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スクワットで首の筋肉を痛めた!なぜスクワットで首の筋肉が痛くなるの?その原因とは?




健康のためにはスクワットがいいということでトレーニングに取り入れています。

老化のスピードが速い大腿筋を鍛える筋トレ|筋肉量が減少してしまうとどうなる?|階段を降りることが怖くなってきたら筋量が落ちている危険なサイン!

大腿筋の老化は深刻で、30~70才までの40年間で、前側(大腿四頭筋)は2分の1、後ろ側(ハムストリングス)は3分の2にまで落ちることが実証されている。

30 DAYS SQUAT CHALLENGE(30日スクワットチャレンジ)のやり方(方法)・効果

太もも前の筋肉は「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」といい、この筋肉を鍛えることで、女性らしい脚線美を生みます。

太もも後ろの筋肉は「大腿二頭筋(だいたいにとうきん)・ハムストリングス」といい、ヒップアップに貢献して、脚長効果(脚が長く見える)があります。

下半身の筋肉を鍛えることで、むくみの解消も期待できそうです。

スクワット自体は健康にいいのですが、今回スクワットをする中で首を痛めてしまいました。

具体的には首の筋肉の炎症と筋肉の緊張による頭痛、わかりやすくいうとひどい寝違えと頭を割るような頭痛があり、首から肩にかけての痛みと頭痛で朝起き上がるのに30分ほどかかってしまうほど。

「スクワットは下半身を鍛えるのに、なぜ首を痛めたの?」

首は直接的には関係がない場所ですが、首がまるで寝違えを起こしたような痛みが出ているということはトレーニング方法にミスがあったと考えられます。

スクワットは太ももを意識してトレーニングをするものですが、誤ったフォーム・姿勢によるトレーニングで正しく筋肉が使えていないために、首の筋肉にまで力が入ってしまって、首に負荷がかかってしまったから。

また呼吸を止めずにやってしまったことも首周りの筋肉の緊張につながったと考えられます。

ここで得たトレーニングを行う上での教訓は、正しいフォームで行う、鍛える筋肉を意識する、呼吸を止めないということです。

健康のためにトレーニングしようと思ってけがをしたのでは意味がありません。

あなたは私のようにならないように正しいフォームで行う、鍛える筋肉を意識する、呼吸を止めないということを意識してトレーニングを行ってくださいね。







抗老化タンパク質「DEL-1(デルワン)」の増やし方(食材)とは?/カズレーザーと学ぶ。




2025年1月14日放送の「カズレーザーと学ぶ。」のテーマは「2025年イイ顔になる最新科学」でした。

今回気になったのは、新潟大学・前川知樹教授が解説した抗老化タンパク質「DEL-1」です。

■スキンケアだけでは老化は防げない!

老化細胞が肌の中で増えてしまうと、体の外から行う通常のスキンケアではその細胞を取り除くことが難しいため、シミシワの原因となってしまいます。

そこで必要になるのが体の中からのアプローチであり、そのカギとなるのが抗老化タンパク質「DEL-1」です。

DEL-1をコントロールすることができれば、肌の再生力もアップし、肉体も若返る可能性があるそうです。

■DEL-1とは?

DEL-1は主に血管内皮細胞から出てきて体の中をぐるぐると回っており、炎症を抑える役割があることが発見されています。

DEL-1は腎臓や腸管、神経系でたくさん作られていて、再生もでき、肌にも効果的なのだそうです。

DEL-1は老化細胞に「(免疫細胞に)食べてくれ!」という自らの除去をお願いするシグナルを出すことを判断/指令してくれることで、細胞の再生を促進することがわかりました。

DEL-1の産生量は加齢とともに減少して、30-40代から激減します。

老化細胞が増えると、炎症性サイトカインが出てきて、DEL-1を抑制して、悪循環を起こします。

また、若返りの効果もあり、歯を支える骨を再生してくれます。

老化すると、破骨細胞(骨を溶かす細胞)が活性化すると同時に骨を作る機能が少しずつ遅れてきて、破骨細胞のほうが強くなってくると、骨粗しょう症のようになります。

DEL-1は骨を壊す細胞に対して強力に作用して抑え、骨芽細胞に働きかけて骨の再生を手助けすることがわかってきました。

DEL-1の数値が高いとスキンケアの反応が良いそうです。

肥満になるとDEL-1は下がる。DEL-1を欠損させたマウスは太っている。

【参考リンク】

■DEL-1を増やす方法

DEL-1を増やすにはバランスのいい食事と適度な運動が効果的。

●DEL-1を増やす食材

DEL-1を増やす食材は、オメガ3脂肪酸を含む食品。

オメガ3脂肪酸がDEL-1を上げてくれることがわかってきた。

10歳の高齢サルにオメガ3脂肪酸を与える実験ではDEL-1発現量が4か月後には約1.5倍に増加しました。

オメガ3脂肪酸が多い食材として番組で紹介したのが、亜麻仁油やサバですが、他にもクルミやえごま油が有名ですね。

→ オメガ3脂肪酸を含む食品 について詳しくはこちら

島根県産えごま油|オメガ3(αリノレン酸)を摂ろう!
島根県産えごま油|オメガ3(αリノレン酸)を摂ろう!

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長崎県産えごま油(50g)【新物入荷】 1,944円(税込)

【補足】

筋肉量が多い人ほど顔のシミやシワ、毛穴の目立ちが少ない!マイオネクチンがメラニンの生成を抑えている!|ポーラ化成で紹介したポーラ化成工業が行ったゲノム研究(GWAS)によれば、シミができない体質の人は、生まれつき筋肉の性質が異なる可能性があること、また、体重当りの体幹と下半身の総筋肉量が多い人ほど、顔のシミが少ないことが分かったそうです。

また、筋肉で作られる「マイオネクチン」が血液成分として皮膚に運ばれ、シミのもとであるメラニンの生成を抑えていることが示唆され、さらには、体の筋肉量が多いほど、シワ、毛穴の目立ち、色ムラなどが少ないことも明らかになったことから、美肌体質の秘密は、筋肉がカギを握っている可能性があるようです。

今回の番組では運動とDEL-1の関係については説明がなかったのですが、筋肉量が多い人ほどど顔のシミやシワ、毛穴の目立ちが少ないことから、もしかすると筋肉とDEL-1にも関係もあるのかもしれませんね。

【参考リンク】

減少した DEL-1 発現は、抗炎症作用をもつオメガ3脂肪酸であるリゾルビンを作用させることで、定常状態まで回復させることができた

■まとめ

以前オメガ3の美肌効果については次のように紹介しました。

オメガ3の美肌効果|オメガ3を摂取するとなぜ美肌になるのか?|摂取量の目安によれば、オメガ3が十分にあると、オメガ3は血管にも作用し、血管を拡張する力を持っているため、血流を改善することにより、血液の循環はとてもスムーズです。

その結果、肌には栄養分が運ばれていくことにより、皮膚の細胞の新陳代謝を活発にして、肌を美しくしてくれると考えられます。

しかし、血液中にオメガ3が不足すると、栄養分の運搬が滞ってしまいがちになり、新陳代謝が活発ではないため、肌が荒れてしまうと考えられます。

麻布大学の守口徹教授によれば、オメガ3が細胞にあると本来の細胞の機能が維持でき、皮脂の供給などすべてがバランスよくいくそうです。

また、分泌を促してくれる下の方の細胞にオメガ3がないと指令が来なくなるそうです。

→ EPAを摂ると、赤血球がしなやかになり、顔色が良くなり、目の下のクマがなくなる!【美と若さの新常識】 についてくわしくはこちら

今回の記事を参考にして考えると、オメガ3を摂ることで抗老化タンパク質「DEL-1」が増えて、肌の衰えやシワ、シミの原因となる「老化細胞」を取り除き、肌の再生を助ける役割を果たしているため美肌になっていると考えられるんですね。

→ オメガ3脂肪酸を含む食品 について詳しくはこちら







「ツイン・ピークス」のデビッド・リンチ監督が死去、78歳。死因は不明。過去に肺気腫と診断されていたことを公表

「ツイン・ピークス」のデビッド・リンチ監督が死去、78歳(2025年1月17日、ロイター)によれば、「ツイン・ピークス」で有名なデビッド・リンチ監督がなくなりました。78歳でした。

死因は公表されていない。リンチ氏は2024年8月、肺気腫と診断されていたことを明らかにしていた。

デビッド・リンチ監督は2024年8月、長年の喫煙が原因で肺気腫を患っていることを公表しています。

■肺気腫とは?

肺の病気によれば、肺気腫とは、肺が壊れてしまう病気で、高齢者に多い病気ですが、若い年齢層でも喫煙習慣があれば病気が始まることがあります。

【関連記事】

美肌にも効果的!寿命を延ばすNo.1食材は「大豆(豆類)」!/なぜ大豆を食べると寿命が延びるの?/寿命を延ばす食生活ランキングベスト5/カズレーザーと学ぶ。




2025年1月14日放送の「カズレーザーと学ぶ。」のテーマは「2025年イイ顔になる最新科学」でした。

今回気になったのは、美肌にも効果的!寿命を延ばすNo.1食材です。

25万の栄養論文をメタ分析して分かった長寿食材とは「大豆」!

寿命を延ばす食生活ランキング

1位 大豆(豆類)を増やす
2位 全粒穀物類を増やす
3位 ナッツを増やす
4位 赤身肉を減らす
5位 加工肉を減らす

大豆(豆類)200gを増やす食生活を20歳の頃から毎日取り入れると平均寿命が延びるそうです。

例:納豆1パック50gなので200gは多いように思えますが、摂取量100gでも平均寿命が延びるそうです。

日本人の1日当たりの豆類の摂取量は約60gなので、普段の食事に納豆1パック増やすことが理想と考えられます。

なぜ寿命が延びるのか?

それはイソフラボン摂取によるサーチュイン遺伝子発現量が約2倍になるから。

【参考リンク」

  • Fadnes LT, Økland J-M, Haaland ØA, Johansson KA (2022) Estimating impact of food choices on life expectancy: A modeling study. PLoS Med 19(2): e1003889. https://doi.org/10.1371/journal.pmed.1003889
  • Hirasaka K, Maeda T, Ikeda C, et al. Isoflavones derived from soy beans prevent MuRF1-mediated muscle atrophy in C2C12 myotubes through SIRT1 activation. J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo) 2013; 59: 317–324.

【補足】

マグネシウムとタウリンを多く摂取している人は、高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満が少ない?|#世界一受けたい授業で紹介した家森幸男(京都大学名誉教授)さんは人が1日に排泄した尿を調べることで栄養評価をする方法を考案し、WHO(世界保健機関)の協力を得て、25年間に25カ国61地域の人々の尿を採取しデータを分析し、食事と栄養、病気との関係を解明する調査を行なった結果出た結論は、健康と長寿に深く関与する2大栄養素は、タウリンとマグネシウムだったそうです。

マグネシウムが豊富に含まれているのは海藻類や魚介類、雑穀や豆類、ナッツ類、野菜類にもマグネシウムが多く含まれています。

豆類には、マグネシウム以外にも食塩を腎臓から追い出し、血圧を下げる働きがあるカリウムが豊富ですし、大豆に多いイソフラボンは、血管を拡げ、血管内に血栓を作りにくくする一酸化窒素を活性化してくれます。

ここで先ほどの寿命を延ばす食生活ランキング3位までを振り返ってみます。

1位 大豆(豆類)を増やす
2位 全粒穀物類を増やす
3位 ナッツを増やす

豆類、雑穀、ナッツ類にマグネシウムが含まれていること、そして豆類にはカリウムが豊富なんですね。

ぜひ大豆(豆類)を積極的に取るようにしましょう。

【関連記事】

■サーチュインを活性化させる方法

サーチュイン遺伝子の研究をしている古家大祐 金沢医科大学教授によれば、「腹七分目」の食事をすることで、サーチュイン遺伝子をうまく働かせることができるそうです。

サーチュインの活性化には、空腹の時間をできるだけ長く持つ=絶食時間を長くとることが必要なので、夕食をできるだけ早くとったり、間食を摂らないことが重要なのだそうです。

また、運動でカロリーを“消費”することによっても、サーチュインを活性化できるそうです。

ポイントは、運動でも食事でも、合計で25%摂取カロリーを減らすということです。







【関連記事】

米FDA、発がん性を懸念して合成着色料「赤色3号」の食品・薬への使用禁止!日本での使用はどうなる?




アメリカで合成着色料「赤色3号」が使用禁止に 動物にがんを引き起こすとの研究結果(2025年1月16日、Yahooニュース)によれば、米食品医薬品局(FDA)は合成着色料「赤色3号」の食品と経口薬への使用禁止を発表しました。

【参考リンク】

赤色3号は、食品や飲料に鮮やかなチェリーレッド色を与える合成食品着色料で、キャンディー、ケーキ、カップケーキ、クッキー、アイシングなどの特定の食品に使われています。