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糖尿病新薬「SGLT2阻害薬」で低血糖や脳梗塞を起こす例|日本糖尿病学会

Caution Tape

by Eugene Zemlyanskiy(画像:Creative Commons)




■糖尿病新薬「SGLT2阻害薬」で低血糖や脳梗塞を起こす例ー日本糖尿病学会

糖尿病新薬で低血糖や脳梗塞…学会が注意喚起

(2014/6/28、読売新聞)

新しい糖尿病治療薬の服用後に、低血糖や脳梗塞などを起こした例が報告されており、日本糖尿病学会は、適正使用をするよう注意を呼びかけた。

新薬は、今年4月以降、相次ぎ発売されている「SGLT2阻害薬」。腎臓で、尿に出た糖を再び取り込むのを妨げる働きがあり、体重を減らす作用がある。

記事によれば、糖尿病治療薬「SGLT2阻害薬」を服用した後に、低血糖・脳梗塞・発疹の症状を起こした例が報告されており、適正に使用するよう注意を呼びかけています。

「SGLT2阻害薬」の注意するポイントはこちら。

低血糖は他の糖尿病治療薬を併用している場合が多いため、同学会は他の薬は減らすようにし、併用は原則2剤程度までを推奨する。新薬を服用すると、尿の量が増えて体内の水分が減り、脳梗塞の要因になるので、適度な水分補給など十分な脱水対策を求めた。

「SGLT2阻害薬」を服用すると、体内の水分量が減ってしまって脳梗塞の原因となるため、水分補給をすることや他の薬を減らすようにすることを推奨しています。

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飽和脂肪酸悪玉論の真相とは?|飽和脂肪酸は心臓疾患の原因にはならない?

Cultured Butter

by Rebecca Siegel(画像:Creative Commons)




飽和脂肪酸「悪玉論」のウソ―過小摂取に思わぬリスクも

(2014/5/7、WSJ)

「飽和脂肪酸は心臓疾患の原因にはならない」――。3月に発行された医学専門誌アナルズ・オブ・インターナル・メディシンに掲載された研究はこう結論づけている。

ここ最近の健康情報としては、飽和脂肪酸の摂り過ぎは体に良くないため、脂の多い肉やバター・チーズは避けたほうがいいと言われてきており、それを実践する人も多いですよね。

しかし、今回の記事で紹介された研究によれば、「飽和脂肪酸は心臓疾患の原因にはならない」そうです。

コレステロールの新常識(LH比・悪玉コレステロールを減らす食事・善玉コレステロールを増やす運動)|主治医が見つかる診療所 4月21日でも、飽和脂肪酸を多く含む食品をたくさん摂ると、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値が上がりやすいとして紹介されていましたが、本当に飽和脂肪酸が体に悪いのでしょうか?

詳しい内容は記事を読んでもらうことにして、要点だけをまとめてみます。

●1950年代にミネソタ大学のアンセル・ベンジャミン・キーズ博士が飽和脂肪酸はコレステロール値を上げ、その結果、心臓疾患の原因になるという説を主張したのが飽和脂肪酸悪玉論の始まり

●ただ、研究を行う際に自説の正当性を裏付けるような国だけを意図的に選んだり、研究の対象者が数少ないなど、間違ったデータによる間違った考えで研究が行われており、本当に飽和脂肪酸が心臓疾患の原因になるかどうかはわからない。

●当初懐疑的だった米心臓協会(AHA)も1961年に飽和脂肪酸を悪者としたガイドラインを米国で初めて発行し、1980年には米農務省がこれに続く。

本来であれば間違ったデータによる間違った考えであるため、再度調査研究をすることが必要なのですが、この説を正しいという先入観をもとに、なぜかキーズ博士の説を証明する方向で労力も費用もつぎ込まれていったそうです。

行動経済学に「サンクコスト(先行投資額が巨大だと損失回避の傾向から、人は未来の予測をしばしば誤る)」という考え方がありますが、この研究においても、多くの人が労力も費用も注ぎこんでしまったがために、冷静に判断できず、正しいという先入観をもってしまったのかもしれません。

記事ではさらに飽和脂肪酸をあまり取らない食事方法に変わったことによる変化についても書かれています。

詳しい内容は記事を読んでいただきたいので、2つのポイントだけ。

1つは、炭水化物の摂取量が増えたこと。

飽和脂肪酸の摂取量が減ったものの、炭水化物の摂取量が増えているそうです。

飽和脂肪酸の摂取量が減ったから炭水化物の摂取量が増えたとは短絡的に言えないものの、炭水化物の摂り過ぎは、肥満糖尿病の原因になり、さらには心臓疾患になる可能性も高まります。

問題は炭水化物がブドウ糖に分解され、インスリンが分泌されることだ。インスリンは効率良く脂肪を蓄積させるホルモンだ。果糖は肝臓が血液中に脂質や中性脂肪を分泌させる原因となる。炭水化物の摂りすぎは肥満の原因となるだけでなく、後天性の2型糖尿病の原因にもなる。さらには心臓疾患の可能性も高まる。

もう1つは、植物油の摂取が増えていること。

AHAが1961年に「健康な心臓」のために、飽和脂肪酸ではなく植物油を摂取するよう国民に勧めた後、米国民の食事は変わった。1900年にはほとんどゼロだった植物油の摂取量が現在は摂取カロリーの7~8%を占めるようになった。この1世紀の間にこれほど摂取量が増えた食品はない。

初期段階の臨床試験では、植物油の摂取量が多い人は、がんの発症率が高いだけでなく、胆石になる率も高いことが分かった。さらに驚くべきことに、暴力的な事件や自殺で死亡する可能性も高い。

植物油の摂取が増えたからといって体に悪影響があるというデータはないようなのですが、体の中の栄養バランスに何らかの影響を与えているかもしれません。

今回の「飽和脂肪酸悪玉論」の問題は、間違ったデータによる間違った考えであるということです。

もう一度先入観を取り払って、本当に飽和脂肪酸に問題があるのかを証明する必要があるのではないでしょうか。

そして、こういう健康に関する情報を紹介すると極端な方向に行きがちで、飽和脂肪酸が悪いというと、すべての飽和脂肪酸がいけないとなってしまいます。

大事なのは、何事もバランスです。

あまりに過剰に飽和脂肪酸を摂っていて健康に問題があるという方は、飽和脂肪酸を減らして、不飽和脂肪酸に変えて、バランスを調整してみるというアプローチをしてください。







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スマホのフラッシュやカメラ機能を使い、血糖値管理ができる技術が研究されている!?

Smartphones at Fashion Week

by Melissa BARRA(画像:Creative Commons)

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スマホのフラッシュやカメラ機能を使い、自分で血糖値テストができる技術が米で開発中

(2014/1/27、Techable)

糖尿病患者の日々の血糖値管理を、スマートフォンという最先端のツールを活用して実施できないかという研究が、Cornell Universityでおこなわれているという。

先日Google、糖尿病患者の血糖値を管理するスマートコンタクトレンズを開発というニュースを紹介しましたが、今回の記事によれば、スマートフォンのフラッシュ機能やカメラ機能を活用して、血糖値の検査を行ない、血糖値コントロールができないかという研究が行われているそうです。

糖尿病患者は増加の一途をたどっており、今後も増加することが予想されます。

ちなみに、2011年には糖尿病患者が世界で3億人突破-世界糖尿病デー(11月14日)しています。

これから血糖値検査・血糖値コントロールはますます重要になってくることでしょう。

そういう意味で企業や大学がこの分野に注目を集めるのはごく自然なことです。

アメリカのFood and Drug Administrationでは、世界中でスマートフォンとタブレットユーザーは増加しており、2018年までには約17億人の人たちが、健康関連アプリをダウンロードしている状況になると見込んでいる。

現時点では、スマホやタブレット+アプリで健康管理をしていくというのが最も人気がありますが、Googleがコンタクトレンズを活用するなどウェアラブルガジェットも最近特に注目されています。

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理想としては、つけていることを意識することなく、特に何かする必要もなくて自分の健康管理を行ない、大事なポイントで自分やかかりつけの医師に知らせてくれるものになると思います。

はたして、それがどのような形になるのか、すごく楽しみです。







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生体工学で健康管理|緑内障を調べるスマ―ト・コンタクトレンズ

[image]Swiss Federal Institute of Technology

参考画像:WSJ(緑内障を調べるスマ―ト・コンタクトレンズ)

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生体工学で健康管理―タトゥーのような微細インプラント

(2014/4/22、WSJ)

皮膚温度を送信するデジタル・タトゥー、緑内障のテストをするコンタクトレンズ上の透明なセンサー、心臓の周りの柔軟なペースメーカー、術後の痛みをコントロールし、不必要になれば害を及ぼさずに消滅するインプラントを想像してみてほしい。

緑内障を調べることができるスマートコンタクトレンズというのがすごいと思って取り上げた記事ですが、今回の記事は、驚きの連続です。

ウェアラブル端末で健康管理という記事を以前取り上げましたが、気になるのは、やはり着け続ける必要性があることです。

しかし、今回紹介する超薄型で伸縮自在の電子装置であれば、壊れることなく伸び縮み、折り曲げが可能になるので、皮膚に貼り付ける形となり、着けている感覚もなく使えるようです。

超薄型で伸縮自在の電子装置というのがもっと広まれば、例えば、定期的にインシュリンを注射しなければならない糖尿病患者の場合、自動的に注射できるような仕組みができるかもしれません。

この分野は今後ますます注目を集めるのではないでしょうか。

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清原和博さんの病気は「糖尿病」

清原氏は糖尿病、薬物報道に訴訟も検討

(2014/3/6、デイリースポーツ)

清原氏は1月下旬から体調を崩し、病院で診察を受けた結果、糖尿病と診断されたという。

清原和博さんは糖尿病で入院し治療を受けていたそうです。

⇒ 糖尿病の症状 についてはこちら。

清原さんほど鍛えていた人でも糖尿病になるのですから、しっかりと食事と運動で血糖値をコントロールしないと誰にでもなる可能性があると言えそうです。

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