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女性アスリートが陥る3つの障害は「栄養不足」「月経(月経不順や無月経)」「骨」

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■陸上選手は貧血症状で診察を受けたところ、月経不順や無月経と診断される人が多い!

Antwerp International School Meet

by Roman Boed(画像:Creative Commons)

貧血や骨折の原因は月経にあるかも

(2015/11/24、毎日新聞)

陸上競技の選手では、貧血症状で走れなくなって診察を受け、月経不順や無月経と診断されることが多いです。

順天堂大学付属浦安病院の「女性アスリート外来」で婦人科を担当する窪麻由美さんと中尾聡子さんによれば、陸上選手は貧血症状で診察を受けたところ、月経不順や無月経と診断される人が多いそうです。

→ 貧血に良い食べ物・食事 について詳しくはこちら

→ 鉄分|鉄分の多い食品・鉄分不足からくる症状 についてはこちら

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■女性アスリートが陥りやすい三つの障害は、「栄養不足」「月経」「骨」

「女性アスリートの三主徴」(摂食障害の有無によらないエネルギー不足・無月経・骨粗しょう症)(female athlete triad; FAT)
「女性アスリートの三主徴」(摂食障害の有無によらないエネルギー不足・無月経・骨粗しょう症)(female athlete triad; FAT)

参考画像:女性アスリートの三主徴(FAT)等|男女共同参画白書(概要版) 平成30年版|スクリーンショット

女性アスリート外来にくる選手はどのような悩みがあるのでしょうか?

1.栄養不足

10代選手の低体重と無月経、一生を左右=東大病院「アスリート外来」の能瀬さやか医師

(2017/10/2、時事ドットコム)

無月経にはさまざまな原因があるが、能瀬医師は「アスリートの場合、運動量に見合った食事が摂取されていないというエネルギー不足が一番多い」と話す。

カロリーは摂れていても食事内容がよくなかったり、栄養バランスが悪かったり、体重制限などで食事を減らしていることによって、栄養不足になっていると考えられます。

2.月経

大会や合宿中に月経になると集中できない、月経前にイライラするなど、一人一人悩みは違います。月経周期が不順の人や、3カ月以上ない「続発性無月経」の人もいます。足に痛みが出たので外来で診察を受けたら月経がなかったとか、初潮がこないまま18歳や20歳になり、ない方が楽だからとそのままにしていたケースもあります。

女子アスリートの5人に一人が疲労骨折を経験、「無月経」の状態の人も多いによれば、日本産科婦人科学会などが、大学などでスポーツに取り組む女子アスリート1600人を対象に調査したところ、月経が3か月以上ない「無月経」の状態の人も多いことが分かっているそうです。

→ 生理不順(月経不順) について詳しくはこちら

3.骨

年間に身長が8cm以上伸びるような時期があって、その1〜2年後に初潮がくるのが一般的です。この時期に十分に栄養が取れていないと、骨の成長のピークがこないままになります。

<中略>

骨密度は、初潮後1〜2年の間に20%増加するといわれています。

身長が8センチ以上伸びる時期の1から2年後に初潮がくるこの時期に十分に栄養がとれていないと骨が成長しないそうです。

女子アスリートの5人に一人が疲労骨折を経験、「無月経」の状態の人も多いによれば、女子アスリートの5人に一人が疲労骨折を経験しているそうです。

やせすぎも注意 月経異常、骨粗しょう症 子どもの健康に影響によれば、過度なダイエットをすると月経が止まり、低血圧疲れやすくなったり、便秘になったり、思考や記憶力も低下するそうです。

女性のやせすぎは、骨粗しょう症など自身の健康だけでなく、不妊症など将来の子供の健康にも影響する恐れがあるので、そのことは心配ですね。

→ 骨粗しょう症 について詳しくはこちら

女性アスリートの三主徴(FAT)等|男女共同参画白書(概要版) 平成30年版によれば、女性アスリートの選手生命に大きな影響を及ぼす徴候として、摂食障害の有無によらないエネルギー不足・無月経・骨粗しょう症)が挙げられており、新体操や体操,フィギュアスケート等の「審美系」競技など、体重管理の重要性の高い競技で多く見られるそうです。

■まとめ

初潮がきていない「原発性無月経」になると、オリンピックを目指すようなアスリートでは、骨の成長の面でも競技成績の伸びの面でも、厳しくなる可能性があります。

身体の成長を視野に入れたうえで、アスリートのトレーニングについて考えてほしいと思います。







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大阪医大・近畿大、骨粗しょう症が進むと生じやすい「大腿骨骨折」は西日本が高い|【仮説】西日本では血液透析患者が多いため大腿骨を骨折する人が多い?

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■骨粗しょう症が進むと生じやすい「大腿骨骨折」は西日本が高い|大阪医大・近畿大

大腿骨骨折 西日本で高率 地域差最大2倍 食習慣影響か 近大などまとめ

(2017/10/3、毎日新聞)

骨の密度が下がる病気「骨粗しょう症」が進むと生じやすい「大腿(だいたい)骨骨折」の人口10万人当たりの発生率を都道府県別に集計すると、中部から九州にかけての西日本で高かったとの調査結果を、大阪医大や近畿大の研究グループがまとめた。地域差は最大で2倍程度。食習慣の違いが影響している可能性があるといい、研究グループは要因分析を進める。

先日黒柳徹子さんが自身のインスタグラムで大腿骨を骨折していたことを明かしていましたが、大阪医大や近畿大の研究グループの調査結果によれば、骨粗しょう症が進むと生じやすい「大腿骨骨折」が西日本が高いということがわかったそうです。

今回の研究によれば、食習慣の違いが影響しているのではないかとのことでしたが、その他に原因となるものはないのでしょうか?

■西日本では血液透析患者が多いため、大腿骨骨折する人が多いのではないか?

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by Phalinn Ooi(画像:Creative Commons)

例えば、日本透析医学会が発表している血液透析患者の大腿骨頸部骨折発症率の地域分布と一般住民と比較した血液透析患者の大腿骨頚部骨折発症率を見ると、次のような結果が出ています。

わが国の血液透析患者における大腿骨頸部骨折発症の地域分布|日本透析医学会

血液透析患者の標準化大腿骨頸部骨折発症率比は、男性0.71 ~ 1.29、女性0.49 ~ 1.36と地域により大きく異なり、男女とも、西日本で標準化骨折発症率比は高く、東日本で低いという一般住民と同様の地域分布を認めた。

一般住民と比較した血液透析患者の大腿骨頚部骨折発症率|日本透析医学会

血液透析患者の大腿骨頚部骨折発症率は、千人年あたり男性7.57、女性17.43と、一般住民と比べて男性は6.2倍(95%信頼区間5.7-6.8)、女性は4.9倍(4.6-5.3)高い。

【参考リンク】

  • Wakasugi M, Kazama JJ, Taniguchi M, Wada A, Iseki K, Tsubakihara Y, Narita I. Increased risk of hip fracture among Japanese hemodialysis patients. J Bone Miner Metab. 2013 May;31(3):315-21. doi: 10.1007/s00774-012-0411-z. Epub 2013 Jan 6.
  • この結果を単純にまとめると、血液透析患者は大腿骨頸部骨折発症リスクが高く、血液透析患者の大腿骨頸部骨折発症率は西日本が多い、となります。

    このデータを参考にすると、こういう仮説は立てられないでしょうか?

    「西日本では血液透析患者が多いため、大腿骨骨折する人が多いのではないか?」

    透析人口は32万448人|糖尿病腎症・慢性糸球体腎炎で全体の7割を占める|日本透析医学会によれば、2014年末現在の日本の透析人口は32万448人で、このうち透析の原因となる病気は糖尿病腎症が11万8,081人と最も多く、その次に慢性糸球体腎炎が9万6,970人と続き、糖尿病腎症と慢性糸球体腎炎の2つの疾患で透析人口の全体の7割を占める結果となっています。

    都道府県別糖尿病の総患者数|都道府県別糖尿病腎症患者数|都道府県別新規透析導入患者数、そのうち糖尿病腎症による新規透析導入患者数の割合
    都道府県別糖尿病の総患者数|都道府県別糖尿病腎症患者数|都道府県別新規透析導入患者数、そのうち糖尿病腎症による新規透析導入患者数の割合

    参考画像:疾病と食事、地域の関係をみる|厚生労働省スクリーンショット

    都道府県別糖尿病腎症患者数(人口10万対)や 都道府県別新規透析導入患者数(人口10万対)そのうち糖尿病腎症による新規透析導入患者数の割合をみると、西日本の地域が上位を占めています。

    → 糖尿病腎症とは|糖尿病性腎症の症状(初期症状)・原因・治療・食事 について詳しくはこちら

    糖尿病患者は糖尿病でない人と比べると骨密度が10年程度早く低下する傾向がある|奥羽大で紹介した奥羽大薬学部の衛藤雅昭教授、斉藤美恵子非常勤講師らの研究チームによる臨床研究によれば、糖尿病患者は糖尿病でない人と比べると骨密度が10年程度早く低下する傾向があることがわかったそうです。

    糖尿病と骨粗鬆症の関係について

    (2013/4、T-Friends)

    糖尿病はインスリンの作用不足によって起こりますが、インスリンが作用しないと骨を作り出す細胞を減らしてしまうことなどから、糖尿病になると骨粗鬆症のリスクが高まります。

    特に、合併症の一つである腎症が進むと、骨の材料になる、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの働きが低下して、骨量が減りやすくなります。

    インスリンが作用しなくなると、骨を作り出す細胞が減ってしまい、骨粗鬆症になるリスクが高まります。

    また、糖尿病腎症になると、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの働きが低下して、骨量が減りやすくなるそうです。

    ビタミンDとカルシウム摂取で糖尿病の発症のリスクを「低減させ得る」|厚労省研究班によれば、カルシウム・ビタミンDともに糖尿病の発症に関連している可能性が考えられ、カルシウムとビタミンDを摂取することにより、糖尿病の発症リスクが低くなったと考えられます。

    また、血糖値を下げる方法|血糖値を抑える食べ方|たけしの家庭の医学では「糖尿病による脆弱性骨折」を紹介していました。

    骨の成分は、カルシウムとコラーゲンで構成されています。

    カルシウムとコラーゲンが働くことで骨の強度は保たれています。

    しかし、血糖値が高くなると、糖がアミノ酸と結びつき、ペントシジンが血液中に増加。

    ペントシジンという物質が、血管を通り、骨の内部に入ると、コラーゲンの質を悪化させてしまうと考えられるそうです。

    コラーゲンは、鉄筋コンクリートでいう鉄筋の役割を果たせなくなり、いつ骨折してもおかしくない状態になってしまうそうです。

    近年、骨密度が高くても骨折してしまう例が数多く見られているそうです。

    西日本独自に糖尿病になりやすいような食習慣(例えば、炭水化物の重ね食べ)が関係しているのか、それとも東日本には糖尿病になりにくい食習慣、食べ物があるのか、それとも全く他の原因があるのか、気になるところです。

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    骨粗鬆症、早期発見で骨折予防

    骨粗鬆症の予防にはどのようなことをすればよいのでしょうか。

    加齢による骨量の低下は避けられないが、カルシウムやビタミンDを多く含む食品の摂取、毎日の適度な運動で予防を心がけることが大切だ。

    森部長は「閉経後の女性に限らず、骨粗鬆症が原因で骨折した家族がいる人や、喫煙・飲酒の習慣がある人はリスクが高い。50歳を過ぎたら早めに検査を受けてほしい」と呼びかける。

    骨粗鬆症の予防には、

    • カルシウムやビタミンDを多く含む食品の摂取
    • 毎日の適度な運動
    • 早期発見のため、検査を受ける

    骨粗鬆症を病気だと認識している人も少ないでしょうし、また、骨粗鬆症の検査が行われていること自体知らないという方も多いと思います。

    骨粗鬆症を予防するためにも、カルシウムやビタミンDを多く含む食品の摂取、毎日の適度な運動を行い、早期発見のため、検査を受けるようにしてくださいね。

    【骨粗鬆症とは】

    骨粗鬆症は、骨量が減少して若年成人(20~44歳)の平均値の7割未満に落ち込んだ状態。骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気だ。

    骨量は男女とも20~30代をピークに加齢とともに減少する。

    特に閉経後の女性の場合、女性ホルモンの分泌が低下して骨量が急激に減るため、発症率は60代で3人に1人、70代では2人に1人といわれている。

    → 骨粗しょう症の症状・原因・予防・食事 についてはこちら

    ■まとめ

    今回は「大腿骨骨折が西日本が高い」というニュースから「西日本では血液透析患者が多いため、大腿骨骨折する人が多いのではないか?」という仮説を立ててみましたが、実際にはどうなのでしょうか?

    慢性腎臓病と脆弱性骨折|日本内科学会

    ミネラル代謝は1つの臓器ではなく,いくつかの臓器がフィードバックによる制御を受け合うネットワークを形成し,そのネットワーク単位で営まれている.

    このミネラル代謝ネットワークの重要な交差点に位置しているのが腎臓である.

    腎臓は『心腎連関』『脳腎連関』『肺腎連関』『肝腎連関』など臓器同士が連携するネットワークの要|#NHKスペシャルによれば、腎臓は臓器同士が連携するネットワークの要となっていて、骨を守るうえでも重要な役割を果たしています。

    慢性腎臓病と脆弱性骨折|日本内科学会

    いずれにせよ,少なくとも透析患者においては大腿骨近位部骨折の発症リスクが著しく高い.その多くは脆弱性骨折であろう.CKD患者に骨粗鬆症が多いと考えて間違いはあるまい.

    透析患者には大腿骨骨折の発症リスクが高く、慢性腎臓病(CKD)患者に骨粗しょう症が多いということから、今回の仮説は一度検討してみるだけの価値はあるのではないでしょうか?







    【骨粗しょう症関連記事】
    続きを読む 大阪医大・近畿大、骨粗しょう症が進むと生じやすい「大腿骨骨折」は西日本が高い|【仮説】西日本では血液透析患者が多いため大腿骨を骨折する人が多い?

    オリンピック選手直伝!おへそ引っ込め体操で腰痛・ひざ痛予防|ゆっくりジョギングでメタボ予防|#ためしてガッテン(NHK)

    2012年7月4日放送のためしてガッテンでは「オリンピック選手直伝! 美ボディー&超健康ワザ」がテーマです。




    ■ウエイトリフティングの選手はジャンプ力がすごい!

    腕の力や上半身の力だけでは、 ウエイトは持ち上がらないんです。

    実は、ウエイトリフティングの選手は、ジャンプの力でウエイトを持ち上げているのです。

    ちなみに、バレーボール選手たちよりもジャンプ力が高いそうです。

    ■ジャンプで骨密度UP!

    ウエイトリフティングをしている方の体の特徴としては、「骨密度が高いこと」が挙げられます。

    そして、ジャンプにこそ骨密度をアップさせるポイントがあるそうです。

    骨の中では古い骨が壊され新しい骨が作られるという作業が繰り返されています。

    このバランスが加齢によって崩れてくることがあり、この状態が骨粗しょう症というわけです。

    ジャンプによって骨がたわむことが刺激になって、 骨を作る細胞の働きが活発になるそうです。

    ●骨密度アップの運動

    ※年齢や日頃の運動習慣に合わせて、週2~3日を目安に。

    1. 高くジャンプ 10回/日
      若い方や日頃運動している方向け。
    2. 軽くジャンプ 50回/日
      ラジオ体操第1第2を通して行うと、およそ50回分に相当するそうです。中高年におすすめ。
    3. 階段をポンポンと下りる 4階分程度/日
      「軽くジャンプ」と同様の効果が期待できるそうです。

    ※骨粗しょう症の方や足腰に痛みのある方は、無理をせず、医師とご相談ください。

    → 骨粗鬆症とは|骨粗しょう症の症状・原因・予防・食 について詳しくはこちら

    ■競泳選手に学ぶ!腰痛ひざ痛解消法

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    by Tyler Bolken(画像:Creative Commons)

    一流選手の泳ぎと、一般の人の泳ぎの大きな違いが、 泳ぐ「姿勢」。

    一流選手は、まっすぐ一直線の姿勢を キープして泳いでいます。 そのことで水の抵抗を最小限にしています。

    そして、その真っ直ぐの姿勢をキープするカギが、「おへそを引っ込める」トレーニング。

    ●おへそを引っ込める運動で腹横筋を鍛えるとなぜ腰痛、ひざ痛によいのか?

    おへそを引っ込めると「腹横筋」が働くそうです。

    おへそを引っ込めるトレーニングをすると、腹横筋が太く強くなっていきます。

    腹横筋は、腰周りを支え、姿勢を維持するのに重要な働きをする、いわば「天然のコルセット」です。

    腹横筋を鍛えることによって、姿勢が安定し、腰痛の予防・改善につながるそうです。

    しかも、姿勢よく歩けることにつながるため、 ひざへの負担も減らせる効果があるそうです。

    ●五輪チームドクター直伝!コルセット筋トレーニング

    腹横筋は、腰骨よりちょっと内側の柔らかいところ。軽く咳をしてみると動くところを、自分の意志で収縮する。

    おへそ引っ込め体操 1

    呼吸を止めずに、おへそを引っ込めたまま、30秒間キープ

    ※腰骨の左右のでっぱりの内側の部分が、硬くなることを確かめる

    おへそ引っ込め体操 2

    手とひざを床について、背中が反らないようにして、おへそを引っ込めながら、
    片手を上げて、その反対側の足を上げ、体の水平を保つ。

    ※おへそ引っ込め体操はジャンプやスロージョギングなど運動中に取り入れると効果的。

    → 腰痛(腰が痛い)|腰痛の原因・治療・予防 について詳しくはこちら

    → 膝が痛い|関節痛・変形性膝関節症の原因・症状・治療・予防法 について詳しくはこちら

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    ■なでしこジャパンに学ぶ!メタボ解消法

    サッカー選手たちの練習風景でよく見る、ゆっくりとしたジョギングには、筋肉の毛細血管が増えるということがわかったそうです。

    バテてくると乳酸という物質がたまり、筋肉が動かなくなります。

    ゆっくりジョギングで筋肉の毛細血管が発達していると、乳酸が血液に取り込まれてエネルギーとして再利用できるそうです。

    それが、スタミナアップに繋がります。

    スロージョギング(疲れない程度の速さで長時間運動すること)で、 筋肉の毛細血管が発達すると、糖や脂肪が効率的に消費され、 メタボ糖尿病予防にもよいそうです。

    【関連記事】

    ■アイシングの極意

    ねんざや肉離れ、寝違えや筋肉の疲労など、炎症を起こしたとき、アイシングをすることで、炎症の広がりを抑え、痛みや腫れを少なくすることができるそうです。

    アイシングのポイントは、いち早く冷やすこと。

    ※筋肉痛は、翌日になってから痛みが強くなりますが、筋肉を激しく使った場合には、痛みが出てからではなく、運動直後に冷やすのが効果的なのだそうです。

    冷やす効果が特に高いのは、「氷水」

    水は熱伝導率が高いので熱を奪いやすく、氷があることで水温は常に0℃近くに保たれるため、冷却効果は抜群です。

    【参考リンク】

    【追記】

    お腹を引っ込めながらスロージョギングをしてみましたが、姿勢が良くなったようで、楽に走ることができました。やはり姿勢は大事ですね。

    そして、最後に番組で紹介されたようにアイシングをしました。

     芸能人・有名人・セレブのダイエット方法 について詳しくはコチラ。

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    <骨粗しょう症>紅茶のポリフェノール「テアフラビン」に予防効果|大阪大

    > 健康・美容チェック > 骨粗しょう症 > <骨粗しょう症>紅茶のポリフェノール「テアフラビン」に予防効果




    Tea Time with Mooncake Pt. II

    by Laura D’Alessandro(画像:Creative Commons)

    <骨粗しょう症>紅茶のポリフェノールに予防効果

    (2015/2/24、毎日新聞)

    紅茶の苦み成分のポリフェノールに骨の破壊を抑える効果があることが分かったと、大阪大のグループが発表した。骨粗しょう症を予防する薬になる可能性があるという。

    大阪大のグループによれば、紅茶の苦み成分であり、抗酸化物質であるポリフェノール「テアフラビン」に骨の破壊を抑える効果があり、骨粗しょう症を予防する可能性があるそうです。

    → 骨粗しょう症の症状・原因・予防・食事 についてはこちら

    ただ、今回の実験結果と同等の効果を得るには、すごい量の紅茶を飲む必要があるそうです。

    マウス実験と同等のテアフラビンを体重60キロの人が摂取するには、1回に紅茶60杯を飲む必要があるという。

    テアフラビンをサプリメントにして摂取すれば、骨粗しょう症を予防できるようになるかもしれませんね。

    【参考リンク】







    【骨粗しょう症関連記事】
    続きを読む <骨粗しょう症>紅茶のポリフェノール「テアフラビン」に予防効果|大阪大

    女性の股関節骨折は死亡リスクを高める|50歳以上の女性の約半数が骨粗しょう症による骨折を経験|米研究

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    ■女性の股関節骨折は死亡リスクを高める|米研究

    Woman, Quad, Bikes and a Trash Can

    by Sascha Kohlmann(画像:Creative Commons)

    女性の股関節骨折は死亡リスクを高める、米研究

    (2011/9/28、AFPBB)

    65~69歳の女性が股関節を骨折した場合、1年以内に死亡するリスクは健康な同世代の女性に比べて5倍高くなるとする論文が26日、米国医師会(American Medical Association)の内科専門誌「アーカイブス・オブ・インターナル・メディシン(Archives of Internal Medicine)」に発表された。

    同様のリスクは、70~79歳の女性では2倍、80歳以上の女性では3倍だった。

    65歳から79歳の女性および80歳以上の女性が股関節を骨折した場合、死亡リスクが高まるという論文結果が発表されました。

    考えられる仮説としては3つ。(※仮説はこのブログによるもので、研究内容とは異なります。)

    1.高齢の女性が股関節を骨折すると、リハビリが大変で、散歩するなど運動する機会が減ってしまうために、健康を悪化させてしまうから

    2.骨折のそもそもの原因が低栄養にあるから

    お年寄りは低栄養に注意|低栄養になると、免疫の低下、筋肉の減少、骨が弱くなることで、感染症や骨折の恐れが高くなるによれば、低栄養になると、免疫が低下したり、筋肉が減少したり、骨が弱くなったりすることで、感染症に掛かりやすくなったり、骨折するおそれが高くなるようです。

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    3.オステオネットワークの破たん

    オステオカルシン(骨ホルモン)を増やして血糖値を下げる!|オステオカインが全身の臓器を制御している|#ガッテンによれば、近年の研究によって、骨は単なる運動器の一部ではなく、外界の環境変動やストレスを感受し、骨が分泌する生理活性物質「オステオカイン」と骨免疫の作用により、全身臓器を能動的に制御していることが示唆されています。

    この骨による全身の制御メカニズムを「オステオネットワーク」といいます。

    骨と免疫力に関係があると仮定すれば、股関節の骨折により、骨への刺激がなくなることで免疫力が弱まるということは考えられないでしょうか?

    ■50歳以上の女性の約半数が骨粗しょう症による骨折を経験

    米国の骨粗しょう症財団によると、50歳以上の女性の約半数が骨粗しょう症による骨折を経験している。

    国際骨粗しょう症財団(International Osteoporosis Foundation)は、股関節の骨折は世界で年間160万例にのぼっていると発表している。

    米国の骨粗しょう症財団によると、50歳以上の女性の約半数が骨粗しょう症による骨折を経験しているそうです。

    ただ、骨粗しょう症は若いうちは関係ないと思い込んでいる人もいると思いますが、骨粗しょう症のリスクは若い人にも十分あります。




    カルシウムチェック|カルシウムと骨粗鬆症

    それはカロリーを気にするあまり冒頭のような食事の摂り方をして、栄養不足を招いていることが原因だ。

    特に調査によると肥満度の判定方法の一つにBMI値が低い人ほど3食きちんと食べなかったりするため、骨粗しょう症になりやすいという。

    血中のカルシウム濃度は一定で、不足し始めると骨のカルシウムから補填をするようになる。

    すると、血中のカルシウムが不足すればするほど骨のカルシウムも減っていき、骨がもろくなり、骨粗しょう症につながっていくのだ。

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    大江医師によると、ロコモの要因となる病気は3種類。

    骨の強度が低下する骨粗鬆(こつそしょう)症
    ▽関節の軟骨がすり減り、痛みが出たりする変形性関節症
    ▽神経の通り道である脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなり、神経の通りが悪くなる脊柱管狭窄(きょうさく)症
    -で、この3つの病気などが複合して起きたり、積み重なって運動器の機能が低下し、移動能力が落ちてしまうという。

    ロコモティブシンドロームの要因となる病気は、骨粗鬆症・変形性関節症・脊柱管狭窄症の3つの病気。

    こうした病気になることで、運動器の障害が生まれ、要介護状態になる危険性が高くなります。

    要介護にならないように 「ロコモ」に注目

    記事には、ロコモティブシンドロームかどうかを点検する「ロコチェック」が紹介されていました。

    点検項目は、
    (1)片脚立ちで靴下がはけない
    (2)家の中でつまずいたり、滑ったりする
    (3)階段を上るのに手すりが必要
    (4)横断歩道を青信号の間に渡りきれない
    (5)15分くらい続けて歩けない
    -の5種類。

    上記の5種類のうち1つでも当てはまれば、「ロコモ」の可能性があるそうです。

    また、ロコモにならないための運動「ロコトレ」も紹介されています。

    骨の強度が弱まることを防ぐとともに、バランス能力を鍛えて転倒しにくくする開眼片脚立ちと、お尻や太ももの筋肉の訓練であるスクワットの2種類だ。

    方法が詳しく紹介されていました。

    開眼片足立ちの方法

    1日3回、左右1分間ずつ、床につかない程度に片足を上げる。

    スクワットの方法

    1日に3度(1度に5・6回ずつ)椅子に腰をかけるようにお尻をゆっくり下ろす。

    骨粗鬆症、早期発見で骨折予防

    骨粗鬆症の予防にはどのようなことをすればよいのでしょうか。

    加齢による骨量の低下は避けられないが、カルシウムやビタミンDを多く含む食品の摂取、毎日の適度な運動で予防を心がけることが大切だ。

    森部長は「閉経後の女性に限らず、骨粗鬆症が原因で骨折した家族がいる人や、喫煙・飲酒の習慣がある人はリスクが高い。50歳を過ぎたら早めに検査を受けてほしい」と呼びかける。

    骨粗鬆症の予防には、

    • カルシウムやビタミンDを多く含む食品の摂取
    • 毎日の適度な運動
    • 早期発見のため、検査を受ける

    骨粗鬆症を病気だと認識している人も少ないでしょうし、また、骨粗鬆症の検査が行われていること自体知らないという方も多いと思います。

    骨粗鬆症を予防するためにも、カルシウムやビタミンDを多く含む食品の摂取、毎日の適度な運動を行い、早期発見のため、検査を受けるようにしてくださいね。

    【骨粗鬆症とは】

    骨粗鬆症は、骨量が減少して若年成人(20~44歳)の平均値の7割未満に落ち込んだ状態。骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気だ。

    骨量は男女とも20~30代をピークに加齢とともに減少する。

    特に閉経後の女性の場合、女性ホルモンの分泌が低下して骨量が急激に減るため、発症率は60代で3人に1人、70代では2人に1人といわれている。

    → 骨粗しょう症の症状・原因・予防・食事 についてはこちら

    ■まとめ

    65歳から79歳の女性および80歳以上の女性が股関節を骨折した場合、死亡リスクが高まるという論文から3つの仮説を考えました。

    1.高齢の女性が股関節を骨折すると、リハビリが大変で、散歩するなど運動する機会が減ってしまうために、健康を悪化させてしまうから

    2.骨折のそもそもの原因が低栄養にあるから

    3.オステオネットワークの破たん

    これらの3つの仮説を正しいと考えるとすれば、予防するのに欠かせないのは、日ごろから運動をして骨・筋肉に刺激を与えること、低栄養や骨粗しょう症を予防する食事に切り替えていく(中高年(メタボ対策)から高齢者(フレイル対応)への食習慣の移行ができていないために低栄養になってしまっていると考えられるため)ことです。







    【参考リンク】
    続きを読む 女性の股関節骨折は死亡リスクを高める|50歳以上の女性の約半数が骨粗しょう症による骨折を経験|米研究