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緑茶の消費量が多い女性は肝臓ガンが少ない!?お茶カテキンで脂肪が減り肝機能が改善!

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■緑茶の消費量が多い女性は肝臓ガンが少ない!?

Green Tea

by JD(画像:Creative Commons)

女性にだけ有益?緑茶が肝臓がんを防ぐ効果

(2015/10/22、メドレー)

中国、日本、シンガポールの対象者について、集まった46万人以上のデータを解析したところ、全体として緑茶の消費量が多い人で肝臓がんが少なくなっていました。

緑茶の消費量が多い人が肝臓ガンが少ないという結果が出ているそうです。

男女別に見ると、女性では緑茶の消費量が多い人で肝臓がんが少ない関連が見られましたが、男性では違いが見られませんでした。

緑茶の消費量が多い女性は肝臓ガンが少ないという結果が出ているそうですが、男性には見られなかったそうです。

性差があるというのは興味深い結果ですね。

→ 肝臓がんの症状(初期・末期) について詳しくはこちら

■お茶カテキンで脂肪が減り肝機能が改善!

お茶カテキンで肝臓をサポート!|お茶カテキン飲料で脂肪が減り肝機能が改善によれば、非アルコール性脂肪肝(NASH)の患者がお茶カテキン飲料を飲んだところ、脂肪が減り肝機能が改善したそうです。

非アルコール性脂肪肝が起きる原因としては、活性酸素が原因なのだそうで、その改善には抗酸化作用の高いものがよいようです。

お茶カテキンで肝臓をサポート!|お茶カテキン飲料で脂肪が減り肝機能が改善

非アルコール性脂肪性肝疾患の患者17人を3群に分け、カテキンを1080mg、200mg、0mg含む飲料を12週間飲んだ。1080mgの群だけ肝臓の脂肪蓄積量が正常範囲値になった。(第30回日本臨床栄養学会総会で発表)




■まとめ

ただ、別の研究では違う結果が出ています。

コーヒー・緑茶摂取と肝がんとの関連について|多目的コホート研究|国立がん研究センター

コーヒーは、摂取量の多いグループの肝がんリスクが減少する傾向にありました。一方、緑茶では、高摂取グループで肝がんリスクが低下するというような傾向は見られませんでした。

国立がん研究センターによれば、コーヒー摂取量の多いグループでは肝がんリスクが減少する傾向にありましたが、緑茶は肝がんリスクとの関連はないという結果が出ています。

緑茶はビタミンCを含んでいるが、ビタミンCは、抗酸化物質としての役割を持つのみでなく、鉄吸収を高めることが知られています。鉄過剰は、肝線維化を促進することが知られていますので、緑茶と肝がんに関連が見られなかったのは、ビタミンCの発がん予防作用と鉄を介した作用が共存していたためかもしれません。

緑茶に含まれるビタミンCには鉄吸収を高める効果があり、鉄過剰は肝線維化を促進するため、ビタミンCの発がん予防作用と鉄を介した作用が相殺されてしまったのではないかと考えられるそうです。

NASH・肝硬変・肝がんの進行を抑えるには、酸化・糖化・鉄化を防ぐ食事によれば、C型慢性肝炎やNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)では、鉄が過剰に貯まる(=鉄過剰)により、肝臓の炎症に伴い肝臓に鉄分が沈着しやすくなり、鉄分が多く沈着すると炎症が強くなり、肝臓がんも発生しやすくなります。

肝臓が元気な状態では緑茶は肝臓がんの予防につながる期待がありますが、肝炎などの肝臓の病気になった後ではかえってよくない結果を招く可能性もあるので、ぜひお医者さんに尋ねてみましょう。

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肝臓の働きを高めるたんぱく質|「卵」には必須アミノ酸がバランス良く含まれている!

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■肝臓の働きを高めるたんぱく質|「卵」には必須アミノ酸がバランス良く含まれている

卵(egg)
卵(egg)

肝臓の働きを高める「朝たまご」レシピ

(2010/3/24、日経ヘルス)

肝臓の働きを高めるためには、タンパク質が必要なのだそうで、卵には食事からとる必要のある必須アミノ酸がバランス良く含まれているために、おすすめなのだそうです。(ちなみに、卵一個にはタンパク質が約7.4g含まれています。)

アミノ酸の多い食べ物・食品|アミノ酸を効果的に摂取するにはアミノ酸スコアを知ろう!で紹介したアミノ酸スコアとは、食べ物からアミノ酸を摂取する場合、あるアミノ酸量がいくら多くても、最も量の少ないアミノ酸に「たんぱく質再合成が制限される」という仕組みのことで、アミノ酸を食品で摂る場合、アミノ酸スコアの原理によって、摂取したもののうち、必ずしも全てがたんぱく質合成に活用されるわけではありません。

制限アミノ酸の考え方―必須アミノ酸の桶|特定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム|厚生労働省
制限アミノ酸の考え方―必須アミノ酸の桶|特定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム|厚生労働省
食品アミノ酸スコア|特定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム|厚生労働省
食品アミノ酸スコア|特定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム|厚生労働省

参考画像:特定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム|厚生労働省|スクリーンショット

様々な食品の中で、卵(鶏卵)はアミノ酸スコアが100の食品です。

また、この記事では、卵は朝食べることを勧めています。

朝から活発に過ごすためには、食事は欠かせませんが、たんぱく質は、エネルギーの3割が熱に変わるので、体温が上がり、より活発に動くことができるようになるようです。

たんぱく質は、すべての代謝に関わる酵素の原料となってくれるので、代謝がアップし、疲れにくくなるとのこと。

朝たまごで、一日元気に過ごしましょう。

→ 肝臓とは|肝臓の機能・働き・位置(場所) について詳しくはこちら

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9割の女性が疲れている!?肝臓が疲れているのかもしれません!肝臓を守り中性脂肪を減らす方法!

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【目次】

■9割の女性が疲れている

Exhausted

by Sodanie Chea(画像:Creative Commons)

肝臓よわっていない? 9割の女子を襲うストレスの実態

(2012/8/6、マイスピ)

ナガセ ビューティケアが実施した「働く女性のストレスと健康に関する意識調査」によれば、9割が身体的な疲れを感じており、また、心の疲れも全体の8割が、そして20代では9割以上が心身ともに疲れてしまっているようです。

■体の疲れと肝臓の関係

なぜこれほど多くの女性が疲れてしまっているのでしょうか?

アンチエイジングサイエンスの第一人者・白澤卓二先生によると、こういった女性の日常的な悩みの原因のひとつとして、肝臓との関連性があるのではないか? とのこと。

体の疲れの主な原因としては「睡眠不足」「ストレス」「仕事が忙しい」「運動不足」というものが並んでいますが、こういった日常的な疲れは肝臓に負担をかけ、さらに疲れが増すという悪循環も引き起こすと言うのです!

肝臓には代謝や解毒といった身体にとって大事な機能があるのですが、体の疲れの原因である「睡眠不足」や「ストレス」といったものが、肝臓に負担をかけることにより、肝臓の機能が低下し、ますます疲れてしまうということが考えられるようです。

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肝臓=お酒、というイメージが根強くありますが、アンケート結果によると疲労度のもっとも高い20代女子はあまりお酒を飲まず、飲んでも休日前だけ、という傾向に。

肝臓に負担をかける原因として多くの人が思っているのは「アルコール」だと思いますが、食べ過ぎや運動不足による肥満やストレスなど他の原因も肝臓に負担を与えています。

普段お酒を飲んでいる人に比べて飲まない人はあまり肝臓のことを意識せず、ついついおろそかにしがちなようですが、肝臓は自覚症状が出にくい「沈黙の臓器」と呼ばれているので、飲まない人こそ注意が必要なのかもしれません。

お酒を飲んでいないから肝臓に心配ないと思っている人ほど実は注意が必要なのかもしれませんね。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら

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■肝臓を守り、中性脂肪を減らす方法

肝臓に負担をかけないようにする方法は、低カロリー低脂肪の食事、腹八分目の食事の量にする、アルコールを控えめにする、運動する機会を作る、などです。

●まごわやさしい

肝臓を助ける食事としては、肝機能を助けるタウリンを含む食事や「まごわやさしい」をキーワードにした食事をすること。

さまざまな食材の組み合わせのキーワードは「まごわやさしい」。

  • 「ま」は、豆類
  • 「ご」は、ゴマ類
  • 「わ」は、わかめなど海藻類
  • 「や」は、野菜類
  • 「さ」は、魚(魚介類)
  • 「し」は、しいたけなどきのこ類
  • 「い」は、いも類

●肝機能の数値をチェック

できれば、定期的な血液検査で肝機能の数値をチェックしていきましょう!

肝臓の数値

ALT(GPT)

AST(GOT)

γ-GTP

●タウリン

肝臓(脂肪肝)に良い食事・食品は、タウリンを含む食品です。

肝臓から分泌される胆汁酸には、コレステロールを排泄させる働きがありますが、タウリンを含む食品を摂取するによって胆汁酸の分泌が増え、血液中のコレステロール値も下がります。

●タウリンには、酵素の働きを助ける働きがあるので、アルコールの分解を早め、肝臓への負担を軽くしてくれます。

また、タウリンには、腎臓や肝臓の有害ミネラルである毒素を濾過する機能をUPさせてくれます。

●カキに含まれるタウリンは、肝臓に溜まった中性脂肪を肝臓の外に出してくれ、そして肝臓(脂肪肝)を良くする働きがあるのです。

つまり、タウリンが肝臓に入ると、まず肝臓内の中性脂肪を取り除きます。さらに肝臓から脂肪を外に排出する働きをしてくれます。

食事療法としては、タウリンを含むカキなどの魚介類を食事に取り入れましょう!

→ タウリンとは|タウリンの効果・効能|タウリンの多い食品・食べ物 について詳しくはこちら

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●不飽和脂肪酸やオメガ3脂肪酸の油

不飽和脂肪酸は、HDLコレステロールを増やし、LDLコレステロールを減らす働きがあると言われています。

また、オメガ3脂肪酸は、中性脂肪を減らす効果が期待されています。

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効能・効果・食べ物・オメガ3ダイエット について詳しくはこちら

■コレだけ覚えてやってみて!

「食べ過ぎ」「飲みすぎ」「睡眠不足」「ストレス」が、肝臓に負担をかけ、肝臓の機能が低下し、女性が疲れる原因となっています。

肝臓に負担をかけないようにするためにも、タウリンやオメガ3、「まごわやさしい」というキーワードをもとに肝臓を助ける栄養を含む食事をする、アルコールを控えめにする、運動する機会を作る、しっかりと休むということを心がけましょう!

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ブル中野さん、アルコール性肝硬変で入院していた

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ブル中野さん、アルコール性肝硬変で入院していた
ブル中野さん、アルコール性肝硬変で入院していた

Gerrievan der Walt|unsplash

ブル中野さんは自身のYouTubeチャンネルでアルコール性肝硬変で入院していたことを告白しました。

→ 肝硬変とは|肝硬変の症状・原因・食事 について詳しくはこちら

■まとめ

食べ過ぎによる肥満やアルコールの飲みすぎが原因で脂肪肝が起こります。

しかし、生活習慣を改善することなくそのままの生活を続けてしまうと、さらに肝機能が低下して、脂肪肝からNASH肝炎肝硬変、ついには肝臓ガンを引き起こす可能性があるといわれています。

肝機能の低下がわかるチェックリストと肝臓病の初期症状のサインに当てはまるところがあり、最近体調が悪いと感じる方は、一度血液検査で数値をチェックしてみましょう。

→ 肝臓の数値・検査値|ALT(GPT)・AST(GOT)・γ-GTP について詳しくはこちら




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肝臓関連ワード

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肝臓が悪いと肌荒れをしてしまい、顔色も悪くなってしまう!?肝臓のケアに効く食べ物・方法

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【目次】

■肝臓が悪いと肌荒れをしてしまい、顔色も悪くなる!?

Not a worry in the world

by Sagisen(画像:Creative Commons)

肝臓が悪いと肌荒れをする?肝臓を若返らせて美肌になる

(2012/10/8、マイナビニュース)

肝臓が悪いと顔色も悪くなります。顔色に出てしまうようだと肝臓もかなり悪い状態ですが、肝臓の働きと美肌には深い関係があるのですよ。肝臓では血液中の老廃物を取り除いたり、浄化し、必要な酸素やタンパク質を含ませて血液を送り出す、という働きをします。

ところが、肝臓の働きが悪くなると血液がキレイにならないまま、全身に送り出されていきます。すると肌は老廃物から肌を守るためにメラニン色素を大量に出してしまうのです。キレイな血液は美肌にとってとも重要。そのためには肝臓も大切にしないといけないのです。

肝臓は、血液中の老廃物を取り除いたり、必要な酸素やタンパク質を血液を送り出す働きを持っているのですが、肝臓の働きが悪くなると、きれいな血液が送り出されないため、肌が悪くなってしまうそうです。

→ 肝臓の機能・働き について詳しくはこちら




■肝臓のケアに効く食べ物・方法

○しじみ

しじみにはオルニチンと呼ばれる成分が豊富に含まれています。オルニチンは肝機能を向上させてくれるもの。しじみのほかにもマグロやチーズ、ヒラメなどにもオルニチンが豊富に含まれています。

→ オルニチンの健康効果・食品 についてはこちら

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○大豆

Edamame

by United Soybean Board(画像:Creative Commons)

アミノ酸が多い良質のタンパク質は肝臓の再生・修復に役立ちます。良質なタンパク質を含む大豆製品や納豆を食べましょう。

良質なたんぱく質は肝臓の健康に欠かせません。

→ 肝臓の働きを高めるたんぱく質|「卵」には必須アミノ酸がバランス良く含まれている について詳しくはこちら

○ごま

Can you tell me how to get to sesame seeds?

by Quinn Dombrowski(画像:Creative Commons)

ゴマに含まれるセサミンは抗酸化作用の高い成分。

→ ごまの栄養・健康効果 についてはこちら

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○カキ

Oyster

by Malcolm Murdoch(画像:Creative Commons)

タウリン豊富なカキは肝臓にたまった脂肪を肝臓の外に出してくれる働きがあります。タウリンには肝臓の有害ミネラルである毒素をろ過する働きをアップさせる効果もあると言われています。

→ カキ(牡蠣)の栄養 についてはこちら

○肝臓を温める

肝臓を温めることが肝臓のケアになるそうです。右わき腹から背中まで蒸しタオルで20分程度あたためてあげましょう。さらに左わき腹を冷やすと、内臓の疲れをとって、肝臓の働きとのバランスがよくなるそうです。

肝臓を温めることが肝臓ケアにつながるということは初めて知りました。

温めることで血行を良くすることにつながるのかもしれませんね。

→ 肝臓を温めるとダイエット効果がある?肝臓を温める3つの方法|#サタデープラス について詳しくはこちら

○飲み過ぎ、食べ過ぎに注意

肝臓をいたわるなら、飲み過ぎには注意することです。飲み会の前には水やお茶を飲む、最初から飲む量を決めておく、飲むときのおつまみは野菜や煮物、酢のものなどを中心に食べる、高カロリーものを控えるなど肝臓への負担を減らす飲み方をしましょう。

毎日飲んでいる人は週に2日は休肝日を。最初は週に1日でもいいので、肝臓を休ませる日を作りましょう。また、高カロリーの食べ物の食べ過ぎや過食には注意が必要。脂肪肝になってしまいますよ。

肝臓を大切にする上でやはり欠かせないのは、飲み過ぎ・食べ過ぎに気をつけることですよね。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 についてはこちら

→ 休肝日の取り方(過ごし方)・ペースの目安・休肝日は必要か? について詳しくはこちら




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