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隠れむし歯(初期むし歯)の段階であれば、だ液が毎日治してくれている|#ためしてガッテン(#NHK)

2008年11月5日放送のためしてガッテンでは、「目と歯」がテーマで以前放送された内容に関する疑問について答える内容でした。




■だ液にはカルシウムが含まれていて、隠れむし歯を治すことができる

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by Romain Toornier(画像:Creative Commons)

だ液にはカルシウムが含まれていて、隠れむし歯を治すことができるのです。

穴が大きく空いてしまったむし歯は、だ液では治せないのですが、隠れむし歯(初期むし歯)の段階であれば、だ液が毎日治してくれているそうです。

間食の回数が多かったりすると、歯を治す時間が減っていってしまうので、間食するならゆっくりだらだらと食べるよりも、まとめて食べたほうが歯にとっては良いようです。

そして一番気をつける必要があるのが、歯をみがいた後の「寝る前」です。

寝ている間は、だ液の量が減ってしまいます。

このため、夜、歯みがきをしたあとにビールやジュースなどを飲むと、歯が溶けてしまってむし歯になりやすいのです。

このように以前、番組で隠れむし歯がだえき(カルシウムを含んでいるので)で治るといった放送をしたところ、

  • 寝る前にどんな飲み物を飲んだらよいのか。
  • 虫歯を削るべきか、削らざるべきかで悩んでいる。

といった質問があったそうです。

■寝る前にどんな飲み物を飲んだらよいのか。

虫歯の原因は酸蝕歯(さんしょくし)があるそうです。

pH5.5以下になると、歯の表面のエナメル質が溶けるそうです。

夜歯磨きした後、pH5.5以下の飲み物(水やお茶など以外ほとんどが当てはまっていました)を飲むと、夜は唾液の分泌が減るので、歯を溶かす原因となりやすくなるそうです。

何か飲んだ後は、歯磨きまたはうがいをして酸蝕歯を予防しましょう。

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■虫歯を削るべきか、削らざるべきかで悩んでいる。

その方の「性格や生活習慣」と「だえきの質と量」によるとのことでした。

性格や生活習慣をみて、歯医者さんは削るか、削らないかを判断しているそうです。

  • 歯の磨き方
  • 感触が多いか。
  • 通院できるかなど

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詳しくは、ためしてガッテンの過去の放送をご覧ください。







子どもの虫歯が激減|就寝前の歯磨き習慣やフッ素を使ったうがいの予防策の浸透が背景

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■子どもの虫歯が激減|就寝前の歯磨き習慣やフッ素を使ったうがいの予防策の浸透が背景

Teefs!

by Brian(画像:Creative Commons)

<子供の虫歯激減>20年余で4分の1 歯学部の定員検討も

(2015/11/30、毎日新聞)

かつて9割超の子供にあった虫歯が激減している。この20年余で1人当たりの本数は4分の1になった。就寝前の歯磨き習慣や、フッ素を使ったうがいなどの予防策の浸透が背景にあるとみられる。

<中略>

子供の虫歯は大幅に減っている。文部科学省の調査によると、12歳児の1人平均の虫歯本数は、1989年の4.30本から、2013年には1.05本に減少した。虫歯のある子供の割合も90%超から半分以下の40%台になった。

文部科学省の調査によれば、子どもの虫歯が大幅に減少しているそうです。

歯磨き習慣が身についていることやフッ素を使ったうがいなどによる予防策が浸透していることが良い結果を生んでいるようです。

虫歯・歯周病予防には歯磨き粉・歯ブラシ選びが重要によれば、歯に穴が開くと元には戻りませんが、初期段階で歯が溶けていくのを防ぐことはできるそうです。

これに効果的なのが「フッ素」です。

穴の開く手前の段階で、フッ素入り歯磨き剤を使うと、失った歯の成分を補い、歯が健康な状態に戻る可能性が高くなります。

フッ素を届けるためには、毛先が細くて段差のある歯ブラシを使うのが効果的なのだそうです。




オーラルケア|予防歯科で歯周病予防によれば、基本はやはりブラッシングですが、ただし1つの歯ブラシではなく、糸状のフロスやインタースペース・ブラシで歯のすき間の汚れも落とすことが大事です。

ブラッシングで落とせるプラーク(歯垢)は全体の50%。

フロスやインタースペース・ブラシを正しく使えば70%までは高められるそうです。

※フロスには、糸状のものや柄が付いたものがありますが、歯と歯の間に挿入してスライドさせながら歯垢を取り除くための道具です。

※インタースペース・ブラシとは、歯と歯の間や歯と歯肉の間、奥歯の周り、歯並びが悪いところを清掃するために役立つブラシのことです。

ブラッシングでプラークは落とせますが、実はその下にバイオフィルムと呼ばれる膜が付着しています。

細菌の巣窟であり、プラークをつきやすくするバイオフィルムを除去するために行なうのがPMTC。

「PMTC」(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、日ごろ自分で行なっている歯磨きでは落ちない歯の汚れをプロ(歯医者)が専用機器を使ってクリーニングすることです。

専用のブラシやラバーカップでこすり取っていきます。

そのあとで、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ化物(フッ素)を塗布します。

→ 歯周病とは|歯周病の症状・予防 について詳しくはこちら







歯周病関連ニュース

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オーラルケアで歯周病予防|予防歯科(セルフケアと歯科医によるケア)

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■オーラルケアで歯周病予防

dentist

by Irina Patrascu(画像:Creative Commons)

お口の健康 オーラルケア

(2008/11/4、ダイヤモンドオンラインプラス)

「日本は治療歯科、つまりトラブルが起こって始めて通院される方が多い。それに対して、欧米ではトラブルを起こさないようにする予防歯科の意識が高く、フィンランドなどではきちんと制度化されています。考え方の違いもありますが、これからずっと健康な歯を維持したいなら、予防歯科への意識を高める必要があるでしょう」

【#カンブリア宮殿】予防すれば虫歯ゼロ!(熊谷崇さん・日吉歯科診療所)によれば、しっかりと歯のケア方法ができるようになり、口腔内を清潔にできるようになってからではないと、詰めた歯は4、5年で再感染してしまい、また治療を繰り返すことになるため、初診では応急処置以外の治療を行なわないところがあるそうです。

【歯のオーラルケア・歯周病事情に関する調査】 歯のケアへ時間・お金への投資意識、6カ国最低 歯周病が感染症であると認識している日本人は約25% ~サンスター「G・U・M」が6カ国を対象に意識調査~

(2014/10/20、サンスター)

調査の結果、日本は調査6カ国の中でも「歯周病」という言葉に対する認知率がドイツと並び非常に高いにも関わらず、「歯のケアには時間やお金をかけたくない」と感じている人の比率が高いという結果になりました。

日本、アメリカ、ドイツ、オーストラリア、イギリス、スウェーデンの6か国で行われた調査によれば、日本人は歯周病に対する認知度は高いものの、実際にオーラルケアにかける時間・お金は6か国中最も低いという結果が出ているそうです。

歯周病の予防のためには、歯肉に接する歯面に付着するプラークを除去すること、そのためにはハブラシの毛先が歯肉に接触することが大切です。また、ハブラシだけでは完全にコントロールできないため、歯間ブラシ・タフトブラシなど補助的清掃具をもっと活用し、それでも残ってしまう細菌に対してデンタルリンスなどを併用することをお勧めします。

歯周病を予防するには、日々のブラッシングなどで、歯周病の原因となる細菌をできる限り取り除くことが重要です。

しかし、歯周病予防には歯磨きだけでは完全にプラークを除去できないため、歯間ブラシ・フロスやタフトブラシ、デンタルリンス・マウスウォッシュなどを活用したいところですが、日本人は歯ブラシ以外のアイテム使用率が他国と比べて低いという結果となっています。

■セルフケア

「基本はやはりブラッシングです。ただし1つの歯ブラシではなく、糸状のフロスやインタースペース・ブラシで歯のすき間の汚れも落とすこと。歯磨き剤には、歯の表面を硬くコーティングするフッ素入りのものをおすすめします。表面のエナメル質を補う成分の入ったものを、定期的に使うのもいいでしょう」

歯周病予防の基本はブラッシングですが、歯ブラシだけでなく、糸状のフロスやインタースペース・ブラシで歯のすき間の汚れも落とすことが重要です。

歯磨き剤には、歯の表面を硬くコーティングするフッ素入りのものをおすすめなのだそうです。

また、歯周病を進行させる因子として喫煙(たばこ)も挙げられているので、禁煙することも重要なようです。

そして、日々のセルフケアに加えて、定期的にプロの歯科医によるケアを受けるのがより効果的なようです。

■プロの歯科医によるケア

ブラッシングで落とせるプラーク(歯垢)は全体の50%。フロスやインタースペース・ブラシを正しく使えば70%までは高められるが、そこから先はプロでなければ難しいという。

ブラッシングを正しく行えば70%ほどのプラーク(歯垢)を落とすことはできても、セルフケアでは、やはり限界があるようです。

プロの歯科医によるケアはどのようなことをするのでしょうか?

「ブラッシングでプラークは落とせますが、実はその下にバイオフィルムと呼ばれる膜が付着しています。雨の日にクルマを運転中、ワイパーで水滴は落とせても油膜は残りますよね。ワイパーがブラシで水滴はプラーク、油膜はバイオフィルムです。細菌の巣窟であり、プラークをつきやすくするバイオフィルムを除去するために行なうのがPMTC。専用のブラシやラバーカップでこすり取っていきます」
そのあとで、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ化物(フッ素)を塗布。市販の歯磨き剤よりも強力なもので、訓練された歯科衛生士が適所、適量を判断して行なう。

ブラッシングでプラークは落とせますが、実はその下にバイオフィルムと呼ばれる膜が付着しています。

細菌の巣窟であり、プラークをつきやすくするバイオフィルムを除去するために行なうのがPMTC。

「PMTC」(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、日ごろ自分で行なっている歯磨きでは落ちない歯の汚れをプロ(歯医者)が専用機器を使ってクリーニングすることです。

専用のブラシやラバーカップでこすり取っていきます。

そのあとで、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ化物(フッ素)を塗布します。

つまり、車でいう油膜であるバイオフィルムを除去し、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ素を塗るわけですね。

次は歯の周りの歯肉がつくる、ポケットと呼ばれる溝。ブラシが届かず、歯周病菌が多く存在する厄介な場所だが、専用の器具を挿入し、先端から薬剤を薄めた液を吹き出し、超音波の振動を作用させることで細菌を洗い流していく。
「この予防処置を週に1回、4週間行なうと歯は驚くほどきれいになります。その後は状態に応じて、年に何度か通院して検査すればいい。」

次に、歯周病菌が多く存在する歯肉が作るポケットと呼ばれる溝に、専用の器具を挿入し、先端から薬剤を薄めた液を吹き出し、超音波の振動を作用させることで細菌を洗い流していくという予防処置を週に1回、4週間行なうと歯は驚くほどきれいになるそうです。

やはりここまで聞くと、セルフケアだけでは歯周病予防は難しいようです。

プロの力を借りたほうがより効果的なようですね。

■まとめ

最近、歯周病メタボリック糖尿病などの生活習慣病の関連が明らかになってきています。

歯周病を予防するために、今後重要となりそうなのが、予防歯科への意識を高めることのようです。

歯科に関する知識を得る場所によって保健行動と歯周病の有病率に差がある!|学校やテレビよりも歯科医院で知識を得ている人は定期的に歯科受診をする傾向にある|岡山大学で紹介した岡山大学の森田学教授と岡山大学保健管理センターの岩崎良章教授らの共同研究グループによれば、歯科医院で歯科に関する知識を得ることによって、歯科保健行動を促し、また歯周病の有病率に影響を及ぼす可能性があること、また、学校やテレビから歯科に関する知識を得ても必ずしも行動変容を促すわけではないということがわかったそうです。

つまり、歯科医院のようなプロから知識を得ることが、その後の歯磨きなどの歯科保健行動に良い影響を与えるということです。

オーラルフレイルを知って健康寿命を延ばそう|自分の歯が多く保たれている人は、健康寿命が長く、要介護期間が短い|東北大学で紹介した東北大学の松山祐輔歯科医師が行なった研究によれば、自分の歯が多く保たれている人は、寿命が長いだけではなく、健康寿命(日常生活に制限のない期間)が長く、要介護でいる期間が短いことがわかったので、健康寿命を長くするためにもいかに歯の健康を保つかが重要になっています。

健康寿命を長くするためにも、歯医者さんでしっかりと歯磨きの仕方を習い、定期的にプロによるケアをしてもらうようにしましょう。

→ 歯周病とは|歯周病(歯肉炎と歯槽膿漏)の症状・原因 について詳しくはこちら







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活動休止を発表したレディーガガ(Lady Gaga)さんの病気は「線維筋痛症(fibromyalgia)」|線維筋痛症の症状・原因

Lady GaGa - Monster Ball - Nashville, TN

by Philip Nelson(画像:Creative Commons)




■活動休止を発表したレディーガガ(Lady Gaga)さんの病気は「線維筋痛症(fibromyalgia)」

レディーガガ(Lady Gaga)さんは全身に痛みを引き起こす可能性がある病気「線維筋痛症(fibromyalgia)」のため休養することを発表しています。

また、以前レディーガガさんはInstagramで慢性的な痛みに対する対処法について投稿していました。

I was so overwhelmed by the empathy, confessions & personal stories of chronic pain in response to my previous post I thought what the hell. Maybe I should just share some of my personal remedies I've acquired over the past five years. Everyone's body and condition is different U should consult w ure Dr. but what the heck here we go! When my body goes into a spasm one thing I find really helps is infrared sauna. I've invested in one. They come in a large box form as well as a low coffin-like form and even some like electric blankets! You can also look around your community for a infrared sauna parlor or homeopathic center that has one. I combine this treatment with marley silver emergency blankets (seen in the photo) that trap in the heat and are very cheap, reusable and effective for detox as well as weight loss! In order to not overheat my system and cause more inflammation i follow this with either a VERY cold bath, ice bath (if u can stand it, it's worth it) or the most environmentally savvy way is to keep many reusable cold packs in the freezer ( or frozen peas' n carrots'!) and pack them around the body in all areas of pain. Hope this helps some of you, it helps me to keep doing my passion, job and the things I love even on days when I feel like I can't get out of bed. Love you and thank you for all your positive messages.

A post shared by xoxo, Gaga (@ladygaga) on




■「線維筋痛症(fibromyalgia)」とは?

線維筋痛症ガイドライン2013|日本線維筋痛症学会

線維筋痛症は、原因不明の前身の疼痛(wide-spread pain)を主症状し、不眠、うつ病などの精神神経症状、過敏性腸症候群、逆流性食道炎、過活動膀胱などの自律神経系の症状を随伴症状とする病気である。近年、ドライアイ・ドライマウス・逆流性食道炎などの粘膜系の障害が高頻度に合併することがわかってきている。

線維筋痛症の症状としては、全身疼痛、ドライマウスドライアイ、関節痛、うつ状態不眠過敏性腸症候群、筋緊張、過活動性膀胱、しびれ、倦怠感、肩こり、痙攣、こわばり、めまい、むくみ、筋肉痛といった症状が現れ、症状の重複が多いそうです。

疼痛の発症要因は、外傷、手術、ウイルス感染などの外的要因と離婚・死別・別居・解雇・経済的困窮などの生活環境のストレスに伴う内因性の要因に大別される。これは慢性ストレスとして、神経・内分泌・免疫系の異常により、疼痛シグナル伝達制御のシステムが著しくかく乱し、このため、さらに多様な精神症状、疼痛異常を招いている悪循環が生じていると考えられる。

心因性のストレスのほか、温度や気圧の変化、騒音などの外因性のストレスが疼痛の原因となってしまうとのことです。

【参考リンク】

■まとめ

全身に痛みが広がる病気というニュースを聞いて、以前、Lady Gaga、難病「全身性エリテマトーデス」の検査を受ける(2010/5/24)によれば、自己免疫疾患の一種である全身性エリテマトーデスの検査を受けていたことを思い出します。

全身性エリテマトーデスは、遺伝的な要因が関係しているため、また10代から40代で発症することが多いことから検査を受けたということですが、当時からそうした慢性的な痛みに悩まされていたのかもしれません。







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虫歯治療の根本概念が変わる?虫歯治療には削るのではなく、オーラルケアが大事

SAKURAKO - Brushing of teeth.

by MIKI Yoshihito(画像:Creative Commons)




■虫歯治療の根本概念が変わる?

虫歯を削る必要はないと判明、虫歯治療の根本概念が変わる可能性

(2016/1/20、GIGAZINE)

シドニー大学のウェンデル・エバンス准教授らの研究チームは、22の歯科医療機関と連携してのべ1000人の患者を調査する7年間にもわたる実験の結果から、「ほとんどの虫歯治療にはドリルで削ったり、詰め物したりする必要はない」との結論を出しました。

<中略>

ドリルで削らなかったオーラルケア・グループの虫歯は30%から50%が減少し、中でも1年間に2本の虫歯治療が必要とされる虫歯リスクの高い層に限って言えば、虫歯の減少率は80%も高かったことが分かりました。

ほとんどの虫歯治療のケースで、虫歯をドリルで削ったり、詰め物をする必要はないそうです。

以前歯医者に行ったときに、「虫歯を削らなくていいんですか?」とたずねたら、今は削らない方法をとっているということでしたが、虫歯治療のやり方が変わってきているようです。

■なぜ虫歯治療において歯を削る処置を避けたほうがいいのか?

参考画像:むし歯治療に革新をもたらす歯の神経(歯髄)の創傷治癒を促す新たなメカニズムを解明―プロスタグランジン E2輸送経路を介した「削らないむし歯治療」の開発に期待―(2017/8/22、新潟大学プレスリリース)

むし歯治療に革新をもたらす歯の神経(歯髄)の創傷治癒を促す新たなメカニズムを解明―プロスタグランジン E2輸送経路を介した「削らないむし歯治療」の開発に期待―

(2017/8/22、新潟大学プレスリリース)

むし歯は進行すると歯の内部組織である歯髄に波及し、炎症や痛みを生じます。歯科医師は、こうしたむし歯による感染が歯髄にまで達してしまうと歯髄を除去(抜随処置、いわゆるシンケイを抜く治療)しますが、この除去に伴い歯をやむを得ず削ってしまうため物理的に歯を脆弱化させ、将来的に喪失リスクが高まります。

虫歯が進行して、歯髄にまで達してしまうと、いわゆる神経を抜くと呼ばれる治療を行いますが、この際に歯を削ってしまうことが歯の脆弱化を招き、将来の喪失リスクを高めてしまうそうです。




■虫歯治療には削るのではなく、オーラルケアが大事

エバンス准教授は正しいオーラルケアとしてCaries Management System (CMS)という方法を提唱しています。

オーラルケアが大事だということですね。

●初期段階の虫歯に高濃度のフッ素塗布治療を施すこと

子どもの虫歯が激減|就寝前の歯磨き習慣やフッ素を使ったうがいの予防策の浸透が背景によれば、歯磨き習慣が身についていることやフッ素を使ったうがいなどによる予防策が浸透していることによって、子どもの虫歯が減少しているそうです。

【参考リンク】

●正しい歯磨き方法を身につけること

歯磨き粉(フッ素入り)

虫歯・歯周病予防には歯磨き粉・歯ブラシ選びが重要によれば、歯に穴が開くと元には戻りませんが、初期段階で歯が溶けていくのを防ぐことはできるそうです。

これに効果的なのが「フッ素」です。

穴の開く手前の段階で、フッ素入り歯磨き剤を使うと、失った歯の成分を補い、歯が健康な状態に戻る可能性が高くなります。

フッ素を届けるためには、毛先が細くて段差のある歯ブラシを使うのが効果的なのだそうです。

歯磨き方法

虫歯予防のための歯みがき方法|がっちりアカデミー 6月25日

1.歯ブラシに、フッ素入りの歯磨き粉を1cm出す。

2.できるだけ泡立てて2分間磨く。

3.水10ccの水を含み、1分間ブクブクうがいをする。

4.吐き出す。その後は、もうすすがないようにする。

オーラルケア

オーラルケア|予防歯科で歯周病予防

基本はやはりブラッシングですが、ただし1つの歯ブラシではなく、糸状のフロスやインタースペース・ブラシで歯のすき間の汚れも落とすことが大事です。

※フロスには、糸状のものや柄が付いたものがありますが、歯と歯の間に挿入してスライドさせながら歯垢を取り除くための道具です。

※インタースペース・ブラシとは、歯と歯の間や歯と歯肉の間、奥歯の周り、歯並びが悪いところを清掃するために役立つブラシのことです。

ブラッシングで落とせるプラーク(歯垢)は全体の50%。

フロスやインタースペース・ブラシを正しく使えば70%までは高められるそうです。

ブラッシングでプラークは落とせますが、実はその下にバイオフィルムと呼ばれる膜が付着しています。

細菌の巣窟であり、プラークをつきやすくするバイオフィルムを除去するために行なうのがPMTC。

「PMTC」(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、日ごろ自分で行なっている歯磨きでは落ちない歯の汚れをプロ(歯医者)が専用機器を使ってクリーニングすることです。

専用のブラシやラバーカップでこすり取っていきます。

そのあとで、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ化物(フッ素)を塗布します。

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【参考リンク】

●砂糖の入ったスナック菓子や飲み物の間食を控えること

知らぬ間に歯を溶かす飲食物を摂取している?酸蝕歯の原因・症状・対策によれば、歯のエナメル質が溶け出すpH値5.5以下となる酸性の飲食物を摂取することで、酸蝕歯になる人が増えているようです。

【pH値5.5以下の酸性飲食物の例】

  • 炭酸飲料
  • スポーツ飲料をはじめ酒類
  • 野菜・果物ジュース(レモン・グレープフルーツなどのかんきつ類)
  • 黒酢

大事なポイントとしては、酸性の飲食物を口にしたら、口をゆすいだり、水やお茶を飲むようにすることと、フッ素入りの歯磨きやガムをかむようにしたら良いようです。

●虫歯の経過を観察し続けること

定期的に歯医者でチェックを受けることで、様子を見るとよいようです。







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