「医学」カテゴリーアーカイブ

大腸がんを血液一滴で早期に診断できる「バイオマーカー(生物学的指標)」を発見|神戸大など

alzheimer's blood test

by Neuroscience News(画像:Creative Commons)




血1滴で早期大腸がん診断 神戸大院グループ

(2012/7/13、読売新聞)

神戸大は12日、同大学院医学研究科の吉田優准教授らの研究グループが、1滴の血液で大腸がんを早期に診断できる「バイオマーカー(生物学的指標)」を発見したと発表した。これまで使われている腫瘍マーカーなどは、初期の大腸がん患者への感度が低く、早い段階で正確に診断できなかった。研究グループでは「5年以内の実用化を目指したい」としている。

神戸大・吉田優准教授らの研究グループによれば、血液一滴で大腸がんを早期に診断できる「バイオマーカー(生物学的指標)」を発見したそうです。

→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら

また、今回の研究は糖尿病やうつ病などさまざまな病気の診断にも利用できる可能性があるそうです。

吉田准教授は「必要な代謝物の組み合わせにより、うつ病や糖尿病など様々な疾患の診断に応用できる可能性がある」としている。







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ヒトES細胞から目の網膜組織の形成に世界初成功|理化学研究所など

the eye

by Jo(画像:Creative Commons)




ヒトES細胞から立体網膜の形成に世界で初めて成功

(2012/6/14、理化学研究所プレスリリース)

理研発生・再生科学総合研究センターは住友化学株式会社生物環境科学研究所と共同で、ヒトES細胞から、眼組織の基となる「眼杯」と呼ばれる網膜組織を試験管内で立体形成することに世界で初めて成功しました。

また、この立体網膜組織を数週間~十数週間培養し続けることで、神経網膜の腫瘍細胞である視細胞、神経節細胞、介在神経細胞などを含む、複雑で多層化した構造を持つ網膜組織の立体形成にも成功しました。

さらに、このヒトES細胞から形成した立体網膜組織をあまり傷つけずに液体窒素中で凍結保存する方法も確立しました。

理研発生・再生科学総合研究センターは住友化学株式会社生物環境科学研究所と共同で、ヒトのES細胞から目の網膜組織の形成に世界ではじめて成功したそうです。

続きを読む ヒトES細胞から目の網膜組織の形成に世界初成功|理化学研究所など

マグネシウムイオン、脳の長期記憶に重要 アルツハイマー病の治療に役立つ期待

Magnesium

by fdecomite(画像:Creative Commons)




以前、脳内金属の研究、アルツハイマー病などの解明の手がかりにという記事を取り上げましたが、今回の記事によれば、マグネシウムイオンが脳の長期記憶に重要な役割を持つことがわかったそうです。

マグネシウムイオン、長期記憶に重要

(2012/6/8、TBS系(JNN))

東京都の研究機関が、脳の中のマグネシウムイオンが長期間にわたって記憶をとどめるうえで重要な役割を果たしていることを突き止めたと発表しました。アルツハイマー病などの治療に役立つと期待されています。

<中略>

アルツハイマー病の患者さんや老化した人の脳ではマグネシウムイオン自体が非常に少なくなっている。
(東京都医学総合研究所 宮下知之主任研究員)

マグネシウムイオンが長期記憶において重要な働きを果たしていることがわかったそうで、今後アルツハイマー病の治療に役立つことが期待されるそうです。







糖尿病、夢の新薬に道筋 「アディポネクチン」研究加速

Random diabetes cartoon

by Mark Doliner(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 糖尿病 > アディポネクチン > 糖尿病、夢の新薬に道筋 「アディポネクチン」研究加速




糖尿病、夢の新薬に道筋 「アディポネクチン」研究加速

(2012/5/8、産経新聞)

アディポネクチンをめぐっては、糖尿病を抑制する働きがあることが明らかにされる中で、門脇教授はアディポネクチンの受容体(鍵穴のようなもの)を世界で初めて発見し、特に2型糖尿病の根本治療につながると期待されている。

アディポネクチンの受容体の発見が2型糖尿病の治療につながると期待されているそうです。

⇒ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら。

⇒ アディポネクチン について詳しくはこちら。

続きを読む 糖尿病、夢の新薬に道筋 「アディポネクチン」研究加速

緑内障で脳細胞減少 早期診断へ応用期待|理研

Eye

by Alper Çuğun(画像:Creative Commons)

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■緑内障で脳細胞減少 早期診断へ応用期待|理研

緑内障で脳細胞減少 早期診断へ応用期待 理研

(2012/5/8、47ニュース)

中途失明原因の1位となっている緑内障は目だけではなく、脳の神経細胞が減るなどの障害も起きていることが、理化学研究所分子イメージング科学研究センター(神戸市中央区)などの研究グループがサルの実験で突き止めた。今後、脳内の細胞の増減を見ることで、緑内障を早期に診断できる可能性があるという。

理化学研究所分子イメージング科学研究センターの研究によれば、緑内障は目(視神経)だけではなく、目からの情報を受け取る脳の神経細胞が減るなどの障害も起きていることがわかり、脳細胞の増減を見ることで緑内障を早期に診断できる可能性があるそうです。

研究成果「神経変性疾患の進行を予測する新手法開発」のお知らせ

(2013/2/4、理化学研究所 分子イメージング科学研究センター )

今回共同研究グループは、脳内の神経線維を MRI で画像化する拡散テンソル画像法を用いて 5 頭の緑内障モデルサルの脳を調べ、網膜と視覚野を結ぶ神経が変性する様子を詳しく解析しました。その結果、緑内障が進行した時の正常な神経線維の割合は、眼圧の高さと経過時間を累積した値(累積神経変性リスク)と指数関数的な相関を示すことが分かりました(図1A)。このことは、眼圧の異常がいつ、どの程度生じたかの情報があれば、脳内の神経変性を予測できることを示します。これを検証するため、5 頭の個体の緑内障の経過を継続的に調べたところ、累積神経変性リスクから予測された神経変性の程度と、拡散テンソル法で実際に観察された神経線維の状態はよく一致することがわかりました(図1B)。したがって、この予測方法を用いることで、新しい治療を施した際に神経変性がどの程度抑制されたかなど、症状の進行・治療効果の予測を従来よりも高い精度で行うことが可能となります(図1C)。

理化学研究所と岐阜薬科大学の共同研究チームは、脳の神経線維を画像化する拡散テンソル画像法を用いて、緑内障モデルのサルの脳を調べ、緑内障の発症により生じる神経変性の進行を評価・予測することに成功しました。

この予測法法を用いれば、緑内障に対する治療を施した際に、どれくらい神経変性が抑制されたかどうかなど症状の進行・治療の効果の予測を高い精度で行うことができることが期待されます。

→ 緑内障の症状・原因・眼圧・予防 について詳しくはこちら

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