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自律神経が弱っていると脂肪を燃やせない体になる!?

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【目次】

■体脂肪の燃焼には、交感神経の活性化が欠かせない!

Tired

by Bianca Moraes(画像:Creative Commons)

運動不足と睡眠不足が 見えない“食べすぎ”をつくる

(2009/10/21、日経ウーマンオンライン(日経ヘルス))

「体脂肪の燃焼には交感神経の活性化が必須だが、現代女性はこの働きが弱い」(青木さん)。

交感神経とシーソーの関係にある副交感神経は食事や睡眠で活性化されるが、太っている人ではこちらも弱っているという。

体脂肪の燃焼には、交感神経の活性化が欠かせないのですが、現代人女性は、交感神経の働きが弱っているそうです。

また、太っている人の場合、副交感神経も弱っているのだそうです。




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■自律神経を鍛える方法

自律神経を鍛えるにはどのようにすればよいのでしょうか。

自律神経を鍛える方法として最も実行しやすいのは運動だ。

「運動している最中は交感神経が活性化され、運動後はその反動で副交感神経が活性化される」(中里さん)。

運動は単に消費カロリーを上げるだけではない効果があるわけだ。

運動は、筋肉を鍛える、カロリーを消費するだけでなく、自律神経(交感神経・副交感神経を活性化)を鍛える効果があるそうです。

自律神経を鍛えるためにも運動しましょう。

モナリザ症候群

「モナリザ症候群」とは、「Most Obesity kNown Are Low In Synpathetic Activity」という文章の頭文字を取ったもので「多くの肥満者は交感神経のはたらきが低下している」という意味。

では、この「交感神経」とは何かというと、自律神経のひとつで、緊張・興奮を促すスイッチのこと。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、「昼の神経」とも呼ばれる「交感神経」はよく動く昼間に活発になり、またリラックスを促す「副交感神経」は夜に活発になります。

しかし、昼過ぎまでだらだらと寝たり、あまり活動的に行動しないと、「交感神経」の働きが鈍り、脂肪の代謝がスムーズに行われず、結果やせにくい体になってしまうのだとか。

交感神経の働きが低下することで、代謝が起こりにくく、痩せにくいカラダになってしまうことを言うようです。

→ 食べてないのに太るあなたは「モナリザ症候群」かも!?|モナリザ症候群解消方法|多くの肥満者は交感神経の働きが低下している について詳しくはこちら




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血行状態が映る「魔法の鏡」開発|将来的には自律神経指標に基づく未病対策が目的|東北大学




【目次】

■血行状態が映る「魔法の鏡」開発|東北大学

血行状態が映る「魔法の鏡」開発|将来的には自律神経指標に基づく未病対策が目的|東北大学
血行状態が映る「魔法の鏡」開発|将来的には自律神経指標に基づく未病対策が目的|東北大学

参考画像:血行状態モニタリング装置「魔法の鏡」の開発に成功 |東北大学プレスリリーススクリーンショット

前に立つだけで血行状態が映る「魔法の鏡」

(2016/9/29、日経デジタルヘルス)

「魔法の鏡」を洗面所や鏡台に取り付ければ、毎朝の身支度などの際に、自分の顔に重畳する血行状態を観察可能だ。風呂場などの脱衣所に取り付ける場合は、ビデオカメラを後方に取り付けることで、普段は見えない肩や背中の血行状態を観察できる。

東北大学によれば、ビデオカメラとコンピューターを内蔵した鏡型ディスプレーの前に立つだけで、その時の血行状態などが分かる血行状態モニタリング装置「魔法の鏡」を開発したそうです。

今回興味深いと思ったのが開発の背景です。




■「魔法の鏡」を開発した背景|未病対策

血行状態モニタリング装置「魔法の鏡」の開発に成功

(2016/9/27、東北大学プレスリリースPDF)

少子高齢化に伴う医療費・介護費の増大に対処するためには、病気に至る前の未病対策が重要で、家庭や職場において常時健康状態のチェックが可能であることが理想的です。

ザッカーバーグ夫妻、人類の病気を予防・治療するプロジェクトで30億ドルを投資で紹介したザッカーバーグさんはこのようにコメントしています。

ザッカーバーグは「アメリカでは病気にかかった人々を治療するための支出に比べて、そもそも人々が病気にならないように研究するための支出はわずか50分の1しかない」と述べた。

ザッカーバーグさんのコメントは、病気を発症してからではなく、病気予防に重点を置くという考え方は、東洋医学の「未病」という考え方に近いと思います。

日本でも2015年度の医療費は41.5兆円|高齢化や抗がん剤などの高額な新薬が増えているがニュースになりましたが、予防医療・予防医学に取り組んでいくことは医療費の削減するためにも今後重要になっていくと考えられますし、また、QOL(生活の質)の向上といった間接的なコスト削減も期待できると考えられます。

東北大学の研究も病気に至る前の未病対策が重要であるという考えが背景にあり、予防医学への流れがきているのを感じます。

■自律神経

自分自身の体調を客観的かつ簡単に知ることは容易ではありません。特に、多くの人々が悩んでいる冷え性・肩こり・血行不良・むくみ・だるさ・食欲不振などの不定愁訴のような自律神経に関係する症状は、自覚することはできてもこれを客観的に把握することは困難です。

自律神経に関する番組や自律神経測定アプリなど自律神経に関する話題が増えているように感じます。

今回研究された「魔法の鏡」は、ビデオカメラとコンピュータを内蔵した鏡型ディスプレイの前に立つだけで、心拍数変動や脈波振幅変動などから得られる自律神経系指標に基づいた情報を直感的にわかりやすく表示する予定なのだそうです。

これと併せて身体の血行状態を毎日チェックすることで、自覚した体調の変化との関係を利用者自身で学習して行くことができ、その日の体調を予測するための手掛かりを把握できるようになると予想されます。

血行状態をチェックして、自分の体調の変化と合わせることにより、病気になる前のサインに気づくことができるようになることが期待されます。

■鏡にした理由

これを目的として、既にリストバンド型のウェアラブルセンサなどで常時身体の状況を記録する装置が市販されています。

しかしそれらのほとんどは、接触式センサによって心拍数や活動度などの健康に関連すると思われる既存の指標を得るものです。

しかし、特別なセンサを常時身に付けることは煩わしく、毎日意識して機器を操作する必要があるような健康管理法は習慣化しにくいものです。

これに対して、洗面所や脱衣所にある鏡は多くの人々がほぼ毎日利用します。

特に、洗面所や鏡台の鏡を使って自分の顔を毎日入念にチェックする人が少なくありません。

また、風呂場などの脱衣所の鏡では衣服を必ず脱ぐために顔に限らず全身をチェックすることが可能です。

以前このブログで提案した「トイレを活用した健康管理システム」を考えた理由も一日に一度生活の中で使うもので、なおかつ健康管理をすること自体が負担にならないものの一つに「トイレ」があるからです。

このトイレ型健康管理システムの特徴は、1日の生活で必ず使うもので健康管理ができるという点にあります。

現在考えられているのが、体重計や携帯電話を活用した健康管理システムのようですが、もっとも活用してほしい高齢者の方を中心に考えられていないと思います。

健康管理をする上で、その管理をすることが負担になってはいけません。

健康管理することが負担となり、ストレスのもとになっては意味がありません。

健康管理システムは、操作が簡単である必要があります。

私が提案するトイレ型健康管理システムは、トイレの便器に座った際に、体重・血圧・尿などを計測して、その日の健康状態をデータ化し、そのデータをインターネット上で管理するというものです。

そして、明らかに数値に異常があった場合に、その人に連絡があるというシステムを作れば、より簡単に健康管理ができるようになります。

鏡も多くの人が毎日利用するものであり、また風呂場などの脱衣所の鏡では裸で全身をチェックすることが可能です。

ただウェアラブルデバイスが常時身に付けるのに対し、鏡やトイレは常にセンサーでチェックすることができないという違いがあります。

APPLE WATCHの心拍数を表示する機能によって、17歳の青年の命が救われた!?によれば、自身が危険な状況にある事をApple Watchの心拍モニターで気づくことが出来たそうです。

もちろん「魔法の鏡」でチェックしたい指標とウェアラブルデバイスでチェックしたい指標は違いますが、最終目的は病気になる前に病気のサインを見つけることを目的にしているはずですので、両方が必要という結果になるかもしれません。







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環境音楽を聴いた時の気分の変化から自律神経機能を予測|音楽による自律神経バランスの改善に期待|大阪市立大学




■環境音楽を聴いた時の気分の変化から自律神経機能を予測|音楽による自律神経バランスの改善に期待|大阪市立大学

Day 239 / 365 - Studying in Starbucks

by Anita Hart(画像:Creative Commons)

環境音楽聴取時の気分変化から自律神経機能を予測-音楽による自律神経バランスの改善に期待-

(2017/4/27、理化学研究所)

KOKOROスケール[4]注2)を用いて得た主観的気分データの解析結果から、環境音楽の聴取により、気分が「癒し」「眠気」「安心・リラックス感」の方向に大きく動くことが分かりました。さらに、聴取前後での自律神経機能の変化と主観的な気分変化との相関を調べたところ、「癒し」や「安心・リラックス」への気分変化に対しては心拍数が減少すること、「爽快」への気分変化に対しては循環器系自律神経機能の指標であるLF/HF(心拍変動の低周波数成分(LF)と高周波数成分(HF)の比)が減少することが分かりました。

理化学研究所と大阪市立大学の研究グループによれば、環境音楽を聴くことにより疲労感が軽減し、安心・リラックス感が増すこと、そして気分の変化から自律神経機能を予測可能であることがわかったそうです。

■音楽の健康に対する影響

Music While You Wait

by Garry Knight(画像:Creative Commons)

運動後に気分が落ちつく音楽を聴くと、自律神経活動に良い効果がある|東北大によれば、自分で選んだ気分を落ち着かせるような音楽を運動後に聴くと副交感神経活動の低下を和らげたそうです。

更年期障害の症状の顔のほてり(紅潮)は音楽を聴くと改善する!によれば、更年期障害の症状には、顔のほてり(紅潮)がありますが、アメリカの研究班によれば、呼吸のリズムを整える装置を使った呼吸法治療群の女性で紅潮症状が少なくなり、また、音楽を聴く対照群の女性では紅潮症状が呼吸法治療群よりも少なくなるという結果が出たそうです。

音楽を聴くとトレーニング・エクササイズによる体の負担が軽くなる!?で紹介したカナダのマギル大学の研究によれば、運動をしながら音楽を聴くと、苦しさが和らぎ、体の負担が軽くなるそうです。

音楽のテンポとノリによって、無意識のうちに運動量が変わる!?で紹介したベルギーのGhent大学の研究者、Marc Lemanさんによると、人はエクササイズ中に聴く音楽のテンポとノリによって、無意識のうちに運動量が変わるそうです。




■まとめ

環境音楽聴取時における循環器系自律神経機能指標の変化と主観的気分変化との相関解析
環境音楽聴取時における循環器系自律神経機能指標の変化と主観的気分変化との相関解析

参考画像:環境音楽聴取時の気分変化から自律神経機能を予測-音楽による自律神経バランスの改善に期待-(2017/4/27、理化学研究所)|スクリーンショット

日常的な疲労の蓄積は、自律神経機能バランスの悪化を介して循環器疾患など、さまざまな疾病のリスク要因になることが報告されています。今回の研究をもとに、個人個人の自律神経機能に与える音楽の効果を高精度で予測する技術が開発できれば、個人の健康状態にとってベストな選曲を提案する健康促進ツールの実現につながる可能性があります。

疲労の蓄積が自律神経のバランスを崩し病気の要因になるのであれば、自分自身にとって最もよい音楽を選曲する技術が開発することができれば、病気を予防する音楽ツールができるかもしれません。







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『「体温を上げると免疫力がアップする」は本当か』について考えてみた

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■『「体温を上げると免疫力がアップする」は本当か』について考えてみた

Question

by Steven Lilley(画像:Creative Commons)

「体温を上げて免疫力アップ」は本当か

(2018/1/22、アピタル)

「体温を上げると免疫力がアップする」という話を聞いたことがありませんか。何でも、体温を1度上げると免疫力は5~6倍になるんだそうです。逆に体温が1度下がると免疫力は30%低くなるとも言われています。本当でしょうか?

【医師に聞く!】低体温!体温を上げると免疫力・肌力もアップする?!

(2018/1/19、ウーマンエキサイト)

風邪やインフルエンザにかかると体温を上げて、免疫を賦活化(ふかつか/活性化)させようと働くメカニズムを人体が持っている、ということは確かです。しかし、『体温が1度下がると免疫が30%下がる』というような話に根拠はありません。

体の不調には、さまざまな要因や病気が隠れていることがあるので、一概にここで断定することはできません。ただ、ご質問にあったようなことが関連して、体調不良、慢性的な疲れ、生理痛など引き起こしやすくなる可能性はあります

「体温を上げると免疫力がアップする」ということについて注目されたのは、「体温を上げると健康になる」(著:齋藤真嗣)で「体温が1度下がると免疫力は30%低下する」と書かれていたり、石原結實さんが体を温めることが重要であるとメディア等で発信してからという記憶があります。

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体温を上げると健康になる?|体温と免疫力の関係とは?では、自然科学研究機構・生理学研究所の加塩麻紀子研究員と富永真琴教授は、免疫反応によって産生される過酸化水素によって温度センサーであるTRPM2(トリップ・エムツー)が体温で活性化するようになる仕組み、そしてTRPM2が体温を感じてマクロファージ(免疫を担い病原体や異物と戦う)の働きを調節する仕組みを明らかにしたことを取り上げました。

病気になったときに発熱することがありますが、このTRPM2が体温でマクロファージの働きを調整する仕組みが、発熱によって免疫力が上がるメカニズムに関係しているかもしれないそうです。

ただ、体温と免疫力とに関係があることがうかがえますが、「体温が1度下がると免疫力は30%低下する」とまで書かれている論文は見つかりませんでした。

実際のデータや論文がないというのは医学的根拠がないといわれても仕方ありませんよね。

ところで、なぜ体温が下がると病気になりやすくなるといわれるようになったのでしょうか?

一つ考えられるのは、クリニックに来る患者さんの共通点に低体温(体温が低め)の人が多いというのがあり、その仮説を基に事例を集めていった結果、「体温を上げると免疫力がアップする」という結論に至ったのではないでしょうか。

ただし、そういう傾向にある(そういう人が集まりやすかったかもしれません)にあるからといって、医学的根拠を示すものにはならず、その先の研究までできていれば、今回のような記事のような疑問は生まれなかったはずです。

「体温を上げて免疫力アップ」は本当か

(2018/1/22、アピタル)

細菌やウイルスに感染すると発熱するのは、生体の防御的な機構です。また、低体温療法といって脳保護を主な目的に体温を32~34度に下げる治療を行うと感染症にかかりやすくなります。このあたりの事実が「体温を上げると免疫力がアップする」という話の元ネタではないかと推測します。

【#アンビリバボー】誰にでも起こりうる夏山の低体温症の症状(体温別)|助かった人と助からなかった人の差によれば、体温別の低体温症の症状について取り上げましたが、体温が下がると体の健康にとって良くないという理由の背景になっていると考えられます。

34-32℃ 歩行困難・無表情・不整脈
32-30℃ 起立不能・思考停止・筋肉の硬直・意識喪失
30-28℃ 半昏睡状態・脈拍異常・呼吸数半減
28-26℃ 昏睡状態・心肺停止・死の危険性

また、「#未病」の中でも特に気をつけるべきなのが「#冷え」!どのような冷え対策をするといいのか?で紹介した東京女子医科大学の川嶋朗准教授によれば、未病の中でも、特に気をつけるべきなのは、「冷え」と言っているように、体温が下がりすぎると人間は死に近づいていくという知識や「冷えは万病のもと」という東洋医学・漢方の世界で言われている名言、「低体温(体温が低め)」と「未病と冷え」という考え方がベースとなっていると考えられます。

ただ、医師でも異なる意見が出てきているのには、西洋的な考え方と東洋的な考え方による病気の原因を探るうえでのアプローチの違いがあるのではないでしょうか。

■西洋人=分析的

西洋人の知覚や志向は分析的で、身の回りのうち比較的小さな部分、何らかの方法で影響を与えたいと思う物事や人に意識を集中させる。

そして、その小さな部分の属性に注意を向け、それを分類したりその振る舞いをモデル化しようとしたりする。

また、形式的な論理規則を使って推論することが多い。

【参考リンク】

「人工知能と黒魔術」(視点・論点)

(2017/6/16、NHK)

私たちが普段の教育で触れる科学は、基本的に還元主義という考え方でできています。還元主義は「物事を分解し、細部の構造を理解していけば、全体を理解できる」という考え方です。

■東洋人=包括的

東洋人は幅広い物事や出来事に注意を払い、物事や出来事同士の関係や類似性に関心を持つ。

また、対立する考え方の「中庸」を探すなど、弁証法的な考え方を使って思考する。

東洋人は他者に注意をはらう必要があるため、外部の幅広い社会環境に目を向け、その結果として物理的環境にも意識を注ぐ。

■日本人とアメリカ人に見せて何が見えたかを報告してもらった、カラーアニメーションの一場面

masuda&nisbett(2001)

masuda&nisbett(2001)

  • アメリカ人はおもに、最も目立つもの-例えば大きく機敏な魚-に注目した。
  • 日本人は、もっと周囲の状況-岩、海藻、貝のような動かない生き物-に目を向けた。
  • 日本人は、背景に注意を払うだけでなく、背景とその中にある特定のものとの関係にも気づいた。
  • 日本人は、背景の細部についてアメリカ人よりも60%多く語った。

つまり、西洋的な医学の考えが、病気を分解・分析して、最も小さい部分に原因を求めるのに対して、東洋的な医学の考え方が、病気や症状同士の関係や類似性に原因を求めているのではないでしょうか。

「世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史」(著:スティーブン・ジョンソン)

世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史

ヨーロッパでは中世から二〇世紀になるまでほぼ一貫して、水に体を浸すのは明らかに不健康どころか危険であるというのが、衛生についての社会通念だった。毛穴を土や油でふさぐことによって、病気から身を守るとされていたのだ。「水浴びをすると頭が蒸気でいっぱいになる」と、一六五五年にフランス人医師が助言している。

体を清潔に保つということは現代人からすればさも当然なことであっても、当時の人、それはたとえ医師であっても「きれいにする」ことは当然ではなかったのです。

未来の人からすれば、なぜあの時代の人はあんなことをしていたのだろうと思われることをしているかもしれません。

一つ一つの情報をアップデートしていく努力をし続けなければ、「医師たちがつくる」ということの信頼も失われてしまうでしょう。

医学の進歩を受け取る側としては、「体温を上げると免疫力がアップする」というようなことが論争の種にならないためにも、東洋医学的な考えから仮説を立てて、西洋医学的に医学的根拠を出してもらえるといいなと思います。

体温を上げる方法 についてはこちら

低体温の改善・原因・症状 についてはこちら

冷え性改善方法 についてはこちら







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#川村ひかる さんは20代で子宮内膜症、30代で若年性更年期障害を乗り越え、妊娠|どんな妊活を行なったのか?

健康・美容チェック > 不妊 > 川村ひかるさんは20代で子宮内膜症、30代で若年性更年期障害を乗り越え、妊娠|どんな妊活を行なったのか?

【目次】




■川村ひかるさんは20代で子宮内膜症、30代で若年性更年期障害を乗り越え、妊娠

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by Vanessa Porter(画像:Creative Commons)

川村ひかる、第1子妊娠6ヶ月 苦難乗り越え“ABC妊活”に取り組む

(2016/7/6、Oricon)

川村ひかる(36)さんが、第1子を妊娠していることがわかったそうです。

現代女性が将来的に子供がほしいならば、パートナーがいなくても、妊娠のための準備をしておく必要があるによれば、10代から数多くのグラビア撮影を行ってきた川村さんは、ダイエットの影響でホルモンバランスを崩し、30代に受けた検査で「卵胞の数が少なく、妊娠は難しい」と診断されていたそうです。

昔から母親になることに憧れ、厳しい現実を突きつけられるも、3年ほど前から食生活のコントロールをはじめとした“妊活”へと取り組み始めた。

生理不順(月経不順)によれば、食生活の乱れや食べない系ダイエットのような無理なダイエットによるミネラル・ビタミンの不足が、冷え低体温、生理不順、貧血などを引き起こす重要な原因になっています。

また、女性の卵子には亜鉛が豊富に含まれていて、欠乏すると妊娠しにくくなる(不妊)ほか、生理不順も多くなります。




■川村ひかるさんが行なってきた妊活とは?

川村ひかるさんは、どのような妊活を行なってきたのでしょうか?

 「20代で子宮内膜症、30代で若年性の更年期障害になったりして、ホルモンが少なく妊娠しにくい体ということを意識して、主人に出会う前から不妊治療セミナーに通ったり、雑誌の特集で見かけた卵子凍結セミナーにも話を聞きに行きました。自分の肉体年齢は実際より3、4歳はプラスと考えて、パートナーが見つかってからでは遅いと思っていたんです」。

現代の女性は、妊娠しづらい、子供ができにくい身体になっているといわれています。

それは、女性の社会進出による仕事の増加に伴うストレスの増加、エアコンによる体温調節機能の低下、食生活の乱れ(バランスよい食事ができない)、無理なダイエットによる筋肉の低下・ホルモンバランスの乱れ、体温の低下など原因はさまざまです。

つまり、現代の女性が将来的に子供がほしいと思うならば、独身でパートナーがいなかったとしても、妊娠のための準備をしておく必要があるのです。

川村ひかるさんの場合は、20代で子宮内膜症、30代で若年性更年期障害になったりして、ホルモンが少なく妊娠しにくい体であったため、特に大変だったのではないでしょうか。

川村ひかるさんは31歳のころ若年性更年期障害を発症していた|私の何がイケないの? 2月22日では、川村ひかるさんが31歳のころ若年性更年期障害を発症していたことを告白しました。

川村ひかるさんが若年性更年期障害を発症した原因と考えられるのは2つ。

1.子宮内膜症の治療で5年間ピルを飲んでいたが、改善の兆しが見られ、また将来の妊娠を希望して、ピルを飲むのをやめたところ、ホルモンバランスが乱れるようになったこと

2.新しい仕事やビジネスパートナーからのプレッシャーによるストレス

こうした2つの理由から若年性更年期障害を発症したと考えられます。

若年性更年期障害の治療にあたっては、薬による治療が怖かったため、自分に合う漢方薬や鍼治療を行ない、改善したそうです。

→ 若年性更年期障害 について詳しくはこちら

 さらに、日々の生活習慣も見直し始めた。1時間でも多く睡眠を取る、脳をリラックスさせるため夜にスマホやPCを見ない、家の電気をダウンライトにする、冷たい飲み物を控える、などなど、体に刺激を与えるものをできるだけ控えるよう取り組んだ。

体に刺激を与えるものを控えるという生活習慣の改善を行なったそうです。

■まとめ

現代の女性が将来的に子供がほしいと思うならば、独身でパートナーがいなかったとしても、妊娠のための準備をしておく必要があると思います。

川村ひかるさんのケースはその教訓となるケースではないでしょうか。

→ 不妊の原因・不妊治療・妊活 について詳しくはこちら







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