ分ける。

血液検査や検尿のデータと、血圧や体重、体脂肪などの変化を見る。

血液検査では、内臓脂肪の増減の目安となるアディポネクチンの量の変動などがポイントになるという。

本試験参加者は、試験以外の緑茶とコーヒー、紅茶は飲まないようにし、水などで水分補給する。

お茶(緑茶)にメタボ改善・予防効果があるかどうかの臨床試験が静岡県の掛川市で行われるそうです。

どういった結果が出るのか、大変楽しみですね。

「遺伝子検査」による予測医療で、人は100歳まで生きられるか?

DNA?

by Thomas Wensing(画像:Creative Commons)




将来の健康や医学を語るうえで重要となるのが、遺伝子を調べることで病気を予測し、予防・治療するということだと思います。

このことに関して興味深い記事がありましたので、ご紹介します。

「遺伝子検査」による予測医療で、人は100歳まで生きられる?

(2008/11/26、ダイヤモンドオンライン)

記事によると、アンチエイジング医療の最先端は、「予防医学(体の老化の兆候を早めに発見して「老化を予防」する医学)」から遺伝子検査による「予測医療」へと向かっており、すでに一部のクリニックでは「遺伝子検査」による予測医療がはじまっているそうです。

遺伝と健康問題は大きくかかわっており、メタボリックシンドローム糖尿病高血圧・心筋梗塞・肺がん・骨粗鬆症・アレルギー・乳がん ・アルツハイマー病など様々な病気になりやすい遺伝子を持つかどうかの検査を受けることができるそうです。

今後は、遺伝子による検査が重要な位置を占めるようになると思ったところ、そうではないようなのです。

やはり、生活習慣などの環境要因が大事だと書かれています。

私たちの健康における個人差に関して、遺伝素因だけで説明できるのは20~30パーセントだけであると、何十万人もの双子(*)を対象とした研究結果が示しています。

これは残りの70~80パーセントは、ライフスタイルのような環境要素が原因であることを意味します。

遺伝的になりやすい病気を知ることにより、生活習慣をよりよい習慣にしていくことが今後重要になりそうです。







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高血圧:メタボの方、正常範囲でも要注意 学会が目標値、5年ぶり新指針

Project 365 #134: 140511 Under Pressure!

by Pete(画像:Creative Commons)

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高血圧:メタボの方、正常範囲でも要注意 学会が目標値、5年ぶり新指針

(2009/1/17、毎日新聞)

日本高血圧学会(島本和明理事長)は16日、標準的な治療方法を示す「高血圧治療ガイドライン(指針)」を5年ぶりに改定した。

やや高めだが高血圧の基準に達しない「正常高値」の人でも、糖尿病など他の危険因子があれば、高血圧患者と同様の生活習慣の改善や治療が必要だと指摘。

治療対象を事実上広げる判断を示した。

高血圧治療ガイドラインが改定されたそうです。

低めの血圧であっても脳梗塞や心筋梗塞を起こす可能性があり、治療対象を広げるようにしたようです。

現在、正常高値は最高血圧130~139、最低血圧85~89と定めている。

しかし、最近の研究で低めの血圧でも脳卒中や心筋梗塞(こうそく)を起こす危険性が高いことが分かり、学会は見直しに着手した。

新指針によると、若年・中年者(15~64歳)の目標血圧は最高130、最低85未満とし、高齢者(65歳以上)は最高140、最低90未満と設定した。

糖尿病や心筋梗塞後の患者では最低血圧が80未満と厳しい目標にした。

また、正常高値の人でもメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)や喫煙など血圧以外の危険因子が1~2個ある人は「中等リスク」と位置付けた。

危険因子が3個以上か糖尿病や慢性腎臓病など他の病気がある人は「高リスク」として、すぐに降圧薬による治療が必要だとした。

基準の変更点をまとめてみました。

【これまでの基準】

正常高値 : 最高血圧 130~139、最低血圧 85~89

【新基準】

若年・中年者(15~64歳) : 最高 130、最低 85未満

高齢者(65歳以上) : 最高 140、最低 90未満

糖尿病や心筋梗塞後の患者 : 最低血圧が80未満

血圧以外の危険因子(メタボリックや喫煙)が1~2個ある人 : 「中等リスク」

危険因子が3個以上か糖尿病や慢性腎臓病など他の病気がある人 : 「高リスク」(降圧薬による治療が必要)

→ 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら







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糖尿病になると脳梗塞の発症頻度が増加

Diabetes

by Practical Cures(画像:Creative Commons)

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糖尿病と脳血管の病気、特に脳梗塞との関係について説明している記事を見つけましたので、ご紹介します。

続・糖尿病50話:第32話 脳梗塞の発症頻度が増加(2008/11/11、毎日新聞)

脳血管障害には大きく分けて、脳出血、くも膜下出血、脳梗塞(こうそく)、一過性脳虚血発作(TIA)などがあり、糖尿病患者では特に脳に血液を送る脳血管が詰まる脳梗塞の発症頻度が増加します。

糖尿病患者の場合、脳梗塞の発症頻度が増加するそうです。

脳梗塞は特に朝の起床時に症状が出る場合が多いと言われていますが、脳梗塞を予防するにはどのようにしたらよいのでしょうか。

脳梗塞の発症を予防するには、糖尿病による高血糖を改善し、糖尿病のコントロール状態を反映するHbA1cをできるだけ低下させることが重要ですが、それだけでなく、合併する高血圧肥満高脂血症などを厳密にコントロールするのと同時に、運動不足を改善し、禁煙を徹底するなどの生活療法も大切となります。

脳梗塞を予防するためにも、糖尿病による高血糖を改善するだけでなく、生活習慣の改善が重要になりそうです。

また、脳梗塞を発症する患者は頸(けい)動脈の動脈硬化を合併している場合が多いので、程度を検査で調べて、進行していれば、発症を防ぐ薬を飲むことになります。

糖尿病患者になると、全身のリスク管理が重要になってきます。

まずは糖尿病にならないよう食生活・運動など生活習慣を改善することが重要です。

また、糖尿病になれば、医師の指導に従って、脳梗塞にならないよう体全体の健康へのリスク管理を行う必要があるようです。







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