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老化は治る時代!?キンミズヒキ由来アグリモール類摂取で老化細胞が除去できる可能性がある!




人の血液中における老化細胞定量法の確立とキンミズヒキ由来アグリモール類摂取による人での老化細胞除去作用の検証(2025年3月6日、FANCL)によれば、キンミズヒキ由来アグリモール類の摂取により、血液中の老化細胞の比率が減少する可能性が示唆されたそうです。

今回の研究のポイントは2つ。

1)世界で初めて日本人のキラー細胞などの老化細胞量が加齢とともに増加することを確認

2)キンミズヒキ由来アグリモール類は体内に蓄積した老化細胞を除去する作用を発揮する可能性が示唆

■まとめ

ファンケル機能性食品研究所・寺本祐之所長によれば「最近は、老化は、病気の一種に近いものではないかという考え方が主流になりつつあります。」とコメントしています。

これまでの抗老化についてのアプローチは、老化によって引き起こされる悩みへの対策(紫外線対策・抗酸化作用によるもの)だったのですが、今回の研究の一番大事なのは、老化の原因そのものを取り除いて健康寿命を延ばそうという試みをしているところです。

抗老化タンパク質「DEL-1(デルワン)」の増やし方(食材)とは?/カズレーザーと学ぶ。では抗老化タンパク質「DEL-1」を紹介しました。

老化細胞が肌の中で増えてしまうと、体の外から行う通常のスキンケアではその細胞を取り除くことが難しいため、シミシワの原因となってしまいます。

そこで必要になるのが体の中からのアプローチであり、そのカギとなるのが抗老化タンパク質「DEL-1」です。

DEL-1をコントロールすることができれば、肌の再生力もアップし、肉体も若返る可能性があるそうです。

つまり、最近は老化細胞自体にアプローチして「老化は治る時代」を目指そうというところに来ているんですね。







朝食に50gのクルミを食べると脳の反応速度が速くなり、一日の後半の記憶力が向上する!




Eating walnuts for breakfast may boost your brain function(2025年2月20日、University of Reading)で紹介されているレディング大学の研究によれば、朝食に50gのクルミをとったときは、ナッツ抜きで同じカロリーの朝食を食べた時と比べて、一日を通して脳の反応時間が速くなり、一日の後半の記憶力が向上することがわかりました。

この研究のポイントは、クルミに含まれる何らかの栄養素が脳の栄養源であるという意見を後押しするもの。

研究者によれば、クルミに含まれるオメガ3のαリノレン酸やタンパク質、ポリフェノールなどの栄養素の組み合わせが、認知能力を高める可能性があると示唆しています。

脳の反応速度を上げたい、記憶力を一日中維持したいという方は朝食にクルミなどのオメガ3の食品を摂ることをお勧めします!

→ オメガ3の効果・効能・食べ物 について詳しくはこちら

→ 認知症の症状・改善・予防に良い食べ物 について詳しくはこちら

【参考リンク】

ちなみに、ナッツの健康・美容効果|カシューナッツ・ピーナッツ・アーモンド・ピスタチオ・クルミ・マカダミアナッツ|#世界一受けたい授業で紹介したロマリンダ大学の実験結果、植物系・動物系の2種類のオメガ3を一緒に摂ることによって、それぞれ単体でとったよりもコレステロールが下がってくるということがわかったそうです。

つまり、植物系・動物系のどちらかに偏るのではなく、いろんなオメガ3食品をとった方が体にはいいということなんですね。

→ オメガ3の効果・効能・食べ物 について詳しくはこちら

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【関連記事】

高齢の農家の方が気になる健康の3つの話題とは?




この前農家の方といろんな話題について話したのですが、その中で健康の話題が3つ出ました。1)認知症が心配、、2)うつ病が心配、3)足腰が弱っているかも?という話題でした。

このブログでも特に注意して追いかけているニュースが高齢者のフレイルの問題であり、その中でも気にかけているのが、認知症、うつ病、足腰が弱ることです。

今全然大丈夫と思っている人もひとたび自分自身やご家族が健康じゃなくなる(病気になる)とその生活はどんどん悪くなっていきます。

働けなくなるし、旅行にも行けなくなるし、ふさぎ込みがちになります。

その結果、認知症・うつ病・足腰が弱る(骨粗しょう症を含む)リスクが高まります。

大事なことはいかに健康を維持するのかです。

健康の基本は、良い食事と運動と休息をとること。

良い食事と定期的な運動と休息をとって、認知症・うつ病を予防し、足腰を鍛えて(骨粗しょう症予防)、元気にやっていきましょう!

→ 認知症対策|認知症に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら

→ 骨粗しょう症の症状・原因・予防する方法(食べ物・運動) について詳しくはこちら







脂肪肝/NAFLD/NASHの名称が脂肪性肝疾患(SLD)/MASLD(マッスルディー)/MASH(マッシュ)に変わっていたの知ってましたか?




NAFLD/NASHはMASLD/MASHにーMASLD/MASHの日本語名称が正式に決定!(2024年9月5日、日本生活習慣病予防協会)によれば、肝臓の一連の変化のベースとなる状態が「脂肪性肝疾患(SLD、Steatotic Liver Disease、従来脂肪肝(fatty liver)と呼んでいた状態とほぼ同じ)」、過剰飲酒がなく代謝異常が生じている場合を「代謝異常関連脂肪性肝疾患(MASLD、Metabolic Dysfunction Associated Steatotic Liver Disease、マッスルディー、従来のNAFLD)」、MASLDに該当してかつ肝炎が生じている場合は、「代謝異常関連脂肪肝炎(MASH、Metabolic Dysfunction Associated Steatohepatitis、マッシュ、従来のNASH)」なりました。

ちなみに、代謝異常が生じている場合とは、過体重や肥満、2型糖尿病がある場合のほかに、体重が基準範囲以下であったとしても、腹部肥満、中性脂肪高値/善玉コレステロール(HDL-C)低値、血圧高値、インスリン抵抗性、全身性炎症などが複数あてはまる場合も該当します。

今まで馴染み深かった言葉が変わるのは大変ですね。

ただ、これまでの名称は、”alcohol”や”fatty”という言葉が入った病名が誤解を招きやすく、不適切であるということが世界的に議論されてきたということが変更の背景にあるため仕方ないことですよね。

つまり、これからはこうなります。

脂肪肝→脂肪性肝疾患

NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)とは・症状・原因→MASLD

NASH→MASH

覚えていきましょう。







高橋名人、心筋梗塞によるバイパス手術受けていた!心筋梗塞のサインとは何?




高橋名人、心筋梗塞によるバイパス手術受けていた「もしかしたら突然死という場合もあった」(2025年1月16日、オリコン)によれば、胸が苦しい症状で主治医に相談したところ、心臓の専門病院で診てもらうこととなり、検査を受けた結果、心筋梗塞のためバイパス手術を受けたそうです。

今回のニュースのポイントは高橋名人さんが感じた「階段を登った時に息苦しさが出ていた」という心筋梗塞のサインです。

ご本人はコロナ禍だったため運動不足によるものと思っていたそうですが、こうしたサインを見逃さないことが早期発見には重要ですね。

他にもいろんなサインがあるので覚えておくといいかもしれません。

【関連記事】

■虚血性心疾患とは?

虚血性心疾患の代表例は、狭心症や心筋梗塞です。

→ 心筋梗塞 について詳しくはこちら

虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の4大危険因子は、糖尿病高血圧脂質異常症・喫煙です。

→ 糖尿病 について詳しくはこちら

→ 高血圧 について詳しくはこちら

→ 脂質異常症高脂血症) について詳しくはこちら

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■虚血性心疾患のリスクを下げるには?

食事からのマグネシウム摂取量が多いグループは虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の発症リスクが低い|#国立がん研究センター

食事からのマグネシウム摂取量と循環器疾患発症との関係(男性・女性)
食事からのマグネシウム摂取量と循環器疾患発症との関係(男性・女性)

参考画像:食事からのマグネシウム摂取量と虚血性心疾患発症との関連-多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果-(2017/9/8、国立がん研究センター)|スクリーンショット

国立がん研究センターと国立循環器病研究センターの共同研究によれば、食事からのマグネシウム摂取量と循環器疾患(脳卒中及び虚血性心疾患)との関連を検討したところ、マグネシウム摂取量が多いグループは虚血性心疾患の発症リスクが低いことがわかったそうです。

→ マグネシウムの多い食品 はこちら

●魚、果物、大豆による循環器疾患の発症リスク

多目的コホート研究の先行研究では、魚、果物、大豆による循環器疾患の発症リスクの低下が報告されています。

魚・n-3脂肪酸摂取と虚血性心疾患発症との関連について|多目的コホート研究

魚を多く食べるグループで虚血性心疾患のリスクが低下

n-3系多価不脂肪酸摂取量が多いグループで虚血性心疾患のリスクが低下

多目的コホート研究によれば、魚やオメガ3脂肪酸の摂取量が多いと、虚血性心疾患に予防的な効果があるということが示されています。

【関連記事】

野菜・果物と全がん・循環器疾患罹患との関連について|多目的コホート研究

果物で循環器疾患のリスク減

果物の摂取量が最も多いグループでは、最も少ないグループより循環器疾患リスクが19%低いという結果が出ましたが、野菜と循環器疾患リスクとの関連はみられなかったようです。

イソフラボンと脳梗塞・心筋梗塞発症との関連について

大豆をよく食べる女性グループで脳梗塞・心筋梗塞のリスクが低下

大豆を週に5日以上摂取するグループで、週に0-2日摂取するグループに比べて、脳梗塞のリスクが0.64倍、心筋梗塞のリスクが0.55倍、循環器疾患による死亡リスクが0.31倍と低いことがわかっています。

なぜ喫煙によって虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)リスクが上がってしまうのか?

喫煙は、糖尿病高血圧脂質異常症と並び、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の4大危険因子の1つなのだそうです。

なぜ喫煙によって虚血性心疾患リスクが上がってしまうのでしょうか。

喫煙によって、直接血管の壁が傷害され動脈硬化が促進されます。

それだけでなく、喫煙は、血清脂質に悪影響を及ぼし、善玉のHDLコレステロールを減少させ、悪玉のLDLコレステロールを増加させたり、ニコチンを介して血圧上昇させたりすることによって動脈硬化促進を助長させます。

また、フィブリノーゲンなどの凝固因子を増加させ、血小板の粘着及び凝集を高め血栓が形成されやすい(血が固まりやすい)状態となり、血管も収縮しやすくなるので、心筋梗塞の引き金となります。

血管がぼろぼろになる、血液がどろどろになるというのは、決して食事や運動などだけの問題ではないのです。

喫煙が健康への影響について記事の中から簡単にまとめてみました。

喫煙により虚血性心疾患のリスクは約3倍になるそうです。

また、1日の喫煙本数が多いほど心筋梗塞のリスクが増加することがわかったそうです。

逆に、禁煙すると、2年以内で虚血性心疾患の発症リスクが低下したそうです。

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