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大阪医大・近畿大、骨粗しょう症が進むと生じやすい「大腿骨骨折」は西日本が高い|【仮説】西日本では血液透析患者が多いため大腿骨を骨折する人が多い?

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■骨粗しょう症が進むと生じやすい「大腿骨骨折」は西日本が高い|大阪医大・近畿大

大腿骨骨折 西日本で高率 地域差最大2倍 食習慣影響か 近大などまとめ

(2017/10/3、毎日新聞)

骨の密度が下がる病気「骨粗しょう症」が進むと生じやすい「大腿(だいたい)骨骨折」の人口10万人当たりの発生率を都道府県別に集計すると、中部から九州にかけての西日本で高かったとの調査結果を、大阪医大や近畿大の研究グループがまとめた。地域差は最大で2倍程度。食習慣の違いが影響している可能性があるといい、研究グループは要因分析を進める。

先日黒柳徹子さんが自身のインスタグラムで大腿骨を骨折していたことを明かしていましたが、大阪医大や近畿大の研究グループの調査結果によれば、骨粗しょう症が進むと生じやすい「大腿骨骨折」が西日本が高いということがわかったそうです。

今回の研究によれば、食習慣の違いが影響しているのではないかとのことでしたが、その他に原因となるものはないのでしょうか?

■西日本では血液透析患者が多いため、大腿骨骨折する人が多いのではないか?

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by Phalinn Ooi(画像:Creative Commons)

例えば、日本透析医学会が発表している血液透析患者の大腿骨頸部骨折発症率の地域分布と一般住民と比較した血液透析患者の大腿骨頚部骨折発症率を見ると、次のような結果が出ています。

わが国の血液透析患者における大腿骨頸部骨折発症の地域分布|日本透析医学会

血液透析患者の標準化大腿骨頸部骨折発症率比は、男性0.71 ~ 1.29、女性0.49 ~ 1.36と地域により大きく異なり、男女とも、西日本で標準化骨折発症率比は高く、東日本で低いという一般住民と同様の地域分布を認めた。

一般住民と比較した血液透析患者の大腿骨頚部骨折発症率|日本透析医学会

血液透析患者の大腿骨頚部骨折発症率は、千人年あたり男性7.57、女性17.43と、一般住民と比べて男性は6.2倍(95%信頼区間5.7-6.8)、女性は4.9倍(4.6-5.3)高い。

【参考リンク】

  • Wakasugi M, Kazama JJ, Taniguchi M, Wada A, Iseki K, Tsubakihara Y, Narita I. Increased risk of hip fracture among Japanese hemodialysis patients. J Bone Miner Metab. 2013 May;31(3):315-21. doi: 10.1007/s00774-012-0411-z. Epub 2013 Jan 6.
  • この結果を単純にまとめると、血液透析患者は大腿骨頸部骨折発症リスクが高く、血液透析患者の大腿骨頸部骨折発症率は西日本が多い、となります。

    このデータを参考にすると、こういう仮説は立てられないでしょうか?

    「西日本では血液透析患者が多いため、大腿骨骨折する人が多いのではないか?」

    透析人口は32万448人|糖尿病腎症・慢性糸球体腎炎で全体の7割を占める|日本透析医学会によれば、2014年末現在の日本の透析人口は32万448人で、このうち透析の原因となる病気は糖尿病腎症が11万8,081人と最も多く、その次に慢性糸球体腎炎が9万6,970人と続き、糖尿病腎症と慢性糸球体腎炎の2つの疾患で透析人口の全体の7割を占める結果となっています。

    都道府県別糖尿病の総患者数|都道府県別糖尿病腎症患者数|都道府県別新規透析導入患者数、そのうち糖尿病腎症による新規透析導入患者数の割合
    都道府県別糖尿病の総患者数|都道府県別糖尿病腎症患者数|都道府県別新規透析導入患者数、そのうち糖尿病腎症による新規透析導入患者数の割合

    参考画像:疾病と食事、地域の関係をみる|厚生労働省スクリーンショット

    都道府県別糖尿病腎症患者数(人口10万対)や 都道府県別新規透析導入患者数(人口10万対)そのうち糖尿病腎症による新規透析導入患者数の割合をみると、西日本の地域が上位を占めています。

    → 糖尿病腎症とは|糖尿病性腎症の症状(初期症状)・原因・治療・食事 について詳しくはこちら

    糖尿病患者は糖尿病でない人と比べると骨密度が10年程度早く低下する傾向がある|奥羽大で紹介した奥羽大薬学部の衛藤雅昭教授、斉藤美恵子非常勤講師らの研究チームによる臨床研究によれば、糖尿病患者は糖尿病でない人と比べると骨密度が10年程度早く低下する傾向があることがわかったそうです。

    糖尿病と骨粗鬆症の関係について

    (2013/4、T-Friends)

    糖尿病はインスリンの作用不足によって起こりますが、インスリンが作用しないと骨を作り出す細胞を減らしてしまうことなどから、糖尿病になると骨粗鬆症のリスクが高まります。

    特に、合併症の一つである腎症が進むと、骨の材料になる、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの働きが低下して、骨量が減りやすくなります。

    インスリンが作用しなくなると、骨を作り出す細胞が減ってしまい、骨粗鬆症になるリスクが高まります。

    また、糖尿病腎症になると、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの働きが低下して、骨量が減りやすくなるそうです。

    ビタミンDとカルシウム摂取で糖尿病の発症のリスクを「低減させ得る」|厚労省研究班によれば、カルシウム・ビタミンDともに糖尿病の発症に関連している可能性が考えられ、カルシウムとビタミンDを摂取することにより、糖尿病の発症リスクが低くなったと考えられます。

    また、血糖値を下げる方法|血糖値を抑える食べ方|たけしの家庭の医学では「糖尿病による脆弱性骨折」を紹介していました。

    骨の成分は、カルシウムとコラーゲンで構成されています。

    カルシウムとコラーゲンが働くことで骨の強度は保たれています。

    しかし、血糖値が高くなると、糖がアミノ酸と結びつき、ペントシジンが血液中に増加。

    ペントシジンという物質が、血管を通り、骨の内部に入ると、コラーゲンの質を悪化させてしまうと考えられるそうです。

    コラーゲンは、鉄筋コンクリートでいう鉄筋の役割を果たせなくなり、いつ骨折してもおかしくない状態になってしまうそうです。

    近年、骨密度が高くても骨折してしまう例が数多く見られているそうです。

    西日本独自に糖尿病になりやすいような食習慣(例えば、炭水化物の重ね食べ)が関係しているのか、それとも東日本には糖尿病になりにくい食習慣、食べ物があるのか、それとも全く他の原因があるのか、気になるところです。

    【関連記事】




    骨粗鬆症、早期発見で骨折予防

    骨粗鬆症の予防にはどのようなことをすればよいのでしょうか。

    加齢による骨量の低下は避けられないが、カルシウムやビタミンDを多く含む食品の摂取、毎日の適度な運動で予防を心がけることが大切だ。

    森部長は「閉経後の女性に限らず、骨粗鬆症が原因で骨折した家族がいる人や、喫煙・飲酒の習慣がある人はリスクが高い。50歳を過ぎたら早めに検査を受けてほしい」と呼びかける。

    骨粗鬆症の予防には、

    • カルシウムやビタミンDを多く含む食品の摂取
    • 毎日の適度な運動
    • 早期発見のため、検査を受ける

    骨粗鬆症を病気だと認識している人も少ないでしょうし、また、骨粗鬆症の検査が行われていること自体知らないという方も多いと思います。

    骨粗鬆症を予防するためにも、カルシウムやビタミンDを多く含む食品の摂取、毎日の適度な運動を行い、早期発見のため、検査を受けるようにしてくださいね。

    【骨粗鬆症とは】

    骨粗鬆症は、骨量が減少して若年成人(20~44歳)の平均値の7割未満に落ち込んだ状態。骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気だ。

    骨量は男女とも20~30代をピークに加齢とともに減少する。

    特に閉経後の女性の場合、女性ホルモンの分泌が低下して骨量が急激に減るため、発症率は60代で3人に1人、70代では2人に1人といわれている。

    → 骨粗しょう症の症状・原因・予防・食事 についてはこちら

    ■まとめ

    今回は「大腿骨骨折が西日本が高い」というニュースから「西日本では血液透析患者が多いため、大腿骨骨折する人が多いのではないか?」という仮説を立ててみましたが、実際にはどうなのでしょうか?

    慢性腎臓病と脆弱性骨折|日本内科学会

    ミネラル代謝は1つの臓器ではなく,いくつかの臓器がフィードバックによる制御を受け合うネットワークを形成し,そのネットワーク単位で営まれている.

    このミネラル代謝ネットワークの重要な交差点に位置しているのが腎臓である.

    腎臓は『心腎連関』『脳腎連関』『肺腎連関』『肝腎連関』など臓器同士が連携するネットワークの要|#NHKスペシャルによれば、腎臓は臓器同士が連携するネットワークの要となっていて、骨を守るうえでも重要な役割を果たしています。

    慢性腎臓病と脆弱性骨折|日本内科学会

    いずれにせよ,少なくとも透析患者においては大腿骨近位部骨折の発症リスクが著しく高い.その多くは脆弱性骨折であろう.CKD患者に骨粗鬆症が多いと考えて間違いはあるまい.

    透析患者には大腿骨骨折の発症リスクが高く、慢性腎臓病(CKD)患者に骨粗しょう症が多いということから、今回の仮説は一度検討してみるだけの価値はあるのではないでしょうか?







    【骨粗しょう症関連記事】
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    【#ためしてガッテン】スロートレーニングによる筋トレでダイエット|やり方!成長ホルモンが出る仕組み・効果

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    2008年10月29日放送のためしてガッテンでは、「脳をだます!ラクラク最新筋トレ術」がテーマでした。




    【目次】

    ■【ためしてガッテン】スロートレーニングでダイエット

    Deep squats

    by Drew Stephens(画像:Creative Commons)

    箇条書きにまとめてみました。

    ●加齢性筋萎縮症とは、年とともに筋肉が減る症状のことを言う。

    この加齢性筋萎縮症は、誰もがなるとのこと。

    ●筋肉を鍛えるには、筋力トレーニングでしか鍛えられない。

    筋トレを行うと、成長ホルモンが出る。

    成長ホルモンが出ると、筋肉が太くなり、ダイエットにも効果的。

    成長ホルモンを効果的に出す筋力トレーニングの方法とは、スロートレーニング(スロトレ)

    ■成長ホルモンが出る仕組み

    重い負荷の筋力トレーニング→乳酸が出ると筋肉が濃くなり→水分を取り込むため、筋肉がはれる→脳に指令がいき、成長ホルモンが出る。

    軽い負荷のスロートレーニング(無酸素運動)→血行不良→酸素不足(血中の酸素濃度の低下)→乳酸→筋肉がはれる→成長ホルモン

    つまり、軽い負荷のトレーニングでも、スロートレーニングを行えば、重い負荷のトレーニングと同様の効果が得られるということ。

    【補足】

    血流が制限された状態で運動を行うと、血流が制限されて筋肉内が低酸素状態になり、乳酸などの代謝物が蓄積し、筋肉の代謝環境が変化することで成長ホルモンなどのホルモン分泌が活性化します。

    成長ホルモンは全身の細胞の合成反応を促進することから、筋肉の成長の促進、肌の表皮細胞の代謝活性などによる若返り効果、脂肪の分解促進作用が期待されています。

    一般的なレジスタンストレーニングや高強度の持久的運動などの、強度の高い運動を行なうと血中の成長ホルモン濃度は200倍程度に増加します。

    しかし、成長ホルモンの分泌亢進は加圧トレーニングや強度の高い運動に限られておらず、比較的軽めの負荷であっても、筋肉の発揮張力を維持しながらゆっくりと動作するレジスタンス運動の「スロトレ」でも大きな筋肥大・筋力増強効果を得ることができます。

    50%1RMの負荷で行なったスロトレでは80%1RMの負荷を用いて通常の速度で行ったトレーニングと同じくらいの筋肥大・筋力増強効果があったという報告があるそうです。

    【参考リンク】

    ■スロートレーニングをおすすめする方

    ■スロートレーニングをすることでもたらされる効果(成長ホルモンが出る)

    • 腱・靭帯・骨を丈夫にする(骨粗鬆症)
    • 新陳代謝による若返り(肌がきれいになる)

    ■スロートレーニングによる筋トレでダイエット

    スロートレーニング+有酸素運動(自転車こぎ、ウォーキングなど)

    →成長ホルモンが出ることにより高いダイエット効果

    スロートレーニング(無酸素運動)をすると、成長ホルモンが出てくる。

    そのあと、遊離脂肪酸が出てくるところで、有酸素運動をすると、高いダイエット効果を生む。

    筋トレ後、3時間までが効果的。

    ■スロートレーニングのやり方

    1. スロー腕立て伏せ
      腕立て伏せといっても両膝を床につけた姿勢でよいそうです。
    2. スロー腹筋
      床に横になり、仰向けになって、膝を立てた姿勢で、上半身を起こす。
    3. スロースクワット

    この運動をゆっくり数字(1・2・3…と)を数えながら行いましょう。

    筋肉を休ませないように伸ばさないことがポイント。

    毎日10回×2セット行うことをお勧めしていました。







    【関連記事】
    続きを読む 【#ためしてガッテン】スロートレーニングによる筋トレでダイエット|やり方!成長ホルモンが出る仕組み・効果

    ロコモティブシンドロームになると要介護のリスクが高くなる?ロコモの原因・予防のためのトレーニング方法




    【目次】

    ■ロコモティブシンドロームとは?

    Thirst

    by Jaka Ostrovršnik(画像:Creative Commons)

    『要介護』招く運動器症候群 ロコモティブシンドローム

    (2009/8/14、東京新聞)

    「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」という言葉を聞いたことがあるだろうか。

    骨や筋肉、関節など運動器の働きが衰え、生活の自立度が低くなり、要介護の状態や要介護となる危険の高い状態のことをいう。

    ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、運動器の障害のために要介護となる危険の高い状態のことを言うようです。

    ■ロコモティブシンドロームの原因

    ロコモティブシンドロームの原因は何なのでしょうか。

    原因は、加齢による筋力やバランス能力の低下が考えられる。

    加齢による筋力やバランス能力の低下によって、ロコモティブシンドロームになっているそうです。

    老化のスピードが速い大腿筋を鍛える方法|大腿筋の老化のスピードは最も速いで紹介した石井直方さん(東京大学大学院筋生理学・トレーニング科学専門)によれば、筋肉量は30歳をピークに減少し始めるそうです。

    なかでも大腿筋の老化は深刻で、30~70才までの40年間で、前側(大腿四頭筋)は2分の1、後ろ側(ハムストリングス)は3分の2にまで落ちることが実証されているそうです。

    筋肉(とくに前側の筋肉)が衰えると、

    • 椅子から立ち上がれない
    • 転びそうになっても体を支えられない
    • 骨は、筋肉を使えば使うほど刺激を受けて強化され、基本的に、太ももの筋量が多い人ほど骨の強度も高いそうなのですが、筋肉が衰え、活発に動けなくなると骨への刺激も減るため、転倒や歩行困難、最悪の場合は寝たきりになるおそれもある

    になることが考えられます。




    ■ロコモティブシンドロームに当てはまる運動器の障害とは?

    どういった運動器の障害がロコモティブシンドロームに当てはまるのでしょうか。

    介護が必要となる運動器の障害には、関節の軟骨がすり減って痛む「変形性ひざ関節症や腰椎(ようつい)症」、骨量の減少で骨が弱くなり骨折しやすくなる「骨粗鬆(そしょう)症」、背骨の内部の神経が圧迫されて足腰のしびれや痛みが出る「脊柱(せきちゅう)管狭窄(きょうさく)症」などがある。

    変形性膝関節症骨粗鬆症、脊柱管狭窄症などが代表例といえそうです。

    ●変形性膝関節症

    関節痛は、高齢になると、ほとんどの方が持っているといわれています。

    その関節痛の多くが、関節軟骨の磨耗が原因の、「変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)」です。

    通常、軟骨は、柔軟性と弾力性、なめらかさを持っており、関節のスムーズな動きを支えています。

    しかし、老化や過激な運動などで、軟骨の消耗が進むと、骨同士が直接こすれあい、強い痛みを感じます。

    つまり、変形性膝関節症とは、膝関節のクッションである軟骨のすり減りなどが原因となって、関節が変形したり、膝関節に炎症が起きたりすることで痛みが生じる病気です。

    変形性膝関節症(関節痛や膝痛)に当てはまる方は、正座のしにくい方や階段の上り下りがつらい方、立ち仕事の多い方に多いです。

    → 膝が痛い|関節痛・変形性膝関節症 について詳しくはこちら

    ●脊柱管狭窄症

    脊柱管狭窄症とは、神経の通り道である脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなり、神経の通りが悪くなることで、背骨の内部の神経が圧迫されて足腰のしびれや痛みが出る病気です。

    ●骨粗しょう症

    骨粗しょう症の原因は、カルシウム不足です。

    血中のカルシウム濃度は一定ですので、カルシウムが不足し始めると、骨のカルシウムから補填をするようになります。

    つまり、血中のカルシウムが不足すればするほど、骨のカルシウムも減っていくことで、骨がもろくなり、骨粗しょう症につながっていきます。

    また、日光にあたることもなく運動もあまりしない生活を続けていると、骨の形成に大切なビタミンDが活性化されず骨粗鬆症になってしまいます。

    → 骨粗鬆症とは|骨粗しょう症の症状・原因・予防する方法(食べ物・運動) について詳しくはこちら

    ■ロコモティブシンドロームの予防

    ロコモティブシンドロームを予防するには、どうしたらよいのでしょうか。

    ロコモティブシンドロームの考え方は、痛みに対する治療だけでは不十分で、筋力強化なども併せて運動の状態を向上させ、QOL(生活の質)を保つことを目指す。

    それが、介護予防にもつながる。

    痛みに対する治療だけでなく、日頃から筋力を強化することで運動の状態を維持していくことが、大事なようです。

    毎日運動している人としていない人との間には体力に大きな差がある!?|2014年度体力・運動能力調査で紹介したスポーツ庁の2014年度体力・運動能力調査によれば、高齢者(65~79歳)で、ほとんど毎日運動している人と運動をしない人では、体力に大きな差があることがわかりました。

    記事の中には、ロコモティブシンドロームの予防に取り組む目安の五項目が紹介されています。

    日本整形外科学会は、予防に取り組む目安として五項目を紹介している。

    片脚立ちで靴下がはけない
    ▽階段を上るのに手すりが必要
    ▽横断歩道を青信号で渡りきれない
    ▽十五分くらい続けて歩けない
    ▽家の中でつまずいたり滑ったりする-。

    この5項目のうち、一つでも当てはまる人は、ロコモティブシンドロームを予防するロコモーショントレーニングを薦めているそうです。

    効率よく筋力強化ができるのが目を開けての「片脚立ち」。

    松井医長によると、片脚立ちは両脚立ちに比べ二・七五倍の負荷がかかり、一日三回、左右一分間の片脚立ちは、約五十三分間の歩行に相当するという。

    支えが必要なら、机に手をついて行ってもよい。

    「スクワット」はお尻を低く下ろせばより筋力が鍛えられるが、継続するには浅い角度の方が安全だ。

    脚はかかとから三〇度くらい外側に開き、体重が脚の裏の中央にかかるように意識する。

    現在の筋肉を維持しようという人がウォーキングだけをしても、筋肉は衰えていってしまいます。

    筋肉を衰えさせないためにも、筋トレが必要。

    ロコモティブシンドロームを予防するトレーニングとして紹介されているのは、「片脚立ち」と「スクワット」です。

    片手だけまたは手を使わずに床に座ったり立ったりできる人は長生きできる?によれば、中高年で床に座ったり立ったりが片手だけで、または手を使わずにできる人は筋骨格がしっかりしており、それができない人に比べて長い寿命が期待できるそうです。

    また、おすすめなのが「スロトレ」。

    スロトレは、軽い負荷でありながらも、、すべての動作を“ゆっくり、止めずに、連続して行う”ことで筋肉が力を発揮している時間を引き延ばし休ませないため、筋肉量が増えるのに効果的なトレーニング方法です。

    また、軽い負荷であるため、次のような方にもおすすめができます。

    → → スロトレ(スロートレーニング)|スロトレ 効果・スロトレダイエット・やり方 について詳しくはこちら







    【ロコモ 関連記事】
    続きを読む ロコモティブシンドロームになると要介護のリスクが高くなる?ロコモの原因・予防のためのトレーニング方法

    ロコモの要因となる3つの病気とは?|ロコモティブシンドロームチェック・ロコモにならないための運動のやり方




    【目次】

    ■要介護にならないように 「ロコモ」に注目

    sympaty

    by Mario Mancuso(画像:Creative Commons)

    要介護にならないように 「ロコモ」に注目

    (2009/11/11、産経新聞)

    メタボならぬロコモという言葉が近年、注目を集めている。

    ロコモティブシンドロームの略語で、日本整形外科学会が提唱。

    骨や関節などの運動器の障害のため、要介護状態になる危険性が高いことを示す概念だ。

    ロコモかどうかをチェックする方法や、予防運動も作られ、専門家はロコモになる危険性を呼びかけている。

    ロコモティブシンドロームは日本整形外科学会が提唱した、骨や関節などの運動器の障害のため、要介護状態になる危険性が高いことを示す概念です。

    【関連記事】

    ■ロコモの要因となる病気は3種類

    大江医師によると、ロコモの要因となる病気は3種類。

    骨の強度が低下する骨粗鬆(こつそしょう)症
    ▽関節の軟骨がすり減り、痛みが出たりする変形性関節症
    ▽神経の通り道である脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなり、神経の通りが悪くなる脊柱管狭窄(きょうさく)症
    -で、この3つの病気などが複合して起きたり、積み重なって運動器の機能が低下し、移動能力が落ちてしまうという。

    ロコモティブシンドロームの要因となる病気は、骨粗鬆症・変形性関節症・脊柱管狭窄症の3つの病気。

    こうした病気になることで、運動器の障害が生まれ、要介護状態になる危険性が高くなります。

    ●変形性膝関節症

    関節痛は、高齢になると、ほとんどの方が持っているといわれています。

    その関節痛の多くが、関節軟骨の磨耗が原因の、「変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)」です。

    通常、軟骨は、柔軟性と弾力性、なめらかさを持っており、関節のスムーズな動きを支えています。

    しかし、老化や過激な運動などで、軟骨の消耗が進むと、骨同士が直接こすれあい、強い痛みを感じます。

    つまり、変形性膝関節症とは、膝関節のクッションである軟骨のすり減りなどが原因となって、関節が変形したり、膝関節に炎症が起きたりすることで痛みが生じる病気です。

    変形性膝関節症(関節痛や膝痛)に当てはまる方は、正座のしにくい方や階段の上り下りがつらい方、立ち仕事の多い方に多いです。

    → 膝が痛い|関節痛・変形性膝関節症 について詳しくはこちら

    ●脊柱管狭窄症

    脊柱管狭窄症とは、神経の通り道である脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなり、神経の通りが悪くなることで、背骨の内部の神経が圧迫されて足腰のしびれや痛みが出る病気です。

    ●骨粗しょう症

    骨粗しょう症の原因は、カルシウム不足です。

    血中のカルシウム濃度は一定ですので、カルシウムが不足し始めると、骨のカルシウムから補填をするようになります。

    つまり、血中のカルシウムが不足すればするほど、骨のカルシウムも減っていくことで、骨がもろくなり、骨粗しょう症につながっていきます。

    また、日光にあたることもなく運動もあまりしない生活を続けていると、骨の形成に大切なビタミンDが活性化されず骨粗鬆症になってしまいます。

    → 骨粗鬆症 について詳しくはこちら

    ■ロコチェック

    記事には、ロコモティブシンドロームかどうかを点検する「ロコチェック」が紹介されていました。

    点検項目は、
    (1)片脚立ちで靴下がはけない
    (2)家の中でつまずいたり、滑ったりする
    (3)階段を上るのに手すりが必要
    (4)横断歩道を青信号の間に渡りきれない
    (5)15分くらい続けて歩けない
    -の5種類。

    上記の5種類のうち1つでも当てはまれば、「ロコモ」の可能性があるそうです。

    ■ロコトレ

    また、ロコモにならないための運動「ロコトレ」も紹介されています。

    骨の強度が弱まることを防ぐとともに、バランス能力を鍛えて転倒しにくくする開眼片脚立ちと、お尻や太ももの筋肉の訓練であるスクワットの2種類だ。

    方法が詳しく紹介されていました。

    開眼片足立ちの方法

    1. 1日3回、左右1分間ずつ、床につかない程度に片足を上げる。

    スクワットの方法

    1. 1日に3度(1度に5・6回ずつ)椅子に腰をかけるようにお尻をゆっくり下ろす。

    ■まとめ

    要介護状態を防ぐためにも運動器の健康維持が重要ですので、日頃から運動をするようにしましょう。

    また、おすすめなのが「スロトレ」。

    スロトレは、軽い負荷でありながらも、、すべての動作を“ゆっくり、止めずに、連続して行う”ことで筋肉が力を発揮している時間を引き延ばし休ませないため、筋肉量が増えるのに効果的なトレーニング方法です。

    また、軽い負荷であるため、次のような方にもおすすめができます。

    → スロトレ について詳しくはこちら







    【ロコモ 関連記事】
    続きを読む ロコモの要因となる3つの病気とは?|ロコモティブシンドロームチェック・ロコモにならないための運動のやり方

    エクオールの効果|エクオールを作れる人、作れない人の違いとは?|#世界一受けたい授業

    2015年5月2日放送の世界一受けたい授業は「エクオール」について取り上げました。




    【目次】

    ■スーパーイソフラボン『エクオール』とは?

    The Most Important Meal of the Day

    by blair_25 (画像:Creative Commons)

    解説:上原万里子先生

    大豆イソフラボン=体にいい

    大豆イソフラボンのままだと弱い

    イソフラボンはエクオール産生菌によってエクオールになる。

    エクオールは女性ホルモンに似た働きがある

    【参考リンク】

    エクオールとは?|ハマサイトクリニック

    大豆イソフラボンが腸内細菌のチカラでつくられるスーパーイソフラボン『エクオール』。

    ■エクオールの効果

    ●肌のシワの改善

    12週間摂取で目尻のシワが改善

    ●更年期症状の軽減

    更年期症状の軽い人はエクオールの量が多い

    エクオールとは?によれば、更年期症状の重い人のグループに、エクオールをつくれる人が少なかったそうです。

    更年期のホットフラッシュ(ほてり)や首や肩のこりを改善する効果が確認されているそうです。

    → 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら

    【関連記事】

    ●死亡リスクの低下

    7年後までに要介護認定/亡くなった人の割合によれば、エクオールを作れない人のほうが多い

    動脈硬化糖尿病などのメタボリックシンドロームのリスクを低下

    抜け毛が抑制

    過剰な男性ホルモンの働きを抑制(直接的なデータはないが、エクオールの効果が期待できるのではないか)

    → 薄毛・抜け毛の原因(男性・女性)・対策・予防・チェック について詳しくはこちら

    ●骨粗しょう症の予防

    エクオールとは?によれば、女性は更年期以降女性ホルモンの分泌量が減少するに伴い、骨量が減少します。

    大豆イソフラボンを摂取することによって、骨からカルシウムが溶け出すことを抑えることができるのですが、エクオールを作れる人は作れない人に比べて、豆乳を飲んだ場合に、より骨密度に対して高い効果を示すことがわかったそうです。

    その他にも、骨粗鬆症の予防や、中性脂肪悪玉コレステロールの低減、肌にハリ・ツヤを与えるなどが期待できるそうです。




    ●エクオールを作れる人、作れない人の違いとは?

    エクオール産生菌と呼ばれる腸内細菌が、食べた大豆イソフラボンからエクオールに変換してくれます。

    ​エクオール産生菌という腸内細菌を持っている人といない人がいるそうで、エクオール産生菌がいない人は、大豆イソフラボン(ダイゼイン)のまま吸収されるそうです。

    日本人の50%がエクオールを作れるそうです。

    【追記(2017/6/5)】

    第15回日本抗加齢医学学会総会たった3割?エクオール産生者減少の可能性。

    (2015/5/29、浜松町ハマサイトクリニック)

    2015年5月29日に開催された第15回抗加齢医学会総会での発表によれば、エクオール産生能力者は約3割の結果が出ているとのことで、エクオール効果の恩恵にあずかれる女性は、これまで知られていた以上に減少している可能性があります。

    【!追記終わり】

    若い人にエクオールを作れる人が少なくなっているそうですが、食の欧米化が原因ではないかと考えられます。

    エクオールを作れるようになるかどうかはわかっていませんが、エクオールを含むサプリメントは販売されています。

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