by Roshan Travel Photography(画像:Creative Commons)
ストレスは免疫力の大敵 避難所でも適度な運動を
(2011/4/4、産経新聞)
避難所暮らしを強いられる高齢者は、どうしても運動不足に陥りがちだ。
「日本登山医学会」(千葉市稲毛区)では、避難所に住む高齢者向けに運動機能維持のための運動やストレッチを提案する。
狭い場所での生活が続くと血流が悪化し、血栓が肺の血管を詰まらせる「エコノミークラス症候群」(肺塞栓(そくせん)症)を引き起こす。
同会では、予防策として座ったままできる腰と背中のストレッチや、片足立ち運動を勧めている。
04年の新潟県中越地震や07年の新潟県中越沖地震で避難生活を送っていた被災者には、エコノミークラス症候群の症状が確認されていたそうです。
これは、狭い場所で長時間体を動かさずにいることで血流が悪くなったことが原因なのだそうです。
こうした症状を防ぐためにも、ストレッチや運動をすることが大事です。
■NK細胞にはストレスが大敵
がんやウイルスを破壊する働きのあるNK(ナチュラルキラー)細胞はストレスが大敵で、免疫システムの機能低下を招く。
避難所暮らしをしている方には相当なストレスがかかっていると思います。
地震酔いの原因にもストレスが関わっており、その解消法をご紹介します。
「地震酔い」 の症状を訴える人が増える|地震酔いを解消する方法はリラックスをすること
地震酔いを解消する方法としては、まずはゆっくりとした深い呼吸を繰り返して、「呼吸を整えること」。
呼吸が乱れてると感じたら、息をゆっくりとまず吐くようにしましょう。
息をしっかりと吐いてしまえば、自然と空気を吸うことができるようになります。
また、避難所では周囲の人と声を掛け合ったり、手をさすりあう、手を握るなどの「手当て」も効果的なのだそうです。
その他にも、温かいお茶を呑んだり、手を伸ばしたりするなどリラックスを心がけるようにしましょう。
そして、避難所にいる方だけでなく、テレビを見続けることで緊張状態が続いている人もいる方と思います。
そうした方はストレスが溜まっているおそれがあるので、散歩したり、お風呂に入ったりするなど一度テレビから離れることをオススメします。
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