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うつ病患者は推計3億2200万人|WHO

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■うつ病患者は推計3億2200万人|WHO

Stressed

by Jim Pennucci(画像:Creative Commons)

うつ病患者は推計3億2200万人、WHO発表

(2017/2/24、TBS系)

WHOが23日に発表した報告書によりますと、世界でうつ病に苦しむ人は2015年に推計で3億2200万人に上り、2005年からおよそ18パーセント増加しました。

<中略>

また、うつ病は、男性より1.5倍、女性に多く見られ、年齢別では55歳から74歳の発症率が高いほか、15歳未満の子どもの発症も見られるということです。

WHO(世界保健機関)の報告書によれば、世界でうつ病に苦しむ人が2015年に推計で3億2200万人に増加したと発表したそうです。




■世界でうつ病に苦しむ人が増加している理由について考えてみよう!

世界でうつ病に苦しむ人が増加している理由について考えてみます。

●仕事によるストレスが増えているから?(但し、昔との比較が必要)

午後6時以降に仕事をすると、うつ病にかかる可能性が高くなる!?(2014/11/24)によれば、ドイツでは、午後6時以降に仕事をすることを禁止する方向なのだそうで、その理由は、午後6時以降や週末に仕事をするとうつ病などの心の病気になる可能性が高くからなのだそうです。

研修医のうち3分の1がうつ病や抑うつ症状を患っている!?で紹介した米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院と米ハーバード大学医学部のダグラス・マタ医師による調査によれば、研修中の若手医師のうち、3分の1がうつ病や抑うつ症状を患っているそうです。

看護職員、「慢性疲労」7割超える 医労連アンケートによれば、慢性疲労を訴える看護職員の割合が7割を超えているそうです。

医療に携わる方は、勤務時間が長かったり、夜勤の負担が大きかったり、責任が重かったり、医療事故への不安があったりなど肉体的ストレス・精神的ストレスがかかっていると考えられます。

そのことがうつ病や抑うつ症状を患う原因になっているのではないでしょうか。

●運動不足

運動を続けるとストレスに強くなる?その科学的根拠とは?によれば、プリンストン大学が行なったネズミの実験によれば、活動的なネズミのほうがストレスに対して穏やかな反応を示したそうです。

その理由としては、走ることで生まれる細胞がストレスからの影響を受けづらくする緩衝材になっていると考えられるそうです。

運動がストレス耐性に効果的であることが実験によってわかりましたが、その効果は短期間では得られるものではないようです。

米コロラド大学の研究によると、3週間運動したネズミには、ストレスに対する脳の働きに変化は見られなかったようですが、6週間運動したネズミには変化があったそうです。

「心を強くする」には運動が欠かせないワケ うつ病の治療と予防には定期的な運動が効く|The New York Times

(2016/12/9、東洋経済オンライン)

有酸素運動の仕方によって被験者を3つのグループに分けたところ、運動量が最も少なかった男女のグループは、最も多いグループよりもうつ病を患う確率が約75%も高かった。中間のグループについては、最も運動量の多いグループよりもうつ病になる確率は約25%高かった。

有酸素運動の運動量が多かったグループのほうが、運動量が少なかったグループよりもうつ病になる確率は低かったそうです。

なぜ運動をするとうつ病の発症リスクが下がるのでしょうか?

確立した答えはまだ出ていないようですが、一つの研究がその仮説となると考えられます。

うつ病の人の運動前後の血液サンプルを調査した過去の20の研究を分析したところ、運動によってさまざまな炎症マーカーの値が著しく低下した一方で、脳の健康に寄与すると考えられるさまざまなホルモンや生化学物質のレベルが増加していた。

医学誌「ニューロサイエンス・アンド・バイオビヘイバラル・レビュー」に2月に掲載された研究によれば、運動によって様々な炎症マーカーの値が低下し、また脳の健康に良い影響を与えると考えられるホルモンや生化学物質のレベルが増加していたそうです。

<自宅で長時間は危険>スマホの使用時間と位置情報の分析でうつ病診断ができる可能性がある!?で紹介した米ノースウェスタン大の研究グループによれば、うつ病患者は、うつ病でない人に比べて、スマホの使用時間が長くなり、また使用場所は自宅など極めて少ない地点に限られている傾向にあるそうです。

体を動かさないことがうつ病の発症リスクを高める生活習慣の可能性があります。

●悪いニュース

悪いニュースは、悲観的になるという感情をもたらすだけでなく、ストレスや不安、抑うつ症状を引き起こす!?で紹介したイギリス人心理学者デイヴィ・グラハム(Graham Davey)博士によると、ネガティブで暴力的な報道は、悲観的になる、または非難するといった感情をもたらすだけでなく、ストレスや不安、抑うつ症状を引き起こす要因になるそうです。

SNSの普及で悪いニュースや不安にさせるニュースが拡散することによって、人々のストレスや不安が増しているのかもしれません。

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●昔はうつ病だと診断されなかったが、現在は診断されるようになった

今の判定基準で判断すればうつ病なのですが、昔はそうした認識がなかった可能性があり、それがうつ病が増えた(ようにみえる)原因とも考えられます。

■まとめ

帰宅拒否症は「軽症うつ病」によれば、軽症うつ病は、抑うつ気分、意欲低下、不眠や食欲不振といった症状が本物のうつ病に比べて軽度のため、不調を訴えてもあまり仕事や生活面には大きな支障をきたさないそうです。

周りの人も浮き沈みの一つと思って気づきにくいのかもしれません。

また、睡眠不足・不眠は「うつ」のサイン?で紹介した日本大学公衆衛生学教室が男女それぞれ1万人以上を対象にした調査によれば、1日の平均睡眠時間が7時間より短くなればなるほど、また8時間より長くなればなるほどうつ状態の有病率が高くなっていたそうです。

睡眠時間が短くなることもうつ病のサインの一つと考えられます。

そのほかにもうつ病のサインが紹介されています。

[自己チェックの例]

  • 2週間以上眠れない日が続く
  • 食欲がなく体重が減っている
  • だるくて意欲がわかない
  • 頭痛
  • めまい

以上のような症状があれば、専門医による受診をすすめていました。

自分だけでは気づかない恐れがありますので、周りの人が今までとの違いに気づき、そのサインを見逃さないようにしていきたいですね。







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武田鉄矢さんは40代からうつ病のような状態だった|武田さんを救った心理学者ユングの言葉とは?

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Lying Man

by Dagny Mol(画像:Creative Commons)

武田鉄矢20年のうつ病の苦しさ明かす 「101回目のプロポーズ」の頃から…

(2014/10/7、デイリースポーツ)

「ノンストップ」(フジテレビ系)の取材を受けた武田鉄矢さん(当時65歳)は40代からうつ病のような状態だったと答えました。

海援隊のメンバーである千葉和臣さんが当時を振り返ってみても「最近眠れない」ということを言っていたというくらいの認識だったそうですが、睡眠不足・不眠は「うつ」のサイン?によれば、睡眠不足が続く人は「うつ」状態になる率が高くなることが明らかになっています。

[自己チェックの例]

  • 2週間以上眠れない日が続く
  • 食欲がなく体重が減っている
  • だるくて意欲がわかない
  • 頭痛
  • めまい

2週間以上眠れない日が続く、だるくて意欲がわかないなどのような症状があれば、専門医による受診をすすめています。

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武田さんは2011年に大動脈弁狭窄症という病気にかかり、手術をして5週間入院、そして老いへの恐怖が武田さんをさらに追い込んだそうです。

意外に多い高齢者のうつ病によれば、

  • 日本人の傾向として、物事を悲観的にとらえる傾向が強いこと
  • 加齢による心身の衰え
  • 重い病気
  • 脳血管障害の後遺症
  • 経済力低下
  • 社会的役割の喪失感

などが高齢者がうつ病になりやすい理由として挙げられていましたが、武田さんの場合は、老いを感じていたこと、重い病気になったこと、俳優・ミュージシャンという仕事の性質上休みに対して怖さを感じていたこと、手術をして仕事から離れることなどから、うつ病になりやすい状態にあったといえるのではないでしょうか。

しかし、武田さんは心理学者ユングの言葉に救われたそうです。

その際読んだ心理学者のユングの本に「人生は山登りに似ている。登った限りは降りなきゃいけない。登りっぱなしのことを遭難したという」とあり、この言葉で武田はやっと救われた。

人によっては、自分自身でうつ状態から救われる人もいるんですね。

他人に頼れない人や他人のせいにすることができずに全て自分自身の責任にしてしまう人がうつ病になりやすいと聞きます。

そういう性格の人が周りにいて、眠れない日々が続いていて体調を崩していると感じた時にはぜひ注意深く見てあげてください。

また、青魚に多いオメガ3脂肪酸、うつの改善などに効果によれば、青魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸には、うつの改善などに効果があるとの報告がされているそうです。

青魚を食べる機会が少ないと感じている方は食べる機会を増やしてみてくださいね。

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一人暮らしの高齢男性、孤食でうつ発症が2・7倍出やすい!?

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■一人暮らしの高齢男性、孤食でうつ発症が2・7倍出やすい!?

Sad contrast between ages

by Alex Krasavtsev(画像:Creative Commons)

独居高齢男性、孤食でうつ発症が2.7倍に 全国調査

(2015/10/28、朝日新聞デジタル)

一人暮らしの高齢男性で食事をひとりでとる「孤食」が多い人は、誰かと一緒に食事をすることが多い人に比べて約2・7倍うつ症状が出やすい、という研究結果を千葉大や東京大などのグループが27日発表した。

千葉大や東京大などのグループが行なった研究結果によれば、一人暮らしの高齢者の男性で孤食が多い人は、だれかと一緒に食事をする人に比べて、うつ症状が出やすいそうです。

■孤独がもたらす健康への影響とは?

孤独は老化を促進し心臓病のリスクを上げる?によれば、孤独は老化を促進し、心臓病のリスクをあげるということがわかったそうです。

社交的な生活が認知症のリスクを減らす可能性=研究によれば、社会的に活発な人はストレスにさらされにくく、孤独で悩みがちな人に比べて、認知症になるリスクは50%低いそうです。

■高齢者のうつ病を防ぐには

意外に多い高齢者のうつ病|なぜ高齢者のうつ病が多いのか?によれば、

  • 日本人の傾向として、物事を悲観的にとらえる傾向が強いこと
  • 加齢による心身の衰え
  • 重い病気
  • 脳血管障害の後遺症
  • 経済力低下
  • 社会的役割の喪失感
  • 一人暮らしの孤独感

などが高齢者のうつ病が多い理由にあるようです。

高齢者が心掛ける予防法は「社会的役割を持ち続けること」であり、人のために役立っているという生きがいを持つことが重要なようです。

Is this Japanese concept the secret to a long, happy, meaningful life?

(2017/8/9、World Economic Forum)

While there is no direct English translation, ikigai is thought to combine the Japanese words ikiru, meaning “to live”, and kai, meaning “the realization of what one hopes for”.

「生きがい」とは、「生きる理由」の概念や人生の目的を持つ考えの意味ですが、英語には直接的に「生きがい」に当たる言葉はないそうです。

【参考リンク】

自分がやっていることが、他人や社会にとって役に立っているという実感こそが重要であり、仕事が生きがいという人は仕事以外にいくつもの社会とのつながりを持つことがうつ病を防ぐ方法といえるのかもしれません。







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青魚に多いオメガ3脂肪酸、うつの改善などに効果

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■青魚に多いオメガ3脂肪酸、うつの改善などに効果

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by hirotomo t(画像:Creative Commons)

青魚に多い脂肪酸、うつの改善などに効果

(2010/3/15、読売新聞)

とくに注目されているのはサバなど青魚に多い「ω(オメガ)3系脂肪酸」。

うつの改善や攻撃性の低減などに効果があるという報告が相次いでいる。

効果がなかったとする報告もあり、科学的な検証はまだ途上だが、うつ病患者が国内で100万人を超える中、食事の見直しが心の健康対策に役立つかも知れない。

代表的なω3系脂肪酸はサンマ、イワシ、ブリなど魚に多く含まれるEPA、DHAと、シソ油などに多いα(アルファ)リノレン酸。

中性脂肪を減らし、動脈硬化を防ぐ効果がわかっている。

精神面への影響の研究は1990年代後半から始まった。

魚をよく食べる人は自殺企図が少ない(日本、フィンランド、米国)といった疫学調査のほか、被験者にω3系の油と偽薬(植物油など)を無作為に割り当て、どちらかわからない形で服用してもらって効果の有無を見る実験的な研究も各国で行われてきた。

その結果、攻撃性や衝動性が減る(日本)、うつが改善する(米国、英国、台湾)といった報告がなされ、産後うつや認知症の予防効果を示唆する研究もある。

一般の植物油に多いリノール酸など「ω6系脂肪酸」との相対的な量に着目し、うつの高齢者は血液中のω3系の比率が低いとした調査(オランダ)もある。

ただ、関連や効果が見られなかったとの報告も複数ある。

各種の研究を分析した米国の昨年の論文は「うつ病の治療手段になる可能性があるが、大規模な試験が求められる」としている。

青魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸には、うつの改善などに効果があるとの報告がされているそうです。

エゴマに含まれるΑリノレン酸はうつ病のリスクを軽減―ハーバード大|あさイチ(NHK)に出演した井上浩義先生(慶應義塾大学)によれば、アメリカのハーバード大学公衆衛生大学院が発表した10年間にわたって5万人以上の女性を対象にした研究によると、リノール酸の摂取を控え、α-リノレン酸を与えたところ、うつ病の発生が減少したそうです。

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#釈由美子 さん、無理なダイエットによるうつ・摂食障害(拒食症・過食症)を著書で告白




釈由美子、無理なダイエットによる摂食障害(拒食症・過食症)・うつを著書で告白

釈由美子ボロボロの過去を告白「うつ」も

(2009/1/22、日刊スポーツ)

女優釈由美子(30)が初の美容本「釈ビューティ!」(ワニブックス、2月5日発売)で、拒食症と過食症に苦しんだ過去をさらけ出している。

もともと代謝が悪く、むくみや下半身太り、乾燥肌に悩んでいた。そこに顔やスタイルへの重度のコンプレックスと強い強迫観念から無理なダイエットにひた走った。

リンゴ、たまごなどのダイエットなど「やせる」と聞けば何にでも手を出したという。

食べることに恐怖を覚えるようになる一方、その反動でどか食いも。

20代は「無理を重ねてボロボロだった」と言い、体重が40キロ前後の激やせからリバウンドで50キロを超えることも。

不調は体だけでなく精神にも及び、軽度のうつ症状に悩まされ、過呼吸で何度も倒れた。

釈由美子さんが拒食症や過食症を繰り返す摂食障害、軽度のうつ症状に悩まされていたことを著書の中で語っているそうです。

体や顔などのコンプレックスはだれにでも多少なりとはあると思うのですが、女優さんでもそのようなコンプレックスを抱えているんですね。

代謝が悪いことによるむくみや下半身太り、乾燥肌などの悩みから顔やスタイルへのコンプレックスが生まれ、そのために無理なダイエットを行なってしまい、拒食症や過食症に悩まされていたようです。

そのため、激やせやリバウンドをしたことで、体の不調だけでなく、精神的にも影響したため、うつ症状にも悩まされていたそうです。

でも、どうやって釈由美子さんは精神的にも肉体的にも健康を取り戻すことができたのでしょうか。

ところが、30歳を目前にして野菜食と出会い、「自然体」を心がけて心身ともに健やかになることができ、今回の美容本出版となった。

自分なりの健康法が見つかってよかったですね。

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