コロナ禍において伝統的スポーツがアーバンスポーツ化し進化している!
エドゥアルド・バルデラス|unsplash
以前どうしたらスポーツのコーチングレベルが上がるのか?|アーバンスポーツとトラディショナルスポーツのコーチングの違い|ヒントは「オープンソース」?について取り上げましたが、コロナ禍において伝統的スポーツに進化の兆しが表れているのを感じます。
新型コロナ禍で練習時間が激減したものの、多すぎる練習量が減ったことやトレーナーなどと関わること、YouTubeなどの動画でプレーを学ぶことを通して、選手の意識が向上し、適度なトレーニングを行なったことにより、生徒の身体が大きくなったり、球速が伸びたり、飛距離が伸びる、故障が減るなどの結果が出ています。
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ある意味伝統的スポーツである野球(ベースボール)においてアーバンスポーツのようなアプローチが起きているんですね。
ここでいうアーバンスポーツ的アプローチというのは、トップ選手のYouTube動画を見て真似をすることで、誰かが誰かのコーチにいつの間にかなっていて、伝統的なスポーツのようにコーチや選手という明確な関係性がないもの。
eSportsにおいてもゲームがうまくなる方法として挙げていたのは2つ。
1)うまい人に教わるか、2)うまい人の動画を見るか、で自分一人で1か月かかるものが1時間でできることもあるそうです。
メジャーリーグにおいてもこの動きが始まっています。
ダルビッシュ有選手やトレバー・バウアー投手が情報を共有し、フィードバックを行ない、学ぶスピードを上げる動きをしているんですね。
ここで大事なことは目的意識を持つこと、そしてフィードバックの重要性です。
上手くなるには、単純に時間をかければ上手くなるというわけではなく、目的意識をもってフィードバックをすることが重要です。
適切な問題さえ生まれれば。|ほぼ日では、「Ruby」というオープンソースのプログラムを作ったまつもとゆきひろさんが語った「オープンソースの秘密」の話で、毎日動きを続けていると適切な大きさの問題が次々に生まれ、それを解決する人が現れるそうです。
まるで新聞にクロスワードパズルが載っていたら、勝手に解くように。
大事なことは、何か意味があるからやるんじゃなくて、自分が解決したい問題がそこにあるから解いているだけであって、自分のためにやっていることが結果誰かの役に立つことがあるということです。
「いい」「悪い」といった善悪の判断、利己・利他といったものでもなく、本能的についやってしまう行動が積み重なり、その総体がいい方向に向かうというのが良いプロジェクトなんですね。
そうまるで、アーバンスポーツのコーチングシステムは「オープンソース的」ではないでしょうか?
ただ自分がうまくなりたいと思って、技を習得しようとしてできたことを動画にとったことは自分のためにやったことですよね。
それが結果誰かにとってのコーチングになっている。
つまり、新しい時代のコーチングは、オープンソース的になることが一つの方法です。
オープンソースのメカニズムにおいて大事なことは「とにかく動き続けること」、そして魅力的な問題を生み出し続けることです。
コロナ禍においてスポーツに関わる人々は辛くて悔しい思いをした方も多くいらっしゃることでしょう。
ただその分スポーツにおけるコーチングは圧倒的に進化を遂げようとしているのではないでしょうか?