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体脂肪・内臓脂肪面積・動脈硬化…エクオールに生活習慣病リスク低減の可能性 50代・60代の閉経期女性の味方!

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【目次】

■体脂肪・内臓脂肪面積・動脈硬化…エクオールに生活習慣病リスク低減の可能性

50歳代エクオール産生能有群は無群と比較し、体脂肪、CT内臓脂肪面積、baPWV、TGが有意に低値であった。60歳代エクオール産生能有群は無群と比較しHDL-Cが有意に高値であった。
50歳代エクオール産生能有群は無群と比較し、体脂肪、CT内臓脂肪面積、baPWV、TGが有意に低値であった。60歳代エクオール産生能有群は無群と比較しHDL-Cが有意に高値であった。

参考画像:体脂肪、内臓脂肪面積、動脈硬化…エクオールに生活習慣病リスク低減の可能性健常女性743名における大規模調査が北米閉経学会NAMSで学会賞受賞(2015/10/16、共同通信PRワイヤー)

体脂肪、内臓脂肪面積、動脈硬化…エクオールに生活習慣病リスク低減の可能性健常女性743名における大規模調査が北米閉経学会NAMSで学会賞受賞

(2015/10/16、共同通信PRワイヤー)

50代における体脂肪の数値はエクオール産生者で25.7%、非産生者で27.8%とその差は約2%、内臓脂肪面積においても41.8c㎡に対し54.0c㎡とエクオール産生者が約12c㎡少ない結果です。

BMI(身長と体重のみから出す肥満指数)ではエクオール産生者と非産生者に有意差はないことから、「体格が同じように見えてもエクオール非産生者に隠れ肥満が多い」という結果が明らかとなりました。

また、エクオールの産生能と動脈硬化、尿酸値との優位な関連も認められています。

60代においても、エクオール産生者でHDLコレステロールが良好、動脈硬化や骨吸収抑制に優位な関連が示されました。

今回の研究によって、エクオールが女性ホルモンの減少する世代(閉経期から閉経後早期のエストロゲンが減少する世代)の肥満などの生活習慣病関連リスクの改善、骨粗鬆症予防などに期待が集まっています。

「年齢ペプチド」が女性の更年期に起こる血管機能障害を抑制し、動脈硬化や循環器疾患を予防する可能性があるによれば、女性は更年期に入ると、血管を拡張する働きを持つエストロゲンが減少することによって、血管の柔軟性が低下し、血管が硬くなり、動脈硬化になりやすいと考えられます。

ポイントは、エクオールは体質によって体内で生産できる人とできない人がいることです。

女性ホルモン様成分エクオールは、体質により体内で産生できる人、できない人に分かれますが、50代において、エクオール産生者は非産生者と比較して体脂肪や内臓脂肪面積、動脈硬化、中性脂肪などにおいて良好な結果が示されました。

エクオールの効果|エクオールを作れる人、作れない人の違いとは?|世界一受けたい授業 5月2日によれば、​エクオール産生菌という腸内細菌を持っている人といない人がいるそうで、エクオール産生菌がいない人は、大豆イソフラボン(ダイゼイン)のまま吸収されるそうです。

エクオール産生者と非産生者を比較すると、エクオール非産生者に隠れ肥満が多いそうです。

■エクオールの名前の由来

2017年6月6日放送の「みんなの家庭の医学」によれば、エクオールは初めて馬(妊娠馬)の尿から分離されたそうです。

エクオール【equol】 ← 馬【equine】

■エクオールの働き

太田博明教授(山王メディカルセンター女性医療センター長:国際医療福祉大学医療医学研究センター教授)によれば、エクオールは女性ホルモンであるエストラジオールと化学構造が似ているため同様の働きをするそうです。

1.血管を守る

エクオールと血管の硬さを調べたところ、血管年齢が20歳若返ったという研究結果が出たそうです。

2.シワを改善する

エクオール10mg摂取による目尻のシワ伸展抑制
46~63歳の閉経後女性に3か月エクオール10mgを摂取してもらったところ、エクオールがシワ面積の伸展を抑制できたことが分かった。(A Oyama et al., Menopause 19:202-210、2012)

参考画像:女性の健康推進広報事務局インナービューティー向上レターvol.1『そのたるみ、「顔面骨密度」が関係しているかも!?』(2016/10/12、大塚製薬)

エクオール投与による目尻のシワの変化をみると、3か月後にはシワの伸び広がりが抑制されたことから、エクオールは皮膚の内側から作用してしわを改善することが分かったそうです。




■エクオールの効果

The Goodbye to Andi Photoshoot

by Ashley Webb(画像:Creative Commons)

●肌のシワの改善

12週間摂取で目尻のシワが改善

更年期症状の軽減

更年期症状の軽い人はエクオールの量が多い

エクオールとは?によれば、更年期症状の重い人のグループに、エクオールをつくれる人が少なかったそうです。

更年期のホットフラッシュ(ほてり)や首のこり・肩こりを改善する効果が確認されているそうです。

【関連記事】

●死亡リスクの低下

7年後までに要介護認定/亡くなった人の割合によれば、エクオールを作れない人のほうが多い

動脈硬化糖尿病などのメタボリックシンドロームのリスクを低下

抜け毛が抑制

過剰な男性ホルモンの働きを抑制(直接的なデータはないが、エクオールの効果が期待できるのではないか)

骨粗しょう症の予防

参考画像:女性の健康推進広報事務局インナービューティー向上レターvol.1『そのたるみ、「顔面骨密度」が関係しているかも!?』(2016/10/12、大塚製薬)

エクオールとは?によれば、女性は更年期以降女性ホルモンの分泌量が減少するに伴い、骨量が減少します。

大豆イソフラボンを摂取することによって、骨からカルシウムが溶け出すことを抑えることができるのですが、エクオールを作れる人は作れない人に比べて、豆乳を飲んだ場合に、より骨密度に対して高い効果を示すことがわかったそうです。

→ 豆乳の健康効果 について詳しくはこちら

その他にも、骨粗鬆症の予防や、中性脂肪悪玉コレステロールの低減、肌にハリ・ツヤを与えるなどが期待できるそうです。




■エクオールを体内で大量に作れる人の食生活

2017年6月6日放送の「みんなの家庭の医学」によれば、エクオールを作り出すのは腸で、エクオールの材料である大豆食品が腸に届くと、腸内細菌が分解し、エクオールを作り出し、エクオールを作る腸内細菌が増加すると、より多くのエクオールが作られるそうです。

今までに大豆食品をどれだけ食べてきたかがエクオールを作れる人と作れない人を決めるそうです。

また、エクオールを作るには大豆食品に加えて、腸内細菌のエサになるフラクトオリゴ糖が含まれている玉ねぎやゴボウを摂るとよいそうです。

フラクトオリゴ糖で腸内で善玉菌が増えることにより、エクオールが作られやすくなるそうです。

■まとめ

今後更年期の女性を助ける味方として、エクオールに注目が集まりそうですね。






【エクオール 関連記事】
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エクオールの効果|エクオールを作れる人、作れない人の違いとは?|#世界一受けたい授業

2015年5月2日放送の世界一受けたい授業は「エクオール」について取り上げました。




【目次】

■スーパーイソフラボン『エクオール』とは?

The Most Important Meal of the Day

by blair_25 (画像:Creative Commons)

解説:上原万里子先生

大豆イソフラボン=体にいい

大豆イソフラボンのままだと弱い

イソフラボンはエクオール産生菌によってエクオールになる。

エクオールは女性ホルモンに似た働きがある

【参考リンク】

エクオールとは?|ハマサイトクリニック

大豆イソフラボンが腸内細菌のチカラでつくられるスーパーイソフラボン『エクオール』。

■エクオールの効果

●肌のシワの改善

12週間摂取で目尻のシワが改善

●更年期症状の軽減

更年期症状の軽い人はエクオールの量が多い

エクオールとは?によれば、更年期症状の重い人のグループに、エクオールをつくれる人が少なかったそうです。

更年期のホットフラッシュ(ほてり)や首や肩のこりを改善する効果が確認されているそうです。

→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら

【関連記事】

●死亡リスクの低下

7年後までに要介護認定/亡くなった人の割合によれば、エクオールを作れない人のほうが多い

動脈硬化糖尿病などのメタボリックシンドロームのリスクを低下

抜け毛が抑制

過剰な男性ホルモンの働きを抑制(直接的なデータはないが、エクオールの効果が期待できるのではないか)

→ 薄毛・抜け毛の原因(男性・女性)・対策・予防・チェック について詳しくはこちら

●骨粗しょう症の予防

エクオールとは?によれば、女性は更年期以降女性ホルモンの分泌量が減少するに伴い、骨量が減少します。

大豆イソフラボンを摂取することによって、骨からカルシウムが溶け出すことを抑えることができるのですが、エクオールを作れる人は作れない人に比べて、豆乳を飲んだ場合に、より骨密度に対して高い効果を示すことがわかったそうです。

その他にも、骨粗鬆症の予防や、中性脂肪悪玉コレステロールの低減、肌にハリ・ツヤを与えるなどが期待できるそうです。




●エクオールを作れる人、作れない人の違いとは?

エクオール産生菌と呼ばれる腸内細菌が、食べた大豆イソフラボンからエクオールに変換してくれます。

​エクオール産生菌という腸内細菌を持っている人といない人がいるそうで、エクオール産生菌がいない人は、大豆イソフラボン(ダイゼイン)のまま吸収されるそうです。

日本人の50%がエクオールを作れるそうです。

【追記(2017/6/5)】

第15回日本抗加齢医学学会総会たった3割?エクオール産生者減少の可能性。

(2015/5/29、浜松町ハマサイトクリニック)

2015年5月29日に開催された第15回抗加齢医学会総会での発表によれば、エクオール産生能力者は約3割の結果が出ているとのことで、エクオール効果の恩恵にあずかれる女性は、これまで知られていた以上に減少している可能性があります。

【!追記終わり】

若い人にエクオールを作れる人が少なくなっているそうですが、食の欧米化が原因ではないかと考えられます。

エクオールを作れるようになるかどうかはわかっていませんが、エクオールを含むサプリメントは販売されています。

→ 豆乳の健康効果 について詳しくはこちら

→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら







【エクオール関連記事】
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ロコモの要因となる3つの病気とは?|ロコモティブシンドロームチェック・ロコモにならないための運動のやり方




【目次】

■要介護にならないように 「ロコモ」に注目

sympaty

by Mario Mancuso(画像:Creative Commons)

要介護にならないように 「ロコモ」に注目

(2009/11/11、産経新聞)

メタボならぬロコモという言葉が近年、注目を集めている。

ロコモティブシンドロームの略語で、日本整形外科学会が提唱。

骨や関節などの運動器の障害のため、要介護状態になる危険性が高いことを示す概念だ。

ロコモかどうかをチェックする方法や、予防運動も作られ、専門家はロコモになる危険性を呼びかけている。

ロコモティブシンドロームは日本整形外科学会が提唱した、骨や関節などの運動器の障害のため、要介護状態になる危険性が高いことを示す概念です。

【関連記事】

■ロコモの要因となる病気は3種類

大江医師によると、ロコモの要因となる病気は3種類。

骨の強度が低下する骨粗鬆(こつそしょう)症
▽関節の軟骨がすり減り、痛みが出たりする変形性関節症
▽神経の通り道である脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなり、神経の通りが悪くなる脊柱管狭窄(きょうさく)症
-で、この3つの病気などが複合して起きたり、積み重なって運動器の機能が低下し、移動能力が落ちてしまうという。

ロコモティブシンドロームの要因となる病気は、骨粗鬆症・変形性関節症・脊柱管狭窄症の3つの病気。

こうした病気になることで、運動器の障害が生まれ、要介護状態になる危険性が高くなります。

●変形性膝関節症

関節痛は、高齢になると、ほとんどの方が持っているといわれています。

その関節痛の多くが、関節軟骨の磨耗が原因の、「変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)」です。

通常、軟骨は、柔軟性と弾力性、なめらかさを持っており、関節のスムーズな動きを支えています。

しかし、老化や過激な運動などで、軟骨の消耗が進むと、骨同士が直接こすれあい、強い痛みを感じます。

つまり、変形性膝関節症とは、膝関節のクッションである軟骨のすり減りなどが原因となって、関節が変形したり、膝関節に炎症が起きたりすることで痛みが生じる病気です。

変形性膝関節症(関節痛や膝痛)に当てはまる方は、正座のしにくい方や階段の上り下りがつらい方、立ち仕事の多い方に多いです。

→ 膝が痛い|関節痛・変形性膝関節症 について詳しくはこちら

●脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症とは、神経の通り道である脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなり、神経の通りが悪くなることで、背骨の内部の神経が圧迫されて足腰のしびれや痛みが出る病気です。

●骨粗しょう症

骨粗しょう症の原因は、カルシウム不足です。

血中のカルシウム濃度は一定ですので、カルシウムが不足し始めると、骨のカルシウムから補填をするようになります。

つまり、血中のカルシウムが不足すればするほど、骨のカルシウムも減っていくことで、骨がもろくなり、骨粗しょう症につながっていきます。

また、日光にあたることもなく運動もあまりしない生活を続けていると、骨の形成に大切なビタミンDが活性化されず骨粗鬆症になってしまいます。

→ 骨粗鬆症 について詳しくはこちら

■ロコチェック

記事には、ロコモティブシンドロームかどうかを点検する「ロコチェック」が紹介されていました。

点検項目は、
(1)片脚立ちで靴下がはけない
(2)家の中でつまずいたり、滑ったりする
(3)階段を上るのに手すりが必要
(4)横断歩道を青信号の間に渡りきれない
(5)15分くらい続けて歩けない
-の5種類。

上記の5種類のうち1つでも当てはまれば、「ロコモ」の可能性があるそうです。

■ロコトレ

また、ロコモにならないための運動「ロコトレ」も紹介されています。

骨の強度が弱まることを防ぐとともに、バランス能力を鍛えて転倒しにくくする開眼片脚立ちと、お尻や太ももの筋肉の訓練であるスクワットの2種類だ。

方法が詳しく紹介されていました。

開眼片足立ちの方法

  1. 1日3回、左右1分間ずつ、床につかない程度に片足を上げる。

スクワットの方法

  1. 1日に3度(1度に5・6回ずつ)椅子に腰をかけるようにお尻をゆっくり下ろす。

■まとめ

要介護状態を防ぐためにも運動器の健康維持が重要ですので、日頃から運動をするようにしましょう。

また、おすすめなのが「スロトレ」。

スロトレは、軽い負荷でありながらも、、すべての動作を“ゆっくり、止めずに、連続して行う”ことで筋肉が力を発揮している時間を引き延ばし休ませないため、筋肉量が増えるのに効果的なトレーニング方法です。

また、軽い負荷であるため、次のような方にもおすすめができます。

→ スロトレ について詳しくはこちら







【ロコモ 関連記事】
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糖尿病患者は糖尿病でない人と比べると骨密度が10年程度早く低下する傾向がある|奥羽大

健康・美容チェック > 糖尿病 > 糖尿病の合併症 > 骨粗しょう症 > 糖尿病患者は糖尿病でない人と比べると骨密度が10年程度早く低下する傾向がある|奥羽大




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■糖尿病患者は糖尿病でない人と比べると骨密度が10年程度早く低下する傾向がある

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by Eric Schmuttenmaer(画像:Creative Commons)

糖尿病患者に警鐘 骨密度低下10年早く 奥羽大の衛藤教授ら

(2016/9/6、福島民報)

臨床研究では、糖尿病の女性127人と、糖尿病ではない女性622人の骨密度を50代から80代まで10年ごとの年代別に調べた。その結果、どの年代でも糖尿病患者は、糖尿病ではない人と比べて骨密度の低下が確認された。

奥羽大薬学部の衛藤雅昭教授、斉藤美恵子非常勤講師らの研究チームによる臨床研究によれば、糖尿病患者は糖尿病でない人と比べると骨密度が10年程度早く低下する傾向があることがわかったそうです。

研究では、50代の糖尿病女性は84%で糖尿病ではない60代の83%とほぼ同じ水準となった。60代の糖尿病女性の78%は糖尿病ではない70代の79%とほぼ同水準だった。他の年代でも同様の傾向が表れており、糖尿病患者の骨密度低下の進行は、糖尿病ではない人よりも10年程度早いことを示しているという。

糖尿病の合併症には、3大合併症ともいわれる糖尿病網膜症糖尿病腎症糖尿病神経障害がありますが、今後骨粗しょう症も含まれるようになりそうです。

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

■なぜ糖尿病の人は骨粗しょう症になりやすいのか?

糖尿病と骨粗鬆症の関係について

(2013/4、T-Friends)

最近、糖尿病の人は骨粗鬆症になりやすいことが分かってきました。

糖尿病でない人と比べ、一型糖尿病患者さんは6~7倍、2型糖尿病患者さんは1.5~2倍、骨折リスクが高いことが報告されています。

その理由の一つにインスリンが関与します。

インスリンには血糖値を下げる働きのほかに、骨芽細胞に作用して骨の形成を促す働きがあります。

1型糖尿病は、インスリンがほとんど分泌されないため、骨形成が低下して、骨粗鬆症になりやすくなります。

一方、2型糖尿病では、インスリンを分泌する能力は保たれており、骨量も減少していませんが、終末糖化産物や他の骨に悪影響を及ぼす要因が増え、骨の質が悪化するため、骨粗鬆症になりやすくなります。

糖尿病はインスリンの作用不足によって起こりますが、インスリンが作用しないと骨を作り出す細胞を減らしてしまうことなどから、糖尿病になると骨粗鬆症のリスクが高まります。

特に、合併症の一つである腎症が進むと、骨の材料になる、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの働きが低下して、骨量が減りやすくなります。

インスリンが作用しなくなると、骨を作り出す細胞が減ってしまい、骨粗鬆症になるリスクが高まります。

また、糖尿病腎症になると、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの働きが低下して、骨量が減りやすくなるそうです。

ビタミンDとカルシウム摂取で糖尿病リスク低減も(2010/2/22)で紹介した厚生労働省の研究班によれば、ビタミンDとカルシウムの摂取により、糖尿病の発症のリスクを「低減させ得る」とする研究結果を発表していました。

カルシウムの摂取量を増やすことによって、骨粗鬆症の予防だけでなく、糖尿病の予防ができそうです。

→ 糖化とは|糖化の症状・糖化チェック・糖化を防ぐ方法 について詳しくはこちら

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■カルシウムチェック

簡易版カルシウムチェック表がチェックしてみましょう。

簡易版カルシウムチェック表(監修:女子栄養大学教授 上西一弘氏)

1・□牛乳をあまり飲まない
2・□ヨーグルトをあまり食べない
3・□チーズをあまり食べない
4・□納豆をあまり食べない
5・□豆腐、大豆製品はあまり食べない
6・□ほうれん草、小松菜などの野菜をあまり食べない
7・□しらす、ししゃもなどの小魚はあまり食べない
8・□朝食を抜くことが多い
9・□ダイエットをしている

チェック数:
0-2個 適量摂取できている
3-4個 不足気味
5-6個 不足
7-9個 大きく不足




カルシウムの多い食品

●牛乳・ヨーグルト・チーズなどの乳製品

●納豆・豆腐などの大豆製品

●ほうれん草、小松菜などの野菜

●しらす、ししゃもなどの小魚

●ごま

■糖尿病による脆弱性骨折

血糖値を下げる方法|血糖値を抑える食べ方|たけしの家庭の医学では「糖尿病による脆弱性骨折」を紹介していました。

骨の成分は、カルシウムとコラーゲンで構成されています。

カルシウムとコラーゲンが働くことで骨の強度は保たれています。

しかし、血糖値が高くなると、糖がアミノ酸と結びつき、ペントシジンが血液中に増加。

ペントシジンという物質が、血管を通り、骨の内部に入ると、コラーゲンの質を悪化させてしまうと考えられるそうです。

コラーゲンは、鉄筋コンクリートでいう鉄筋の役割を果たせなくなり、いつ骨折してもおかしくない状態になってしまうそうです。

近年、骨密度が高くても骨折してしまう例が数多く見られているそうです。

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■まとめ

糖尿病の合併症には、3大合併症ともいわれる糖尿病網膜症糖尿病腎症糖尿病神経障害がありますが、今後骨粗しょう症も含まれるようになりそうです。

糖尿病患者は日頃から意識的にカルシウムを摂取するようにアドバイスをされるようになるのではないでしょうか。

→ 骨粗鬆症とは|骨粗しょう症の症状・原因・予防する方法(食べ物・運動) について詳しくはこちら

→ 糖尿病の合併症 について詳しくはこちら







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スクレロスチンの値を下げて骨量を増やし骨粗鬆症を予防する方法(ランニング・水中ウォーキング・ヨガ・ストレッチ)のコツと注意点|#NHKスペシャル #人体

健康・美容チェック > 骨粗しょう症 > スクレロスチンの値を下げて骨量を増やし骨粗鬆症を予防する方法|骨が作り替えられるメカニズム|#NHKスペシャル #人体

2018年1月7日放送のNHKスペシャル「人体」のテーマは「骨」。

今回はその中でも「スクレロスチン(Sclerostin)」についてまとめてみたいと思います。




【目次】

■スクレロスチンと骨粗鬆症の関係

Jump !

by Adriano Amalfi(画像:Creative Commons)

骨粗鬆症は高齢者だけの病気ではなく、若い人でも骨粗鬆症を発症する患者も多いそうで、その場合「スクレロスチン」が大発生していることが関係しているのだそうです。

なぜ「スクレロスチン」が大発生すると骨粗鬆症になるのでしょうか?

■骨が作り替えられるメカニズム

その前に、まずは骨が作り替えられるメカニズムについて簡単にまとめてみたいと思います。

骨は、新しく強い骨を維持することで疲労骨折などを防ぐために、常に作り替えられていて、大人では3~5年で全身の骨が入れ替わっているそうです。

骨の中には、骨を作る「骨芽細胞(こつがさいぼう)」と骨を壊す「破骨細胞(はこつさいぼう)」があり、この2つの細胞が骨の作り替えを行なっているそうです。

■なぜ「スクレロスチン」が大発生すると骨粗鬆症になるの?

作り替えのペースを指示するのが「骨細胞」であり、「骨細胞」が骨を作る・骨を壊すという「メッセージ物質」によって作り替えの指示を行なっているのですが、作り替えのバランスが崩れると骨粗鬆症を起こしてしまいます。

「スクレロスチン」はメッセージ物質の一つで、「骨を作ることをやめる」というメッセージを持っており、通常は骨の量が増え過ぎないように「スクレロスチン」によって「骨芽細胞」の数を減らしているのですが、この「スクレロスチン」が大発生すると、骨量が減ってしまうのです。




■なぜ「スクレロスチン」をたくさん出すということが起きてしまうの?

それでは、なぜ「スクレロスチン」をたくさん出すということが起きてしまうのでしょうか?

骨細胞には骨にかかる衝撃を感知するという働きを持っており、その衝撃があるかないかによって、骨を作るペースを決めているそうです。

骨に衝撃がかからない生活をすると、骨を作らないでよいと考えてしまい、骨細胞が「スクレロスチン」を大発生させることによって、骨芽細胞の数を減らし、骨を作ることを休んでしまい、骨量が減ってしまうのです。

骨に衝撃がかからない生活というのは、運動をしないで一日中座っているような生活です。

■スクレロスチンの値を下げて骨量を増やし骨粗鬆症を予防する方法

NHKスペシャル「人体」で紹介された米ミズーリ大学のヒントン博士の研究によれば、週に6時間以上ランニングまたは自転車に乗っている男性の骨量を調べたところ、骨粗鬆症予備軍とされる人の割合が自転車に乗っている人が63%だったのに対して、ランニングしている人は19%だったそうです。

ポイントは、「自転車では骨への衝撃が伝わらないから」という点。

ヒントン博士の研究によれば、週3回30分の「ジャンプ運動」を骨粗鬆症予備軍の男性にしてもらったところ、スクレロスチンの値が下がり、骨量が増えたそうです。

高齢者は「水中ウォーキング」や「ヨガ」「ストレッチ」もおすすめなのだそうです。

■まとめ

【#ガッテン】1時間座り続けると22分寿命が縮む!?耳石が動かないと自律神経や筋肉の働きが衰えてしまう!30分ごとに立ち上がってアンチエイジング!では、耳石は、全身の筋肉や内臓・血管をコントロールしている自律神経とつながっており、耳石が動いている状態だと、全身の筋肉や自律神経の働きが良くなることによって、心臓などの働きが良くなって血流がよくなったり、コレステロールや糖の代謝も良くなるそうですが、耳石があまり動かないと状態だと、全身の筋肉や自律神経の働きが衰え、免疫力低下、筋力の低下、循環機能低下、代謝の異常などが起きてしまうと紹介しました。

近年の研究によれば、「長時間座り続けること」がその原因となっていたのですが、「骨」という視点から考えると、「長時間座り続けること」=「骨に衝撃がかからない生活」とも考えられますよね。

長時間座ることはどのくらい健康に悪いのか?によれば、長時間座ることの健康への影響は次のようなものが挙げられています。

  • 脂肪を分解する酵素が90%減少
  • インスリン値は下がる
  • 善玉コレステロール減少
  • 血圧は上がる(高血圧
  • 脚の筋肉で支えていた体重は首と背骨にかかり、座ることで脳の血栓ができやすくなる
  • 肥満糖尿病、心循環系の病のリスクも高まり、心臓病のリスクも2倍になる
  • 乳がんにも悪影響を与える

長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいによれば、座っているときは、体の代謝に必要な仕組みがストップされているそうです。

普段からよく歩く人達に歩く量を減らしてもらう実験を行うと、糖分や脂肪の代謝機能が低下し、体脂肪率が増加したそうです。

オステオカルシン(骨ホルモン)をかかと落としで増やして血糖値を下げる!|オステオカインが全身の臓器を制御している|#ガッテンによれば、「オステオカルシン」を増やす方法として、骨に衝撃をかけることが重要であると紹介していました。

「骨に衝撃がかからない生活」をしないように「骨活」をやっていきましょう!

→ オステオポンチン|免疫力をコントロールするメッセージ物質|#NHKスペシャル #人体 について詳しくはこちら







【参考リンク】
続きを読む スクレロスチンの値を下げて骨量を増やし骨粗鬆症を予防する方法(ランニング・水中ウォーキング・ヨガ・ストレッチ)のコツと注意点|#NHKスペシャル #人体