> 健康・美容チェック > 夏バテ解消法 > イミダペプチドが豊富な鶏の胸肉で夏バテ防止・予防|たけしの本当は怖い家庭の医学
2009年7月21日放送のたけしの本当は怖い家庭の医学のテーマは、「夏バテ予防・回復法スペシャル」でした。
■夏バテの正体とは
by Toshihiro Gamo(画像:Creative Commons)
なぜ夏になると「疲労感」、いわゆる夏バテの症状が現れるのでしょうか?
夏の日差し(紫外線)と冷房等による寒暖差によって、自律神経が乱れます。
臓器の機能が低下して、それが脳に伝わると、脳が「疲労感」を感じます。
それが夏バテの正体なのです。
■夏が大好きな夏男・夏女は夏バテに注意!
人間は前頭葉が発達したため、前頭葉から楽しさを感じる信号が出ることで、「疲労感」を覆い隠してしまいます。
そうなることで、自分では気づかないうちにその疲労は蓄積され、その夏にため込んだ疲労が秋に一気に出ることになります。
夏バテによる疲労が蓄積すると、倦怠感やうつ状態、突然死を招く恐れがあるそうです。
夏バテを感じている人も感じていない人も注意が必要です。
■疲労を回復する物質とは?
文部科学省と大阪市立大学による産官学連携 疲労定量化プロジェクトによれば疲労回復効果が高い物質が明らかになったそうです。
そのある物質とは、「イミダペプチド」。
イミダペプチドとは、動物の筋肉中に含まれ、渡り鳥や回遊魚に豊富な物質なのだそうです。
【追記(2015/9/6)】
「鶏むね肉」の疲労回復効果に注目、渡り鳥支える高濃度栄養素
(2015/9/6、読売新聞)
イミダペプチドは二つのアミノ酸(生命を支えている大切な栄養素)が結合した物質だ。
これを摂取すると血液中で二つのアミノ酸に分解するが、脳や肉体の疲労してさびついた細胞に達すると、再びイミダペプチドに合成され、疲労部分を回復してくれる。
イミダペプチドを摂取すると血液中で2つのアミノ酸に分解し、疲労した細胞に到達すると、再びイミダペプチドに合成されて疲労部分を回復してくれるそうです。
■イミダペプチドを多く含む食材とは?
そのイミダペプチドを多く含むのが、「鶏の胸肉」。
鳥の胸肉には、牛肉や豚肉に比べ、イミダペプチドを2~3倍多く含んでいるそうです。
1日400mgイミダペプチドを1週間摂り続ければ疲労回復に効果があることが判明しているそうです。
イミダペプチド 400mg = 鶏の胸肉 約100g
鶏の胸肉でイミダペプチドを摂取して、夏バテ防止・夏バテ予防しましょう。
【追記(2015/9/6)】
「鶏むね肉」の疲労回復効果に注目、渡り鳥支える高濃度栄養素
(2015/9/6、読売新聞)
「2週間以上、継続的にイミダペプチドを摂取すると、疲労感が改善されてきます」。
つまり、鶏むね肉100gを2週間以上摂取すれば、疲労回復に良いということですね。
番組ホームページでは、鶏の胸肉を使ったレシピを公開していますので、興味のある方はご覧になってください。
番組では、オリーブオイルのマリネとごま油のマリネをベースに7種類のレシピを紹介していました。
オリーブ油のマリネ
【材料】
- 鶏胸肉 2枚
- オリーブオイル 大さじ1 (腸の蠕動運動を促す効果)
- 塩 小さじ1
- にんにく 一片
※鶏の胸肉約100g=鶏の胸肉1枚の半分
ごま油のマリネ
【材料】
- 鶏の胸肉 2枚
- ごま油 大さじ1
- 塩 小さじ1
- ショウガ 1片
- 長ネギ 適宜
【作り方】
(1) 鶏胸肉を縦半分に切り、味が染み込みやすいように細かく切り目をいれる。
(2) ポリ袋に鶏肉と残りの材料を入れ、調味料が馴染むようによく揉み込み、口をしばって、半日以上置く。
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